ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1547721
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳(仙水小屋泊)

2018年08月04日(土) ~ 2018年08月05日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
26:06
距離
8.3km
登り
1,112m
下り
1,111m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:53
休憩
0:03
合計
0:56
2日目
山行
9:19
休憩
1:16
合計
10:35
4:50
55
仙水小屋
5:45
5:50
100
7:30
7:45
47
8:32
8:33
82
9:55
10:25
64
11:29
11:34
31
12:05
12:20
55
13:15
13:20
10
13:30
115
15:25
北沢峠
2日目仙水小屋で位置情報が取れなかったので、仙水峠からGPSを記録。
天候
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
木曽福島・茅野→仙流荘で合流→北沢峠
コース状況/
危険箇所等
駒津峰と甲斐駒ケ岳山頂直下は少し手を使ってよじ登る所あり。危険箇所はなし。
その他周辺情報 仙流荘に日帰り入浴あり。(今回は時間がなくて入れず。)
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
パノラマライナーが待っていた。
パノラマライナーが待っていた。
仙流荘のトイレ。
仙流荘のトイレ。
仙流荘のバス停。北沢峠へのバスを待つ。
仙流荘のバス停。北沢峠へのバスを待つ。
北沢峠到着。
こもれび山荘にて
こもれび山荘にて
お昼を食べる。メキ鹿ンタコライス。
1
お昼を食べる。メキ鹿ンタコライス。
張衛小屋。きれい。
張衛小屋。きれい。
張衛小屋のキャンプ場。
1
張衛小屋のキャンプ場。
登山道に入る感じ。
登山道に入る感じ。
仙水小屋到着。
夕食にお刺身が!お味噌汁もおいしかったです。
1
夕食にお刺身が!お味噌汁もおいしかったです。
樹林帯を抜けるとガレ場。このふちを周る。
樹林帯を抜けるとガレ場。このふちを周る。
早朝仙水小屋出発。
仙水峠から見上げる摩利支天。
2
早朝仙水小屋出発。
仙水峠から見上げる摩利支天。
苔の花か?胞子か?
苔の花か?胞子か?
駒津峰に着いた。
駒津峰に着いた。
フリルがついた分岐。
フリルがついた分岐。
鳳凰三山の向こうにうっすら富士山(1位)。
1
鳳凰三山の向こうにうっすら富士山(1位)。
北岳(2位)、間ノ岳(3位)。
2
北岳(2位)、間ノ岳(3位)。
甲斐駒ヶ岳とひこうき雲
2
甲斐駒ヶ岳とひこうき雲
仙水峠から駒津峰に行く途中で、中央アルプス。
仙水峠から駒津峰に行く途中で、中央アルプス。
仙丈ケ岳。
あそこまで登る。
1
あそこまで登る。
六方石のそばの朽ちた分岐。
六方石のそばの朽ちた分岐。
砂礫を登る。
甲斐駒ヶ岳山頂より、鋸岳。
2
甲斐駒ヶ岳山頂より、鋸岳。
鋸岳遠景。その向こうは北アルプス(のはず。見えないけど。)
1
鋸岳遠景。その向こうは北アルプス(のはず。見えないけど。)
八ヶ岳と小淵沢。
2
八ヶ岳と小淵沢。
仙丈ヶ岳。いつ行こう。
仙丈ヶ岳。いつ行こう。
北岳、間ノ岳。下山のときもずっと見えていた。
1
北岳、間ノ岳。下山のときもずっと見えていた。
北岳アップ。
右手前に摩利支天、左手奥に鳳凰三山。さっきまで鳳凰三山のさらに奥に富士山が見えたのだが。
