トレーニング不足露呈の乾徳山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,203m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
すぐ上に臨時駐車場有(こちらは1台だけ車が入っていました) オソバ沢の登山口にも7台ほど止められるところがありますが、こちらの様子はわかりません。ただ、下山してきたときには2台分ほど空いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トイレは乾徳公園と高原ヒュッテにあります。登山届は駐車場と道路を挟んだ反対側の家の軒下にあります。 駐車場〜徳和峠 舗装された道路です。角々に案内板がつけられているので見落とさなければ迷うことはありません。登山口手前の林道に害獣除けのフェンスがあります。鎖が巻き付けてあるので外して中に入ったら同じように巻き付けておきます。 徳和峠〜扇平 道満尾根登山道は徳和峠の林道から折り返すように登ります。表示があるので見落とさなければ問題はありません。明るい樹林帯を登ります。それほどきついのぼりではないけれど、地味に疲れます。道満山の山頂を越えるとまもなく、大平方面からの林道にぶつかります。林道をまたいで登山道に再び入ります。さらに上ると再び林道らしき道にぶつかります。これをまたいで、山道に入ってもよいのですが、それは、蛇行している林道(らしき)道とすぐにぶつかります。2か所ほどそんな場所があり、「月見岩」と表示が出ているところからは山道に入らないと、高原ヒュッテ方面に進んでしまいます。 樹林帯の中を進んでいくと、やがて樹林帯から出て視界が開けます。目の前に「月見岩」が見えます。奥には乾徳山。月見岩の下を通って扇平まで進むと「手洗石」があります。ここまでは特に危険個所はありません。 扇平〜乾徳山山頂 再び樹林帯に入り大岩をよじ登るようにしながら進むと「髭剃岩」の前に出ます。ここからは鎖場、はしご場が連続します。最後の鳳岩は垂直に近いところを鎖で登りますが、回り込んで山頂を目指す迂回路もあります。ここを登りきると山頂です。 乾徳山山頂〜(迂回下山路)高原ヒュッテ 登ってきた岩場は山頂を目指す人たちがたくさんいるので山頂奥を下山し、高原ヒュッテからの迂回路を降りました。 まず、山頂からは鎖やロープと梯子をいくつかおります。岩をへつるようにして「水のタル」へ、さらにそこを降りると黒金山方面と高原ヒュッテ方面への分岐になります。迂回路とはいうものの、傾斜はかなりあり、岩と黒土のミックスでかなり滑ります。また、途中で沢(水はなかった)を降りるようなところがあり、道がはっきりしないところもありました。かなり長い距離転倒の恐怖と闘いながら下山しました。ここは要注意です。 高原ヒュッテ〜徳和駐車場 高原ヒュッテはトイレ付きの避難小屋で管理人はいません。ヒュッテから先に進むと国師ケ原十字路に出るので右に折れて進みます。しばらくは穏やかな樹林帯の中を歩きますが、やがて少しずつ斜度も出てきて岩もゴロンゴロンしてきます。とはいっても山頂からヒュッテまでの迂回路ほどではありません。途中「銀晶水」という水場が2ヶ所でてきます。二つ目の水場が出てくると登山道の終点は近くなります。登山道入口まで降りてくると、駐車場までは30分弱で到着します。 |
その他周辺情報 | 笛吹の湯510円 そのほかにも雁坂道にいくつか温泉があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ヘルメット
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共同装備 |
ライター
笛
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
感想
夏に劔岳へ行こうと計画していたので、練習とまではいかないけれどとりあえず岩場のある所へということで乾徳山へ妻と出かけました。
5:30に登山口駐車場へ到着。それほど広い駐車場ではないので空いていたのは4〜5台といったところでしょうか。奥のテニスコートに臨時駐車場があり、そこには1台だけ止めてありました。
さあ、行こうと出発して臨時駐車場入口の辺りまで来て「あれ、トイレに行っていない・・・」ということで再び戻り、乾徳公園のトイレを使いました。ちょっとタイムロスですが後のことを考えると「まあ、いいか」と気を取り直して道満山ルートの登山口へ。手前に害獣防止ゲートがありそれを開けて入ってからいよいよ登山口です。緩やかな傾斜が少しずつ急になっていきます。急登ではないけれど地味に疲れました。道満山を越えて林道を見て進みます。
樹林帯は緑がきれいです。山ツツジは満開、ムラサキヤシオツツジはもう終わりかけていました。ピンクの花が登山道に散っていてこれも美しい景観でした。標高が上がるとムラサキヤシオは盛りになってきました。
樹林帯を抜けると月見岩が見えてきました。広い高原で視界が開け気持ちよい風が吹いています。ガスがかかっているのが少し残念ですが。
月見岩の下を通り、扇平へ。ここで軽食をとっているとガスがスーウッと流れて富士山が頭を出しました。光が当たって美しい姿です。
