唐松岳〜五竜岳(八方尾根から遠見尾根へ)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,705m
- 下り
- 2,008m
コースタイム
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 4:14
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 9:10
天候 | 2日:晴、3日:ガス・強風〜晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 自転車
帰り)アルプス平→エスカルプラザ(白馬五竜ゴンドラリフト)→神城駅(無料シャトルバス)、⇒〈JR大糸線〉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・八方尾根での八方池までと遠見尾根での小遠見山までは多くの人が行き合うハイキングロード。八方の方が人が多いが道自体はゴツゴツした石の道、一方の遠見は坦々とした歩きやすい道だがアップダウンがあって距離が長い。 ・後立山の稜線上では危険箇所とされる唐松頂上山荘近くの牛首と五竜岳付近の岩場では足場がしっかりしていて3点支持の原則を守ればそれほどの問題にはならない。ただこの日は風が強くて寒さと体制維持に苦労した。 ・コースに水場はなく、小屋で入手することになる。唐松岳頂上山荘では自動販売機ペットボトルの水(\300)、五竜山荘はタンクの水(宿泊者無料、一般\100/函 |
その他周辺情報 | 下山口のエスカルプラザに温泉がある(竜神の湯、\650) |
写真
感想
久しぶりの北アルプスは後立山の唐松岳から五竜岳に出かけることにした。八方尾根から遠見尾根に下るルートで、両端のリフト利用で標高差が稼げる効率的なコースといえる。
リフト山上駅の八方池山荘からスタートする。
雲はあるが気持ちの良い天気で、白馬以下の山並みも見渡せるのにちょっとホッとする。
それにしても人が多い、立ち止まってじっくり花を見るなどは迷惑になりそうなほど大勢の人で溢れている。
そのまま先を急いで八方池で昼食をとる。さすがの景勝地、白馬三山と八方池の取り合わせは、まさに絵のようだ。
八方池からは喧騒が去り普通の山歩きになる。でも普通の山よりはずっと登山者は多いが。
唐松頂上小屋で荷を置いて唐松岳に向かう。だいぶ雲がかかっていて遠くは見通せないが近くはOKで、頂上からはまずまずの展望は楽しめた。
その後小屋に戻ったあと食事時になるとガスがかかって外は真っ白に。
夜半に外に出ると満天の星空が見られて期待はつないだが、それも朝になるとガスと強風で、前回の朝日連峰に続いての事態となってガッカリする。
2日目の早朝、簡単な行動食をとって予定通りに出発する。牛首を通過中、太陽が顔を出す状況もあったが、手と足を使って岩場をただひたすら通過することに専念する。
五竜小屋に着き、ここで湯を沸かして朝食をとる。小屋の周りも強い風が吹き付けるのであまり食は進まない。
五竜岳方面も厚い雲に覆われ、周辺は白一色で見える範囲はごく近くに限られるが、とりあえず小屋に荷を置いて出発する。
強風に悩まされて五竜岳に立つが、時折日が射す瞬間があるものの周辺は真っ白なままで天気予報とは大違い。途中で出会った山岳パトロールの人もこの日の天気は全くの想定外だと語っていたが、山の天気はわからないを絵に描いたようでおかしかった。結局、期待した大展望を見ることもなく小屋に戻った。
五竜小屋からは遠見尾根を下る。小屋付近からはこの尾根がずっと向こうまで長く伸びていることが見て取れる。
遠見尾根に入ると、一転して風は収まり、日差しも出てきて今度は暑さが敵となる。
尾根道はアップダウンがあっても坦々とした単調な歩きになってしまうが、途中のポイントで五竜や鹿島槍の眺望を楽しめるのがアクセントになっている。
最後、小遠見からはハイカーに混じって歩くことになるが、アルプス平へは、まだかまだかと思いながらようやく到着する感覚になる。
このあとゴンドラリフトを下り、エスカルプラザで温泉に浸かり2日間の山旅を終えた。
絶好の天気に恵まれた大展望を楽しんだというわけにはいかなかったが、久しぶりの北アルプスの高度感のある山を味わえた山行にはなったと思う。
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