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Yamareco

記録ID: 1463977
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

堂津岳

2018年05月11日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.9km
登り
1,034m
下り
1,034m

コースタイム

日帰り
山行
9:40
休憩
1:20
合計
11:00
4:45
30
奥裾花観光センター
5:15
5:15
12
休憩舎
5:27
5:27
64
自然園の中西山登山口
6:31
6:39
49
稜線に上がる
7:28
7:37
133
奥西山
9:50
10:35
140
堂津岳
12:55
13:00
61
奥西山
14:01
14:09
49
稜線からの下降点
14:58
14:58
8
自然園の中西山登山口
15:06
15:11
34
休憩舎
15:45
奥裾花観光センター
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
本庄児玉IC⇔長野IC 往復高速道走行
長野市内から国道406号線を鬼無里へ。
鬼無里の信号から3分ほどで奥裾花自然園への県道435号線が右に分岐(信号無し)
早朝は入園料金徴収員不在でした。
コース状況/
危険箇所等
コース全体の7〜8割は雪の解けた地面を歩きましたので、ジャンルは無雪期としました。
稜線へ上がった地点から標高約1750mまでは灌木とチシマザサの薮ですが、幅広く刈り払いされ、分かりにくい所はありません。
ただ、ササの切り株が非常に多くて歩きにくいです。
1750m付近から地相は一変し、1780m付近までは急なやせ尾根で、木も草もなく掴まるものがない区間もあります。地面は草木のない東側に傾いていて、歩き損ねたらずっと下まで転落するでしょう。
1780m付近から1810m付近までは灌木主体で視野の得られる薮、そこから上は頂上まで背丈を超える激藪でしたが、途中から尾根東側の残雪が頂上までつながっていました。この残雪に急斜面はなく、アイゼンなど滑り止めは不要でした。

危険個所としては自然園からの稜線直下で、雪庇崩れの雪壁(高さ2〜3m)の登降と、前述の草木のないやせ尾根の通過です。

奥西山は山らしくない稜線上の一地点ですが、三角点が登山道の真ん中にあり、見逃すことはないでしょう。
そこから堂津岳方面は地形図を見て分かる通り複雑で、現地は多重山稜でした。
夏道は目印が多く、尾根を東へ西へと渡る形ですが、この時季は残雪上を歩いた方が早いため、夏道に溜まった落葉は蹴散らかされている感じではありませんでした。
私はルート調査の意味もあり、帰路は忠実に夏道を辿りました。

自然園から稜線へ上がった地点と堂津岳基部との標高差は100mもなく、小さなアップダウンを延々と繰り返すことになります。
尚、クマの生息密度は高くないようで、クマ棚はどこにも見当たりませんでした。

各地点の標高
登山口=約1140m  自然園の休憩舎=約1250m
稜線へ上がった地点=約1580m       奥西山=1616.5m
堂津岳基部=約1670m  堂津岳=1926.8m

