越後三山縦走(サークル秋合宿:険しい岩場と暴風雨の洗礼、鮮やかな紅葉)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 3,051m
- 下り
- 2,915m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:40
- 山行
- 11:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 12:10
天候 | (初日)曇りのち晴れ (2日目)曇りのち快晴 (3日目)曇り・小雨のち擬似晴天、のち暴風雨 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八海山縦走路は険しい鎖場連続、通過注意 |
写真
感想
八海山ゴンドラ開業(1983年)直後の84年、メジャー化の兆し未だない秋の越後三山へ、サークル秋合宿でチャレンジ。夜行列車〜バスを乗り継ぎ、大崎コース・里宮へ。当然の如くゴンドラは使わず、千本桧小屋までひたすらの登り。程好い気候で千本桧小屋も好展望、快適な小屋。初日は至って平和裡に終了(この後の相次ぐ試練の前触れでした…)。
2日目、朝イチの地蔵岳の登りからいきなりの岩場。朝方のガスも取れ、足元のクリアな鎖場の連続にビビりまくり。大日岳先のほぼ垂直、約20メートルの下降では一行ほぼ悶絶状態となるも、何とか無事全員通過。ここから中ノ岳までは、素晴らしい展望、目にも鮮やかな紅葉に癒されつつも、ルートは次第に不明瞭に。八海山登降の疲労も重なり、前衛の御月山へ登り返す頃には、一行は2グループに分裂。日も大きく傾く中、紅葉の大斜面を登り詰め、ようやく中ノ岳避難小屋に到着。後続グループは途中メインルートを外したようで、藪道に突っ込んだ末、何とかヘッドランプ装着で小屋に到着。
最終日、朝から小雨・ガスの中、本合宿のラスボス・越後駒への稜線歩き。歩を進めるうち、一旦雨も上がり、荒沢岳はじめ近隣の山々、ステキな紅葉の稜線も姿を現します。稜線左には虹もかかり、一行皆が天候回復の期待に胸踊らせますが、現実は厳しく、この晴れ間はいわゆる「擬似晴天」。越後駒山頂が近づく中、次第に風雨が強まり、何とか山頂に辿り着く頃には下着の中まで濡れるズブズブ状態。駒の小屋に逃げ込んで何とか人心地ついた後、大湯温泉へ下山。波瀾万丈の秋合宿を無事終了しました。
このツアー2日目夜、中ノ岳避難小屋に偶々置いてあった週刊誌の記事で、服部セイコーの社長が赤城山で日本百名山踏破を終え、次の目標として、これからJR(当時は国鉄)全線の乗り潰しにチャレンジすることを知りました。小生はこの時点で既に国鉄全線2万キロを完乗しており、百名山も約30座を踏破済み。年齢を考えても、小生の方がかなり早く両目標を達成できるはず、と妙なライバル心を燃やし、その後長年にわたり「名山ハンター」の日々を送るきっかけとなりました。その意味でも、この秋合宿は長く記憶に残るツアーとなった次第です。
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