右手前に摩利支天、左手奥に鳳凰三山。さっきまで鳳凰三山のさらに奥に富士山が見えたのだが。
鳳凰三山アップ。富士山はもう見えない。
鳳凰三山アップ。富士山はもう見えない。
もう一度見上げる。
もう一度見上げる。
一面のハイマツ。下山は長かった。
1
一面のハイマツ。下山は長かった。

装備

個人装備
Tシャツ アームカバー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ ポール
備考 ダウンジャケットを持って行ってよかった。夜はやはり寒い。

感想

 この春、横手駒ケ岳神社から黒戸尾根に向かう登山道を「行けるところまで行ってみようツアー」を実行した。それ以来、われらのリーダーの甲斐駒ヶ岳への挑戦心はどんどん高まり、いよいよ甲斐駒ヶ岳に登ることにした。南アルプスはアクセスが大変なのだが、ここはリーダーの執着心が勝った。できるだけ公共交通機関でアプローチするという主義(いやマイカーを持っていないだけだ)のため、リーダーは、JRの駅から北沢峠へアプローチする最適なバスを見つけてきた。これだと前日北沢峠に入り、翌日甲斐駒ヶ岳をピークハントして、ちょっと遅くなるが家に帰れる。問題は我々の体力である。そのため、リーダーは何度も高地順応トレーニング(単に行っただけ?)を繰り返し、記録係はちゃちなスクワットを繰り返した(少しだけ)。計画としては、2日目の歩行時間をなるべく短くするために、1日目に仙水小屋まで行き、2日目はそこから山頂を目指すことにした。しかし仙水小屋に1か月ほど前に電話してみると、某ツアー会社の予約が入っていてすでに満室とのこと(そして北沢峠の山小屋は皆完全予約制であることを知った)。ガーン。もっと早く電話すればよかったと後悔しつつ、しかし、小屋の人が「キャンセル待ちしますか?」と言ってくれたので、そのようにすることにした。なんとなくツアーの人数が減ってキャンセルが出るようなにおいを感じたので、イケるのではないかと思っていたのだが、キャンセルが出なかったら金峰山あたりに計画変更することを想定しながらも、1週間前に電話してみると、見事「大丈夫です、泊まれます」とのこと。おっ、これは幸先がいいぞ、などと思いつつ、ひーひー言いながら前日の仕事を終わらせ、山行当日を迎えたのであった。
 今回も例によって、メンバーはリーダー、記録係こと筆者と助っ人である。リーダーと助っ人氏は他のメンバーも入れて、ひと月ちょっと前に八ヶ岳に行っており、トレーニング十分である。八ヶ岳の山行は「麗しさ」とか「かわいさ」とかを求めるコンセプトのため、筆者は仲間に入れてもらえなかったのである。野生のリスとかに会ってキャーキャー言っていたらしいので、筆者がそぐわないのは認めざるを得ないだろう。まあ、それはともかく、助っ人氏と筆者は「あずさ」で待ち合わせ、リーダーとは北沢峠へのバスの乗り換え地点である仙流荘でまちあわせた。仙流荘からは南アルプス林道バスに乗車し、山道を揺られていくのだが、途中、鋸岳の眺望がすばらしく、バスの運転手さんがいろいろな解説をしてくれて、退屈せずに北沢峠まで着いた。
 我々は北沢峠で昼食である。リーダーは仙流荘で五平餅を食べてしまったのでお腹いっぱい、といいつつ、こもれび山荘にランチで「メキ鹿ン・タコライス」というメニューが出ているのを見て、「わたしこれ」といい、しっかり食べていた。仙水小屋での夕食が16:30と聞いているのにこの食欲は素晴らしい。たっぷりグリコーゲンをためているのであろう。
