中道経由 御在所岳〜鎌ヶ岳


- GPS
- 08:14
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,532m
- 下り
- 1,533m
コースタイム
天候 | 曇のち雨のち晴 登山開始 14℃ 御在所岳 9℃ 鎌ヶ岳 8℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
御在所岳の中登山道はキレットくらい? 鎌ヶ岳は山頂直下の岩場 |
写真
感想
今回の山行は岩場を攻めたかったため、思いつくのは御在所、鎌ヶ岳である。
早速、湯ノ山温泉まで行き登山を開始する。
御在所岳...夏に登ったときは正直山上公園の有様にショックを受けた。
しかし、この山は登っていく過程に面白みがあると思うので、どうせ登るなら中登山道でしょうと思い、ここを選んだ。
中登山道を登る。土よりも花崗岩の割合の方が多い。
その花崗岩もしっかり足を置けるように加工されてるみたいで歩きやすい。
もちろん加工されてない岩を登るほうが俺としては楽しいのだが、今回そういったところは沢山あるので嬉しい。
五合目に着いたころにはガスが抜け、御在所岳が顔を見せた。
キレットはたいしたことは無かったが、20人超の団体さんがそこで苦戦してたので終わるまでずっと眺めてた。
八合目の景色は最高だ!
伊勢湾もバッチリ見える。
そしてロープウェイに乗ってる人がここからでも見える。
向こうからはどういう風に見えてるのだろうな。
それにしても天気が微妙だな。五合目にいるときは山頂もガスは抜けたみたいだが...。
その嫌な予感は八合目を過ぎてからからだった。
厚い雲がすぐ上にいて山上公園に着いたころには視界ゼロで雨まで降ってきた。
しかも風が強くて寒いぞ。
とりあえず山頂で飯を食べ、鎌ヶ岳に向かう。
ここから先は夏に歩いたことがある。
武平峠に下りていくと鎌ヶ岳がガスから抜け、その雄姿を見せてくれた。
武平峠を過ぎ、登り返しが始まる。
最初に良い感じの岩場が飛び込んできてそれをクリアする。
それを過ぎると意外にも気持ちの良い尾根道が続くが距離は短い。
だんだん本格的な岩場へと道は変わり、登攀みたいな形で登る。
幸せだな、身近にこういうアルペンムードが味わえるということは。
最後に登った岩峰は山梨にある十二ヶ岳だ。
それから一年も岩峰を登ることはなかったのでテンションが上りますよ。
山頂直下の岩場もいい雰囲気だ。
最後の鎖をクリアし鎌ヶ岳山頂へ。
山頂は意外にも土だった。
勿論岩もあるが、てっきり槍みたいな山頂かと思ってた。
展望は曇ってるせいもあり、微かに伊勢湾が見えてる程度か。
でも俺はそっちよりも気になっていた鎌尾根を見た。
想像以上の迫力だった。
このナイフリッジはまるで長野の戸隠山みたいではないか!
歩きたいが、天候が微妙だし風が半端なく強いので今回はパス。
岳峠を雲母峰方面へ下る。
いきなり藪のトンネルが待っていた。
それを過ぎると岩あり土ありの道で下りでも飽きることはない。
どんどん下っていくと雲母峰の尾根から遠ざかっていたのに気づいた。
痛恨のルートミス。 しかたないので宮妻峡に降りて湯ノ山温泉まで歩くか(この選択が下山後に苦労することに)。
道なりに下っていくと滝が出てきてやがて沢沿いの道に変化。
沢を1,2回渡ると林道に出た。
ここから先が長かった。
標識がほとんどないので湯ノ山温泉に戻るのに道を間違えて、余計に疲れてしまう一面もあった。
もう疲れきっていたのでこのときの写真はなし。
山地図を見ても車道は分かりにくいし、合っているのかも分からなかったので不安になる。
山歩いている時よりも疲れる。
初めてだ、下界の道で迷うのは。
道路地図持ってくるべきだった。
しばらくすると湯ノ山温泉駅にたどり着いてものすごく安心した。
もう車道だけでも10kmは歩いただろうな。
あとは原付のあるところまで登る。
それが以外にも長かった。
原付を見た時はどんなに安心したことか。
今回の山行はとても変化があり、楽しかった。
御在所岳の山上公園にたいしての俺の拒否反応は和らいだみたいだ。
素直に受け入れている自分がいたので。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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カズラ谷、かなりヤブが茂ってますね〜
ルートを見失いやすいエリアですので
無事に通過されたようで、何よりです。
一般道を長い時間歩くのって、けっこう
ストレスになりますよね
ルートミスなら、尚更です。
鎌尾根、ぜひ歩かれてみて下さい。
下山で使われると、一層スリルは満点です。
急傾斜を見下ろしながらの登山道になります。
長い周回コース、お疲れ様でした
「御在所岳」&「鎌ヶ岳」いつかは行ってみたい山ですね。
しかし帰りの一般道の長い道のりは標高グラフの10卉賄世らの長い緩やかな線を見ても良くわかります。
山道から一般道や林道などの整備された道に出るとおかしいなと思いながらも歩きやすさからついつい先へ進みすぎてしまい後戻りできなくなりますね、私は険しい山道は緊張感で道間違えは少ないですが林道へ出ると緊張感が途切れてかなりの確率で迷ったり行き過ぎて分岐を見逃したりします。
先日も下山時あと50m程で登山口というところで足をかけた石がぐらつき思いっきり背中から倒れこみ頭を岩にぶつけてしまいました。(レコには書いてないけど未だにタンコブがあります。)下山時に遭難や事故が多いのもうなづけます。
原付を見た時の ほっとした感 がひしひしと伝わってきたレコでした。(もちろん、御在所&鎌の素晴らしさも伝わってきましたよ!)
