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Yamareco

記録ID: 1491181
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

ハタクボ頭  女山

2018年06月05日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
16:00
距離
11.0km
登り
1,084m
下り
1,074m

コースタイム

日帰り
山行
6:07
休憩
0:53
合計
7:00
5:45
171
居倉集落の農道途中
8:36
9:01
57
9:58
10:16
41
稜線の岩場(1964m)
10:57
11:07
98
ハタクボ頭
12:45
居倉集落の農道途中
ハタクボ頭から下山後、七森沢の林道入口へ移動し、女山へ登りました。
頂上からの展望は全くなく、まだハタクボ頭の方がマシでした。
七森沢林道入口発13:15  女山14:28〜31  七森沢林道入口着15:30

標高差は二座合算しても1000m程度でした。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道141号の「市場」の信号を左折(野辺山高原方面からは右折)し、川上大橋経由で居倉集落へ入ります。
県道68号の小坂橋(地形図1227m)で千曲川左岸へ。
県道の南側の高台は全てレタス畑で、農道が複雑に入り込む中、地形図1338m地点を目指します。
非4駆車でも農道終点まで行けますが、駐車スペースがなく、駐車できそうな所は農耕車用なので、引き返して沢左岸(地形図で水線の引かれたU字形の所)の車道沿いに停めました。
駐車地点から農道終点までは徒歩5分ほどでした。
コース状況/
危険箇所等
ハタクボ頭(1960.6m)は奥秩父の小川山北尾根上の登山道のない山です。
下調べでは東側から上がり、ユノマノ頭→ハタクボ頭へと周回した記録と、北西側から上がり、ハタクボ頭→ユノマノ頭→シタミジュクへと周回した記録がありましたが、ユノマノ頭〜ハタクボ頭間は急斜面でリスクが高そうに思われ、北西側から往復しました。
モルゲンロートに染まり始めた八ヶ岳
(登山口へ向かう途中の車道から)
2018年06月05日 04:37撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 4:37
モルゲンロートに染まり始めた八ヶ岳
(登山口へ向かう途中の車道から)
右=ハタクボ頭
左=ユノマノ頭(北峰)
(駐車地点から農道終点までの途中から)
2018年06月05日 05:52撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 5:52
右=ハタクボ頭
左=ユノマノ頭(北峰)
(駐車地点から農道終点までの途中から)
カラマツ植林帯の樹間から見上げるハタクボ頭
2018年06月05日 07:13撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 7:13
カラマツ植林帯の樹間から見上げるハタクボ頭
尾根上は極めて歩き易い。
ヤブ無し、ササ無し、危険個所無し
2018年06月05日 07:41撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 7:41
尾根上は極めて歩き易い。
ヤブ無し、ササ無し、危険個所無し
ハタクボ頭頂上
三角点標石とオレンジテープ以外は何もありません。
展望も良いとは言えません。
2018年06月05日 08:47撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 8:47
ハタクボ頭頂上
三角点標石とオレンジテープ以外は何もありません。
展望も良いとは言えません。
三等三角点(点名:岩石)
2018年06月05日 08:48撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 8:48
三等三角点(点名:岩石)
中央は五郎山
五郎山の左奥は十文字山、右奥は大山
左手前の黒々とした鋭鋒は大岩、
右手前は大原平ノ頭(展望絶景)
2018年06月05日 08:52撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 8:52
中央は五郎山
五郎山の左奥は十文字山、右奥は大山
左手前の黒々とした鋭鋒は大岩、
右手前は大原平ノ頭(展望絶景)
右奥のなだらかなピークは三宝山
2018年06月05日 08:52撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 8:52
右奥のなだらかなピークは三宝山
手前の稜線は、
大原平ノ頭(1969.5m)〜1980m等高線ピーク〜千平(1978m)
2018年06月05日 08:53撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 8:53
手前の稜線は、
大原平ノ頭(1969.5m)〜1980m等高線ピーク〜千平(1978m)
ハタクボ頭の南、1940m付近から
2018年06月05日 09:10撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 9:10
ハタクボ頭の南、1940m付近から
白っぽい苔が多くみられました。
サキジロサンゴゴケ?
2018年06月05日 09:23撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 9:23
白っぽい苔が多くみられました。
サキジロサンゴゴケ?
大双里から北へ延びる尾根の奥には中央アルプスの雪山
2018年06月05日 09:25撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 9:25
大双里から北へ延びる尾根の奥には中央アルプスの雪山
ズーム
三ノ沢〜島田娘〜宝剣〜2911mP〜中岳〜木曽駒
手前は大双里北方の1942m峰
2018年06月05日 09:25撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 9:25
ズーム
三ノ沢〜島田娘〜宝剣〜2911mP〜中岳〜木曽駒
手前は大双里北方の1942m峰
中央゛へ”の字のピークは大双里
2018年06月05日 09:25撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 9:25