ここから山頂まで約1時間とありますが、僕の足は、なんだか張ってきています。ふくらはぎや大腿が痙攣する前兆です。ここまでたいした登りではなかったはずなのに、ここ1か月ほどトレーニングをめちゃくちゃサボり体重も1〜2圓曚描えてしまったのが効いているようです。ここからは岩場・鎖場が連続するのでだましだまし登りますが、やはり両足のふくらはぎと大腿が力を入れると順番に痙攣してしまいました。足を伸ばしながら岩場を登ります。ちょっとバランスを崩して変な踏ん張り方をするといきなりピキーンと足が硬直します。
それでもなんとか山頂へ到着しました。両膝に不安を抱えている妻の方が今日は元気でしきりに僕を心配しています。
山頂で少し景色を眺めながら(とはいってもガスがかかってあまり見えなかったのですが)下山。計画では来た道をピストンするつもりでしたが、岩場の登りで順番待ちをしていたので、迂回路を下山することにしました。下山も岩場のロープや鎖をたよりに梯子を下ります。「迂回路といったってそれほど楽な道ではないなあ」と思いました。「水のタル」で食事をして更に下ります。下るとすぐに黒金山との分岐。国師ケ原方面へ回り込みます。ところが、ここからがくせ者。悪路というのでしょうか、傾斜はかなりあり、その上、黒土と岩なのでとにかく滑ります。沢伝いに降りていけばよいのですが、トレースがはっきりしません。歩きやすい場所、滑りにくい場所を探しながら慎重に降ります。これが、足の痙攣を抱えている僕には結構辛い。少し滑って踏ん張ると筋肉が引きつります。それでも何とか高原ヒュッテまでたどり着きました。
高原ヒュッテは無人の避難小屋でトイレ付きです。トイレは靴を脱いで廊下に上がりますが、靴の脱着も足が痙攣しないように細心の注意を払うようでした。
ヒュッテから約1時間半でオソバ沢コースの登山道入口に下山。駐車場に戻りました。とにかく、劔岳どころではありません。このくらいで足が突っ張っていては・・・ これからしっかりトレーニングをしなければならないと反省しきりです。これまで重い荷物を背負って、色々な山に登ったり縦走したりしていたので「何とかなるさ」という慢心があったようです。反省反省・・・
todoraさん、こんにちは!
息子と梅雨明けに行こうと思ってたので、参考になります!
やっぱり日々のトレーニングって重要なんだと再確認させていただいたレコでした。
私も蛭ヶ岳20キロピストンしてる帰りに両足の太股内側に電気が走るような痛みを感じて少し動けなくなりました。。下半身のトレーニングをさぼったからやろうなー。。
それにしても、奥さまも健脚ですね!!
お疲れ様でした!!
zenp さん こんばんは。
コメントをありがとうございます。この日は、岩場にかかる前ですでに痙攣が始まりました。私は体が硬く、昔から痙攣をしやすい体質でしたが、ここまでとは思いませんでした。加齢とともにますますそうなりやすくなってきているようです。だからこそ、トレーニングが必要なのですがサボっていました。
筋肉痛が治った先週中盤から、庭の木にロープを垂らして体をもち上げる練習や、階段の上り下り、家の中の鴨居で懸垂などトレーニングを始めました。この夏劔を目指すので、その前に妙義山の岩場に挑戦してこようと思っています。
todora5502さん、はじめまして。
乾徳山のレコ、興味深く拝見しました。
お恥ずかしい話ですが
4年前
この迂回路の下り(写真65付近)で家族が転倒し
救助を要請する遭難事故を起こしたからです。
ヤマレコや他の方の記録を拝見しても
皆さん何の問題もなく歩かれているような気がしてしまって
(なかなかこのような難しい道とわかるような記載も少なく)
情報としては
「道迷い遭難の起こった場所」「悪路」とは知っていても
自分たちには厳しい道と判断することができませんでした。
登りで充分に力を使い果たした後のあの悪路の下り。
体力や集中力も切れてきたあたりでの一瞬の転倒。
冷静に振り返ってみると、起こるべくして起こった事故でした。
人のレコを見て「自分も同じように歩ける」としか判断できないうちは
本当に初心者なんだなぁと深く反省しました。
todora5502さんのように
状況について慎重に記載しているレコをしっかり読んでいこうと思いました。
ありがとうございました。
sumihiyoさんコメントをありがとうございます。
乾徳山の迂回路は、「迂回」という名にだまされてしまいますね。「迂回」だから危険が少ない道だと・・・ 私もそんな安易な気持ちもありました。でも実際は悪路でした。
救助を要請されたとのこと、あそこではきっとそういうこともあるだろうなと思います。大変でしたね。
皆さんの記録だけではなかなか分からないこともありますね。私も皆さんの記録を参考にしますが、できるだけ情報を集めて下調べをするようにはしています。山好きの仲間の会を主催している関係で、初心者も引率することがあるので、そういう方々にも役立てばいいなという思いでここのレコはできるだけ詳しく、自分が感じたことも含めて記載するようにはしています。まだまだ未熟者ですのでこれからも勉強して安全な登山をしたいと思っています。sumihiyoさんも楽しい山旅をなさってください。
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