笠取山、気持ちいいにも程がある！

2018年05月20日(日) [日帰り]

• GPS: 06:19
• 距離: 11.1km
• 登り: 831m
• 下り: 813m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:19
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:20

距離 11.1km 登り 831m 下り 831m

4:50 作場平橋駐車場
5:16 5:18 一休坂分岐
6:26 6:45 笠取小屋
6:54 6:55 雁峠分岐
6:59 7:00 小さな分水嶺
7:05 笠取山西
7:30 7:48 笠取山展望地
8:07 8:08 笠取山
8:27 8:29 水干尾根
8:39 8:41 水干
8:47 8:48 水干尾根
9:07 9:08 シラベ尾根
9:55 10:06 笠取小屋
10:16 10:17 ヤブ沢峠
10:49 10:50 一休坂分岐
11:08 作場平橋駐車場
11:10 ゴール地点

天候

晴れ一時曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

作場平駐車場。前夜入り。80％程度の駐車状況。小屋泊まりの人達のようです。朝起き出して出発する人は殆どいませんでした。下山時は林道数百メートルに亘って待避所も一杯でした。

コース状況／危険箇所等

笠取山頂上付近以外は非常に整備され、ベンチも随所にあります。笠取山頂上付近は道標も無く厳しい岩場があります。

その他周辺情報

帰りは一ノ瀬高原の民宿みはらしで冷や麦をいただきました。

写真

5/20 4:43

作場平の登山口です。

5/20 4:43

このタイプの道路標識が随所に立っています。

5/20 4:50

ここにはトイレもあり紙も整備されています。

5/20 4:51

しばらくはスギヒノキの植林の中緩やかで広い登山道を進みます。

5/20 4:54

まだ薄暗いですが、新緑がきれいです。

5/20 5:11

傾斜も階段等整備されています。

5/20 5:17

今回はここで一休坂を進みます。

5/20 5:28

急登とありますが、それほどではありません。

5/20 5:28

所々ベンチも設置されています。

5/20 5:29

見上げると新緑がきれい

5/20 5:34

イノシシかアナグマが掘った？

5/20 5:35

ササに一切葉がなく枯れた状態です。花が咲いて枯れた？それとも鹿に食い尽くされた？

5/20 5:44

やっと陽の光を浴びることができました。

5/20 5:56

道が崩れないよう整備してあります。高度が上がるとカラマツの植林です。

5/20 5:56

本日初富士山。木の間越しにちらっとだけ。

5/20 6:12

オオカメノキ？の装飾花がシダに。置いたんじゃありませんよ！

5/20 6:12

セメントまで使って整備してあります。

5/20 6:18

頭上は快晴！カラマツの新緑が陽を浴びて映えます。

5/20 6:20

カエデの種類も様々です。

5/20 6:24

笠取小屋の直前。ミズバショウが植えてあります。

5/20 6:25

学生さんの部隊が下山していきました。

5/20 6:31

笠取小屋到着。薪を焚く香りがいいですね。

5/20 6:45

4方向の登山道の交差点です。小屋関係者はここまで車で入れます。

5/20 6:45

トイレも立派です。

5/20 6:45

テント場も唐松林の林床できれいです。

5/20 6:51

稜線近くでウソに逢いました。うその夫婦がうそのマイホームを作っているようです。こちらは妻。

5/20 6:51

夫は見張り？働いていません・・・

5/20 6:54

稜線の分岐に出ました。少し雲が見えてきました。

5/20 6:55

寒いと思ったら霜がおりています。

5/20 6:55

よく見たら小さな霜柱も・・・

5/20 6:57

小さな分水嶺に寄り道。といっても10mくらいですが。

5/20 6:57

ちょっと小高いところに分水嶺を示す石碑があります。
三角形になっており多摩川・荒川・富士川が刻まれています。

5/20 6:58

5/20 6:58

改めて冨士の全貌が望めました。
この時点では雲も僅か。

5/20 6:58

周囲の山も雲は僅かです。

5/20 7:02

さて最後の登りです。僅か120メートほどですが、何のひねりもない直登で結構疲れます。

5/20 7:03

麓の道標は水干は示していますが、笠取山頂上への表示は一切ありません。お薦めしていないのですね。

5/20 7:04

カエデの新緑がまぶしい。

5/20 7:06

5/20 7:16

途中一本見事なトウゴクミツバツツジがあり、疲れを癒やしてくれます。

5/20 7:17

蕾もありますが8分咲き位の見頃です。

5/20 7:21

高度を上げると富士山も見易くなります。でも少しずつ雲がわいています。

5/20 7:25

手前のピークを詰めると北側にアズマシャクナゲがこれまた満開で迎えてくれます。

5/20 7:25

濃淡いろいろ並んでいます。

5/20 7:27

南アルプスもよく見えます。でも時間を追うごとにあれよあれよと雲がわいてきました。地蔵だけより北側はここからは見えません。

5/20 7:27