本当に一般道歩くのはストレスでした。
車が来ないような林道歩きならそれほど嫌気には駆られないのですがね...。
鎌尾根は絶対に歩きますよ!
あれほどの戸渡りが目の前に現れたら誰でも登攀意欲が沸いてくると思います。(そんなことないかな?)
これからは鈴鹿南部を攻めていくつもりなのでkomakiさんのレコを参考にさせてもらいますよ!
コメント有難うございました!
この標高グラフは分かりやすいですよね。
それにしてもルートミスはかなり痛かったし、何よりも恥ずかしいです。
少し疲れるけど引き返すのが正解なんですよね。
鎌ヶ岳の達成感からの気の緩みで、冷静さを失ってました。まだまだ未熟です。
yuconさんにもそんなエピソードがあったんですね。
下山時での浮石は危険ですよね。
本当に大事に至らなくて良かったですよ。
遭難の確率は下山時が最も多いですね。
お互い常に気をつけながら登山を楽しみましょうね!
やはりお若いですので、
ロングコースなのに速いですね〜。
いや、お若いだけでなく体力的にも優れてらっしゃるのですね。うらやましいです。
多分、当たりですよ。その岩です。
短い脚が何故かもつれたのは。
もつれるばかりでなく、
挟まって抜けなくなったとか・・そうでないとか?
若いのでこれからが楽しみですね〜。
ps/
五十肩ってきいた事ないでしょう?
もうそこまで若くないですよ。
それに筋力も体力も結構落ちちゃってます。
その証拠に今筋肉痛ですよ。
やはりこの岩でしょう?
俺も狭くてザック等が挟まって抜けなくなりました。
まさしくその岩です。
五十肩は知ってますよ。
この症状はそうとう辛そうですよね。
なんでも完璧には治らないとか。
まさかmiyaさん五十肩なのですか?
それで鎌に!?
だとしたら凄いですよ!?
>山頂は以外にも土だった。
ん〜気持ちがわかるだけにリアルな文章だなあ。
>ルートミス
やはり単独行ではGPS導入ですかね。
ミスっても早いうちに対処できますよ。
私もこの山登ってみたいです。レコ、ありがとう。
>miya162さんへ
guhikazukさんとは栗駒山でご一緒させていただきましたが、歩くの早いですよぉ!
ところで、秋田は雪が積もりました。もう冬です。
これからはスノーシューでウロウロしてみます。
GPSを買う予算がありません...。
山地図で凌いでいきます。
今回のミスはかなりお粗末だったので、これを教訓に次に繋げていきます。
栗駒山の時そんなに歩くの早かったのかぁ〜。
すみません、あまり自覚がなかったです。
多分アブのせいだったのかな(笑)
やはりそちらは雪積もりましたね。
スノーシュー羨ましいです。
それも予算がないので買えず、冬は辛いです。
昨シーズンみたいな記録的豪雪にならないことを祈ります。
あの時は歩くの早く感じましたよ。
でも、天気も良く天馬尾根の草原も最高で楽しかったです。
スノーシュは昨シーズン買ったのですが、仕事が忙しかったので使わなかったんです。
なので、今シーズンはヤマレコにも投稿できないような低山の冬山縦走を予定してます。
それから、去年は聞いた話によると休む間もなく降り積もったので雪が固まらずに柔らかくてスノーシューもカンジキも役に立たなかったそうです。
二年連続の大雪となるとさすがに堪えます。
天馬尾根は緩やかなアップダウンと広々とした草原で気持ちよくて、俺の中では一番の思い出になってます。
もちろんmountrexさんに出会えて今でもこうして山友としていることでも、あの山行は忘れることが出来ない思い出です。
昨シーズンは自分も一週間、妻の実家にいてたのであの豪雪は体験してます。
休む間もなく雪かきしても雪を捨てるところが無くなって、だけど休む間もなく積もっていく雪に困ってました。
あの中で登山するのはまず無理ですよね。
スノーシュー、思う存分活躍できるといいですね!
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