金城山 暑くてバテバテ(-_-;)
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 1,069m
- 下り
- 1,066m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
久しく音信不通になっていたTさんに御機嫌伺の電話をすると、元気な声が聞こえた。以前と変わらない話しぶりだ。すぐにどこか山へ行きましょうとなる。即決で八海山の屏風道から八ツ峰一周と決まる。しかし、連日猛暑日が続き、とても屏風道からの一周は無理だろうということで、金城山に変更になる。坂戸山では物足りないし、金城山の東側からは登ったことが無いので、無難な選択である。
早くに目が覚めて二時半出発となる。もちろん下道で五時半着。予定より一時間半も早くついた。早く着いたら仮眠と思っていたが、眠れるはずもない。天気は上々。六日町スキー場から景色を眺めようと車を走らせると「牧之通り」の看板が出ていた。そんなものが有ったのかと行ってみるとレトロな街並みが現れた。鈴木牧之出生の地として整備されているのだ。一度は行ってみたいと思っていたところである。労せずしてこんな所を見学出来るとは思いもしなかった。これは吉兆である。
水無コースは下り禁止である。ということで、水無から登って滝入コースへ下る右回りとする。しかし、案内板には禁止の文言は見当たらなかった。山頂付近には岩塔が立ち並んでいる山だが、山腹は緑に覆われている。その緑が手斧(ちょうな)で削ぎ落とされたような荒々しい岩肌を見せている。豪雪によって削ぎ落とされたのであろう。容易には登れないような雰囲気だ。さすがは豪雪地帯魚沼の山である。これは油断ならない山である。
金城山付近は土石流災害などが多く、たびたび通行禁止になるらしい。反対側の雲洞庵方面の林道は今も通行不能だという。滝入の方も最近の洪水で大規模な土石流が発生したということである。新しい橋や砂防ダム等はその時の復旧工事で施工されたものであろう。歩き始めの林道もその時の工事用道路に違いない。杉の立ち枯れも目立つ。林道は、直ぐに登山道らしくなって来る。良く整備されているとは言えないが歩行に問題は無い。特に急登というわけではないが汗を絞られる。
とにかく暑い。連日の猛暑である。それほど歩いていないのに足が攣った。これは耐えるしかない。拭った汗でタオルはぐっしょり濡れた。絞ると汗がしたたり落ちた。風は無い。それでもかすかな風を感じる場所はある。そんな場所を選んで休み休みの登高となる。ロープや鎖のセットされた急坂もあるが、それが無ければ登れないというほどではない。立木の丈は低く、尾根道なので景色は良い。青々と広がる田圃や越後三山、大兜山などの展望が広がる。
勾配が緩んで、いきなりという感じで山小屋に出る。ヤレヤレ。山頂はやっぱりいいね〜。展望もあるし、何よりも達成感が有る。金城山の名の由来は、麓から見る山の形が「金」の字に似ているという事からきているらしい。金の鯱とか埋蔵金とは無関係らしい。この山の由来には夢はない。観音様みたいな石像が有るのを見ると、信仰対象の山だったのであろう。山頂に岩塔が林立する山だからその方が納得できる。
下って行くと水場が有る。以前登った時に水を汲んだ記憶が蘇ってきた。あの時は人数も多く、小屋泊りだったので水の補給が必要だったのだ。今回は、2ℓ持っていたが、あと300mℓくらいしか残っていなかった。まあ、間に合うだろうと思って補給しないで進んで、Tさんに水を恵んでいただくという体たらくだ。その点では猛省の山行である。
滝入コースは、鎖やロープも下がるが特に危険という箇所は無い。ブナの林も多く余裕を持って歩くことが出来る。しかし、長く感じるコースだ。嫌になるほど歩いても未だ三合目かよ、というような感じ。途中で一回大休止。しばらくぶりの山行にあれやこれやと話は弾んで根が生えた。話はとどまりそうになかったが、それも限界があり重い腰を上げる。滝入という小さな滝を下り水無コースに合流。ぶらぶら林道を歩いて山行終了となる。いい山行である。
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