山地図(山と高原地図)の標準コースタイム
上り=5時間   下り=4時間
稜線へ上がった地点
(奥が中西山方向)
2018年05月11日 06:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 6:36
稜線へ上がった地点
(奥が中西山方向)
真ん中の大きいのが堂津岳
2018年05月11日 06:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 6:37
真ん中の大きいのが堂津岳
乙妻・高妻山
手前は合ノ峰
2018年05月11日 06:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 6:37
乙妻・高妻山
手前は合ノ峰
戸隠山
一番高く見えるのは西岳(2053m)
2018年05月11日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 6:38
戸隠山
一番高く見えるのは西岳(2053m)
奥西山
(展望は良くない)
2018年05月11日 07:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 7:33
奥西山
(展望は良くない)
地形図1616m付近から堂津岳
二重山稜で、夏道は右の林の中
2018年05月11日 08:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 8:01
地形図1616m付近から堂津岳
二重山稜で、夏道は右の林の中
二重山稜の凹地の残雪
2018年05月11日 08:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 8:28
二重山稜の凹地の残雪
登山道は広く刈り払いされている。
(奥に見えるは堂津岳)
2018年05月11日 08:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 8:41
登山道は広く刈り払いされている。
(奥に見えるは堂津岳)
森林限界を抜け、周辺の大展望が広がる。
一つの大きな山のような中西山や東山などの集合体
2018年05月11日 09:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 9:10
森林限界を抜け、周辺の大展望が広がる。
一つの大きな山のような中西山や東山などの集合体
左から高妻〜乙妻〜2261mピーク
2018年05月11日 09:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 9:10
左から高妻〜乙妻〜2261mピーク
東側には掴まるもののないやせ尾根
写真では分かりにくいですが、かなりの急斜面です。
2018年05月11日 09:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 9:13
東側には掴まるもののないやせ尾根
写真では分かりにくいですが、かなりの急斜面です。
上から下を見下ろす。
前の写真の右側はこの写真の上方の左側
右上の角は二重山稜の雪
2018年05月11日 09:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 9:18
上から下を見下ろす。
前の写真の右側はこの写真の上方の左側
右上の角は二重山稜の雪
アソコが頂上かと思ったのですが、…
2018年05月11日 09:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 9:31
アソコが頂上かと思ったのですが、…
頂上かと思ったのは地形図1885m地点でした。
ほんとの頂上は南北に長い雪稜でした。
2018年05月11日 09:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 9:49
頂上かと思ったのは地形図1885m地点でした。
ほんとの頂上は南北に長い雪稜でした。
まず最初はこれを撮影(唯一の山頂表示物)
目の高さにありました。
2018年05月11日 09:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 9:51
まず最初はこれを撮影(唯一の山頂表示物)
目の高さにありました。
三角点標石
左の笹薮に隙間のある地点は北ア北部〜妙高連山が、灌木の枝先が写り込むことなく撮影出来ました。
2018年05月11日 09:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 9:51
三角点標石
左の笹薮に隙間のある地点は北ア北部〜妙高連山が、灌木の枝先が写り込むことなく撮影出来ました。
戸隠山
左から九頭龍山北方の1888mP〜戸隠山本峰〜八方睨〜(コル)〜本院岳〜西岳本峰〜(コル)〜西岳西方の1958mP〜西岳第一峰〜第二峰〜(コル)〜第三峰
2018年05月11日 09:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 9:56
戸隠山
左から九頭龍山北方の1888mP〜戸隠山本峰〜八方睨〜(コル)〜本院岳〜西岳本峰〜(コル)〜西岳西方の1958mP〜西岳第一峰〜第二峰〜(コル)〜第三峰
端正な地蔵山
2015年のGWに行きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1186094.html
2018年05月11日 09:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 9:57
端正な地蔵山
2015年のGWに行きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1186094.html
合ノ峰
2016年10月に行きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-992867.html
2018年05月11日 09:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 9:59
合ノ峰
2016年10月に行きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-992867.html
妙高山
本峰は中央火口丘です。
外輪山の三田原山は2015年3月に行きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-606622.html
2018年05月11日 10:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 10:05
妙高山
本峰は中央火口丘です。
外輪山の三田原山は2015年3月に行きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-606622.html
手前の広々とした雪の斜面のピークは地形図で1792mピーク
観光センターからはこのピークと堂津岳が並んで見えます。
2018年05月11日 09:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 9:57
手前の広々とした雪の斜面のピークは地形図で1792mピーク
観光センターからはこのピークと堂津岳が並んで見えます。
中央奥に見えるのは黒姫山と御巣鷹山の頂上部分です。
2018年05月11日 09:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 9:57
中央奥に見えるのは黒姫山と御巣鷹山の頂上部分です。
堂津岳のすぐ北東にある1920mの等高線が引かれたピーク
尾根の雪が切れているようなので行きませんでした。
2018年05月11日 10:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:05
堂津岳のすぐ北東にある1920mの等高線が引かれたピーク
尾根の雪が切れているようなので行きませんでした。
左から天狗原山の西北西2025mP〜金山〜天狗原山〜焼山〜影火打〜火打山
2018年05月11日 10:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:06
左から天狗原山の西北西2025mP〜金山〜天狗原山〜焼山〜影火打〜火打山
中央の▲は長野・新潟県境稜線上の薬師岳
2018年05月11日 10:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 10:06
中央の▲は長野・新潟県境稜線上の薬師岳
焼山の左の小さなピークは裏金山
2018年05月11日 10:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:06
焼山の左の小さなピークは裏金山
雨飾山
2000mに満たないピークですが、周辺に高い山がなく、
南からはよく目立ちます。
右奥は海谷の鉢山
2018年05月11日 10:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 10:06
雨飾山
2000mに満たないピークですが、周辺に高い山がなく、
南からはよく目立ちます。
右奥は海谷の鉢山
大渚山
奥は青海黒姫山(右)と明星山
左の雪のピークは犬ヶ岳
右奥のターコイズブルーの領域は日本海

