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Yamareco

記録ID: 1542616
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

越後三山縦走(サークル秋合宿:険しい岩場と暴風雨の洗礼、鮮やかな紅葉)

1984年10月01日(月) ~ 1984年10月03日(水)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
24.8km
登り
3,051m
下り
2,915m

コースタイム

1日目
山行
5:45
休憩
0:55
合計
6:40
9:50
9:55
115
12:35
12:40
30
13:10
13:15
10
13:25
13:55
55
14:50
14:55
15
2日目
山行
11:25
休憩
0:45
合計
12:10
6:00
60
7:00
7:05
40
7:45
7:55
40
8:35
8:40
110
10:30
10:35
55
11:30
11:35
145
14:00
14:05
105
15:50
15:55
15
16:10
95
17:45
10
17:55
18:00
10
3日目
山行
8:35
休憩
1:15
合計
9:50
6:30
6:35
55
7:30
7:35
60
8:35
8:40
80
10:30
10:35
25
11:00
11:40
50
12:30
12:35
45
13:20
13:25
145
15:50
大湯温泉・駒の湯
天候 (初日)曇りのち晴れ
(2日目)曇りのち快晴
(3日目)曇り・小雨のち擬似晴天、のち暴風雨
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
八海山縦走路は険しい鎖場連続、通過注意
千本桧への登路、休憩中。10月の越後と思えぬ暑さに、上半身裸の輩も(女子参加ゼロのツアーならでは)…。
2018年08月02日 20:38撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
8/2 20:38
千本桧への登路、休憩中。10月の越後と思えぬ暑さに、上半身裸の輩も(女子参加ゼロのツアーならでは)…。
涼しげな池塘の横を通過。2泊分の荷物がズッシリ重い…。
2018年08月02日 20:39撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/2 20:39
涼しげな池塘の横を通過。2泊分の荷物がズッシリ重い…。
千本桧小屋の広場に到着。バックに峻険な八海山の岩峰を控え、平和なひととき。ここでも上半身裸のツワモノあり…
2018年08月02日 20:39撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
8/2 20:39
千本桧小屋の広場に到着。バックに峻険な八海山の岩峰を控え、平和なひととき。ここでも上半身裸のツワモノあり…
1日目のお宿は、電気も通じる?文明的な避難小屋。
2018年08月02日 20:40撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
8/2 20:40
1日目のお宿は、電気も通じる?文明的な避難小屋。
初日の夕食前、紅葉の小ピークから小屋を見下ろして。
2018年08月02日 20:40撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:40
初日の夕食前、紅葉の小ピークから小屋を見下ろして。
2日目の行程スタート。朝ガスでオッカナイ岩場の足元が見えないのが幸い…。
2018年08月02日 20:40撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
8/2 20:40
2日目の行程スタート。朝ガスでオッカナイ岩場の足元が見えないのが幸い…。
重荷を背負い、ガスの中、険しい岩場をヘズる。
2018年08月02日 20:41撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/2 20:41
重荷を背負い、ガスの中、険しい岩場をヘズる。
取りつく島のない感じで聳える八海山の岩峰。。
2018年08月02日 20:41撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:41
取りつく島のない感じで聳える八海山の岩峰。。
急な岩場の登降は一人ずつ慎重に。待機組はヒマ持て余しワイワイガヤガヤ…
2018年08月02日 20:41撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:41
急な岩場の登降は一人ずつ慎重に。待機組はヒマ持て余しワイワイガヤガヤ…
岩場の上から小生激写!
2018年08月05日 17:23撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/5 17:23
岩場の上から小生激写!
縦走路途中の慰霊碑で鎮魂の祈り。
2018年08月02日 20:41撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/2 20:41
縦走路途中の慰霊碑で鎮魂の祈り。
鮮やかな紅葉と岩場のコントラストが見事な大日岳着。ガスも晴れ、高度感・ビビり感も半端なく…。
2018年08月02日 20:42撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
8/2 20:42
鮮やかな紅葉と岩場のコントラストが見事な大日岳着。ガスも晴れ、高度感・ビビり感も半端なく…。
大日岳先、この日最大の難所・約20m“直滑降“の岩場。ビビりながら下降の順番を待ちます。
2018年08月02日 20:42撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/2 20:42
大日岳先、この日最大の難所・約20m“直滑降“の岩場。ビビりながら下降の順番を待ちます。
越えてきた八海山の岩峰。紅葉の見事な鎧を纏ってます。
2018年08月02日 20:42撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:42
越えてきた八海山の岩峰。紅葉の見事な鎧を纏ってます。
一旦大きく下ると、次に目指す中ノ岳が眼前にドーンと立ちはだかります。中腹の紅葉が目にも鮮やか!
2018年08月02日 20:43撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
8/2 20:43
一旦大きく下ると、次に目指す中ノ岳が眼前にドーンと立ちはだかります。中腹の紅葉が目にも鮮やか!
登り返しても、中ノ岳はまだまだ遠い先…
2018年08月02日 20:44撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
8/2 20:44
登り返しても、中ノ岳はまだまだ遠い先…
午後の日差しの中、最後の力を振り絞り、紅葉の大斜面を登っていきます。
2018年08月02日 20:44撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/2 20:44
午後の日差しの中、最後の力を振り絞り、紅葉の大斜面を登っていきます。
紅葉の稜線左に、いよいよ最後のターゲット、越後駒が見えてきました!(左肩はグシガハナの尾根)
2018年08月02日 20:45撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
8/2 20:45
紅葉の稜線左に、いよいよ最後のターゲット、越後駒が見えてきました!(左肩はグシガハナの尾根)
前衛の御月山を越えると、中ノ岳は眼の前に。
2018年08月02日 20:45撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:45
前衛の御月山を越えると、中ノ岳は眼の前に。
日も大きく傾く中、この日のお宿、中ノ岳避難小屋着。後続組がなかなか到着せず、少々心配…。
2018年08月02日 20:46撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:46
日も大きく傾く中、この日のお宿、中ノ岳避難小屋着。後続組がなかなか到着せず、少々心配…。
夕食前に中ノ岳山頂をサクッと往復。
2018年08月02日 20:46撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:46
夕食前に中ノ岳山頂をサクッと往復。
翌日、越後駒への稜線歩き。朝方からの小雨が一旦上がり、遠くの山も見えてきます。
2018年08月02日 20:46撮影 by  SBM303SH, SHARP
8/2 20:46
翌日、越後駒への稜線歩き。朝方からの小雨が一旦上がり、遠くの山も見えてきます。
眼を稜線の右に転ずると、奥只見の鋭峰、荒沢岳もくっきり。
2018年08月02日 20:47撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
8/2 20:47
眼を稜線の右に転ずると、奥只見の鋭峰、荒沢岳もくっきり。
紅葉の稜線が、押し寄せるガスをブロック。目指す越駒のピークもチラリと見えてきます。
2018年08月02日 20:47撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:47
紅葉の稜線が、押し寄せるガスをブロック。目指す越駒のピークもチラリと見えてきます。
稜線左には虹も出て、天候回復の兆しかも、と一行期待。実際にはこの晴れ間は寒冷前線通過前の「擬似晴天」だったようで、この後、稜線上で暴風雨の洗礼…〈汗〉
2018年08月02日 20:48撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/2 20:48
稜線左には虹も出て、天候回復の兆しかも、と一行期待。実際にはこの晴れ間は寒冷前線通過前の「擬似晴天」だったようで、この後、稜線上で暴風雨の洗礼…〈汗〉
難行苦行の末、ようやく越後駒ヶ岳山頂到達。一行の表情が苦労の大きさを物語ってます。この後、駒ノ小屋で体勢建て直し、駒の湯まで下山。
2018年08月05日 17:26撮影 by  SBM303SH, SHARP
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8/5 17:26
難行苦行の末、ようやく越後駒ヶ岳山頂到達。一行の表情が苦労の大きさを物語ってます。この後、駒ノ小屋で体勢建て直し、駒の湯まで下山。

