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Yamareco

記録ID: 151707
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰山(地蔵岳・・秋山〜冬山の転換点に遭遇)

2011年11月23日(水) ~ 2011年11月24日(木)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
31:44
距離
12.9km
登り
1,791m
下り
1,791m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
御座石鉱泉登山口6:52―10:30燕頭山―12:53鳳凰小屋テント泊

2日目
鳳凰小屋6:47―8:21地蔵岳―9:05鳳凰小屋(テント撤収)10:06―12:31燕頭山―14:35御座石鉱泉登山口
天候 1日目:晴れ時々曇りのち雪
2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御座石鉱泉へのアクセス道は、舗装路と20km以下走行の未舗装路が半々位でした。
御座石鉱泉前に、広い無料駐車場とバス停(4月〜10月)があります。
駐車場には、靴を脱いで入る、紙付き・暖房便座のバイオ水洗トイレがあります・・しかも、至れり尽くせりながら料金ポストなしでした。

コース状況/
危険箇所等
登山道に、所々切れ落ちた部分や傾いた梯子・木階段等がありますが、全般に整備状況良好で迷うところや危険を感じるところはありませんでした。(積雪後の「傾いた木階段」はややプレッシャーですが、鎖があるので危険はありません)
午前中は雪が無くてやや拍子抜けでしたが、14時過ぎ頃から急変し、かなりの積雪となりました。
2日目の登山道は、全く雪の無かった1日目と打って変わり、鳳凰小屋〜地蔵岳間で踝〜膝下の積雪がありました。
谷筋をクロスする辺りから頂上付近では、道を外すと股までもぐりました。
アイゼンを使う雪質ではなかったですが、樹林帯を抜けると吹き飛ばされそうな風があり、頂上付近の急登部でアイゼンを装着しました。
そのおかげで、通常だと歩きにくいザレ部(本日やや凍結気味)でアイゼンがよく効いて歩きやすかったです。
ノートレースのバージンスノウは気持ちよかったですが、フカ雪に障害物(石・岩・木の根)が隠されていて、かなり歩きにくかったです。(これから本格的な冬になり、雪の締まりと降雪を繰り返して改善されると思いますが)
2011年11月21日 21:00撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/21 21:00
2011年11月21日 21:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/21 21:44
2011年11月23日 06:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/23 6:42
2011年11月23日 07:39撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/23 7:39
2011年11月23日 10:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/23 10:54
2011年11月23日 10:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/23 10:58
2011年11月23日 11:02撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/23 11:02
2011年11月23日 12:39撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/23 12:39
2011年11月23日 12:40撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/23 12:40
2011年11月23日 12:40撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/23 12:40
2011年11月23日 14:11撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/23 14:11
2011年11月23日 14:18撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/23 14:18
2011年11月24日 07:35撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 7:35
2011年11月24日 07:44撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 7:44
2011年11月24日 08:09撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/24 8:09
2011年11月24日 08:21撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/24 8:21
2011年11月24日 08:25撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 8:25
2011年11月24日 08:25撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 8:25
2011年11月24日 08:34撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 8:34
2011年11月24日 08:34撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 8:34
2011年11月24日 08:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/24 8:37
2011年11月24日 09:05撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11/24 9:05
2011年11月24日 10:03撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 10:03
2011年11月24日 11:40撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 11:40
2011年11月24日 11:40撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 11:40
2011年11月24日 11:40撮影 by  DSLR-A100, SONY
11/24 11:40

感想

今週は、水木と連休が取れたので、泊まりでの山行を計画しました。
北の方ほど悪天候のようなので、南アルプス方面で比較的雪の少なそうな鳳凰山に登ることにしました。(前回の鳳凰山登山では薬師岳・観音岳のみの登頂で、地蔵岳は悪天候でパスしたので、今回は鳳凰小屋でテン泊して地蔵岳登頂を目指すことにしました)

御座石鉱泉から入るルートは通常期なら日帰りも可能でしょうが、アルプスでの雪中テン泊装備だと25kgは越えてしまいそうで、雪山の大変さを考えると、山中1泊して余裕を持ったプランがよいと思われました。

「雪山テント泊」・・何といういい響きでしょうか。衣食住全てを背負い、重荷にあえぎながらアドベンチャーに挑む・・「この山行はアドベンチャーというレベルではないよ」といわれそうですが、鳳凰山での雪中テン泊山行は自分的レベルでは十分にアドベンチャーなのです。

今シーズン初の冬山装備を引っ張り出して、「やはり冬靴かな? アプローチに雪が全く無かったら3シーズン靴+靴用カイロかな?」、「すべり止めは6本爪か、12本爪か、ワカンもいるかも」とか「金属ペグで良いか? シッカリ雪があったら竹ペグかな?」・・「エ〜イ全部車に積んどいて現地で判断だ」という感じで、遠足前の子供(数十年前の)の心境でワクワク状態でした。

ところが、現地に着いて登り始めても、雪のユの字もなくやや拍子抜けで鳳凰小屋に到着です。そしてのんびりランチ後、「しゃあないからテント設営して呑みの態勢に入るか!」というところで、先ほどからチラホラ舞っていた小雪が急激に勢いを増してきました。

これはエライことになりそうだと、急遽、閉鎖している小屋前のひさしの下に設営させてもらいます。(本日の宿泊は私1人で、テン泊代800円は御座石鉱泉の女主人に払ってきました)

猛吹雪でテントの中に缶詰になっている間に、見る見るうちに雪は積もり、酔いつぶれた頃には、暗闇ながら一面銀世界なのは明らかでした。

翌朝目覚めると期待通りの雪山となっていて、地蔵岳にアタックすべくバージンスノウのラッセルにかかります。

まだ11月だけに気温が-5℃程度と比較的暖かく、厳冬期のような厳しさは感じませんでしたが、“目出帽を被り耐風姿勢”や“アイゼン効かせて急登を1歩ずつ頂上へと向かう”シチュエーションに、“登山家アドベンチャー気分”を十分に味あわせてもらった山行でした。 (^^♪



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コメント

まさか後発の方がいたとは!
shtさん、初めまして!
massyと申します

私も23日に鳳凰小屋〜地蔵ヶ岳(青木鉱泉から)に行きました
午前中に観音岳まで行ったので、本格的な雪には遭遇しませんでした
下山時にオベリスク方面は雪雲だったので「これは積もるかなあ」とは思っていましたが、膝まで積もるとは
ラッセルお疲れさまでした!

鳳凰小屋は冬季小屋が空いていた思いますが、敢えて外でテン泊とは恐れ入ります
2011/11/26 12:03
massyさん ご訪問ありがとうございます
massyさん こちらこそ初めまして
レポ拝見しましたが、日帰りでのロングコースお疲れ様でした。

御座石鉱泉からの登りが1人ラッセルだったら、燕頭山テン泊山行になっていたかも・・です。

今回は、ポカポカ陽気の秋山と雪の冬山とを両方楽しめて、お得感のある山行でした。

ご訪問ありがとうございました。
2011/11/26 12:58
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