北穂高岳

2018年05月04日(金) ~ 2018年05月06日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 36.2km
• 登り: 1,738m
• 下り: 1,729m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:21
• 休憩: 0:42
• 合計: 4:03

9:45 上高地バスターミナル
9:52 9:52 河童橋
10:05 10:10 岳沢湿原・岳沢登山口
11:01 11:01 嘉門次小屋
11:07 11:26 明神池
11:28 11:28 明神橋
12:22 12:22 徳沢ロッヂ
12:24 12:42 徳沢公衆トイレ
12:57 12:57 新村橋(パノラマ分岐)
13:48 横尾山荘

2日目

• 山行: 6:14
• 休憩: 1:41
• 合計: 7:55

7:00 横尾山荘
8:17 8:34 本谷橋
10:15 11:36 涸沢小屋
14:44 14:44 松濤岩のコル
14:50 14:53 北穂高岳(北峰)
14:55 北穂高小屋

3日目

• 山行: 6:45
• 休憩: 2:33
• 合計: 9:18

6:45 北穂高小屋
6:47 6:50 北穂高岳(北峰)
6:53 6:53 松濤岩のコル
8:53 9:33 涸沢小屋
9:48 9:51 涸沢ヒュッテ
10:55 11:07 本谷橋
11:49 11:49 岩小屋跡
12:09 13:03 横尾 (横尾山荘)
13:45 13:45 新村橋(パノラマ分岐)
13:58 14:15 徳澤園
14:57 15:06 明神館
15:45 16:00 河童橋
16:03 上高地バスターミナル

涸沢〜北穂高岳までは自動入力のルートになっていますが、本当は積雪期北穂沢のルートです

天候

5/4：雪〜吹雪〜曇り　5/5：雪〜曇り〜晴れ（強風）　5/6：晴れ〜曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

沢渡-梓湖畔の湯（宿泊者用駐車場）

コース状況／危険箇所等

横尾まで雪なし、行きは涸沢まで積雪あり、帰りはかなり融けていた
涸沢〜北穂高岳まで、コル手前の急斜面は凍結した斜面上に新雪が1m弱あり、帰りはズルズル滑りやすかった

写真

5/4 9:37

おはようございます。上高地は雪です！

5/4 9:52

雪の河童橋も、なかなかオツなもの

5/4 9:55

今日は横尾までなので時間があります。穂高はたぶん吹雪、しかし梓川は幻想的

5/4 10:07

雪化粧の岳沢湿原も素敵です

5/4 10:14

こんな日に上高地を歩けるのも、貴重だな！

5/4 11:07

なんて言ってたら、明神池で吹雪いてきた…

5/4 11:51

もう咲きそうなニリンソウ畑の上に雪、帰りは咲いてるかな？

5/4 13:42

梓川沿いの工事車両用の道です。横尾に近づくにつれ、晴れてきました

5/4 17:08

明日はいよいよこの橋を渡ります！初めての穂高、涸沢が残雪期になるとは…

5/5 7:00

翌日、なんと積雪が！とりあえず涸沢までがんばろう！

5/5 7:02

横尾大橋から下流、雪化粧が素敵です

5/5 7:29

屏風岩がすぐそこに、大迫力です

5/5 7:37

登山道はきっちり雪がありました。直前情報では、本谷橋までは積雪無しのアイゼン不要とのこと、しかし山では何が起きても不思議ありません

5/5 7:49

こんな雪化粧の光景が見られるもの、今日この時だけです

5/5 8:09

20分後、あまりにかっこいいので、角度が変わってもう一枚

5/5 8:17

本谷橋の手前に来ました

5/5 8:18

橋の向こうでアイゼンをつける登山者たち

5/5 9:21

振返ってまばらな樹林です。青空も見えてきた！

5/5 9:21

気温が上がらず残雪期にしては歩きやすい雪です。涸沢が見えてきました

5/5 9:53

ついに来た！人生初の涸沢カール(^O^)
この辺り、めっちゃ風強かったです

5/5 10:03

さっきまで上空で、雲が渦巻いてた気がしますが、今は一気に東の方へ流れていきます

5/5 10:10

涸沢小屋で休憩します。カール広いっ！！初めてなので、どれがどのピークかわからない。北穂どこ〜！？

5/5 10:10

GW前半は混雑したのでしょうが、今日はテントも少ないです

5/5 10:10

奥穂方面、稜線は風が吹き荒れてそう

5/5 11:36

強風が吹いてた涸沢も少し風が弱くなり、上空の強風もマシになったと思ったので、お昼済ませて北穂へ！！しかし、登って来る人が少ない…強風のせいだと思ってた(>_<)

