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Yamareco

記録ID: 1528503
全員に公開
ハイキング
大峰山脈

大普賢岳(大峰山系)【和佐俣山キャンプ場から周回コース】

2018年07月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
hojin その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:59
距離
11.0km
登り
1,410m
下り
1,409m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:38
休憩
1:22
合計
8:00
距離 11.0km 登り 1,410m 下り 1,410m
6:27
57
7:35
7:44
5
7:49
35
8:24
9:06
50
9:56
55
10:51
10:56
55
11:51
12:08
4
12:12
12:14
64
13:39
9
13:48
13:55
16
14:12
駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
和佐俣山キャンプ場を利用
キャンプ利用で駐車料金1泊1、100円)
(駐車のみの場合は駐車料金1日1,000円)
コース状況/
危険箇所等
大普賢岳の登り、大普賢岳から七曜岳の途中、鎖場やはしご場など多く、十分な注意が必要。
道標は随所につけられているが、ところどころ道のはっきりしないところもあるので注意が必要。
朝の和佐又山キャンプ場。
2018年07月15日 05:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 5:58
朝の和佐又山キャンプ場。
女性修験者の団体がヒュッテに入られていく。これから行に入られるのだろうか?
2018年07月15日 06:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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女性修験者の団体がヒュッテに入られていく。これから行に入られるのだろうか?
登山口にある案内地図。
2018年07月15日 06:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:13
登山口にある案内地図。
キャンプ場の中を進む。
2018年07月15日 06:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:16
キャンプ場の中を進む。
大普賢岳への道標。
2018年07月15日 06:20撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:20
大普賢岳への道標。
2018年07月15日 06:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:21
日本遺産の案内板。
2018年07月15日 06:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:21
日本遺産の案内板。
樹林の中を歩く。
2018年07月15日 06:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:23
樹林の中を歩く。
和佐又山山頂への分岐。
2018年07月15日 06:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:27
和佐又山山頂への分岐。
道標がしっかりとあり、安心できる。
2018年07月15日 06:33撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:33
道標がしっかりとあり、安心できる。
ブナが広がる森。
2018年07月15日 06:34撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/15 6:34
ブナが広がる森。
キノコ。
2018年07月15日 06:46撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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キノコ。
道標が付けられたブナの木。
2018年07月15日 06:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:52
道標が付けられたブナの木。
シタン(指弾)の窟。
2018年07月15日 06:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 6:55
シタン(指弾)の窟。
ヤマアジサイ。
2018年07月15日 06:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/15 6:57
ヤマアジサイ。
展望。
2018年07月15日 06:59撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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展望。
美しい自然林。
2018年07月15日 07:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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美しい自然林。
朝日窟。
2018年07月15日 07:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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朝日窟。
笙ノ窟。
2018年07月15日 07:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/15 7:05
笙ノ窟。
金銅不動明王像が祀られている。ここで千日籠修行が行われたとされている。
2018年07月15日 07:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 7:06
金銅不動明王像が祀られている。ここで千日籠修行が行われたとされている。
笙ノ窟付近の岩窟の解説板。
2018年07月15日 07:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 7:15
笙ノ窟付近の岩窟の解説板。
2018年07月15日 07:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/15 7:16
鷲の窟。
2018年07月15日 07:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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鷲の窟。
節理の見られる岩肌。
2018年07月15日 07:20撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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節理の見られる岩肌。
展望。
2018年07月15日 07:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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展望。
はしごがでてくる。
2018年07月15日 07:32撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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はしごがでてくる。
石の鼻。
2018年07月15日 07:33撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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石の鼻。
石の鼻からの展望。
2018年07月15日 07:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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石の鼻からの展望。
展望。
2018年07月15日 07:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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展望。
展望。
2018年07月15日 07:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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展望。
また、また、はしご。
2018年07月15日 07:56撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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また、また、はしご。
登山道に咲く、紫の花。
2018年07月15日 08:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 8:13
登山道に咲く、紫の花。
ヤマアジサイ。
2018年07月15日 08:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 8:14
ヤマアジサイ。
草むらに咲いた紫の花。
2018年07月15日 08:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 8:15
草むらに咲いた紫の花。
鈴鹿山脈?
2018年07月15日 08:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 8:17
鈴鹿山脈?
大普賢岳山頂。
2018年07月15日 08:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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大普賢岳山頂。
大台ケ原方面の展望。
2018年07月15日 08:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 8:26
大台ケ原方面の展望。
山上ヶ岳。 
2018年07月15日 08:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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山上ヶ岳。 
稲村ヶ岳。
2018年07月15日 08:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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稲村ヶ岳。
弥山、八経ヶ岳方面の展望。
2018年07月15日 08:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/15 8:27
弥山、八経ヶ岳方面の展望。
昼食は熱いラーメン。意外と暑いときに熱い食べ物はいける。
2018年07月15日 08:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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昼食は熱いラーメン。意外と暑いときに熱い食べ物はいける。
大普賢岳山頂標識。
2018年07月15日 09:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 9:06
大普賢岳山頂標識。
大普賢岳から国見岳方面に下って行かれるパーティー。
2018年07月15日 09:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 9:06
大普賢岳から国見岳方面に下って行かれるパーティー。
八経ヶ岳方面。
2018年07月15日 09:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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八経ヶ岳方面。
山上ヶ岳。
2018年07月15日 09:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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山上ヶ岳。
この山は?
2018年07月15日 09:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 9:15
この山は?
水太覗から大普賢岳を見上げる。
2018年07月15日 09:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 9:17
水太覗から大普賢岳を見上げる。
展望抜群の水太覗。
2018年07月15日 09:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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展望抜群の水太覗。
大普賢岳。
2018年07月15日 09:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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大普賢岳。
登ってきた尾根。
