屋久島(宮之浦岳〜縄文杉)
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- GPS
- 33:21
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,527m
- 下り
- 2,280m
コースタイム
歩行のみ
2日目 11月3日(木)
起床 5:00
6:30 淀川登山口 6:50
7:34 淀川小屋 7:34
9:19 花之江河 9:30
10:09 ロープ場 10:09
11:58 栗生岳 11:58
12:30 宮之浦岳 14:00 (昼食)
16:10 新高塚小屋 (夕食)泊り
3日目 11月4日(金)
起床 6:00
新高塚小屋 7:00 (朝食)
7:53 高塚小屋 7:53
8:03 縄文杉 8:20
9:00 夫婦杉・大王杉 9:05
9:35 ウィルソン株・水 9:50
10:10 大株歩道入口 10:16
11:10 楠川分れ 三代杉 11:15
12:52 辻峠・太鼓岩 13:10
14:35 白谷雲水峡 16:10
天候 | 11月2日 曇り 11月3日 雨時々曇り 11月4日 雨 11月5日 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
船 飛行機
11/2 阪急 梅田 06:17 06:43 伊丹空港 07:52 09:10 鹿児島空港 09:30 10:30 鹿児島高速船ターミナル 昼食 こむらさき ラーメン 市内散策 鹿児島高速船ターミナル13:10 14:55 宮之浦港 15:10 ※路線バスで移動 15:55 春田バス停(安房) 民宿「ひまわり」宿泊 11/3 05:30 ※タクシーで移動(途中、「つわんこ」に寄る) 06:30 淀川登山口 06:50 【帰り】 11/4 白谷雲水峡 16:10 ※路線バスで移動(宮之浦港 経由) 17:50 牧野バス停 民宿「つわんこ」宿泊 11/5 朝食 つわんこ ※徒歩にて移動 昼食 屋久どん とびうお刺身定食 安房港 12:50 14:35 鹿児島高速船ターミナル 15:00 タクシー 仙厳園 17:30 鹿児島空港 19:05 20:10 伊丹空港 20:30 空港バス 21:10 梅田ハービスプラザ前 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは危険な個所はありません。 木の株や階段が雨に濡れて滑りやすくなってました。 登山ポスト 各コースの登山口に有り。 |
ファイル |
※参考 山行(装備リスト)
(更新時刻:2011/11/07 07:28) |
写真
感想
□■□■ 屋久島(宮之浦岳・縄文杉) □■□■
年初に屋久島行の計画が有り声を掛けて戴いてました。
その後9月8日(木)に飲み会が有り、屋久島の話題が出ました。
計画が具体化しており、参加するのであれば航空機のチケットをゲットする必要があるとの事。
※JALの早割を利用するので、その期日が迫ってたのです。
そして、なんとか期限までに予約する事が出来ました。
今回は山小屋泊に関しては無人で食事も寝具も全て用意しなくてはならないとの事でした。
とりあえず、シェラフとマットは購入しました。
何せ勝手が分らないので無人の山小屋に宿泊する事に関する情報を集めました。
人に聞いたりネットや本で調べて大体のイメージは掴めました。
後はパッキングがうまく出来るのか?
サブザックは必要なの?
とか疑問も出てきましたが、とにかく今回は経験を積む事が目的でもありました。
山行の前日、ザックに装備品を積めるのに2時間以上掛かりました。
いらない物が多すぎるからです・・
※参考までに装備品リストを添付します。
何度も詰め直してなんとか装備品を詰めてから寝たのは11時過ぎになってました。
航空券は自分でゲットしましたが、その他はリーダーのヨッシーさんにお任せでした。
民宿の予約、高速船の予約、宿泊場所から登山口へのタクシーの予約等、大変お世話になりました。
また、山行時も色々と段取りから時間管理をてきぱきと進める様子は大変勉強になりました。
特筆すべきは山はもちろん周辺の地理や歴史に精通していて、日本全国どこに行ってもガイドが出来ると思います。
さすが日本百名山を2順登頂達成した人です・・
当日、予定通り阪急梅田駅、06:17発の普通電車に乗り蛍池で乗換え伊丹空港に着きました。
同じ電車にヨッシーさんが乗ってました。
待合せ場所のJAL搭乗受付前に行きました。
他のメンバーも無事集合し、屋久島への山行がスタートしました。
飛行機もほぼ定刻通り飛んで鹿児島空港に到着。
空港バスで鹿児島高速船ターミナルに移動。
高速船トッピーの出発までの時間に昼食と市内散策に行きました。
昼食はヨッシーさんが調べてくれていた「こむらさき」というラーメン屋に・・
昭和25年創業以来、ラーメン一筋でやってきた味は本当に美味しかった!!