5/5 11:55

急な登りは得意です。しかしこれ下るとなるとかなりビビる…撤退という文字も浮かんできました

5/5 11:55

前穂の尾根がめちゃくちゃかっこいい。景色見てると登れちゃう不思議

5/5 12:12

急登が長いよ〜　渦巻くような風はないけど時折、煽られるような風が吹いていました

5/5 12:26

稜線に雲がかかったり青空が見えたり、風の呼吸を見ながら休みつつ進んでいきました

5/5 12:26

振り返って涸沢。雪は割と締まっていて、全体的にそれほど登りづらくはなかったです。が、一度雪が融けてガチガチの氷になった上に1m弱の新雪が乗ってる急斜面もあり、前爪蹴りこんで行きました

5/5 12:26

奥穂も登ってる人少ないよ…

5/5 13:24

うわ〜ずいぶん登ってきたな…

5/5 13:24

稜線が近づくと、風が急に止んだり突然吹いたりで、足元も硬く締まってるので焦らず気を付けて登ります

5/5 14:44

コルに到着！！がんばった！

5/5 14:49

風に飛ばされると困るので、さっさと山頂から小屋へ行きましょう。すごい景色だ

5/5 14:49

かっこいい吊尾根と前穂

5/5 14:52

やった〜〜〜！！！北穂山頂！！！看板倒されてる！山には行けど、山頂着いて叫んだのは初めてです

5/5 14:52

常念山脈も

5/5 14:52

前穂奥穂ジャンダルムも

5/5 14:52

鹿島槍〜白馬まで！ぐるり360度の北穂!(^^)!風強くて、笠ヶ岳を撮影できない！

5/5 14:54

階段作ってくれてありがとうございます！！

5/5 14:56

もはやオブジェです

5/5 14:58

無事、小屋に着きました。小屋前も絶景です。槍の肩の辺り、風が強そうだ

5/5 16:11

昼寝しようか考えたけどやっぱウロウロしました。この絵、たまらない絶景です

5/5 16:12

槍アップ、黒々してます

5/5 16:12

東鎌尾根の向こうに針ノ木岳・蓮華岳、鹿島槍〜白馬岳、遠視でよかった(^_^;)

5/5 16:12

大天井岳、西岳など表銀座縦走路

5/5 16:12

常念岳も雪ないな〜

5/5 16:12

こっちは立山の西南？の方

5/5 16:17

じっと見つめる槍ヶ岳と大キレット

5/5 16:19

うっすらと安曇野の町

5/5 16:19

前穂の峰があまりにかっこいいので

5/5 16:22

もう一度頂上行ってみました。穂高のかっこよさハンパない

5/5 16:23

笠ケ岳、いいですね〜

5/5 16:23

静かな頂上絶景を堪能しました。雪の階段から頂上までわずかな何歩かツルツルで、アイゼン付けないと恐怖でした…

5/5 18:16

懲りずに夕暮れも山頂へ。今度はアイゼンちゃんとつけて(^_^;)

5/5 18:20

5/5 18:20

5/5 18:29

輝きながら沈んで行く太陽

風の音と沈む夕日、みなさん見入っていました

5/6 4:36

翌朝、日の出は何時だっけと言いながら、またもや山頂へ！！

5/6 4:37

相変わらず転がっている山頂標識

5/6 4:43

笠が岳を見つめるお兄さん、コル付近に張ったテントから来たようです。これから滝谷へ行くと？自分にはよくわかりませんが、凄いことをやるんですね。お気をつけて！！穂高には岳人が一番似合います。