2018年05月11日 10:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/11 10:07
大渚山
奥は青海黒姫山(右)と明星山
左の雪のピークは犬ヶ岳
右奥のターコイズブルーの領域は日本海

左の中ほどに雪の林道(姫川小谷林道)が見えます。
尾根の鞍部は湯峠。
奥のベージュの山肌は1193m無名峰です。
2018年05月11日 10:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 10:07
左の中ほどに雪の林道(姫川小谷林道)が見えます。
尾根の鞍部は湯峠。
奥のベージュの山肌は1193m無名峰です。
妙高山は焼山より高いですが、雪の量はずっと少ないです。
2018年05月11日 10:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:08
妙高山は焼山より高いですが、雪の量はずっと少ないです。
時を忘れ、いつまでも眺め続けていたい風景でした。
2018年05月11日 10:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 10:08
時を忘れ、いつまでも眺め続けていたい風景でした。
北アルプスは上空に薄雲が広がっていました。
末端は犬ヶ岳で、それより北は犬ヶ岳東尾根に隠されていました。
真っ白いピークは小蓮華山(半分だけ)〜雪倉岳〜朝日岳で、
右奥は雪の少ない犬ヶ岳東尾根です。
2018年05月11日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:21
北アルプスは上空に薄雲が広がっていました。
末端は犬ヶ岳で、それより北は犬ヶ岳東尾根に隠されていました。
真っ白いピークは小蓮華山(半分だけ)〜雪倉岳〜朝日岳で、
右奥は雪の少ない犬ヶ岳東尾根です。
左奥は大天井岳辺り、その手前は餓鬼岳〜唐沢岳。
爺ヶ岳〜鹿島槍〜五竜〜唐松岳〜天狗ノ頭〜白馬三山〜小蓮華〜雪倉〜朝日岳と続いています。
これを撮ったのは頂上の南端で、北アルプスを眺めるには少し北の三角点の位置よりよく見えます。
2018年05月11日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:21
左奥は大天井岳辺り、その手前は餓鬼岳〜唐沢岳。
爺ヶ岳〜鹿島槍〜五竜〜唐松岳〜天狗ノ頭〜白馬三山〜小蓮華〜雪倉〜朝日岳と続いています。
これを撮ったのは頂上の南端で、北アルプスを眺めるには少し北の三角点の位置よりよく見えます。
(ズーム)
雪倉〜朝日方面
右の中腹が真っ黒いのは黒負山だと思います。
ちなみに、朝日岳は堂津岳のほぼ真西に当たります。
2018年05月11日 10:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:22
(ズーム)
雪倉〜朝日方面
右の中腹が真っ黒いのは黒負山だと思います。
ちなみに、朝日岳は堂津岳のほぼ真西に当たります。
(ズーム)
天狗ノ頭〜白馬鑓〜杓子岳〜白馬岳〜小蓮華〜鉢ヶ岳
2018年05月11日 10:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:22
(ズーム)
天狗ノ頭〜白馬鑓〜杓子岳〜白馬岳〜小蓮華〜鉢ヶ岳
蓮華岳〜爺〜針ノ木〜スバリ〜赤沢〜鹿島槍〜五竜〜唐松〜天狗ノ頭
五竜〜唐松間の黒い部分の奥は立山の別山かも?
写真の左中央の雪のない大きな山は岩戸山
2018年05月11日 10:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:23
蓮華岳〜爺〜針ノ木〜スバリ〜赤沢〜鹿島槍〜五竜〜唐松〜天狗ノ頭
五竜〜唐松間の黒い部分の奥は立山の別山かも?
写真の左中央の雪のない大きな山は岩戸山
奥裾花西尾根の名峰群