 そんなこんなで、13:20頃北沢峠を出発することにした。仙水小屋に早く着いてもやることもないので、ぶらぶらゆっくり歩いていく感じである。まずは長衛小屋に向かって歩いていくとテント場がありカラフルなテントの花が咲いていた。テントを購入したばかりの助っ人氏がすぐに反応して写真を撮っていた。そして我々はまたしてもレリーフを見逃すことになった。昨年の北アルプス表銀座山行でも喜作レリーフを見逃したのに続いてここでも見逃してしまった。注意力がないのだろうか。さて、長衛小屋を過ぎると沢沿いに緩やかに登っていく、時々筆者の苦手な丸木橋などを渡りつつ、1時間ほどで仙水小屋に着いた。
 仙水小屋は小さな小屋である。定員30名ほどだそうで、山小屋にもかかわらず水が豊富なのがいい。夕食は16:30、消灯19:00、朝食は4:00である。我々のスケジュールにはぴったりなのであるが、ちょっと早くないかとは思った。でも、ここからはほぼ全員が甲斐駒ケ岳に行くのだろうから、早く出発しないと下山できないという配慮なのだろう。食事はケータリングだと思うが充実しており、小屋で作っていると思われる味噌汁は、夜は具沢山、朝はシジミ汁でこちらも充実していた。この日は夕立があり建物の中での夕食となったが、通常は外のテーブルで取るらしい。相部屋の方々は我々含めて8人。さすが完全予約制で、この時期の土曜日で1人に1畳が割り当てられているのは有難かった。我々以外は4人の元教職員と思しき方々と単独行のベテランの方。以前、蓼科山に行った時も教員の方と相部屋になったことがあり、教員の方は登山する方が多いのかね、なんて話をした。われらがリーダーも元々登山を教わったのは教員の方からだし、高校とかには山岳部もあるし、夏休みもあるから、「教員の中で登山をする人の比率は一般の登山者比率より多い説」は信ぴょう性がありそうだ。そして宿泊者全員の年齢層が高く女子率が低いのも面白かった(そして小屋の方も割と年齢層が高いように思われた)。偶然なのか、食事の時間のせいか、若い人は北沢峠から甲斐駒ヶ岳ピストンするのをいとわないのか。まあ、こういうこともあるのだろう。
 この日は月が遅い時間に出るので星を見るなら早い時間だな、とか思っていたのだが、夕立で目論見は崩れた。火星も大接近しており、星空に期待していたのだが残念だ。火星と言えば、火星で見る夕焼けは青いそうで、火星に行けば赤い大地に青い太陽が沈む光景が見られるらしい。これを聞いて助っ人氏はまるでマイルスデイビスのようだ、と言っていた。ファッション感覚がそういうイメージらしい。星と言えば、最近NHKラジオの「夏休みこども科学電話相談」にハマりまくっているリーダーによると、星のことに答えてくれるみえちゃん先生が素晴らしいそうだ。「唐揚げ座はありますか?」と聞いてきた子ども対し、「星座はもう全部決まっているんだよ」と答えるのではなく、「星座は星のつながりだから一人ひとり自分の星座を作れるんだよ。先生も子供のころ食パンが好きだったから自分で四角い『食パン座』つくりました。○○ちゃんも丸い感じの星のつながりで唐揚げ座を作ってみたらどうかな?」という胸キュン系の会話が聞けるらしい。ダイナソー小林先生やバード川上先生に続き、多彩なキャラクターをそろえるNHK「夏休み子ども科学電話相談」、恐るべしである。小屋の話に戻ると、この山小屋は谷筋にあって木々に邪魔されるし、外灯もつけてもらっているので(筆者にとっては有難い)、星を見学するのにはあまり適さないかな。
 さて、まだ出発もしていないのにこんなに紙面を使ってしまった。そろそろ出発しよう、ということで2日目の朝になった。1畳分の広さと前日までの疲労と同部屋の方々の静かさのおかげで、筆者は今までの山小屋泊の中で今回が一番よく寝られた。3時ごろ起きて支度をし、朝食を食べて、さて朝の儀式だ。尾籠な話で恐縮だが、これが出ない。前日ちょっとお腹の調子が悪かったので、今出しておかないと苦悶の山行となってしまう。しばらくしてからもう一度行ってみたが、やはり出ない。携帯トイレは持ってきたものの、これを使いたくはない。迷った挙句下痢止め「ストッパ」を服用することにした。この薬は効く。効きすぎてあとで出なくなる恐れがあるが、使うことにした。