5/6 4:52

常念岳の上から、日の出キタ〜！！

5/6 4:56

おっピンクになってきた(^O^)／

5/6 4:58

お山のシルエットが素敵☆

5/6 4:59

本当かっこいいっす！！！

5/6 5:01

滝谷がどれかはわからないが、この岩はかっこいい☆

5/6 5:14

笠ヶ岳に北穂の影、遥か向こうに白山と岐阜の町並みも見えました

5/6 5:15

5/6 5:15

美しい朝日の昇る幸せな時間でした（*^_^*）

5/6 6:44

ご飯の時はクラシックの流れる素敵な北穂高小屋でした。お世話になりました！！

強風でなかなか出て来れなかったけど、帰りにみんなで記念撮影！！

5/6 6:45

だ、そうです。北穂高小屋の物置に張り紙がありました

5/6 6:48

名残惜しい山頂をあとにします

5/6 6:48

絶景をありがとう！！！

5/6 6:48

また来るね！！！雪の無い時に！！

5/6 6:53

山頂を振り返ります。コルから山頂まですぐですが、昨日の強風の時は煽られそうで慎重に行きました

5/6 6:53

コルからゆっくり下っていきます。上部はまだ雪が硬くて良かったのですが…

5/6 7:41

ヒーヒー言いつつ下ってきました。ただでさえ、下りビビリなのに今日は気温が上がってだんだん雪がズルズルに…その上、下り始めてなぜか腰痛が発症して足に力が入らない(;_;)　前向きで下りられず後ろ向きで下りました。スピードが遅くて上下の登山者にご迷惑おかけしました！すみません！！

5/6 7:41

chayiseさんお待たせしました(>_<)　落ちないようにマイペースで下ります。この後だいぶ楽に下れる傾斜になり心に余裕ができて、下山中の単独のお姉さんとお話しました。そして、昨日は入山規制かかってたことを知りました。どうりで登る人が少なかったわけですね…

5/6 7:56

楽しく立ち話した後歩き出して数分、目の前をミニ雪崩が通過していきました。そんな大きな雪崩ではないようですが、周りを巻きこんで小さな雪崩が何度か来そうに見えたので、少し様子を見てから歩き出しました。ほんの1〜2分のズレで、お姉さんと話してなかったら巻き込まれたかも。

5/6 7:56

おいおい道が消えちゃったよ〜　とりあえず足早に下ります

5/6 8:00

この気温でここの斜面、下山時は雪崩ポイントかなと思ってたら、やっぱり雪崩れた

5/6 8:12

雪崩から逃れるように下ります！

5/6 8:18

絵になる構図だったので一枚

5/6 8:51

あーやっと涸沢小屋まで戻ってきた(>_<)ズルズルの急下りにやられた…休憩して帰りましょう！

5/6 9:32

小屋では、北穂沢へのショートカット道を開拓中。おつかれさまです！では下山！

5/6 9:44

県警ヘリが訓練中？

5/6 9:51

涸沢ヒュッテをちょいと覗き見して帰ります。鯉のぼりが気持ちよさそう

5/6 9:54

バイバイ涸沢、また来るよ！！今度は雪の無い時期に奥穂も！！

5/6 10:25

なんか、一日でかなり雪融けたような…

5/6 10:26

振返ると、穂高の峰々が見送ってくれます

5/6 11:07

帰りにはすっかり雪が融けた本谷橋を渡ります

5/6 11:15

時々、ツルツルの雪が溜まっておりビビりつつ

5/6 11:18

昨日とは様相の違う屏風岩、やはりかっこいい

5/6 11:22

イワナシはまだ蕾で睡眠中

かわいい小さなヒメイチゲ三姉妹、ヒメイチゲはたくさん咲いてました

5/6 11:34

鮮やかなショウジョウバカマ、昨日は寝てたかな？

5/6 12:08

横尾大橋に戻ってきました。帰り道もいい景色見ながら帰ります

5/6 13:16

清流梓川沿いを歩ける幸せ。今日は最終日で観光客もトレッキングの人も少ないです

5/6 13:21

あれ、大きなカエルさんがいる。のそのそ歩くので、しばらく観察してしまった(^_^;)

