ハタクボ頭 女山
- GPS
- 16:00
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,084m
- 下り
- 1,074m
コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:00
頂上からの展望は全くなく、まだハタクボ頭の方がマシでした。
七森沢林道入口発13:15 女山14:28〜31 七森沢林道入口着15:30
標高差は二座合算しても1000m程度でした。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道68号の小坂橋(地形図1227m)で千曲川左岸へ。 県道の南側の高台は全てレタス畑で、農道が複雑に入り込む中、地形図1338m地点を目指します。 非4駆車でも農道終点まで行けますが、駐車スペースがなく、駐車できそうな所は農耕車用なので、引き返して沢左岸(地形図で水線の引かれたU字形の所)の車道沿いに停めました。 駐車地点から農道終点までは徒歩5分ほどでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ハタクボ頭(1960.6m)は奥秩父の小川山北尾根上の登山道のない山です。 下調べでは東側から上がり、ユノマノ頭→ハタクボ頭へと周回した記録と、北西側から上がり、ハタクボ頭→ユノマノ頭→シタミジュクへと周回した記録がありましたが、ユノマノ頭〜ハタクボ頭間は急斜面でリスクが高そうに思われ、北西側から往復しました。 |
写真
感想
山地図と地形図を照らし合わせ、登山口としてメドを付けていた農道終点には割とスムーズに着きました。農道終点付近は2〜3ヶ所で広くなっていましたが、農耕車の邪魔にならないよう、少し戻って農道脇の草地に停めました。
登山ルートとしていた廃林道入口には5〜6桁の番号を合わせて解錠する堅牢な開閉式のゲートがありました。ゲートの両側は高さ2.5m程のフェンスが張り巡らされており、どこかに入口がないだろうかと思い、フェンスに沿って右側(北西方向)へ行きましたが、どこまで行っても入口もフェンスの切れ目もありませんでした。
仕方なくゲートまで戻り、下山時に地元民と顔を合わせたらお詫びすることにして、施錠されたゲートを乗り越えることにしました。
ザックを背負っても50キロ台の体重ですので問題無しでしたが、70〜80キロ台の人ならゲートが倒壊するかもしれません。フェンスの内側へ入るまで30分ほどのロスでした。
フェンスの中は廃林道で、近年車が入った痕跡はなく、末端付近から左側(東側)の尾根に取り付きました。
尾根は地形図どおりで分岐はなく、ほぼ均一の勾配で危険個所も藪も皆無でした。
ある程度の藪は覚悟していたのですが、草も小さな木も生えてなく、笹は全くなく、拍子抜けするほど歩き易い尾根でした。尾根の両側はカラマツとアカマツと樹齢20年以上と思われるミズナラなど雑木の混交林で、いわゆる止山(マツタケ山)であることが分かりました。
1660m付近で、北西からの尾根と合流する地点には有刺鉄線が張られていました。
ゲートでの時間ロスがなければ2時間半弱で登頂できたことになりますが、途中に展望の良い所は全くありませんでした。
時間的にも十分余裕があり、南の2085mピークか、1970mピークの北西尾根で崖マークの上端まで行ってみることにしました。
ところが一転してハタクボ頭から南は針葉樹やシャクナゲの藪で、小さなアップダウンの繰り返しとなりました。所々に展望の良い所もありましたが、1970m峰の南東にある岩場から2085m峰を眺めた限りでは、展望の良さそうな所はなさそうでした。なので、この岩場で打ち止めとしました。
あちこちで得られた展望を合わせるとほぼ360度見えたことになり、特に中央アルプス、浅間山、両神山など遠くの山が見えたのは大きな収穫でした。
下りは忠実に尾根を辿りましたら、上りで尾根に取り付いた廃林道末端へは下らず、レタス畑の手前(南側)でツツジが植栽された中を歩き、地形図に水色の水線が引かれた沢に下りました。
沢からは自分の車が見えていましたが、沢と農道の間もフェンスで遮られていました。最悪の場合、今朝の入山地点へ戻ってゲートを乗り越えるしかありませんでしたが、沢から農道へ上がった地点のフェンスは支柱に巻き付けてある針金を外すことが出来、難なく下山することが出来ました。
駐車地はレタス畑から一段下がった所なので、畑は見えず、仕事中の人とも顔を合わすことはありませんでした。
ハタクボ頭から派生する他の尾根はどうだかわかりませんが、この山域はおそらく広範囲に止山として厳重に管理されているのではないかと思います。
展望の悪さもさることながら、ネットに山行記録がないのもうなずけるような気がします。
行ってみて分かったことですが、この山域に入山するには秋は絶対に避け、その他の季節でも地権者など関係先から事前に了解を得た方が無難だと思います。
尚、『入山禁止』等の表示はどこにも見当たりませんでした。
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