 さあ、やっと出発だ、ここまででA4で2枚ぐらい使ってしまった(実はワードで書いているので)。これでは山行記録ではなく、単なるオヤジのギャグ旅行記みたいになってしまう。正しい(?)山行記録に入ることにしよう。
 美味しい南アルプスの水を沢山もって、仙水小屋を出発し、15分ぐらいで樹林帯を抜け、ゴーロ帯という岩稜地に出た。ここのすそ野を仙水峠に向かって緩やかに登っていく。斜度は緩やかだがとても歩きにくい。仙水峠に着くころには日も昇り、甲斐駒の横の摩利支天と、その反対側の栗沢山が大きく見えた。
 仙水峠からはまた樹林帯である。今度は斜度がキツイ。いつもながらリーダーのペース配分は絶妙である。我々のゆっくりペースを保ちながら登っていく。樹林帯が途切れて左手に仙丈ケ岳が現れた。仙丈ケ岳はたおやかなイメージがあるが、その通りの山容である。その右手に薄っすら見えているのは中央アルプスだろう。さらに登るとまた樹林帯になり、また途切れたりするが急登は続き、我々はどんどん抜かされ、もちろん気にせず、マイペースで登った。
 仙水峠から100分ぐらいかけて駒津峰に到着した。甲斐駒ヶ岳に到着する前に、ここですでに絶景が広がっていた。晴天に感謝である。南西に仙丈ケ岳、南東に栗沢山、アサヨ峰から鳳凰三山に至る早川尾根と鳳凰三山の向こうの富士山、栗沢山の南には北岳、間の岳、塩見岳まで見える。北西には鋸岳、そして北東至近に目指す甲斐駒ヶ岳である。甲斐駒ヶ岳はこちらの方向からはまさにピラミッド型で山頂の花崗岩の白さが際立ち、雄大である。
 駒津峰から一旦下って登り返すのだが、ここから直登と巻道の分岐までが結構険しい。三点支持法の訓練みたいな岩場を降りたり登ったりしながら進む。適当な足場が見つからず、登山には股関節の柔軟性も必要だと痛感し、また、明日は上半身も筋肉痛かなあとか言いながら安全第一で進む。分岐では迷わず巻道である。
巻道に入ると花崗岩の砂地を行くような感じとなり、昇ってきた太陽に直射される。ここでリーダーに「摩利支天には寄らないのか」と聞くと「寄らない」との答え。
「だって山と高原地図には10分て書いてあるよ」
「見た感じ10分で行くわけないよ」
「そうかー」
「まあ、頂上について時間見て考えるけど・・・」
などと言いながら登っていくと、摩利支天との分岐に着いた。見た感じ、確かに10分では着きそうにない。我々がちょっと立ち止まって考えていると、山頂方面からスキルの高そうな若者たちが降りてきて、会話しているのを聞くと、
「(摩利支天に行くのには)行き30分、帰り20分ぐらいか?」
「時間、ギリじゃね⤴」
「仙水峠の方は平らで走れるから大丈夫だよ」
「じゃいくか」
そしてリーダーが筆者に曰く「行く?」
そうです、私が間違っておりました。すみません。無理です。ごめんなさい。

 さて、登山は再開され、急登のザレ場を登っていく。ここの傾斜はキツイ。さらに砂でずり落ちる。本当に半歩ずつ進んでいくのだけれど、ふくらはぎに疲労がたまってくる。それでも、一歩30僂任眇覆鵑任いのだ。30僉3300歩は1劼覆里澄算数は合っているのだ。ボチボチ足がつるかなと思えるようなころ、黒戸尾根との分岐に到着。この先に黒戸尾根の登山口があるのかと思うと感慨深い。行かないけど。
 ここから山頂はすぐである。最後に岩場をよじ登り、山頂到着。ほぼ予定時間通り。いやあ、やっと着いたぜ、憧れのハワイ航路、じゃなくて甲斐駒ヶ岳。いままで見えなかった八ヶ岳が見え、その下には茅野方面だろうか、街並みが見えた。鳳凰三山にはだいぶ雲が上がってきたが、まだオベリスクも確認できる状況で、仙丈や北岳は遮るものが全くない景観であった。北岳はこちらから見るとあんなに尖った山なのだと初めて知った。山頂の標識では高校の山岳部が横断幕とともに記念写真を撮っていた。ここで早目の昼食を取り早々に出発するつもりだったが、ついつい長めの休憩となり、予定より15分遅れの下り開始となった。