感想

八海山ゴンドラ開業(1983年)直後の84年、メジャー化の兆し未だない秋の越後三山へ、サークル秋合宿でチャレンジ。夜行列車〜バスを乗り継ぎ、大崎コース・里宮へ。当然の如くゴンドラは使わず、千本桧小屋までひたすらの登り。程好い気候で千本桧小屋も好展望、快適な小屋。初日は至って平和裡に終了(この後の相次ぐ試練の前触れでした…)。
 2日目、朝イチの地蔵岳の登りからいきなりの岩場。朝方のガスも取れ、足元のクリアな鎖場の連続にビビりまくり。大日岳先のほぼ垂直、約20メートルの下降では一行ほぼ悶絶状態となるも、何とか無事全員通過。ここから中ノ岳までは、素晴らしい展望、目にも鮮やかな紅葉に癒されつつも、ルートは次第に不明瞭に。八海山登降の疲労も重なり、前衛の御月山へ登り返す頃には、一行は2グループに分裂。日も大きく傾く中、紅葉の大斜面を登り詰め、ようやく中ノ岳避難小屋に到着。後続グループは途中メインルートを外したようで、藪道に突っ込んだ末、何とかヘッドランプ装着で小屋に到着。
 最終日、朝から小雨・ガスの中、本合宿のラスボス・越後駒への稜線歩き。歩を進めるうち、一旦雨も上がり、荒沢岳はじめ近隣の山々、ステキな紅葉の稜線も姿を現します。稜線左には虹もかかり、一行皆が天候回復の期待に胸踊らせますが、現実は厳しく、この晴れ間はいわゆる「擬似晴天」。越後駒山頂が近づく中、次第に風雨が強まり、何とか山頂に辿り着く頃には下着の中まで濡れるズブズブ状態。駒の小屋に逃げ込んで何とか人心地ついた後、大湯温泉へ下山。波瀾万丈の秋合宿を無事終了しました。
 このツアー2日目夜、中ノ岳避難小屋に偶々置いてあった週刊誌の記事で、服部セイコーの社長が赤城山で日本百名山踏破を終え、次の目標として、これからJR(当時は国鉄)全線の乗り潰しにチャレンジすることを知りました。小生はこの時点で既に国鉄全線2万キロを完乗しており、百名山も約30座を踏破済み。年齢を考えても、小生の方がかなり早く両目標を達成できるはず、と妙なライバル心を燃やし、その後長年にわたり「名山ハンター」の日々を送るきっかけとなりました。その意味でも、この秋合宿は長く記憶に残るツアーとなった次第です。

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