甲武信岳、シャクナゲが満開
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- GPS
- 24:20
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,642m
コースタイム
5/27 6:20甲武信小屋-6:40木賊山-9:20西沢登山口着
天候 | 5/26 薄曇り 5/27 小雨、霧 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り;西沢渓谷入口ー(バス)->塩山駅ー(JR中央線)->新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
信州側からの道も、山梨側の道もよく整備されている。 この時期、標高2300m付近以上では、登山道に残雪が見られた。 アイゼンは不要だがスリップに要注意。 |
写真
感想
【山行No 290】
※前週の皇海山につづき、関東地方に残る百名山の一つ、甲武信岳に出かけることにした。
今回の予定は、ガイドブックを参考にして、信州側から登り、
甲武信岳の山小屋で1泊して甲州側に降りる、1日2日のコース。
5月26日(土)
・朝、東京の単身赴任寮を出発し、新宿よりアズサ号で中央線を行く。
梅雨入りも近いのか、ぼんやりと高曇りの朝。
9:10 小淵沢駅
・ここより小海線に乗り換える。展望の良い山岳ルートのはずだが、
今日は山の上の方は雲がかかっていて、八ヶ岳も見えなかった。
9:50-10:00 信濃川上駅
・ここからタクシーで登山口まで行くつもりにしていたが、
ちょうど、登山の団体さんがマイクロバスのタクシーを予約しており、
同乗させてもらえることになった。1300円で済んで、ラッキー。
10:30-40 毛木平登山口(標高=1480m)
・ここから登山開始。すでに車が50台ほど停まっており、相変わらず100名山ブームはすごいな..
・上空は薄曇りの天気で、日差しは弱いが、なんだかムシムシする。
当初は十文字峠を経由して登ろうかと思っていたが、ほとんどの人が千曲川源流コースを行くようなので、そちらを選択する。
・登山道はわりと良く整備されている。樹相は植林のカラマツ林で、今一つ冴えない感じ。
12:40-50 なめ滝(標高=約1910m)
・この付近より沢沿いに登るルートとなる。沢風が涼しいのは良いが、このコースはやけに小蠅が多く、ちょっとうっとうしい。
森はようやく、自然林の黒木の森に代わってきた。
鳥の声もパラパラ。シジュウカラ、コマドリ、オオルリ、カラ類、メボソムシクイなど。
14:20 千曲川源流の碑
・目印となる源流の碑を過ぎるとルート上には急に残雪が出てきた。
目の前を歩いている団体さんの一人が残雪に足を取られて転倒したが、どうやら捻挫したようだった。自分も気をつけなくては。。
14:50-15:00 稜線出会い(標高=2310m、気温=20℃)
・ようやく稜線に着いた。
ここから東にルートをとり、眼前の甲武信岳へ向かうが、結構ガラガラした岩が続く急登だった。
15:20-40 甲武信岳山頂(標高=2475m)
・目標の甲武信岳にようやく到着。百名山93個目となる。
最短コースのはずだったが、以外と時間がかかってしまい、すでに午後も遅い時間になった。
今日は薄曇りのため展望はあまりなく、近くの国師岳、金峰山が見えている程度だった。
15:50 甲武信小屋 着
・首都圏の山小屋だから立派な山小屋を予想していたが、以外に古ぼけた山小屋だった。奥秩父らしいといえば、そういう感じもする。
・夕食は、具の少ないカレーだった。北アルプスの山小屋とはだいぶレベルに差があるな。
・この高度で高山病ということもなさそうだが、小屋に入ってから頭痛があり、
頭痛薬もあまり利かないのには弱った。
・今日の泊り客は約50名。寝床に入ると、少し暑いくらいだった。
5月27日(日)
・夜中から、ときおり、雨が屋根をたたく音がパラパラと聞こえ出してきた。
6:20 甲武信小屋発
・雨だからということでゴアのカッパを着て出発するが、雨は小雨程度。
6:40 木賊山(とくさやま)(標高=2469m)
・暑苦しいし、小雨なので、早々と雨カッパを脱ぐ。
・木賊山からは、甲州側、西沢渓谷の方に下山する。
最初、標高差で100m位は、登山道に残雪があった。そのあとは雪もなく、深々とした黒木の森の中を下ってゆく。
・標高=2000〜1800m付近は、シャクナゲがちょうど満開を迎えていた。
シャクナゲは、どの山にいっても、パラパラしか咲いていなくて、がっかりすることが多いが、
これほど多く花が咲いているのを見るのは初めてだ。
天気の悪い中、いいものを見られて収穫があった。
・登山道は、ガイドブックでは採石場を通って、ヌク沢を渡るようだが、
道なりに進んでゆくと、ずうっと尾根筋を通っている。
どうやら、地図上の「福ちゃん新道」に入っているらしい。どちらにしろ下山口は同じなので、そのままズンズンと下る。
・天気が悪いわりには、鳥の声もパラパラ聞こえる。
ウソ、コルリ、ホトトギス、コマドリ、ヤブサメ、ミソサザイなど。
(今回出会った鳥、17種)
9:20 西沢登山口 着
・小雨模様の中、休みをほとんど取らずに降りたので、予想より早く下れた。
・時間も余裕があるので、西沢渓谷の遊歩道を少し散策してみた。
この渓谷は、深い広葉樹の森に覆われていて、水も美しい深緑色をしていて、天気が悪いなかなのに、なかなかいい感じの渓谷だった。
・小一時間 西沢渓谷を往復して、再び西沢登山口に戻り、そこから林道を下山する。
西沢渓谷は結構有名な観光地らしく、雨もようなのに、観光客が結構あるいていた。
10:50-11:25 西沢バス停
・ここで本日の登山は終了。バス停前の店やでビールを買い、朝からビールを飲んで、一息ついた。
・帰りは西沢からバスで塩山に出て、中央線にて新宿に帰る。
東京に帰着したのは午後3時前で、昼下がりに帰宅するのがなんだか妙な感じもした。
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