2018年07月15日 09:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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登ってきた尾根。
どこまでも続く山々。
2018年07月15日 09:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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どこまでも続く山々。
気持ちのいい樹林の中の道。
2018年07月15日 09:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/15 9:24
気持ちのいい樹林の中の道。
いい森です。
2018年07月15日 09:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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いい森です。
弥勒岳。縦走路を少し外れたところに山頂がある。
2018年07月15日 09:32撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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弥勒岳。縦走路を少し外れたところに山頂がある。
弥勒岳への分岐。
2018年07月15日 09:34撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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弥勒岳への分岐。
稲村ヶ岳。
2018年07月15日 09:39撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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稲村ヶ岳。
展望。
2018年07月15日 09:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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展望。
ブナ。
2018年07月15日 09:51撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ブナ。
国見岳。一応、寄ってみた。
2018年07月15日 09:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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国見岳。一応、寄ってみた。
国見岳への分岐。
2018年07月15日 10:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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国見岳への分岐。
マンネンスギ。
2018年07月15日 10:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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マンネンスギ。
少々、険しい!
2018年07月15日 10:09撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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少々、険しい!
鎖場。
2018年07月15日 10:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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鎖場。
庭園?
2018年07月15日 10:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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庭園?
気温は25℃と下界に比べると低い。ただし、日差しは強い!
2018年07月15日 10:19撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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気温は25℃と下界に比べると低い。ただし、日差しは強い!
大普賢〜七曜は自然深い、いいコース。
2018年07月15日 10:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 10:21
大普賢〜七曜は自然深い、いいコース。
大普賢岳。
2018年07月15日 10:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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大普賢岳。
七つ池標識。
2018年07月15日 10:34撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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七つ池標識。
七つ池。
2018年07月15日 10:34撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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七つ池。
木の階段。
2018年07月15日 10:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 10:41
木の階段。
大普賢岳。姿が美しい。
2018年07月15日 10:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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大普賢岳。姿が美しい。
白い花は?
2018年07月15日 10:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 10:44
白い花は?
弥山方面に雲がかかる。
2018年07月15日 10:47撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 10:47
弥山方面に雲がかかる。
七曜岳のトンボ。
2018年07月15日 10:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 10:52
七曜岳のトンボ。
七曜岳からの展望。
2018年07月15日 10:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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七曜岳からの展望。
七曜岳山頂。
2018年07月15日 10:56撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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七曜岳山頂。
空洞になっても成長する樹木。
2018年07月15日 10:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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空洞になっても成長する樹木。
ここから駆け続ければ弥山に辿る。
2018年07月15日 11:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 11:01
ここから駆け続ければ弥山に辿る。
奥駆道から下る。
2018年07月15日 11:09撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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奥駆道から下る。
巨岩に根を張る樹木。
2018年07月15日 11:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 11:17
巨岩に根を張る樹木。
無双洞に向かう。
2018年07月15日 11:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 11:18
無双洞に向かう。
軽快に下れる山道。
2018年07月15日 11:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 11:24
軽快に下れる山道。
雰囲気のいい森を下る。
2018年07月15日 11:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/15 11:27
雰囲気のいい森を下る。
無双洞の上の滝。ここで休憩。
2018年07月15日 11:59撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 11:59
無双洞の上の滝。ここで休憩。
無双洞に入られる方もある。
2018年07月15日 12:08撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
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7/15 12:08
無双洞に入られる方もある。
2018年07月15日 12:10撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
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和佐又ヒュッテへの標識。水廉の滝へはここから少し外れて下る。
2018年07月15日 12:12撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 12:12
和佐又ヒュッテへの標識。水廉の滝へはここから少し外れて下る。
水廉の滝。
2018年07月15日 12:12撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 12:12
水廉の滝。
水廉の滝。
2018年07月15日 12:13撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
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水廉の滝。
鎖場注意の看板。鎖場では眼前に壁がそびえているように見える。実際登ってみるとそれほどではないのだが。
2018年07月15日 12:39撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 12:39
鎖場注意の看板。鎖場では眼前に壁がそびえているように見える。実際登ってみるとそれほどではないのだが。
ロープ、鎖をたよりに険しい急斜面を登る。
2018年07月15日 12:40撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
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7/15 12:40
ロープ、鎖をたよりに険しい急斜面を登る。
円柱状の穴がきれいに空いている。どうやってできたのか?たぶん、木の幹が石のすきまに芽生え、育っていた。その後、木が腐ってしまい、後にきれいな穴が残った。
2018年07月15日 12:51撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 12:51
円柱状の穴がきれいに空いている。どうやってできたのか?たぶん、木の幹が石のすきまに芽生え、育っていた。その後、木が腐ってしまい、後にきれいな穴が残った。
底無井戸の標識。少し登山道をそれたところにある、
2018年07月15日 12:53撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 12:53
底無井戸の標識。少し登山道をそれたところにある、
底無井戸。
2018年07月15日 12:53撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 12:53
底無井戸。
石ころだがきれいな層ができている。
2018年07月15日 13:11撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 13:11
石ころだがきれいな層ができている。
和佐又山の登りで見つけた。正体は何?
2018年07月15日 13:42撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 13:42
和佐又山の登りで見つけた。正体は何?
和佐又山山頂。積み上げてある石は石灰岩が多い。
2018年07月15日 13:48撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 13:48
和佐又山山頂。積み上げてある石は石灰岩が多い。
和佐又山から大普賢岳を見上げる。
2018年07月15日 13:49撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 13:49
和佐又山から大普賢岳を見上げる。
下山道で見つけたキノコ。
2018年07月15日 13:59撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 13:59
下山道で見つけたキノコ。
和佐又山キャンプ場に戻ってきた。
2018年07月15日 14:11撮影 by  ZTE BLADE V0720, ZTE
7/15 14:11
和佐又山キャンプ場に戻ってきた。