白根三山はちょうど手前の山が凹んだところ。農鳥もこの左に見えます。

5/20 7:28

赤石周辺もばっちり。

5/20 7:28

いい感じの雲ですね。

5/20 7:48

rurinntaもご満悦。いくつかピークがあり、ここは最高地点ではありませんが、眺望が開けたピークはここだけです。地図から見ると1943m位のようです。

5/20 7:59

かなり切れ落ちた稜線ですが、北側はシャクナゲ・南側はツツジときっぱり棲み分けています。ピーク間の岩場は切り立っているので慎重に。

5/20 8:01

遠くに見えるのは大菩薩嶺

5/20 8:17

この様にツツジとシャクナゲが両方見えるポイントは希です。

5/20 8:18

北側の絶壁

5/20 8:22

これから稜線を下るので、富士山は見納め。だいぶ雲が出てきています。

5/20 8:23

この頃は笠取上空もだいぶ雲が増えて、晴れたり曇ったりです。

5/20 8:25

水干と縦走路の分岐。

5/20 8:27

このあたりも新緑とツツジのコラボが素晴らしい。

5/20 8:33

多摩川の源流とされる水干です。

5/20 8:35

ここは通常水は流れていませんが、苔むしていてまだハナネコノメに逢えました。まさか今頃、という感じです。

5/20 8:36

キバナノコマノツメも沢山咲いています。水干を訪れたあとは少し引き返し、中島川口方面へ下ります。

5/20 9:00

マイズルソウの蕾ももう見つけました！

5/20 9:06

しばし中島川口方面へ下ると、笠取小屋方面との分岐。ここを右に笠取小屋へ向かいます。

5/20 9:07

このルートにもミツバツツジがあちこちに。この標高ではちょうど満開。

5/20 9:17

新緑・ツツジ・青空・白い雲・・・気持ちいいにも程があるぜ！

5/20 9:28

ヒガラも巣作り真っ最中。

5/20 9:29

優良物件探索中。

5/20 9:29

内覧中。

5/20 9:31

鹿に派手にやられています。

5/20 9:34

ミソサザイはお尻しか撮れませんでした。

5/20 9:39

カラマツの新緑も素晴らしい。

5/20 9:40

鹿柵の内と外。やはり笹が枯れているのは鹿のせいですかね。

5/20 9:50

コミヤマカタバミはまだ朝から目覚めていません。全体としてもまだ走り。

5/20 9:53

苔の箱庭。

5/20 10:01

笠取小屋に戻ってきました。青空とカラマツ。再び、気持ちいいにも程があるぜい！

5/20 10:03

ちぎれ雲とカラマツ。
ここから帰りはヤブ沢経由で下山。

5/20 10:16

柳沢峠へと続く稜線からヤブ沢への分岐。

5/20 10:33

ヤブ沢も気持ちのいい新緑のシャワー

5/20 10:34

緩い流れと苔ダンゴ。

5/20 10:37

緑のシャンデリア。

5/20 10:38

花崗岩の砂礫が金色の流れを作ります。

5/20 10:38

小さな落ち込みも次第に大きくなります。

5/20 10:39

クリンソウの芽は時々ありましたが、もうこの時期に蕾発見！早いですね。

5/20 10:40

一休坂への分岐は二箇所あります。

5/20 10:43

木漏れ陽がきれいなスポットを落とします。

5/20 10:56

エゾハルゼミの羽化したてがこんな時間にまだいました。鳥に食べられちゃうぞ。

5/20 11:32

下山後一ノ瀬高原方面に降りてきて、民宿みはらしで昼ご飯。
蕎麦を食べたかったのですが、本日は冷や麦のみとのこと。

5/20 11:33

冷や麦は後から出てきますが、前菜が充実！手前左はうるい。

5/20 11:36

完熟トマトも出てきました。みんな美味しく戴きました。
冷や麦の写真は撮り忘れました。

5/20 11:57

集落のあちこちにヤマツツジの大株が見事でした。

撮影機器：

PENTAX KP RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 ヘッドランプ 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

共同装備

非常食 地図（地形図） 予備電池 GPS 常備薬 保険証

感想

rinchoku

　低気圧通過後時間を追って晴れ間が広がりそうだったのですが、冬型に気圧配置になり風が強そうだったので、GPV気象予報で雲と風の動向を睨んだところ、秩父あたりが一番風が弱く雲も少なそうだったのでここへ行くことにしました。
　いつもの通り前夜に駐車場を目指したのですが、途中の一ノ瀬集落を通過した際そこらじゅう鹿だらけでした。家の庭や畑に数十頭は目撃しました。道にも飛び出してきましたので、十分注意が必要です。
　到着時は降るような星、明け方も狭い視界の範疇では快晴と、思いの他の好天でした。
笠取小屋から見晴らすとさすがに遠くに雲は見えましたが、素晴らしい天気でした。
その後遠景も含めて徐々に雲が増えましたがとても楽しめました。
　シャクナゲ・ツツジがちょうど見頃で、新緑と相まって気持ちいいにも程がある！一日でした。
　稜線付近のツツジは蕾だけの木と満開の木と個体差が大きくまだしばらく楽しめそうですが、シャクナゲはかなりの木が今満開となっています。
　なお当日笠取小屋ではお祭りがあったようで、昼からは無料でご馳走が振る舞われたそうです。急に設定した山行だったのでイベントがあると露知らず、帰りは10時に通過だったので、昼まで待てず下山しました。