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Yamareco

記録ID: 1506351
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山 (鉾立より) [残雪・花畑・岩峰]

2018年06月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
よしやん その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:13
距離
17.7km
登り
1,384m
下り
1,366m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:20
休憩
0:49
合計
10:09
5:33
66
6:39
6:40
13
6:53
6:55
16
7:11
7:11
16
7:27
7:28
14
7:42
7:42
9
7:51
7:51
24
8:15
8:15
39
8:54
8:54
36
9:30
9:30
9
9:39
9:39
28
10:07
10:10
44
10:54
11:11
19
11:30
11:45
35
12:20
12:20
8
12:28
12:28
30
12:58
12:58
32
13:30
13:31
15
13:46
13:46
12
13:58
13:59
12
14:11
14:16
26
14:42
14:42
55
15:37
15:40
2
15:42
ゴール地点
天候 晴れたりガスったり
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
象潟道の駅 ねむの丘より乗合登山バスブルーライナーを利用
1名3000円
http://www.nikaho-kanko.jp/blueliner.html
今回は利用しませんでしたが山形県側遊佐駅からも乗合タクシーあり(2800円)
http://www.sakata-no1taxi.co.jp/infodata/info/2018031208471641/A_2018%E4%B9%97%E5%90%88%E9%B3%A5%E6%B5%B7%E5%B1%B1%E3%80%80%E7%B8%A6%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf
コース状況/
危険箇所等
1) 賽の河原周辺は残雪の雪原上を歩きます。ガスると迷いやすいです。
2) 七高山手前の分岐から新山に向かう場合、残雪があり、反時計回りで山頂を目指す場合は少しですが雪原を登ることになります。私たちはアイゼンを使用しました。
3) 新山は岩山でよじ登る感じになります。御室までのくだりも注意が必要です。
その他周辺情報 鉾立山荘に前泊。
モンベルクラブ会員特典で布団レンタル料金510円→310円
象潟駅から見る鳥海山
2018年06月23日 13:57撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/23 13:57
象潟駅から見る鳥海山
真新しい鉾立山荘
2018年06月23日 16:17撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/23 16:17
真新しい鉾立山荘
象潟九十九島。昔は海に浮かぶ島だったらしい
2018年06月23日 16:32撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/23 16:32
象潟九十九島。昔は海に浮かぶ島だったらしい
出発!
2018年06月24日 05:43撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 5:43
出発!
いきなりシラネアオイ出現
2018年06月24日 05:38撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 5:38
いきなりシラネアオイ出現
ハクサンチドリも
2018年06月24日 05:42撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 5:42
ハクサンチドリも
マルバシモツケ
2018年06月24日 06:00撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 6:00
マルバシモツケ
ツマトリソウ
2018年06月24日 06:13撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 6:13
ツマトリソウ
イワカガミも
2018年06月24日 06:14撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 6:14
イワカガミも
賽の河原手前の雪原。このあとガスで視界がなくなる。
2018年06月24日 06:18撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 6:18
賽の河原手前の雪原。このあとガスで視界がなくなる。
長坂道に合流。一安心。
2018年06月24日 07:06撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
6/24 7:06
長坂道に合流。一安心。
ハクサンイチゲ咲き乱れる花畑に出た。
2018年06月24日 07:07撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 7:07
ハクサンイチゲ咲き乱れる花畑に出た。
ミヤマキンポウゲ
2018年06月24日 07:08撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 7:08
ミヤマキンポウゲ
イワイチョウ
2018年06月24日 07:18撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 7:18
イワイチョウ
御浜小屋
2018年06月24日 07:28撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 7:28
御浜小屋
ガスと晴天を繰り返している
2018年06月24日 07:29撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 7:29
ガスと晴天を繰り返している
ホソバイワベンケイ
2018年06月24日 07:44撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 7:44
ホソバイワベンケイ
御田ヶ原から鳥海山を望む
2018年06月24日 07:45撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 7:45
御田ヶ原から鳥海山を望む
七五三掛に降りる道
2018年06月24日 07:48撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 7:48
七五三掛に降りる道
花畑は続く
2018年06月24日 07:52撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 7:52
花畑は続く
外輪山コースを行く
2018年06月24日 08:14撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 8:14
外輪山コースを行く
良い景色
2018年06月24日 08:21撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 8:21
良い景色
ハイマツの実
2018年06月24日 08:28撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 8:28
ハイマツの実
ツガザクラ
2018年06月24日 08:30撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 8:30
ツガザクラ
千蛇谷を見下ろす。
2018年06月24日 08:34撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 8:34
千蛇谷を見下ろす。
まだ花畑
2018年06月24日 08:38撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 8:38
まだ花畑
外輪山のピークを超えて行く
2018年06月24日 08:39撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 8:39
外輪山のピークを超えて行く
文殊岳
2018年06月24日 08:51撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 8:51
文殊岳
イワウメ
2018年06月24日 09:34撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 9:34
イワウメ
行者岳
2018年06月24日 09:44撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 9:44
行者岳
大物忌神社が見えて来て
2018年06月24日 09:54撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 9:54
大物忌神社が見えて来て
七高山到着
2018年06月24日 10:09撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 10:09
七高山到着
外輪山から降りて残雪の中を新山に向かう
2018年06月24日 10:42撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 10:42
外輪山から降りて残雪の中を新山に向かう
岩との戦いになる
2018年06月24日 10:51撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 10:51
岩との戦いになる
胎内くぐり
2018年06月24日 10:55撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 10:55
胎内くぐり
新山到着
2018年06月24日 11:04撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 11:04
新山到着
降りも慎重に
2018年06月24日 11:09撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 11:09
降りも慎重に
御室大物忌神社で少し休憩
2018年06月24日 11:34撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 11:34
御室大物忌神社で少し休憩
外輪山に登り返して元来た道を引き返す
2018年06月24日 12:03撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 12:03
外輪山に登り返して元来た道を引き返す
残雪の雪形が美しい
2018年06月24日 13:00撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 13:00
残雪の雪形が美しい
ニッコウキスゲは咲き始め
2018年06月24日 13:40撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 13:40
ニッコウキスゲは咲き始め
鳥海湖
2018年06月24日 14:09撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 14:09
鳥海湖
御浜小屋からは鉾立直通ルートをとる
2018年06月24日 14:22撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 14:22
御浜小屋からは鉾立直通ルートをとる
賽の河原まで登り返す
2018年06月24日 14:43撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 14:43
賽の河原まで登り返す
残雪を進んで
2018年06月24日 14:48撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
6/24 14:48
残雪を進んで
登山口に戻りました。
2018年06月24日 15:38撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/24 15:38
登山口に戻りました。
おまけ。鳥海山の伏流水が育んだ象潟名物岩牡蠣
2018年06月25日 10:18撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
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6/25 10:18
おまけ。鳥海山の伏流水が育んだ象潟名物岩牡蠣