値段は950円で決して安くはないのですが、鹿児島に行った時は是非食べてみる価値が有ります。
美味しいラーメンを食べてから照国神社〜西郷隆盛像と回って高速船ターミナルに戻りました。
いよいよ屋久島に向う高速船トッピーに乗込みました。
海上を滑るように進む高速船は快適でした。
出港後しばらくして右を見ると開聞岳が見えてきます。
いつかは開聞岳も視野に入れてますが今回は横目で通り過ぎるだけです。
※開聞岳〜 待っててやー!!
そして宮之浦港に到着。
雨は降ってませんが山頂はガスの中でした。
路線バスで安房に移動後、今日の泊りは「ひまわり」
今日の疲れをジェットバスでゆっくり癒し夕食を食べました。
※焼酎を注文すると正味1合入りの器に入ってきます・・
翌日の山行を忘れてついつい飲みすぎてしまったのでした^^;
翌日、予約していたタクシーが5時半に迎えにきてくれました。
次の宿泊予定の「つわんこ」に寄ってもらって着替えや登山以外の荷物を預けてから登山口に向いました。
登山口に近づくと天気は下り坂に・・
淀川登山口では雨が落ちてきたので雨支度に整えてから上り始めました。
マッチャンの先導で快調に歩き淀川小屋まで1時間弱で到着。
山小屋泊の重い荷物を背負っているのと合羽を着ているので相当の蒸し暑さでした。
この過酷な条件でも女性陣の頑張りには驚かされました・・
雨で眺望はあきらめましたが、登山道は快適です。
遠い道のりを来ましたが十分値打ちはあります。
途中、展望所の案内板で道をそれましたが視界はまっしろ。
次の目的地の花之江河ではヤクシカの親子が草を食べてました・・
花之江河を辞しさらに高度を上げていきます。
このルートは上がりばかりが続くのではなく少し登っては水平道歩きに変わります。
それを何度も繰り返して宮之浦岳にアタックするというパターンです。
後半では水平歩きがトラバース気味に変わってきます。
栗生岳の看板を過ぎると山頂までは30分を切ります。
山頂は雨と風でゆっくりする事は出来ませんでした。
手短に記念写真を撮って下山しました。
山頂直下に大きな岩が有り、そこで雨風を凌いで昼食を食べました。
下山の途中で永田岳へ行く予定でしたがパスする事に・・
雨も本降りに変わってきた中、宿泊地の新高塚小屋に到着しました。
つづく・・
新高塚小屋に着いた時は既に小屋の中は暗くなってました。
無人小屋デビューの私はどうしたら良いのか分かりません・・
雨の影響も有り、暗い室内には電気も無いのです。
中には多くの登山者が既に自分の場所を確保してました。
どうやら5人並ぶスペースは無さそうです。
マッチャンが2階が空いてそうだ!と言ってます。
しかし、そこにも先客が居ました。
なんとか3人は並べそうです・・
その時に素早く1階で一人分のスペースを見つけて確保していたヨッシーさんが、
自分の向いで一人分のスペースがあるのを見つけて教えてくれました。
そこで右隣の先客に隣に入っても良いですか?と聞くと快く了承してくれました。
そうして寝る場所が確保出来たのです・・
が、その 時に先客の人がイビキが大きいのですみません。と付け加えていたのです・・
マットの上にシェラフを乗せてザック等の荷物は壁際に固めました。
それからヨッシーさんの素早い判断で夜の食事スペースは入口近くに確保出来ました。
水は外に出て40mほど歩いた所にある湧き水を汲みに行きます。
バーナーは昨夜民宿で確保出来た先客が残していったボンベを使います。