奥は鍋冠山〜大滝山〜常念岳〜大天井岳〜餓鬼岳〜唐沢岳
右奥の真っ白いのは野口五郎岳かと思います。
2018年05月11日 10:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:23
奥裾花西尾根の名峰群

奥は鍋冠山〜大滝山〜常念岳〜大天井岳〜餓鬼岳〜唐沢岳
右奥の真っ白いのは野口五郎岳かと思います。
(前の写真のズーム)
大天井岳〜餓鬼岳の背後に前穂〜奥穂〜槍と思われる山が見えました。
2018年05月11日 10:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:23
(前の写真のズーム)
大天井岳〜餓鬼岳の背後に前穂〜奥穂〜槍と思われる山が見えました。
中央は一夜山、その奥は中央アルプス〜鉢盛山〜鍋冠〜大滝
一夜山の左奥は霧ヶ峰〜美ヶ原
2018年05月11日 10:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:24
中央は一夜山、その奥は中央アルプス〜鉢盛山〜鍋冠〜大滝
一夜山の左奥は霧ヶ峰〜美ヶ原
雪面は3〜4日前の新雪に覆われ、トレースのないバージンロードでした。
2018年05月11日 10:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:24
雪面は3〜4日前の新雪に覆われ、トレースのないバージンロードでした。
合ノ峰の頂上稜線
黒く見えるのはネズコなどの針葉樹林
ネットの記録にはこの尾根を観光センターから日帰りで周回したという超人的な記録があります。
2018年05月11日 10:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:25
合ノ峰の頂上稜線
黒く見えるのはネズコなどの針葉樹林
ネットの記録にはこの尾根を観光センターから日帰りで周回したという超人的な記録があります。
下り始める前、感動を与えてくれた頂上に感謝の一礼です。
2018年05月11日 10:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/11 10:31
下り始める前、感動を与えてくれた頂上に感謝の一礼です。
天然の目印
ダケカンバの樹皮が引っ掛かっていました。
2018年05月11日 11:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 11:51
天然の目印
ダケカンバの樹皮が引っ掛かっていました。
何気なく振り返るとこの雄姿
2018年05月11日 12:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 12:23
何気なく振り返るとこの雄姿
個性的な雨飾山の山容
2018年05月11日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 12:37
個性的な雨飾山の山容
ブナも芽吹き始めていました。
2018年05月11日 12:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 12:38
ブナも芽吹き始めていました。
コバルトブルーの大空に…
2018年05月11日 12:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 12:38
コバルトブルーの大空に…
奥西山三角点から堂津岳
2018年05月11日 12:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 12:59
奥西山三角点から堂津岳
可憐なる高山の花々(1)
2018年05月11日 10:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:58
可憐なる高山の花々(1)
可憐なる高山の花々(2)
2018年05月11日 10:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 10:58
可憐なる高山の花々(2)
可憐なる高山の花々(3)
2018年05月11日 12:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 12:49
可憐なる高山の花々(3)
可憐なる高山の花々(4)
2018年05月11日 13:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 13:17
可憐なる高山の花々(4)
可憐なる高山の花々(5)
2018年05月11日 13:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 13:36
可憐なる高山の花々(5)
可憐なる高山の花々(6)
2018年05月11日 13:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 13:49
可憐なる高山の花々(6)
稜線から自然園への下降点は展望が良い。
2018年05月11日 14:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 14:08
稜線から自然園への下降点は展望が良い。
同上(巨大な動物の背中のよう)
2018年05月11日 14:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 14:08
同上(巨大な動物の背中のよう)
同上(林立する岩襖)
2018年05月11日 14:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 14:08
同上(林立する岩襖)
休憩舎近くの西岳展望地から
2018年05月11日 15:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 15:18
休憩舎近くの西岳展望地から
モヒカン刈りの秀峰
2018年05月11日 15:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 15:22
モヒカン刈りの秀峰
一般車両通行不可の車道から
2018年05月11日 15:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 15:24
一般車両通行不可の車道から
右は堂津岳南東の1792m無名峰
2018年05月11日 15:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 15:27
右は堂津岳南東の1792m無名峰
観光センターの駐車場へ戻ってきました。
ここから堂津岳も合ノ峰も見えます。
2018年05月11日 15:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/11 15:49
観光センターの駐車場へ戻ってきました。
ここから堂津岳も合ノ峰も見えます。
【参考写真機
堂津岳へ行く途中から
(2010年4月末)
2010年04月30日 06:49撮影 by  Canon EOS Kiss Digital, Canon
4/30 6:49
【参考写真機
堂津岳へ行く途中から
(2010年4月末)
【参考写真供
中西山南方の天狗鼻から、稜線を超える滝雲
(2009年11月上旬)
2009年11月08日 07:02撮影 by  Canon EOS Kiss Digital, Canon
11/8 7:02
【参考写真供
中西山南方の天狗鼻から、稜線を超える滝雲
(2009年11月上旬)