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 時計 タオル カメラ 双眼鏡 ガスカートリッジ コンロ コッヘル レジャーシート

感想

昨日、弥山・八経ヶ岳に登り、和佐又山でキャンプ。2日目は大普賢岳を周回する。

5時過ぎに起床し、簡単な朝食の後テントを撤収し、出発準備。出発前に観光バスがやってきて、バスから降りてこられたのはなんと女性の修験者一向。ヒュッテの中に入って行かれたが、この後修行をされるのだろうか?

キャンプ場の水場近くに案内板と登山届提出ポストがあり、そこでコースを確認し、届を提出してゆるやかな階段道を登って行く。すると、まだそこはキャンプ場内で張られたテントが並んでいる。テントサイトを抜けて大普賢岳への標識があり、いよいよ登り始めた感じがする。日本遺産の案内板が目につく。日本遺産?何、そんな遺産があったのか、と眺める。笙の窟が遺産らしい。あまり意識せず、先に進む。

和佐又山への分岐に出合い、大普賢に向かい登って行く。いい雰囲気の森の中、ゆっくりと登る。何しろ、今日も猛暑の中のロングコースになりそうなので、できるだけ体力を温存しておきたい。

シダンの窟に着く。ここで、修行がされていたのだろうか、と想像を働かせるが、よくはわからない。緑の樹林帯の中、少しずつ険しくなってくる道を進めば、今度は朝日窟が現れる。そして、さらに進めは祠のある笙の窟に到着する。さすがに立派な洞窟である。ここで何日もの行がおこなわれたのだろうか?せり出す上部の岩にも迫力がある。その先にはせり出した動物の顔のような大岩があり、いい形をしていると思いながら近づくと、鷲の屈と標識が上がっていた。なるほど、鷲の顔なのかと合点する。