中央゛へ”の字のピークは大双里
折り返し地点(等高線1960m台)の岩場からハタクボ頭
ハタクボの左奥は御座山、右奥は弥次ノ平です。
右下の平らな山はユノマノ頭(双頭峰)
ユノマの奥は男山〜高天原山の村界尾根で、なだらかな頂上稜線の御陵山が見えています。
2018年06月05日 09:51撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 9:51
折り返し地点(等高線1960m台)の岩場からハタクボ頭
ハタクボの左奥は御座山、右奥は弥次ノ平です。
右下の平らな山はユノマノ頭(双頭峰)
ユノマの奥は男山〜高天原山の村界尾根で、なだらかな頂上稜線の御陵山が見えています。
峰雄山〜御座山の彼方に浅間連峰
手前は御陵山
※御座山本峰は写ってなく、見えているのは御座山西方の1970m等高線ピークとツバクラ山です。
2018年06月05日 09:52撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 9:52
峰雄山〜御座山の彼方に浅間連峰
手前は御陵山
※御座山本峰は写ってなく、見えているのは御座山西方の1970m等高線ピークとツバクラ山です。
高原野菜畑を見下ろす。
白いのはマルチ(マルチビニールシート)
左の平らなピークは高天原山、中央奥には両神山
2018年06月05日 09:54撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 9:54
高原野菜畑を見下ろす。
白いのはマルチ(マルチビニールシート)
左の平らなピークは高天原山、中央奥には両神山
両神山のズーム
2018年06月05日 09:55撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 9:55
両神山のズーム
登山ルートを示すリボンや目印は全くありません。
2018年06月05日 09:58撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 9:58
登山ルートを示すリボンや目印は全くありません。
この岩場を最終地点としました。
地形図1970mピークの南東で、高度計は1964mを表示
2018年06月05日 10:01撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 10:01
この岩場を最終地点としました。
地形図1970mピークの南東で、高度計は1964mを表示
地形図2085mピークの右奥に小川山
2018年06月05日 10:03撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 10:03
地形図2085mピークの右奥に小川山
奥の稜線=五郎山〜三宝山〜富士見〜両門ノ頭〜東梓
※甲武信は富士見北西尾根に隠れているようでした。
手前の稜線=大原平ノ頭〜地形図1980mの岩峰〜千平〜長峰
2018年06月05日 10:05撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 10:05
奥の稜線=五郎山〜三宝山〜富士見〜両門ノ頭〜東梓
※甲武信は富士見北西尾根に隠れているようでした。
手前の稜線=大原平ノ頭〜地形図1980mの岩峰〜千平〜長峰
三宝山のズーム
小さなコブは好展望の三宝石
2018年06月05日 10:05撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 10:05
三宝山のズーム
小さなコブは好展望の三宝石
天狗山〜峰雄山〜御陵山〜御座山の西方の1970m峰
2018年06月05日 10:09撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 10:09
天狗山〜峰雄山〜御陵山〜御座山の西方の1970m峰
シャクナゲは薄いピンク色が多い。
2018年06月05日 10:34撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 10:34
シャクナゲは薄いピンク色が多い。
樹間から男山
2018年06月05日 10:47撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 10:47
樹間から男山
カラマツの植林帯から見上げるユノマノ頭(左)とハタクボ頭
2018年06月05日 12:08撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 12:08
カラマツの植林帯から見上げるユノマノ頭(左)とハタクボ頭
下山口近くで
2018年06月05日 12:37撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 12:37
下山口近くで
女山への林道沿いで
2018年06月05日 13:34撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
6/5 13:34
女山への林道沿いで
女山頂上
2018年06月05日 14:30撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 14:30
女山頂上
女山三角点
2018年06月05日 14:31撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 14:31
女山三角点
頂上直前のツツジ
2018年06月05日 14:34撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 14:34
頂上直前のツツジ
女山への林道から瑞牆山、奥は金峰山と五丈石
2018年06月05日 15:04撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 15:04
女山への林道から瑞牆山、奥は金峰山と五丈石
帰路、R299沿いに立つ武信国境の古道の碑に寄りました。
2018年06月05日 17:01撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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6/5 17:01
帰路、R299沿いに立つ武信国境の古道の碑に寄りました。
撮影機器:

