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Yamareco

記録ID: 1464944
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大雪山

富良野~トムラ(凌雲閣〜トムラウシ温泉)

2018年05月12日(土) ~ 2018年05月13日(日)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
38:19
距離
47.8km
登り
3,450m
下り
4,084m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
14:32
休憩
0:35
合計
15:07
3:27
3:28
17
3:45
3:45
17
4:02
4:02
67
5:09
5:10
27
5:37
5:39
80
6:59
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34
7:33
7:36
14
7:50
7:50
11
8:01
8:10
20
8:30
8:31
52
9:23
9:24
20
9:44
9:47
18
10:05
10:14
123
12:17
12:17
22
12:39
12:40
71
13:51
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49
14:41
14:42
91
16:13
16:14
83
17:37
17:38
31
18:09
宿泊地
2日目
山行
11:33
休憩
0:00
合計
11:33
5:02
62
宿泊地
6:04
6:04
30
6:34
6:34
142
8:56
8:56
198
12:14
12:14
27
12:41
12:41
27
13:08
13:08
96
14:44
14:44
109
16:33
16:33
2
16:35
三峰山くらいまでは順調だったが、爆風に吹かれてから一気にペースダウン。
後半はスノーシューの着脱が多すぎてかなり時間を取られた。
天候 ㈯気圧の谷→日本の東の高気圧の張り出し 早朝晴れ、午前中ガス、午後晴れ
㈰気圧の谷 明け方晴れ、8時頃から一日中雨。一時みぞれ。
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
凌雲閣、トムラウシ温泉共に駐車場十分あり。
スタッドレスタイヤ不要。
トムラウシ短縮登山口までの林道は残雪あり、途中までしか入れない。
コース状況/
危険箇所等
残雪は多くはないが、夏道は分かるところと分からないところが交互に続きルートファインディングが面倒。残雪があるところではスノーシューは必須。
その他周辺情報 トムラウシ温泉、500円。
シャワーはレバー式水圧◎
リンスインシャンプー
露天風呂あり眺望は微妙
温泉は電波入るが周辺は不安定。
まだ暗い凌雲閣の温泉裏から出発。
2018年05月12日 02:58撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
5/12 2:58
まだ暗い凌雲閣の温泉裏から出発。
すぐに明るくなって富良野岳が見えてくる。
2018年05月12日 03:44撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 3:44
すぐに明るくなって富良野岳が見えてくる。
点発生表層雪崩のデブリ。
2018年05月12日 04:32撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 4:32
点発生表層雪崩のデブリ。
いつのものだろうか、下まで続いている。
2018年05月12日 04:32撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 4:32
いつのものだろうか、下まで続いている。
富良野岳。ここについた頃にはガスに包まれる。
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富良野岳。ここについた頃にはガスに包まれる。
三峰山。何も見えない。
2018年05月12日 06:56撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 6:56
三峰山。何も見えない。
雪が解けて土が露出しているところもある。
2018年05月12日 07:21撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 7:21
雪が解けて土が露出しているところもある。
2月に来た時も何も見えなかったなぁ。
2018年05月12日 07:32撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 7:32
2月に来た時も何も見えなかったなぁ。
このころから風が強くなり始める。
2018年05月12日 07:34撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 7:34
このころから風が強くなり始める。
上ホロカメットク山。
2018年05月12日 07:47撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 7:47
上ホロカメットク山。
上ホロ避難小屋。1階は吹きだまっていて入れない。
2018年05月12日 07:58撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 7:58
上ホロ避難小屋。1階は吹きだまっていて入れない。
R(大砲岩)くらいで少し晴れたので振り返って上ホロ。
2018年05月12日 08:15撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 8:15
R(大砲岩)くらいで少し晴れたので振り返って上ホロ。
十勝岳。この先で爆風に吹かれることに。
2018年05月12日 09:20撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 9:20
十勝岳。この先で爆風に吹かれることに。
一番きつかったところは写真を撮る余裕もなかったので少しガスが晴れたところ。
2018年05月12日 10:23撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 10:23
一番きつかったところは写真を撮る余裕もなかったので少しガスが晴れたところ。
たまにガスが飛ぶ。
2018年05月12日 10:35撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 10:35
たまにガスが飛ぶ。
ガスが途切れて気づく、下界は晴れているのか。
2018年05月12日 10:37撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 10:37
ガスが途切れて気づく、下界は晴れているのか。
美瑛岳に近づくにつれて落ち着いてくる。
2018年05月12日 11:39撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 11:39
美瑛岳に近づくにつれて落ち着いてくる。
美瑛岳手前の岩峰。
2018年05月12日 11:46撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 11:46
美瑛岳手前の岩峰。
美瑛富士のトラバース。
2018年05月12日 12:45撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 12:45
美瑛富士のトラバース。
晴れてきた!
2018年05月12日 12:48撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 12:48
晴れてきた!
石垣山が見える。オプはまだガスの中。
2018年05月12日 12:49撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 12:49
石垣山が見える。オプはまだガスの中。
化雲遠すぎ。
2018年05月12日 13:10撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/12 13:10
化雲遠すぎ。
石垣山手前から振り返って美瑛富士と美瑛岳。トラバースの夏道も薄っすら分かる。
2018年05月12日 13:48撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 13:48
石垣山手前から振り返って美瑛富士と美瑛岳。トラバースの夏道も薄っすら分かる。
ベベツ岳から振り返って。一番左には下ホロも見える。
2018年05月12日 15:44撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 15:44
ベベツ岳から振り返って。一番左には下ホロも見える。
オプも晴れた。
2018年05月12日 15:47撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 15:47
オプも晴れた。
トムラウシ方面。
2018年05月12日 16:12撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 16:12
トムラウシ方面。
十勝方面。
2018年05月12日 16:12撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 16:12
十勝方面。
下って来てオプタテシケ山東稜。
2018年05月12日 16:45撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/12 16:45
下って来てオプタテシケ山東稜。
1404コル。夕陽がきれいだ。
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1404コル。夕陽がきれいだ。
1569への登りはブッシュ漕ぎ。
2018年05月13日 05:53撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/13 5:53
1569への登りはブッシュ漕ぎ。
奥にはトムラウシが見える。
2018年05月13日 06:33撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/13 6:33
奥にはトムラウシが見える。
快適そうなテントサイトその1。
2018年05月13日 06:42撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/13 6:42
快適そうなテントサイトその1。
その2。
2018年05月13日 09:19撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/13 9:19
その2。
この後は風雨で何も見えず。
2018年05月13日 09:19撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/13 9:19
この後は風雨で何も見えず。
コマドリ沢は沢中をずかずか下す。
2018年05月13日 13:04撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/13 13:04
コマドリ沢は沢中をずかずか下す。
ずぶ濡れになって下山。
2018年05月13日 16:19撮影 by  RICOH WG-30W, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/13 16:19
ずぶ濡れになって下山。
撮影機器:

