比良テン泊縦走 ドウダンツツジの縦走路(平~朽木)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 16:12
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 2,478m
- 下り
- 2,714m
コースタイム
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 9:41
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:26
天候 | 26:曇後晴、27:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:くつき温泉てんくう11:15-(シャトルバス無料)-11:25朽木学校前11:37-(江若バス740円)-12:12JR安曇川駅12:18-(大阪方面への新快速、とっても便利です) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況: 縦走路はよく整備された登山道です。 ナガオ尾根:登山道は付いていないですが、稜線沿いに進めば良いです 広谷へ下りる所は急坂注意。 熊の目撃情報: 「ワサビ谷で熊を見た。ホイッスルを吹くと驚いて逃げた」とのこと ※5/26、コヤマノ岳で出会った女性からの情報 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉: くつき温泉てんくう 料金600円(営業時間10:00~21:00) ※シャトルバス無料は、フロントで予約のこと(毎時15分発) |
写真
感想
週末は、晴れ予報と知り、テントを担いで比良に向かいました。以下、道中記録です。
◆1日目 平〜八雲ヶ原~武奈ヶ岳~ナガオ尾根~八雲ヶ原(テント泊)
出町柳で、朽木学校前行きバスの長い行列に並ぶ。この日は、バス2台で出発しました。平から準備を整え、歩き始める。倒木が多く、結構登山道が荒れている箇所があった。蒸し暑く、アラキ峠までが、いつもより長く感じられた。権現山でようやく稜線に乗る。いつもながら、琵琶湖の眺めが最高でした。
登山道脇には、可愛いベニドウダンツツジが咲き誇る。小さな林檎の様でした。更に進むと、サラサドウダンツツジも出てくる。可愛いお花に癒やされながら進みました。
烏谷山でランチ休憩を取り、カップ飯とコーヒーを頂く。同じく、ランチ休憩のおっちゃんは、「今日は、車で坊村に入り、登って来た。夫婦滝の道は、結構荒れていたよ。」と仰っていました。
金糞峠経由で、八雲ヶ原に向かう。金糞峠西側の分岐で、テントが3張りもあった。めちゃ多い。みんな夏山シーズンに向けて、準備を進めている様ですね。
八雲ヶ原で、テントを設営し、身軽になって、武奈ヶ岳に向かう。今日は、結構疲れた。ゲレンデの急登をゆっくりと登っていった。コヤマノ岳にも立ち寄る。ここで出会った女性に、「ワサビ谷で熊を見た。ホイッスルを吹いたら、逃げていった。気を付けてね。」と熊の目撃情報を頂く。「え~、熊!おっかね~」。そこからは、熊鈴をジャラジャラ鳴らしながら、進んだ。熊は、春秋は、昼間も行動すると聞く。テン場が大丈夫か?と気になったが、今日は人も多いし、流石に来ないか?と思った。比良にもいるんですね。皆さん、気をつけて下さい。
武奈ヶ岳山頂で一休み。湯を沸かし、コーヒーを頂いた。山頂はそよ風に吹かれて、気持ち良かった。そこからナガオ尾根経由で広谷へ。イブルキのコバで水を汲み、テン場に戻った。空には大きな月が輝いていた。
夕食は「鶏飯(奄美の郷土料理)」のアルファ米雑炊を試す。お味は、まずまず。柑橘系の皮に酸味が有り、食欲をそそる。
長期縦走時は、疲れてくると、どうしても食欲が落ちる。そんな時でも食べないとガス欠で歩けなくなるので、食事は重要だ。いろいろ試して、たどり着いたのが、お味噌汁とご飯のシンプルな日本の朝ご飯だった。鶏飯も良いかもしれない。飽きのこない素朴な味であった。夕食後、早めに就寝。
◆2日目 八雲ヶ原~武奈ヶ岳~蛇谷ヶ峰〜くつき温泉てんくう
2時半起床で、4時前にテン場を出発。まずは、武奈ヶ岳に向かう。日の出前に、武奈ヶ岳に到着。既に、多くの人が日の出を待っていた。
黄砂の関係か、遠くの空が少し霞んでいる。伊吹山、御嶽山は確認できた。しばらくすると、空が焼けて来て、お日様が現れた。日の出は、いつ見ても心を打つ。美しい日の出でした。
日の出に満足して、蛇谷ヶ峰に向かって、歩き始めた。ツルベ岳を越えて進む。開放的な気持ち良い縦走路を歩いた。イクワタ峠で稜線を乗り換える。少し進むと樹林帯の中に入った。地蔵峠で一休み。ここで蛇谷ヶ峰との中間地点。まだまだ距離は残している。更に進んで、いくつかの峠を越え、ヘトヘトになって蛇谷ヶ峰直下の急登手前で一休み。落ち葉の上で、大の字になった。フカフカの落ち葉は気持ち良かった。スパッツも靴も脱ぐと、開放感があふれる。オーバーワークの足を休めた。
ここで、小さなリスが走り去るのを見た。ちょこちょこ飛び跳ねながら、斜面を登っていきました。野生のリスを見たのは、今回で2度目。ご褒美をもらった様で、なんだか嬉しくなった。
休憩後、急登を突破し、蛇谷ヶ峰山頂へ。ここでもコーヒーを入れて、一休み。もう後は下山のみ。下山したら温泉が待っている!温泉の開く10時を目標に下山を開始した。蛇谷ヶ峰からの下山は、ジェットコースターよろしくの快速下山路。転げるような急坂が延々と続く。足が悲鳴を上げ始める手前で、なんとか下山。林道に出合ってホッとした。あ~。疲れた。そのまま開店したての温泉へGo!
温泉で、しっかり身体を洗った後、少しだけ露天風呂に入る。その後、バブル風呂に移動。足が疲弊しているのに、このバブル風呂は、泡が腰から上にしか出ない。なんか、いまいち。頭と足を逆さにして、足を休めた。手すりを腕力で支える筋トレ状態だが、究極に疲弊している脹脛は極楽だった。後は、水風呂に入って、全身をアイシング。下山後、気を抜いてお風呂に入ると、直ぐにのぼせる。水風呂くらいで丁度良い。
朽木学校前で、バスの乗り継ぎを待つ間に、ビールで祝杯!JR安曇川駅からは、新快速に乗り帰途に付いた。お疲れ様でした。
比良は良い。神戸からの距離感も程良い。なにより、カッコーが鳴く八雲ヶ原のテン場が最高!1泊2日でテン泊縦走すれば、思う存分遊べます。沢有り花有りで、いろいろな楽しみ方が可能です。また、機会を見つけて訪れたいと思います。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水1.5L、燃料100ml(1泊2日ではぎりぎり)
荷重13kg、アルファ米 2/2食、行動食 500ml×0.3本)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kickeyさん こんばんは〜
去年、同じコースを歩いて、懐かしいな〜って
晴れていれば最高の縦走路ですね!
テン場も北比良峠か八雲ヶ原かと悩みましたが、やっぱり八雲ヶ原のほうが、まったりできていいですね。
夏はどこの縦走路を狙ってるんでしょうか? 楽しみにしときます。
chasseさん、毎度。
北比良峠も良いテン場ですね。まだ泊まったことが無く、テントから琵琶湖を眺めてみたいと思うのですが、いつも八雲ヶ原まで行ってしまいます。
今年の夏山も、大好きな北アを攻めますよ。乞う、ご期待!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する