感想

山地図と地形図を照らし合わせ、登山口としてメドを付けていた農道終点には割とスムーズに着きました。農道終点付近は2〜3ヶ所で広くなっていましたが、農耕車の邪魔にならないよう、少し戻って農道脇の草地に停めました。

登山ルートとしていた廃林道入口には5〜6桁の番号を合わせて解錠する堅牢な開閉式のゲートがありました。ゲートの両側は高さ2.5m程のフェンスが張り巡らされており、どこかに入口がないだろうかと思い、フェンスに沿って右側(北西方向)へ行きましたが、どこまで行っても入口もフェンスの切れ目もありませんでした。
仕方なくゲートまで戻り、下山時に地元民と顔を合わせたらお詫びすることにして、施錠されたゲートを乗り越えることにしました。
ザックを背負っても50キロ台の体重ですので問題無しでしたが、70〜80キロ台の人ならゲートが倒壊するかもしれません。フェンスの内側へ入るまで30分ほどのロスでした。
フェンスの中は廃林道で、近年車が入った痕跡はなく、末端付近から左側(東側)の尾根に取り付きました。

尾根は地形図どおりで分岐はなく、ほぼ均一の勾配で危険個所も藪も皆無でした。
ある程度の藪は覚悟していたのですが、草も小さな木も生えてなく、笹は全くなく、拍子抜けするほど歩き易い尾根でした。尾根の両側はカラマツとアカマツと樹齢20年以上と思われるミズナラなど雑木の混交林で、いわゆる止山(マツタケ山)であることが分かりました。
1660m付近で、北西からの尾根と合流する地点には有刺鉄線が張られていました。

ゲートでの時間ロスがなければ2時間半弱で登頂できたことになりますが、途中に展望の良い所は全くありませんでした。
時間的にも十分余裕があり、南の2085mピークか、1970mピークの北西尾根で崖マークの上端まで行ってみることにしました。
ところが一転してハタクボ頭から南は針葉樹やシャクナゲの藪で、小さなアップダウンの繰り返しとなりました。所々に展望の良い所もありましたが、1970m峰の南東にある岩場から2085m峰を眺めた限りでは、展望の良さそうな所はなさそうでした。なので、この岩場で打ち止めとしました。
あちこちで得られた展望を合わせるとほぼ360度見えたことになり、特に中央アルプス、浅間山、両神山など遠くの山が見えたのは大きな収穫でした。

下りは忠実に尾根を辿りましたら、上りで尾根に取り付いた廃林道末端へは下らず、レタス畑の手前(南側)でツツジが植栽された中を歩き、地形図に水色の水線が引かれた沢に下りました。
沢からは自分の車が見えていましたが、沢と農道の間もフェンスで遮られていました。最悪の場合、今朝の入山地点へ戻ってゲートを乗り越えるしかありませんでしたが、沢から農道へ上がった地点のフェンスは支柱に巻き付けてある針金を外すことが出来、難なく下山することが出来ました。
駐車地はレタス畑から一段下がった所なので、畑は見えず、仕事中の人とも顔を合わすことはありませんでした。

ハタクボ頭から派生する他の尾根はどうだかわかりませんが、この山域はおそらく広範囲に止山として厳重に管理されているのではないかと思います。
展望の悪さもさることながら、ネットに山行記録がないのもうなずけるような気がします。
行ってみて分かったことですが、この山域に入山するには秋は絶対に避け、その他の季節でも地権者など関係先から事前に了解を得た方が無難だと思います。
尚、『入山禁止』等の表示はどこにも見当たりませんでした。

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