装備

個人装備
スノーシュー 長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 ザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 時計 サングラス ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

 GWに行くつもりだった計画(富良野岳〜黒岳 2泊3日 or 3泊4日)を週末1泊2日予備日なしの強行日程で計画。しかし一緒に計画していた相棒は、GWに腰を痛めたらしく不参加。意図せず初めての単独行となる。ちょっぴりワクワクするが、テントも食料も一人で持たねばならないのでかなりの戦力ダウンである。
 金曜日の夜に函館を出て、0時札幌、そのまま凌雲閣まで車で。おニューのビーコン、ゾンデ、ストック、テント一式を引っ提げて意気揚々と3時に出発。すぐに日が昇り富良野岳が輝く。適当にトレースを辿っていると変なところに入り込む、しょっぱい。反省して自分でルートを決めていく。富良野岳につく頃にはガス。三峰、上ホロもガス。寝不足とズボズボ雪で何度も足がつりそうになる。上ホロ小屋で休憩。今日はもっと晴れると思っていたのだが。十勝岳を越えると50m先も見えなくなるし、気を抜くと全身持って行かれそうな爆風。たまらず防寒具とヤッケを羽織る。厳冬期ばりのフル装備に、こんなつもりじゃなかった、と猛烈に帰りたくなる。修行と割り切り、とりあえず美瑛富士小屋まで行かねば死んでしまうので、小屋を目標に頑張る。視界が無さ過ぎて尾根が分からなくなり、歩き回ったり地図とにらめっこしたり。ここで体力も集中力もかなり削られてしまった。鋸岳を過ぎると落ち着いてくる。今回はピークには特に興味はないので美瑛岳も美瑛富士もカットして先へ。体力厳しく、小屋との分岐で進むかどうか迷うが、天候は回復してきているので先へ。晴れたオプタテシケは最高に気持ちよかった。
 本来の計画では今日中にトムラウシを越える予定だったが、明日の予報では午後に高根ヶ原を越えるのは無理そう。日程、体力がかなりギリギリの中で悪天候に捕まると洒落にならんので、この時点でエスケープを決める。そうと決まればもういいやと1404にテントを張る。一国一城の主デビューに相応しい橙色の夕陽を眺めて、満天の星空の下で沈。
 
 エスケープを決めたのでしっかり寝て、朝起きるとすっきり晴れている。誘惑に負けて二度寝。単独行は難しい。起きても晴れていて夜通し歩けば良かったかと後悔するが、無理は良くないと思いなおす。5時発。ひたすら稜線を歩く。三川台はユウトムラウシ川が埋まっているので大胆にショートカットしていく(GPSログ参照)。この辺りから雨粒が大きくなり、全身ずぶ濡れ。稜線に上がると風が冷たい。おまけにガスに捕まり、またにらめっこ。1912から下山方向に下す。夏道は前トム平周辺以外まるで分からない。コマドリ沢からも分からないので適当に歩きやすいところを進める。迎えの連絡をして短縮登山口へ降りる。登山口は雪どっぷり。地理院地図の林道が道路になるところくらいまで下せば車が入れるだろうと踏んでこちらに下したが甘かったようで道路を折り返すところまでしか入れなかった(写真の位置参照)。それでもこちらの方が楽だったとは思う。
 下山後はトムラウシ温泉に入って新得で焼き肉食って0時帰札。函館に戻るころには日が昇っていたが授業(8:45〜)には余裕で間に合った。

 この時期ならスノーシューは必須だと思った。雪が途切れ途切れなのでスキーは厳しい。アイゼン必須はオプ東稜くらい。しかし固いところ急なところはちょくちょくあるので面倒がらず出した方が良い。
今の自分には、天気条件が完璧で初めて行けるかどうかギリギリの計画だと感じた。雪がなくなるともっと簡単に行けるのは分かっているが、またいつか残雪期(積雪期)にリベンジしたい。

 最後に、送り迎えのドライバーを引き受けてくれた女神に心から感謝します。

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