摺古木山
- GPS
- 05:27
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,168m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 5:27
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
職場の終業チャイムが鳴り、机周辺を片付けてキョロキョロしていると、「もう帰ってもいいですよ」の声。(いやいやすまないですねえ。来週頑張りますから。)ぶつぶつ心の中で云いながら金曜日の脱出です。結局19時です。明日に備えて買い出しです。空腹なのでついつい買い過ぎてしまういつものパターン。
確かこのあたり、とカーナビに目的地をセットしてグイグイと山に向かって進みます。国道から県道へと移って狭い峠道、アナグマなんかがノコノコ出てきて必死に逃走してます。必死に見えますが走りは遅いです。山が深くひどく寂しくなったところでキャンプ場の看板を発見。ダートの林道の奥にPの表示。行ってみます。草ボウボウです。(このまま草に埋まって動けなくなるかも)と恐怖に襲われたところでひらけたところに出ました。ヘッドライトの灯りに昭和の便所も見えます。満天の星空以外には明かりは有りませんが、明日の準備をして寝ます。意外にもよく聞こえるFMラジオを消してと、おやす...いや待てよ、登山口を確認しておこう。
って、えっ。ここどこだ。
これってハゲ岳の登山口じゃないですか。かどうかはよく分かりませんが予定の登山口はクルマでまだ県道を進んだ先にあるようです。エンジンを掛けてダートの草ボウボウをふたたび乗り越え、寂しい県道をトボトボ下ってようやく予定の駐車場に着きます。ここにも案内看板が有ります。へえ、昔の宿場町なんですね。...おやすみなさい。星空が見えないのは雲が出てきているからのようです。
2:44、誰かのヘッドライトで目が覚めます。こんな時間に到着して山登りでしょうか。と思ったら灯りを消して寝てしまいました。この時間、辺りは結構冷えています。標高が高いお陰で気持ち良く眠れます。下界は今夜も暑くて寝苦しいことでしょう。3:00に目覚ましが鳴り、これを3秒で止めます。おにぎりにコーヒーで口の中を混乱させながら支度開始。カカトの出っ張りに靴擦れ防止のテープを2重貼り、くつ下も2重履きにします。今日は山靴ではなくてスニーカーにします。行程の半分以上林道で軽快に行けるでしょうから。リュックを背負って周辺をぐるりと回ってみます。公衆電話の灯りがある以外は人の気配を感じません。廃村みたいです。LEDライトで探したところ、一応昭和便所は見つかりました。怖い。
登山開始。アスファルト舗装の林道をライトで照らしながらひたひたと駆け登って行きます。20歩進んだところで力尽きます。(ダメだ、歩きにしよう。)沢の音を聞きながら進んで行くとダートになり、さらに行くとロープのゲート。ここに登山ポストが有ります。登山届を押し込みます。ロープをくぐって進みます。後で気づきましたが、このロープ、カラビナで引っ掛けてあるだけなのでその気になればクルマも通せてしまいます。どおりでその先にクルマが駐車してあるわけです。明るくなり、立派な木造の昭和便所に出合い、さらに行くと避難所っぽい建物。林道の終点です。ここから登山道。狭くて急で滑るうえにクマザサの朝露を服装が勢い良く吸い取り、シャツもパンツもぐっしょり濡れてしまいます。山頂に到着し、周りの山々を一望。遠くに白山、御嶽、乗鞍に北アルプス、隣には木曽山脈、雲海に南アルプスが浮かんでいます。絶景です。スリコギヤマ自体は麓から見えなくて明確な印象のない山ですが、白山から南アルプスまで見えてしまうなんて、なんと云うかとってもお買い得っ。さてと、長い林道を下って宿場に戻りましょうか。
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