ヒナザクラを見に西吾妻;デコ平登山口からピストン
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,005m
- 下り
- 995m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲレンデを過ぎてから西大嶺までの登りは、水溜り+ドロンコ道になります。雨の日はほぼ沢のようになるのでは…?? |
写真
感想
梅雨の合間にどこか…と思っていたら、西吾妻と西大嶺の鞍部にヒナザクラが自生していると。
行ったことはあるけど、ヒナザクラの時期ではなかったので、全く知らなかった。これは見に行こうということで、西吾妻へ。ついでに、行きたかったデコ平湿原見物を兼ねてデコ平登山口から。
グランデコスキー場のゴンドラ乗り場手前から、懸案の林道へ右折。思っていたほどの悪路でもないけど、ここはひとつスピードを落として慎重に。
デコ平登山口駐車場には先着の車が3台。皆さんもう出たようです。早速支度をして出ようとしたんだけど、蚊柱?というか、ものすごい羽虫。虫除けを持っていなかったので、タオルを振り回しながら靴を履いたり食料をザックに詰めたり。熊さんへの注意書きのある看板を見て出発。
足慣らしにはちょうどいい、林の中の緩やかな上りを行くとすぐにデコ平湿原。期待してなかったんだけど、たくさんの真っ白いワタスゲと、真っ赤なレンゲツツジ。コバイケイソウとシャクナゲ、ウラジロヨウラクツツジ。足元にはハクサンチドリ。誰もいない湿原でもったいないほどの花ざかり。ワタスゲの向こうには磐梯山も見えて、気分的には、もうこれで帰ってもいいかな?というぐらいの満足度。
湿原から林の中を抜け、グランデコスキー場のゲレンデを横切って山頂駅からはゲレンデの中の登り。どこでもそうだけど、ゲレンデって、見晴らしはいいけど、登りはツライんだよねェ…。ほぼリフト一本分登って、ようやくここから本格的登山道。
針葉樹林のなかで展望の無い、水たまりと泥濘、岩ゴロの歩きにくい登山道を黙々と登ります。風が通らないので、駐車場と同様羽虫がすごくて、汗をかいた腕にくっついたり、うっかりすると口に入っちゃったり。
視界が良くなって、安達太良山や西吾妻が見られるようになるともうすぐ西大嶺山頂。ほんの少し残った雪渓の横を通って山頂到着。風が強い上に冷たいのでウィンドブレーカーを着て、こちらは雪がたっぷり残っている飯豊の本山や大日岳を眺めて休憩。間近になった西吾妻へ向かう道にはまだ登山者もなく、デコからの後続もない、極めて静かな山頂でありました。
西大嶺山頂からはずっと花のみち。ミツバオーレン、チングルマ、イワカガミ、アオノツガザクラ、ベニバナイチゴ。鞍部の湿原にはお目当てのヒナザクラが満開。月山より多め、鳥海山より少なめって感じ。花を見つつの登りはそれほど苦にもならず西吾妻避難小屋分岐。 ここから一上りで西吾妻山頂。山頂標柱撮影時に到着したご夫婦らしき登山者は、あまりの山頂らしさの無さに、こちらの期待通りのがっかり度合い(笑)。
昼食のできる場所を探しながら西大嶺への登り返し。磐梯山や西吾妻を眺められるポイントで腰を下ろして軽めの昼食休憩。昔のイメージほどのキツさもなくデコへの分岐到着。もう一度周囲の山々の展望を楽しんで下山。
最後にもう一度デコ平湿原でワタスゲ+シャクナゲ・レンゲツツジ・コバイケイソウというあまり見ないコラボを楽しんで駐車場へ。
そうそう、下山時にデコ平湿原で木道の修理工事をしておりました。大変なお仕事ありがとうございます。
お花満載、梅雨時の貴重な晴れ間休日を堪能できました。
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