装備

MYアイテム
よしやん
重量:-kg

感想

秋田県と山形県の県境にまたがる名峰、鳥海山。ほとんど北関東の燧ケ岳を除けば東北の最高峰でもある。

下山後に読んだ資料等によるとその歴史は以下のようである。
- 紀元前466年の崩壊で土砂が象潟に流れ、湖の中の島々、九十九島が生まれた。
- 1689年 芭蕉が奥の細道の旅に出発。最終目的地がこの象潟であったという説もある。
- 1801年の噴火により新山が形成される。
- 1804年の地震により九十九島の湖がなくなる。

登山ルートはたくさんありますが、どのルートを選んでもコースタイムが長く大変そうですので登山口の鉾立山荘に前泊して、早出することで時間的な余裕を持たせることとしました。

秋田新幹線と特急いなほを乗り継いで象潟駅に到着。道の駅で腹ごしらえをして乗合登山バスで鉾立に向かいます。「バス」とは言うものの実態はタクシーで、片道一人3000円は安くありませんが鉾立山荘の宿泊料金が安いのでよしとします。

鉾立山荘は最近立て替えたばかりでとても綺麗です。相部屋ではありましたが、2段ベッドにふかふかの布団でぐっすり休むことができました。またすぐ向かいには「稲倉山荘」という宿泊の出来ないレストハウスがあり、夕方5時まででしたら食事も可能のようです。

さて登山当日は朝5時半に出発。天気予報では雨の心配はないものの、強風のため登山には注意との印がでていました。

山荘の近辺にはマイズルソウが群生していましたし、歩き始めてすぐにシラネアオイやハクサンチドリなどの高山植物が現れ、さすが花の山と感じさせます。

30分ほど行くと残雪の雪渓に到達。斜度はないので怖くはないのですが、赤色の旗を目印に進んで行くもののだんだんとガスが濃くなり、次の旗が確認できないほどになってしまいました。進行方向左側からは沢の流れる音が聞こえ、斜面になっているものですから、右寄りにルートを取っていたところ想定のコースからはずれてしまったようです。本来は賽の河原から左手に降りるはずが結局河原宿、そして長坂道との合流地点まで進んでしまいました。スマホのGPSとヤマレコマップのおかげで現在地と方向はわかりましたが、ちょっと危険を感じた歩行になってしまいました。

御浜小屋手前の木道に到達して一安心。そこにはハクサンイチゲがまさに咲き乱れる花畑があり思わず歓声をあげます。

御浜小屋まではかなり遠回りになりましたが、それでもコースタイムの2時間で到達しましたので気を取り直して先に進みます。

御田ヶ原という広いピークを乗り越えて七五三掛へ。まだまだ花畑は続いています。

七五三掛からは千蛇谷を行くコースと外輪山を回るコースがありますが、前者にはまだたっぷりと雪が残っているようですので敬遠し、外輪山コースを取ります。

文殊岳、伏拝岳、行者岳といういくつかのピークを辛抱しながらやり過ごし、大物忌神社がまじかに見えてくれば七高山はすぐそこでした。

そこには山頂の碑もありましたが、早立ちをしたおかげで時間に余裕がありましたので新山を目指します。地図上ではすぐそこですのでこの時点ではまだ甘く考えていました。

外輪山からは大物忌神社のある谷まで激下り。そこからは新山の取り付きまで残雪の中を登ることになります。持って来た軽アイゼンが役に立ちました。

新山は崩れ落ちた大きな岩の塊のようで、しがみついて登るような感じになります。風が強いので慎重に登り、なんとか山頂に到着しました。

下りは御室大物忌神社の方向に降りましたがこちらも岩の激下りで神経を使います。

御室でほっと一息小休止。トイレもあって助かりました。

帰りも外輪山コースを取りましたのでまた登り返さなければなりません。考えてみれば当たり前のことなのですが、地図上ですぐそこ、ということは激下り、激上りを繰り返さなければいけない、ということでした。

帰路は来た道を戻ります。外輪山から七五三掛まで、七五三掛から御室小屋までもそれぞれ距離があり集中力が切れそうになりますが、花畑や雪形の景色を眺めて癒されます。来るときにはガスで見えなかった鳥海湖も姿を現してくれました。

御浜小屋からは鉾立までの最短ルートで戻りました。

結局10時間におよぶ山行になりましたので疲労感はありましたが、なんとも言えない充実感もあり良い気分でした。16:20の乗合バスで象潟に戻ることができました。

独立峰とは言え広大な山域を持つ鳥海山。上り始めが標高1100mということでやや甘くみていましたが、なかなかハードな工程でした。残雪、岩登りとバリエーションのある登山が楽しめましたし、何と言ってもまさに百花繚乱の花の季節に登ることができて幸福でした。

yoshiyan妻より、
2015年06月21日 に早池峰山にてお会いした 「男助山友の会」 の皆さんへ

その節は盛岡までお車に乗せていただき,楽しいひとときを過ごせました。
その時に 頂きましたアドバイス通り、やっと念願叶いまして,鉾立から登りました。
花の百名山の鳥海山を十分堪能できました。
有難うございました。
皆さん,お変わりございませんでしょうか?
また東北の山でお会いできますように。

【Google Earth】
https://earth.app.goo.gl/8gPCw

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訪問者数:1524人

コメント

レコ待ってました!
yoshiyanさん、こんにちは。

東北遠征お疲れさまでした。鳥海も秋田駒も天気に恵まれて、良い山行だったようですね。
ここ鳥海は登山口まで片道400km以上なのと軟式山ヤには少々キツイ行程になりそうなので、過去何回か計画しては二の足を踏んでいる山です。
でも、yoshiyanさんのレコを拝見して、花よし、眺めよし、岩楽しの「一度は訪れるべき山」と認識を新たにしました。今年こそお盆休みあたりに何とか計画したいと思いますが、仕事が入りそうな気配もプンプン…。
2018/6/28 23:00
Re: レコ待ってました!
papibanさん、こんにちは。鳥海山は期待以上によい山でした。
是非お出かけになってください。
papibanさんのカメラで取った風景や花の写真をぜひアップしてくださいね。

コメントありがとうございました。
2018/6/29 12:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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