感想

奥裾花自然園のある長野県上水内群鬼無里村は、平成の大合併で2005年1月から長野市の一部となっています。
南北に長い長野県の多くの登山拠点として、奥裾花へ入ったのは長野県では最後でした。
初めて入ったのは2009年11月で、中西山のみ登り、下山後は一夜山と虫倉山へ行きました。その当時、稜線上の中西山と奥西山の分岐には゛登山道開設中 立入禁止”と表示され、テープで遮断されていました。
当時はまだ信州百名山完登は目指してなく、目指し始めたのは翌年からでした。

翌2010年、堂津岳への登山道はまだ開設中らしく、一回目の堂津岳は冬季閉鎖が解除されたGW、残雪を利用しての登頂でした。
この時に撮って今も保存している写真は北信方面だけで、北アルプスなどは一枚もありません。
事前の天気予報で長野県は晴れだったのですが、当時はまだ山の天気は参考にしていませんでした。登頂時、妙高方面はまずまずの展望でしたが、北アルプスには雲が掛かり、後立山連峰は全く見えませんでした。
下山した頃には小雪が桜の花びらのように舞っていました。
北アルプスも何枚かは撮ったはずですが、永久保存するほどの見栄えはしなく、バックアップする際に削除したと思います。

2010年GWのタイム
奥裾花観光センター発4:55  堂津岳7:45〜8:15  下山11:10
歩行時間=5時間20分 休憩=55分 計=6時間15分

一度行った山は二度、三度とはなるべく行かず、その分 未踏の山を目指すのが私の山のポリシーですが、堂津岳へ再び足を向けさせたのは合ノ峰から眺めた美しい稜線でした。
多くの登山者の共通点として、登った山から見えている未踏の山や稜線を歩いてみたいと思うのはごく自然なことです。
まだ下山する前から多くの登山者が、次はどこの山へ登ろうかと思案しているはずです。