少しずつ登って行くと、日本岳の標識がある。山頂はここからさらに登るのだろうが、ここは体力温存で山頂をパスし、大普賢に向かう。

少し展望が見えだしたら、石の鼻に到着する。石の鼻とは少しせり出した岩場のことで、なるほど名前の通りだと納得する。弥山、八経ヶ岳をはじめ、展望が広がる。

この先には鎖場やはしごが連続して現れ、気が抜けない。足場はしっかりしているので、そう大きな危険はないのだが、それでもうっかり足を滑らせたりしないように集中しながら登って行く。

穏やかな道になったと思ったら、すぐに奥駆道に出合う。大普賢岳はここからすぐに到着する。

山頂は、そう広くはない。しかし、けっこう大勢の人が居られた。山頂からは山上ヶ岳や稲村ヶ岳の展望がすばらしい。弥山、八経ヶ岳も眼前に見えている。いい眺めだ。ここで、少し早いけれど昼食にする。暑い中、熱いカップ麺。ますます熱くなるのではとも思ったが、意外と暑いときに熱い料理はうまい。体の中が温まれば自然と体は熱を放出する。そんなことを聞いたことがあるなと思い出した。

山頂から少しずつ人が減っていく。それに合わせるように、乗り遅れないように、七曜岳方面に出発する。大普賢岳からの下りは急だ。こんな険しい道が続くのかと思っていたが、最初の急坂を何とか下り終えるとなだらかな林間道が出てくる。ブナやモミジなどの自然林で、紅葉シーズンにも訪れたくなる。途中、ほら貝の音が響いてきた。キャンプ場でみかけた修験者の方々が修行されているのだろうかと想像する。

奥駆縦走路は弥勒岳、国見岳を巻いている。しかし、せっかくなのでピークを踏んでおくことにする。展望もそれほどではなく、登らなくてもよかったかなと思わせるピークだが、山頂を踏んでおきたいという欲求もある。国見岳を過ぎ、七つ池を超えれば間もなく七曜岳に着く。もう少し先かと思っていただけに、ちょっとあっけない。最後のピークで休憩するが、そう考える人が多いのか、狭い山頂はけっこう大勢の人でいっぱいだ。

七曜岳を下る。奥駆道から和佐又山ヒュッテへの道を辿る。長いくだりだ。しかし、それほど険しいところもなく、快適に下っていける。ちょうど滝があり、休憩する。滝からはミストとともに冷たい風が吹いてきて猛暑の中生き返る気分になる。しかし、ここで休憩する人は誰もいない。このすぐ下の無双洞のところで大勢が休まれていた。無双洞を見ると、ヘルメット、ヘッドランプを着けてこれからもぐりこもうというパーティーが居られた。これもおもしろそうだ。機会があればもぐってみたい。無双洞から先に進むと分岐があり、少し下ると睡蓮の滝が現れる。水量も多く、いい滝だ。引き返して、和佐又山に向かう。

沢を巻くように登るが、地形が複雑で道がはっきりしない。要所に道標やマークがあるので、確かめながら登る。しばらく進むと、鎖場注意の看板が出てくる。いくつかの鎖場をすぎると、目の前に壁が現れる。どうやら、ここを登らなくてはならないらしい。疲れた体では登れそうにない。しばらく休憩して体力を回復させることにする。

意を決して登り始める。登ってみるとそれほど危険ではないのだが、やはり体が疲れていると集中力も途切れがちになり、危ないと思う。気を抜かないように登る。難所を過ぎても登り道は続く。和佐又山まではまだかなりの距離があるようだ。

疲れた体を鼓舞しながら足を進める。ゆっくりでも着実に前進する。大普賢岳への分岐を過ぎる。やがて和佐又のコルに出る。少し迷ったが、せっかくなので和佐又山にも登ることにする。ゆるい登りでそれほど時間をかけずに山頂到着。山頂からは大普賢岳を見上げることができる。

和佐又山からはだらだらと下っていく。獣柵ゲートを開けてキャンプ場に入ると、戻ってきたという感じがする。早朝から、猛暑の中のロングコースを歩き終え、充実した気持ちと疲れた感じに包まれる。

二日間で大峰山脈の核心部を走破することができた。そして、大峰山脈の魅力も感じられた。そうそう訪れることはできないかもしれないが、大峰の山々もこれから少しずつ登って行きたいと思う。

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ハイキング 大峰山脈 [日帰り]
水太覗きから大普賢岳七曜岳周遊
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技術レベル
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