5/6 13:31

集団で咲くニリンソウ。帰り道は咲くかな〜と期待してたので嬉しい(^O^)

5/6 13:33

この子はほんのりピンクがかってかわいい♪花びら多いな〜

5/6 14:25

カタバミも起きたね！写真でうまく撮れなかったけど、コチャルメルソウもいました

5/6 14:39

点々としたニリンソウのお花畑ロードに癒される♪これからもっと咲くことでしょう

5/6 15:45

夕方の穂高連峰、身になる経験をたくさんさせてもらいました。絶景もたくさん拝ませていただきました！ありがとうございました！！！

装備

備考

5日は登山規制があったらしいのを知らないで登ってしまった。規制されたと知ってたら涸沢に泊まり翌日頂上へ行ったか、そのまま下山したと思います。広く情報を得ないといけないと思いました。

感想

hiibou

お山にはもう何年か行ってるのに、穂高界隈へ行くのは初めてです。以前、紅葉の時期に涸沢へ行きそびれたことがありました。その時ヒュッテも小屋も超満員御礼でした。それ以来、穂高＝超混雑というイメージでした。
しかし2年前に東鎌尾根を初めて縦走した時、大天井ヒュッテで夜中起きて外へ出ると、黒いシルエットの北穂高岳のほぼ山頂に小さな灯りが見えました。あの小屋で朝夕過ごしたら素敵だろうなと思いました。
今回はGWなのでテントもたくさんあるかと思いきや、天候不順で人の少なめな涸沢〜北穂高小屋でした。しかし今回は、山頂直下の小屋に泊りたかったので行けて大満足です！！一方で、登山規制があったらしいことを知らずに登ってしまい、情報収集能力の無さには反省です。本当は3日から行く予定でしたが、天気の都合で一日遅らせて結果としては良かったです。
今まで蝶ヶ岳などからの遠望しかしてなかった涸沢、雑誌やテレビなどで涸沢の様子は見ることもありましたが、実際は予想以上に広くて真っ白でした。穂高の峰々も、屹立としてかっこいい、全てが素晴らしい光景でした。そして見た目の通り、険しい穂高には気合い入れて行くものだと悟りました。
風と呼吸を合わせるように登り、頂上に着いた時の感動はとても大きいものでした。山に登って頂上に着いてもあまり達成感として感じることはないですが、今回は達成感がすごかったです。
北穂高の下りでは急斜面をビビりまくって下りました。斜面の中間辺りでは雪崩が発生してまたビビりました…本谷橋から横尾までは雪解けの速さにびっくりしながら、雪崩に気をつけつつ下りました。その後は上高地まで、花と景色に癒されながらの長〜いお散歩(^_^;)山はやはり下りがキモですね。いろいろ学んで体験して感動した北穂高岳でした。二人して無事、登って下りられたことに感謝です（*^_^*）
そしていつも、快く山に送り出してくれる家族や周りの方々にも大変感謝です。
次は是非とも雪の無い時期に！！また行きたいな〜穂高！！！

コメント

うえはる

北穂高小屋お気に入りの場所
hiibouさん、なんと、こんなすごい状況で
穂高界隈初めて
３０００ｍの雪世界
ご無事で何より
でも素適な体験になったのでは
個人的にはアルプス一番のお気に入りの北穂高小屋
また夏に行こうと思います

hiibou

Re: 北穂高小屋お気に入りの場所
ueharuさん こんばんは
本当に無事帰れてよかったです〜(^^;;
改めて、3000m級は世界が違いますね。運が味方になってくれたと思います。
反省点はこれから生かしていきたいです！
今月はお山にあまり行けない予定ですが、北穂で充実感満載なので、しばらくはのんびりしても良さそうな気分です（笑）
素敵な北穂小屋はまた夏山で、今度は奥穂前穂も行きたいです（＾∇＾）