インスタントラーメンやお湯でもどすタイプの食料が今夜のメインです・・
マッチャン持参のクラッカーとクリームチーズはワインに見事に合うヒットでした。
そしてイクチャンの乾燥ウルメイワシ!バーナーで炙って食べたらメチャ美味しかった♪
・・多分小屋の中には香ばしい匂いが充満していたとは思いますが。
7時半には食事タイムも終了。
後は寝るだけです・・
自分のスペースに戻ると回りは既に大半が寝てました。
右隣の人も寝てるようです。
私もシェラフに入りましたが中々寝付かれません・・
そんな状況の時にアレが始まったのです。
そうです。大きなイビキが部屋中に響き渡り始めたのです。
まーこの状況でそこまで眠られるのは幸せな人です。
おかげでこちらは睡眠不足に陥る羽目に。
・・明け方、トイレに行こうとヘッドライトを点けた時、あっ!と言いました。
なんと右隣の御仁は完璧に耳栓を装着していたのです・・
最もイビキだけでは無く、雨音も相当なものでした。
もちろん夜中にどんどん降ってもらって朝になったら止んでくれるのを期待しました。
3日目
長い夜が過ぎ朝を迎えました。
6時半出発の予定が20分遅れて6時50分の出発に・・
雨はまだ降り続いてました。
今日は大半が下りの予定です。
約1時間で高塚小屋に下りてきました・・・
さらに進み、ほどなく縄文杉に到着しましたが、朝が早いのか?誰も居ませんでした。
本来なら縄文杉独占!!となる所ですが大粒の雨が降ってきました。
防水型のカメラではなくビニール袋に入れてましたが撮る時に濡れてしまいます。
悲しい事に雨に濡れたためレンズは曇るし液晶まで浸水。
縄文杉の撮影でかなりのダメージを受けたのでウィルソン株まではカメラを温存する事にしました。
※今回は写真をいっぱい撮って帰りたかったのですが残念です。
屋久島では防水型カメラを持参する事をお奨めします・・・
後ろ髪をひかれる思いで縄文杉とお別れしました。
さらに下っていきます。
夫婦杉、女王杉、大王杉とシャッターチャンスのオンパレードですが
ウィルソン株のハート型まではカメラをこれ以上濡らす事はできません。
そして水場を過ぎるとウィルソン株に到着です。
この頃になると反対側から登山者、観光客が途切れなく上がってきました。
ウィルソン株の中に急いで入りました。
もちろん目的はハート型。
しかし、中も人が多数いて見る角度が悪くハートに見えるスポットが探せません。
あきらめかけた時、後から入ってきたガイドの説明でようやくその場所が分かりました。
・・・もしこれから屋久島に行く人がいたら、そっと教えまっせ♪
それでも依然として雨が止む気配はなくアップした写真が精いっぱいでした・・
そこから大株歩道入口まで歩きましたがトイレに並ぶ人が大行列となってました。
ここからはトロッコ道を歩きます。
単調になりがちな道を約1時間歩くと楠川分れに。
左折してトロッコ道から離れ、山道を登ります。
上り返しは辻峠までの標高差約250mほどですが、これがきつかった。
マサチャンも昨日からの重い荷物が災いし必死の歩きに・・
がんばれ!!
辻峠からは太鼓岩への展望コースがありますが天気が悪いのでパスする事に・・
私だけが一人、サブザックだけ背負ってピストンしましたが当然まっしろ。。。
峠を過ぎると北斜面の下りに・・
その気象条件が生みだす苔の世界に導かれます。
苔の歩道・苔の森と幻想的な「もののけ姫」の世界へ・・
くそっ!! こんな時にカメラが使えないのはくやじい!