 山頂直下のザレ場は滑らないように気を付けながらの下山である。登ってくる人は苦しそうだ(その気持ちは分かる)。ザレ場を過ぎ、直登と巻道の分岐を過ぎると先ほど苦労してよじ登り、よじ降りた岩場に到着。行きに写真を取り損ねた六方石で写真を撮ったのだが、途中の標識では「方」の点が削られていて「六万石」になっていた。一瞬本当に「ろくまんいし」なのではないかと思った(さすがに「ろくまんごく」とは思わなかったが)。標識にいたずらするのはやめましょう。
 予想通り、駒津峰への登り返しはきつかった。歳のせいか、運動不足のせいか、息が上がる。それでも駒津峰に30分遅れでたどり着き、一休み。ここからは双児山を経由する尾根道コースである。駒津峰からしばらくはハイマツ帯を下っていく。一面のハイマツが美しい。が、暑い。風は涼しいので長袖のままでいく。リーダーがこの風を持って帰りたいと言っていたが、確かに40℃近い地上にはぜひとも欲しいものである。
 しばらく行くと樹林帯に入り、双児山への登り返しに入った。これがまたなかなかキツイ。それでも何とか双児山の一番目の山頂にたどり着き、「双児」というからにはもう一度登り返すのか?と思いげんなりしたが、もう一つの頂上(地図上では今一つはっきりしないが)は巻いている感じになっているようだ。少し得した気分になりながら、樹林帯を降りていく。そしてこの樹林帯からがまた長い。登山とは往々にして最後の樹林帯がきつくて長いのだ。途中水分補給タイムをとっていると、今回の山行で最初の方から同じぐらいのペースで登っておられたご夫婦が追い越していった。仲の良さそうなご夫婦であった。助っ人氏がご主人をある愛らしい動物に例えていたが、ここでは触れない。
 さて、大幅に時間をオーバーしつつも何とか北沢峠に到着したのは15:25頃であった。やった!時間は掛ったが怪我無く下山。そして「ストッパ」の効果で悶絶することなく到着。実は最大の心配はこちらだったのだ。よかった。バスの時間まではしばらく間があるな、と思っていたら、とんでもない、臨時便を出してはいるものの、仙流荘行の林道バスに長蛇の列なのだ。列の最後に並んでしばらくすると、ジオライナーに乗る人は間に合わないかもしれないので優先して乗せてもらえることになり、先に並んでいた人に申し訳ないと思いつつ、お言葉に甘えることにした。
 仙流荘でもリーダーの乗るパノラマライナーが満員だったり、特急しなのが遅れたりする事態はあったものの、助っ人氏と筆者は無事茅野駅に着き、ビールを飲み(くーっ)と天盛り蕎麦を食べ、あずさに乗り込んだ。改札を入ったとたんに雷雨があり、何とか雨に降られずに済んだようだ。特急は満席。自由席の乗車率150%ということで、早目の切符手配をしていてよかった。以前この稿で、ゴルフ帰りの人たちが車中で楽しそうに話していたがちょっとうるさかったと書いたが、同じ車両の登山帰りの人もやはりちょっとうるさかった。前の席のおばさまから「オジサンたちちょっとね…」と言われて、「違うグループですので」と思わず言ってしまった筆者は同じ登山者としてずるいのだろうか(だって全然知らない人たちだし)。車中の飲酒は、ほどほどにしないといけないという教訓で終わった山行であった。

以上

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1165人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら