松岩山&高田山
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 16:00
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,042m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:44
登山口からの標高差=約500m
登山所要時間(休憩込み)=4時間55分
高田山=1212.2m
登山口からの標高差=約280m
登山所要時間(休憩込み)=2時間30分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
松岩山は『山と高原地図』の『志賀高原』に収録されています。 高田山は松岩山から直線距離で約9凖賈姪譴砲△蝓∋鈎録泙亮録エリア外です。 松岩山 山地図の登山口は、松岩山登山口(引沼山)と松岩山(世立口)の二ヶ所あります。 引沼も世立も地形図に掲載されている地元の集落名です。 山地図を見て、世立口は登山口まで行くのが分かりにくそうなので、引沼側から行きました。 高田山 暮坂峠経由の県道55号線で移動しました。 わらび峠までは舗装路ですが、上反下(かみたんげ)集落から先は車道が狭いです。 下山後、わらび峠から北側へ下ってみようとしたのですが、路面が荒れているようなのですぐ引き返しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
松岩山 山地図のとおり、登山口からマタギ平までは現役の林道です。 入口には入山禁止とありましたが、林道下部は赤松の大木が茂る雑木林で、茸山の地域はどこの山でも通年入山禁止の表示がされています。 『マタギ平』の表示は見当たりませんでしたが、松岩山方向を示す看板があり、林道から山道へ入る地点でした。 危険個所や不明瞭な地点はなく、ビギナー向きの好展望望の山という印象でした。 高田山 明瞭な踏み跡があり、登山道下部では檜の伐採作業がされたようです。 頂上直下は砂礫混じりの急なやせ尾根で、滑落に要注意です。 地形図を印刷して持って行きましたが、道中で広げて見ることはありませんでした。 写真1〜11は天狗岩、12〜19は十二山で撮影したものです。 |
写真
感想
最長9連休のGWでしたが、私の勤務先は9連休でもカレンダーどおりでもなく、4日・5日は仕事で6日(日)は休みでした。
6日は、関東甲信地方は広範囲に晴れ後曇りで、午前中は好天が予想されました。
休日割引のある高速道を使って遠くの山へ行くには、帰りの大渋滞のことを考えると気が重く、一般道で行ける未踏の山ということで松岩山へ行くことにし、この山だけでは時間が余るだろうから、高田山と掛け持ちで行って来ました。
私の車はナビ無しですが、松岩山登山口(引沼山)は分かりやすかったです。
R405を野反湖方面へ行く途中で、今はまだ温くて入れない尻焼温泉を左に分け、トンネルを出て白砂ダムに架かる橋の手前を右折、六合(くに)温泉医療センター バーデ六合を右に見て進んでいますと「きずなの森」の看板があります。
山地図にP(駐車)2〜3台と書かれていますが、駐車できそうな所が二ヶ所あり、二ヶ所目に停めました。左奥へ入る林道がありますが、松岩山登山口の標識類は見当たりませんでした。山地図には”林道を歩く”とありますが、松岩山への登山道を示す標示類は何もなく、一抹の不安を抱えての林道歩きでした。
マタギ平も現地にその地名の表示は見当たりませんでしたが、消えかかった文字で松岩山方向を示す表示板があり、やっと安心しました。
山地図には360度の展望マークが天狗岩と十二山にあり、両方とも行きに寄りました。
天狗岩は御座山の頂上岩場を小さくしたような感じで、それまで展望のない雑木林をとぼとぼと歩いていた身には度肝を抜くと言っても過言ではない素晴らしい眺望でした。
南は浅間隠山から北東に伸びる尾根上の山々、北は谷川岳まで角度にして200度以上の山々が見えました。
そこからすぐ近くの十二山。天狗岩は登山道の西側にあり、十二山は北側ですが、見える風景に大差はありません。どちらからも南東⇔北西に伸びる松岩山本体に隠れる東側の山は見えません。
十二山は岩場ではなく疎林のピークで、野反湖や浅間連峰方面は視野に立木が入りますが、四阿山〜草津白根山は天狗岩に劣らず素晴らしい眺めです。
十二山入口から10分強ですが、高低差のあるアップダウンの支尾根です。途中にシャクナゲの群落があり、今が盛りの満開でした。
松岩山直下は標高差80mほどがやや急斜面です。全体的にはとても緩やかな初心向きの登山道と言う感じでした。
頂上は、山地図に『展望は浅間山方面が開けている』とありますが、年ごとに周辺の木が生長していて、三角点の位置より20〜30m戻ったササヤブからの方からがよく見えました。
下りでは、展望が良いきずなの森の中を抜けました。東屋が二ヶ所にあり、真っ赤なツツジがとっても綺麗でした。
標高が高い山ではないので夏場は不向きです。登山道沿いは広葉樹が多く、よく晴れた紅葉期がお勧めですが、引沼側から行く場合は土地所有者から許可を得た方が無難です。
十二山神と彫られた石碑から、かっては山岳信仰の対象だったと思われます。この山が群馬百名山に選定されていないこと、登る人がとても少ないことを残念に思います。
高田山登山口のわらび峠への途中、若山牧水の詩碑に立ち寄りました。
平湯峠でも牧水の歌碑を見たことがあり、その素朴にして豊かな感性には、属人にはハッとさせられるものがあります。
高田山頂上からの展望は、予想していたほど良くなかったですが、登山道は予想以上に明瞭でした。
下山後は峠の反対側にある大黒天に参拝し、山行を締めくくりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する