屋久島、最終章は白谷雲水峡の迫力ある渓谷を見ながらバス停まで歩き、終了となりました。
あいにくの雨ではありましたがリベンジの楽しみを残す事に・・
かんたんに来れる場所では無いのですが、またいつか訪れたいと思います。
今回、大変お世話になったヨッシーさんに改めて感謝します。
また、同行のマッチャン・イクチャン・マサチャン ありがとうございました。
これからも機会を作って一緒に歩きましょう♪♪♪
コメント
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amakawayaさん
こんばんは。屋久島のレコを首を長くしてまってました。雨でちょっと残念
でしたが屋久島は雨が1カ月に35日降ると言われる位だから仕方ないですね。
私も2年前の同時期に行ったので次回は石楠花の咲く頃にもう一度行ってみた
いです。同行された方の100名山2順目踏破とは凄いですね。amakawayaさんも
100名山踏破頑張ってみてください
それから11/13の摩耶山宜しくお願いします。その時に屋久島のお話も聞かせて
ください。
yokochanさん こんばんは
コメントありがとうございます。
今回は晴れ男、晴れ女の強力メンバーの集まりだったはずでした。
屋久島は1か月に35日降る島ですから・・
29日の降水であれば間違いなく晴れたと思います(笑)
・・雨ではありましたが、屋久島の魅力は素晴らしいと思いました。
今回は島の中心部の山を縦走しましたが、他にも行きたい場所は尽きません。
石楠花の咲く頃も良いですね・・
南国特有の花も多種多様で本当に見てみたいです。
11/13の摩耶山、こちらこそよろしくお願いします。
屋久島の話で盛上りそうですね・・
楽しみにしてます。
こんにちは。
11月2日に民宿ひまわりに宿泊とのこと。
私は翌3日に同宿に宿泊しましたので思わずコメントしてしまいました(^^)
3日の縦走は、曇り雨だったのですね。
私は3日に屋久島入りしました。フェリーから見ると山々は雲の中といった感じでした。
入島後、レンタカーで島を1周していましたが、晴れており、陽射しが暑く、海が綺麗でした。
4日に民宿ひまわりからタクシーで淀川へ。
amakawayamaさんとは1日違いの行程でした。
4日は終日雨で、靴の中までびしょ濡れ。苦行でした。
同じく山頂ではゆっくりできず、永田岳もパスしました。
雨で残念な展望でしたね。
またトライできる日を願っています。
komachiさん こんばんは
コメント戴きありがとうございます。
1日ちがいでしたか・・
民宿「ひまわり」さんはジェットバスが有り感激しました。
洗濯機も乾燥機付きでうれしいですね。
3日のレンタカーでの島一周は晴れて良かったですね。
やはり山は小雨と曇りの交互でした。
ところで、山小屋泊は同じ新高塚小屋だったのですか?
人が多かったんでは。
ぜひリベンジしたいですね。
新高塚小屋に着いた頃は空いてましたが、まだまだ人が増えるだろうと思い、テント泊にしました。
夕方になってみると小屋は飽和状態で、すごいことになってました。テントも多かったです。
濡れたカッパやザックカバー、登山靴がわんさかありました。
3日は混んでいましたか?
3日に新高塚小屋に泊まった人の話では、ギリギリ(定員?)だったとのことですが…
こんばんは
いろんな出来事があったのですね〜
でも忘れられない良い思い出になるはずです
無人小屋では寝床確保できて良かったですね
(野宿が良かったですか
いつの日か、行ってみたいです。
komachiさん こんばんは
暗くてはっきりと確認は出来ませんでしたが、ギリギリだったのでは。
テントは1張だけでした。
民宿「つわんこ」のご主人は4日はたぶん超満員になってると言ってました。
休日の関係で集中したのでしょうね。
テント泊で正解だったと思います。
また山行のアップ、楽しみにしてます・・・
genkinecoさん こんばんは
野宿も良いですが、この日はどしゃ降りの雨でした
小屋泊を予定していてもテント持参の方がより安心です。
その意味でもパッキングは重要ですね
13日の六甲全縦、ガンバって下さい。
掬星台で待ってます
行ってみたい!
雨が多い土地なので雨対策は必須ですね。私も勉強しとこっと^^
いつになるかわかりませんが、やはり、あこがれの地なのでテントが担げるうちに行きたいもんです。
観光あり、山あり、山友達ありの良い旅でしたね^^
その後のカメラ、、大丈夫でした?
ヒロさん こんばんは
雨の確率は高いと思います。
今回も4〜5日前の天気予報はけっして悪くなかったんです・・
雨と仲良くする位の余裕が欲しいですね。
民宿「つわんこ」も良かったです・・
御主人は屋久島では有名な人らしくて、郵便物も屋久島ちょんまげで十分届くそうです。
ヒロさんもぜひ訪れてみてください。。
カメラは帰宅後自然乾燥にて治りました。
お騒がせしました・・
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