  山の茜を顧みて  一つの山を終りけり
  何の俘(とりこ)のわが心  早も急(せ)かるる次の山

深田久弥の生地、石川県大聖寺にある『山恋いの碑』の碑文です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11日(金)午前1時半頃家を出て、奥裾花観光センターには丁度良い夜明けに着きました。
愛知県ナンバーの先行車が一台あり、私が身支度をし始めた際、その人達も下車して支度に取り掛かりました。少し話しかけると、やはり堂津岳とのこと。
私が一足先にスタートしました。
(途中では行き会わず、引き返した跡がありましたが、下山時はまだ車がありました。もしかして稜線からの下降点を間違え、下山が遅くなったのかも知れません。結局、当日の堂津岳は私以外に登山者はいませんでした。)

車道の西岳展望地では逆光で薄暗く、上空はこの時刻特有のグレー色でした。
稜線までは明瞭なトレースがあり、途中で斜面がやや急になった所でチェーンアイゼンを装着しました。
残雪がとても多い年は堂津岳に近い北寄りの稜線に上がれますが、雪解けが進むとそのトレースは使えないほどの激薮です。
稜線直下は雪庇が崩落し尽くした雪壁でした。滑っても下まで滑落することはありませんが、冬季閉鎖解除後に初めてトレースを付けられた方には難儀だったと思います。このトレースでは、雪が消えた所に夏道が出ており、薮は全くありません。
雪壁は手がかりがなく、上りより下りが心配で、人によっては稜線の立木にロープを張って降りれば簡単でしょう。

稜線は幅広く綺麗に刈り払いされていますが、成人の親指ほどもあるネマガリタケの切り株が非常に多く、とても歩きにくいのが実情です。転んで切り株に頭をぶつければ、かすり傷では済まないかも知れません。

8年前には往復6時間15分でしたが、今回は11時間も掛かりました。
膝の不調のほか、持病の関係でふらつき易い傾向があり、
山頂からの下りで、掴まるもののない急なザレ状のやせ尾根では、ほとんどしゃがみこんだ体勢でした。安全圏まで下った時には大きなため息が・・・・・
前回の2010年もこのやせ尾根は地肌が出ていました。

堂津岳に登山道が開かれ、無雪期には登頂困難な信州百名山はなくなりました。
残雪期に行った方が断然早いですが、折角開かれた登山道も長年利用者がないと自然に還ります。登山道を維持するためにはできるだけ多くの人が歩くべきであることは言うまでもありません。

山頂からの下りで、三角点から下へしばらくの間は背丈をこす薮ですが、よく踏まれた道形があり、刈り払いされたとしても、ここでは切り株は問題なさそうです。
その下は小さな灌木のやせ尾根ですが、灌木以外に掴まるものはなく、ここは現状維持が望ましく、さらにそれから下がルート上で最も要注意の裸地のやせ尾根です。

多重山稜でも尾根上に水場はなさそうで、登山適期は日の長い夏場〜初秋です。
ザックに少し多めの水や食料を詰め、一部を登山道沿いにデポするか、急登が始まる地点で必要最小限の物をサブザックに詰め替えて頂上へアタックするのも一考でしょう。
薮山の体験者には言わずもがなですが、着ている物もザックもゴミだらけ、鼻水もどす黒く汚れています。
多くのゴミを吸い込むことになりますから、マスクも役立ちそうです。
下山後は車に乗り込む前に、人目を忍んで肌着以外を着替えました。

平日ですが、自然園には大勢の観光客が来ていました。午後3時を過ぎても大きな団体風の一団が自然園へ向かっていました。
持久力的にはまだまだ歩けそうでしたが、「近道」に敷設された木段や神社の石段は交互に足が出せないほどの痛みでした。

短い橋の上では対向して来たシャトルバスが、橋の手前で止まりました。
私が橋を渡り終えるまで待って下さいましたが、小走りにびっこを引く姿がバスドライバーにはどのように映ったでしょうか?
四阿山の米子瀑布駐車場でも経験したことですが、紅葉期の交通規制を知らずに進入した私に対し、地元の関係者はとても温かい心で対応してくださいました。

観光客(登山者を含む)など外部から来る人に対してとても親切であることは、その観光地そのもののイメージを高めることでもあります。
その意味においても、奥裾花自然園は素晴らしい所だと感じた次第です。

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