麦草岳-牙岩-前岳から木曽駒へ なかなかの悪路でした。
- GPS
- 08:42
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,854m
- 下り
- 1,853m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 8:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
現在このルートは通行禁止の様です。麦草岳-牙岩までがキモです。 崩落箇所が多く、迂回のルートはわかりづらく、ハイマツの藪漕ぎ箇所もあり、草木の背丈があるため道がわからなくなります。また道上に陥没箇所が多く、草で見えません、深い溝も潜んでいて気が抜けません。崩落箇所ぎりぎりに登山道があるので谷側への滑落注意。牙岩手前の岩場もルートがわかりづらく牙岩までが注意です。 木曽前岳へのルートもいったん回り込んでから直登するのできつかったです。 とにかくじっくりルーファイしながら慎重に進みましょう。 |
写真
感想
昨年上松Aコースで木曽駒に登って帰りに地元の方と一緒になって、牙岩から麦草岳のコースが整備できたので是非と勧められた。下りの稜線からみる牙岩からの麦草への稜線の険しさに憧れ来年歩こうと思っていた。
今回6月に知り合いがこのコースで登っていた、先を越された事と近場なのでこの機会に行ってきた。この時期は暑さでバテるのが何より心配だったので、早朝スタートでなるべく早めに帰ってくることを考え、麦草まではペースを上げて登った。
そのせいで麦草までは順調だったが、そこからは難儀した。
とにかくハイマツが伸びていて道がトンネル状になっているので上から見てもルートがわかりづらい。それでもハイマツのルートはまだよかったが、草や灌木帯になると草木が成長していて道がよりわかりづらくなっている。その上崩落してなくなった道の迂回路になるとさらに探しづらい。あまり端に行くと滑落しそうだ。
鞍部に下るに従って道は露で濡れていて滑り易く、石も滑る、草で覆われた道は陥没や深い溝ができていて、なかには岩の溝が潜んでいたり、滑ってこける事もあった。
足下とルートファイに時間が掛かって標準タイムどころではなくなった。
まさかあんな所にコースが行っているのかと思うことも何度も、立ち止まってGPSとにらめっこする事も多かった。牙岩手前の岩場がそうで、てっきり迂回するモノだと思っていたのが岩場の真ん中を通過する、ここではルートミスして立ち往生してしまった。
それでも牙岩過ぎれば大丈夫と安心していた。そこから先分岐になっていて、本来はトラバースして玉ノ窪に向かうつもりだったのが、行ってみれば藪道の先はなにもわからない、仕方なく引き返して稜線上を登って前岳に出てから下って行くことにした。ところがこの道も途中から稜線を外れ深い草木の中にトラバースしていく、それが上下に行って仕舞いに、ロープがある所とは別のコースになっていたり?、ここもわかりづらかった。その上最後が直登で笑ってしまうくらいのきつさだった。
おかげで木曽前岳に出たときにはすっかりバテていた。麦草岳からはかなり長くきつく感じられた。一般道のありがたみを痛感した。
下った玉ノ窪小屋で休憩を取ってから山頂に向かった。
山頂はたくさんの人であふれかえっていて、楽しそうで疲れていた自分とはなにか場違いの場所だった。ただ涼しくてそれだけはありがたかった。
午後から夕立の心配や今後も猛暑もあって、少しの休憩で下ることにした。
下りはちゃんとした登山道なので楽勝かと思っていたのだが、大きく回り込んで行く道はでなかなか7合目までが遠かった。それに風もなく日差しももろに降り注ぐので暑くて仕方なかった。8合目の冷たい水が楽しみだったのだが、枯れていていっそう疲れが増した。長い7合目までが終わるとあとは疲れて痛み出した左膝をかばいながら少しの休憩だけで下って来た。
下ってから近くの温泉に直行、そして出た頃に大粒の雨が降ってきた。
早出早帰りしてよかったと思った。
思った以上の悪路だった麦草-牙岩-木曽前岳、そのぶん心も体も困憊したけど満足感も大きかった。
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