残雪の塩見岳(360度の大展望)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,148m
- 下り
- 2,150m
コースタイム
天候 | 5/19 晴れ 5/20 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料で約50台程度駐車可能です。トイレあり(飲み水なし)。登山ポスト有。 朝の時点で他に駐車1台のみ。ここから鳥倉林道登山口まで林道を歩きます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥倉林道登山口〜三伏峠: ほぼ残雪無し。森の中の歩きやす道。途中水場1ヵ所。 三伏峠〜塩見小屋: 残雪あり。北側斜面では残雪で夏道が消えているのでルートファインディングの必要あり。樹林帯では倒木などがで歩きにくいです。 アイゼンは権右衛門山手前斜面で1回だけ使いました。 ピッケルは塩見小屋手前で1ヵ所だけ使う場面がありました。 塩見小屋〜山頂: 南アルプスでは珍しい岩稜帯です。今回、ルート上に雪はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉:大鹿村 赤石荘(TEL 0265-39-2528) |
写真
感想
前日夜に都内に集合、2台のワゴン車に分乗して大鹿村にある鳥倉林道を目指す。途中、道の駅で仮眠して登山口駐車場にAM5:30頃到着。林道ゲートの前に広々とした駐車場有。まだシーズン前の為か、ぽつりと乗用車が1台だけ止まっていた。
予報通り雨があがってAM7:00頃出発。ゲート脇をすり抜けて林道を行く。40分ほど林道を歩いて鳥倉林道登山口到着。まず三伏峠まで稜線を目指す。登山道はよく整備されていて歩きやすい。が、目的地の塩見岳は全く見えない。ここから長いのか...
AM11:40頃三伏小屋到着。シーズン前で小屋は閉鎖されていて人の気配がしない。三伏小屋より林の中を進む。残雪あり。倒木と雪が腐って歩きにくい。三伏山まで登ると塩見岳を見ることができた。南アルプスの3000m級だけあって堂々とした山容。見る限り山頂付近には雪がなさそう。本谷山を経て幕営地に到着し、早めに一日目が終わった。
二日目、今日は山頂を往復し帰宅の予定なので一日が長い。AM4:00頃ヘッドランプを付けて出発。次第に空が明るくなる。塩見小屋手前までは林の中を進む。夏道は残雪で消えている。途中一か所だけ急斜面でアイゼンを付けた。稜線に出ると視界が開けて後方に北岳、間ノ岳、農鳥岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳など南アルプスの山々が見える。その向こうに中央アルプス、北アルプスなどなど。軽量化の為に置いてきた一眼レフがあれば...
塩見小屋は屋根まで雪に埋もれていた。ここで先行していた2人組の男性パーティに出会う。夜中に三伏小屋を出て既に山頂まで行って戻る途中とのこと。今回このルートには人が入っておらず、二日間でこのパーティの他にもう一組とすれ違っただけだった。
小屋より先はハイマツと岩稜帯。雪は無い。高度感はあるが比較的歩きやすい。ガレ場を慎重に進む。1時間20分ほどで西峰を通過し無事、最高峰の東峰到着。”絶景”。目の前に荒川三山が見える。その隣に富士山。反対がは白峰三山他南アルプスの山々。遠くには中央アルプス、北アルプス。この山頂が南アルプス最深部の百名山であることを実感する。
山頂で景色を堪能して、来た道を引き返す。慎重に岩稜帯を抜けて塩見小屋まで来てほっと一息。まだ先が長い。アップダウンの続く稜線と、三伏小屋より南アルプスらしい明るい森の中を降下して14:30頃に登山口ゲートの駐車場に到着。無事今回の山行を終えた。
人少なく、山深く、天気良く、絶景を楽しめた登山でした。お疲れ様でした。
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