赤面山〜甲子山 - 旭岳(赤崩山)は早々に断念。無雪期に南尾根は無謀!?
- GPS
- 11:48
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,658m
- 下り
- 1,654m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 3:01
- 合計
- 11:47
天候 | 晴れ→豪雨→曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に踏み跡明瞭ですが、季節がら道を灌木や笹が覆っていたり道自体が狭かったりして、ストック(特にダブル)が効果的に使えない箇所が少なくありません。また樹林帯ではU字抗のような抉れたルートが多い印象です。 登り始めの青少年自然の家付近はハイキングコースが多いので注意が必要です。 須立山からの下りはガレとヤブの急斜面で、このルート最大の危険個所かも知れません。ルートミスもあり得ます。基本ロープが張ってあるので慎重に辿りましょう。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2018/08/03 14:36) |
写真
装備
個人装備 |
甲子温泉大黒屋の日帰り入浴は15:00まで。
|
---|
感想
今年6月に三倉山から三本槍岳を歩いた時に見た旭岳がカッコ良くて、いつか歩いてみたいと思っていた。
調べると北東尾根に踏み跡はあるが、南尾根に踏み跡はないらしい。う〜ん、無雪期に山頂を通過するのは無理なのかぁ、と思っていたら、唯一無雪期に南尾根を下るyukitsubasaさんのレコがありました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1335281.html
レコによれば南尾根は、ひどい灌木のヤブだそうです。ただ背丈は越えない高さとのことで、時間はかかるものの気力さえあれば歩けそうに思ったのでした。
当然初めは南尾根を下るために半時計回りで考えたんですが、自転車を効果的に使えず距離が長過ぎることから、結局は時計回りで歩くことにした。南尾根を登るのは大変そうだけど、毎度のことながら何とかなるさとね。
今日も暑くなるなぁ、と思いながら青空の下スタートして2.5時間ほど経った頃、急に暗くなり風が出てきてまさかの雨。マジか〜!一時的にはものすごい土砂降りになった。樹林帯のおかげで、降り始めてもしばらくはそれほど濡れなかったのでラッキーと呑気に思っていたが、降り止んでも風が吹くたびにドッサリ落ちてくるので、実はアンラッキーだったことに気付いた。前回ザックにカバーをかけたのはいつだったかなぁ。思い出せないほど本当に久しぶりに出した。
カッパは暑くなると思って着なかったが、赤面山に着くと思いの外強風で鳥肌が立つほど寒かった。
三本槍岳に近づくと数人とすれ違い、山頂には二人が休憩中だった。三本槍岳の到着目標は11時だったので1時間遅れ。旭岳は厳しいか。
静かにランチにしようと写真を撮ってすぐに三本槍岳を後にし、鏡ヶ沼分岐を過ぎた辺りまで行くと、何やら元気な声が聞こえてきた。なんと引率者数名+20数名の小学生(たぶん)のパーティだった。このルートは登山道とは言えちょっとマイナーなのでビックリ。先行させてもらったが、まさか須立山で一緒にランチになるとは思わなかった。
須立山山頂で周りの山々を眺める位置に先に陣取った私は、追い付いてきたパーティもここでランチすることを知り、動くに動けず正直ちょっとガッカリ。でも背中越しに聞こえてくる他愛のない子供達の話し声や引率者との親しげな会話に、いつになくホッコリした気分になってきたのでした。子供達には申し訳ないが、裏表がないから動物が好き、という感覚に似ている。素直が一番。このまま大人になってもらいたいものです。
そのうち何人かと山の話をしたり、引率者の方と旭山南尾根が歩けない話などをしました。パーティは三斗温泉から歩きだし、私と同じ甲子温泉に下山する予定だということです。ちなみに彼らのランチはチャーハンで、なぜか今夜もチャーハンらしいです。(笑)
