前穂高岳北尾根
- GPS
- 24:58
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,229m
- 下り
- 2,222m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 6:28
- 山行
- 12:31
- 休憩
- 3:14
- 合計
- 15:45
- 山行
- 1:58
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:10
下調べは入念に行ったが、初見ルートかつ不慣れなこともあり、ピッチを多めに切ったのと、Ⅲ峰から先もロープを出し続けたため、時間は計画より大幅にオーバー。
天候 | 7/15 晴れ 7/16 晴れ 7/17 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
沢渡・梓駐車場に駐車。 ここからは、バスor乗合タクシーで上高地バスターミナルへ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◼上高地〜涸沢 一般道。夏道で残雪なし。 ◼涸沢〜前穂高岳 クライミングを伴うバリエーションルート。 浮石が多く、持つ石、置く石ことごとく動きます。 ルートミスすると動けなくなる可能性もあるため、ルートファインディング慎重に。 ・Ⅴ・Ⅵのコル迄:雪渓とガレの斜面(今回はアイゼン使わず) ・Ⅴ峰:階段状の岩稜帯 ・Ⅳ峰:浮石多数 ・Ⅲ峰:4〜5ピッチのクライミング ・Ⅱ峰:7〜8mの懸垂下降有り ・前穂高岳:歩き中心のパート ◼前穂高岳〜岳沢 一般道だが急勾配。登山者とのすれ違いも多く、疲れの出る下山中の事故が多いようなので注意。 |
その他周辺情報 | ◾️コンビニ ・松本IC付近〜新島々の辺りまで、数件あります。 ◾️温泉 ・白骨温泉 煤香庵 ・沢渡より車で約5km・12分。 ・日帰り入浴@700円 http://www.shirahone.org/facilities-list/restaurantandshopping/baikoan/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日除け帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガス缶
バーナー
コッヘル
ライター
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
虫除け
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
120cmダイニーマスリング+環ビナ×3
ビレイデバイス+環ビナ
プルージックコード+環ビナ
セルフビレイコード+環ビナ
アッセンダー+環ビナ
ハーネス
ヘルメット
クライミングシューズ
チョーク
トレッキングポール
|
---|---|
共同装備 |
ヌンチャク×8
アルパインヌンチャク×4
50mシングルロープ
ツェルト
キャメロット(#0.5〜#2)
|
備考 | 残雪状況によって荷物量が変わるので、小屋へ事前確認する。 クライミングシューズは使わなかった。 |
感想
◼涸沢〜Ⅴ・Ⅵのコル
例年より残雪少なく、雪渓とガレ場の境い目を歩き、途中から雪のない夏道に乗った。
一部斜度のある雪渓通過が10mほどあったが、アイゼンは使わなかった。
◼Ⅴ峰
ブッシュ混じりの階段状岩稜歩き。
ピーク直下は涸沢側にトラバースする踏み跡あるが、不安定とのこと。
稜線通しが歩きやすいと思います。
◼Ⅳ峰
浮石多数&ルーファイ。
上部は、大岩基部を奥又白側へ一旦巻いてから、涸沢側へ右上し稜線復帰。
頂上直下から奥又白側を下降トラバースする薄い踏み跡があったが、ザレていて危険。稜線通しにⅢ・Ⅳのコルへ下りる。
◼Ⅲ峰
Ⅲ・Ⅳのコルから10mほど登ったところの終了点から取り付いた。
4〜5Pのクライミング。
クライミングシューズは持参したが使わなかった。
古いハーケンが多数。
・1P目:奥又白側から回り込んで右上。ロープの流れ悪いので、ハーケン+残置のあるテラスでピッチ切った。
・2P目:涸沢側に右上して稜線通しにチムニー直下まで。
・3P目:2つあるチムニーの左側を選択。潜るように階段状を奥へ進んでから直上。上部は岩脆い。
・4P目:凹角クラック。ハイステップ。
・5P目:身体の入れづらい左上する凹角がやや厳しかった。
◼Ⅱ峰
ハーケン等のプロテクションはないため、カムやピナクルにスリングを巻く等でランニングを取った。
上部は涸沢側をトラバースすると懸垂下降ポイントへ出る。
◼前穂高岳
Ⅱ峰から7〜8mの懸垂下降後、細いリッジを渡り、緩傾斜を登ってピークへ。
◼感想
同じバリエーションルートの位置付けとして、北穂東稜や明神主稜と比較される前穂北尾根ですが、登攀要素が強いだけでなく、行程の長さから体力・スピード・ルーファイ・観天望気・リスク管理など、総合力がより求められるアルパインルートでした。
少しの遅れが積もり積もって、計画より大幅な遅れとなりました。
天候がよく、雷雨のリスクが限りなくゼロに近かったのが救いでしたが、できれば12時には山頂に立ちたかった。
個々のスキル・パートナーとのスキル含めて、着実に練習積んで、また来年以降に計画通り登りたいと思います。
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