そうこうしているうちに「あと5分で出発だよぉ」の合図。私はもう少しゆっくりしたいと思いながら様子を窺っていたんですが、5分たっても出発しそうにないのでタバコを諦めて先行することにしました。
須立山からの下りはガレガレの急斜面だったので先に来て良かったと思うと同時に、いくら引率者がいると言っても実際に歩くのはそれぞれです。子供達は無事に降りられるんだろうかと心配になりました。
その後、私は反対側の斜面で一服(実は三服)しながら、子供達が下山する様子を眺めていると、私を見つけた子供が「どうしたんですかぁ?」「一緒に頑張りましょう!」などと大声で励ましてくれました。私は柄にもなくつい手を振らされてしまい苦笑いです。
30分以上眺めていましたが、あの調子では1時間以上かかったんじゃないかなぁ。引率の方には本当にご苦労様ですが、安全第一で宜しくお願いします。
子供達の声も聞こえなくなり、ついに旭岳南尾根の取り付きに来ました。が、が、が、想像と違いそこは背の高い笹メインの混合ヤブで、時間的にも体力的にもメンタル的にも検討の余地なく即断念決定です。逆回りで登頂後に南尾根を見下ろしたら状況は違ったかもしれませんが、少なくとも下から登るのはよほどのヤブ好きでないと無理ですね。
そんなわけで、余りの激ヤブのおかげで全く落胆することもなく、以降は登山道で甲子山を経由し無事にゴールの甲子温泉に下山することができました。
ただ、子供達が気になります。あのペースでは下山は私より1時間は遅くなるのではないか。あの大人数で日没は厳しいはず。。。もしかしたら今日は大黒屋に泊まる予定なのかもしれないと思い宿の人に聞いてみたのですが、それらしい予約は入っていないとのこと。
帰宅後も気になって三斗温泉に電話して連絡先を尋ねようとも思いましたが、引率者は各自無線まで持っていたことからして外部との連絡も取れているはずだろうし、そもそも連絡先を聞いたところで私に何ができるわけでもないので止めましたが、無事に下山したことを願うばかりです。(今時点で2日経過しているので大丈夫だったんでしょう。)
なんかいつにも増して、まとまりのない支離滅裂な感想になってしまいましたが、ルート自体は少々ロングではあるものの、そんなにアップダウンが激しい印象もなく、ペースを守ればそれほど頑張らずとも歩ける気がします(主観です)。後は好みの問題かな。
通りすがりです。子ども達は、自然の家キャンプに参加した小学生で、坊主沼避難小屋に泊まったようですよ。無事でした。
satomotakaさん、こんばんは。
特にニュースにもなっていないので無事だったんだろうとは思っていましたが、こうして第三者からお話を伺えて、本当に安心しました。いや〜、良かった良かった。
甲子温泉に抜ける予定だと聞いて、てっきりその日の下山だと思ったんですが、翌日の話だったようですね。たぶん聞き逃したのでしょう。
なるほど、それなら晩ごはんもチャーハンだということも頷けます。
いや待てよ。避難小屋泊は計画通りだったんだろうか・・・まぁ、無事ならどっちでもいいか。
わざわざお知らせいただき、本当にありがとうございました。
kinoe様
おはようございます。実はあのパーティーに息子が参加しておりまして、kinoe様のこともよく覚えていました。「三本槍岳の名前の由来をクイズで聞いてきたおじさんだ!」と。
坊主沼避難小屋は、計画通りでした。
先日甲子山に登ったので、他の山行記録を
探していたところkinoe様の記録を拝見し、
思いがけず子どもの山での様子を知った次第です。
ご心配いただき、ありがとうございました。私も登山が大好き(関東ふれあいの道も大好き)なので、どこかでお会い出来たら良いですね。
な〜んだ、そうだったんですね。
「頑張れ〜!」とか「大丈夫?」とか声掛け合ったり、時々は「エイ、エイ、オー!」と一斉に拳を突き上げたりと、引率者の方も含めみんな和気あいあい、すごく元気で楽しそうでしたよ。
きっと、いい経験+思い出になったことでしょう。
いつかどこかで見かけたらお声掛けください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する