ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1553110
全員に公開
沢登り
八幡平・岩手山・秋田駒

羽後朝日岳、マンダノ沢から部名垂沢。無惨!蛇体淵

2018年08月11日(土) ~ 2018年08月12日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
23.5km
登り
1,341m
下り
1,343m

コースタイム

1日目
山行
12:00
休憩
0:00
合計
12:00
4:50
120
夏瀬温泉
6:50
6:50
80
朝日沢出合
8:10
8:10
220
八瀧沢出合
11:50
11:50
70
蛇体淵
13:00
13:00
230
上天狗沢・下天狗沢出合
2日目
山行
8:20
休憩
0:00
合計
8:20
6:00
130
8:10
8:10
250
部名垂沢下降点
12:20
12:20
120
林道
14:20
夏瀬温泉
天候 雨、曇り、晴れ、ガス
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
頂上と部名垂沢下降点の間は、踏み跡がかなり不明瞭で、ピンクテープも殆どありません。
夏瀬温泉から直ぐに立派な吊橋を渡ります。玉川の流れが非常に美しい。
2018年08月11日 04:52撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 4:52
夏瀬温泉から直ぐに立派な吊橋を渡ります。玉川の流れが非常に美しい。
堀内沢を渡り、右岸の林道を登ると地形図上の取水口まで行けます。上流から取水口を見ます。
2018年08月11日 05:36撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 5:36
堀内沢を渡り、右岸の林道を登ると地形図上の取水口まで行けます。上流から取水口を見ます。
単調なゴーロ歩きで朝日沢出合に着きます。正面が朝日沢です。
2018年08月11日 06:53撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 6:53
単調なゴーロ歩きで朝日沢出合に着きます。正面が朝日沢です。
堀内沢名物?の三角岩です。
2018年08月11日 07:46撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 7:46
堀内沢名物?の三角岩です。
左岸から綺麗なスラブが落ちています。
2018年08月11日 08:01撮影 by  M02 , FUJITSU
2
8/11 8:01
左岸から綺麗なスラブが落ちています。
八瀧沢の出合。正面奥から流れ込むのが八瀧沢です。
手前に良い幕場があります。
2018年08月11日 08:15撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 8:15
八瀧沢の出合。正面奥から流れ込むのが八瀧沢です。
手前に良い幕場があります。
同部からマンダノ沢を望みます。いよいよマンダノ沢です。
2018年08月11日 08:15撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 8:15
同部からマンダノ沢を望みます。いよいよマンダノ沢です。
マンダノ沢に入ると小滝が続きます。
2018年08月11日 08:59撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 8:59
マンダノ沢に入ると小滝が続きます。
登山大系に出ている2条15メートルの滝でしょう。無理せず右岸を巻きました。
2018年08月11日 09:04撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 9:04
登山大系に出ている2条15メートルの滝でしょう。無理せず右岸を巻きました。
小滝が続きます。奥に見えている滝は右岸を巻いています。
2018年08月11日 09:29撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 9:29
小滝が続きます。奥に見えている滝は右岸を巻いています。
次の15メートルの滝かな。左壁のバンド状を登れそうです・・・
2018年08月11日 10:45撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 10:45
次の15メートルの滝かな。左壁のバンド状を登れそうです・・・
前の写真から下を見たところです。どうしても左壁に渡る覚悟がつきません。あっさりと巻くことにしました。
2018年08月11日 10:45撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 10:45
前の写真から下を見たところです。どうしても左壁に渡る覚悟がつきません。あっさりと巻くことにしました。
倒木で荒れています。昨年の豪雨の影響でしょうか。
2018年08月11日 10:57撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 10:57
倒木で荒れています。昨年の豪雨の影響でしょうか。
この小滝は正面の大岩を突破。
2018年08月11日 11:17撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 11:17
この小滝は正面の大岩を突破。
この小滝は右岸沿いに抜けます。
2018年08月11日 11:44撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 11:44
この小滝は右岸沿いに抜けます。
倒木で荒れています。焚き木には事欠かない様です。
2018年08月11日 11:47撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 11:47
倒木で荒れています。焚き木には事欠かない様です。
この倒木群はなんでしょう?これはもしかして!
2018年08月11日 11:52撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 11:52
この倒木群はなんでしょう?これはもしかして!
蛇体淵ではないですか!なんということだ!
2018年08月11日 11:56撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 11:56
蛇体淵ではないですか!なんということだ!
そこから下流の河原も倒木だらけです。以前は絶好の泊まり場だった様ですが。
2018年08月11日 11:56撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 11:56
そこから下流の河原も倒木だらけです。以前は絶好の泊まり場だった様ですが。
近づいてみましたが、淵はこんな感じです。右岸の山肌が剥き出しなので、そこからの倒木なのでしょう。無惨です。
2018年08月11日 11:58撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 11:58
近づいてみましたが、淵はこんな感じです。右岸の山肌が剥き出しなので、そこからの倒木なのでしょう。無惨です。
蛇体淵は左岸を巻いて、気を取り直して遡行を続けます。蛇体淵の上の小滝。
2018年08月11日 12:12撮影 by  M02 , FUJITSU
2
8/11 12:12
蛇体淵は左岸を巻いて、気を取り直して遡行を続けます。蛇体淵の上の小滝。
気持ちの良い小滝が続きます。
2018年08月11日 12:17撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 12:17
気持ちの良い小滝が続きます。
グリーンの滑床が続きます。ここが魚影を確認できた最後の場所です。
2018年08月11日 12:55撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 12:55
グリーンの滑床が続きます。ここが魚影を確認できた最後の場所です。
上天狗沢・下天狗沢の出合です。上天狗沢を望みます。今回はこの上天狗沢を遡行しました。奥の滝は水線右を直登しました。
2018年08月11日 13:01撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 13:01
上天狗沢・下天狗沢の出合です。上天狗沢を望みます。今回はこの上天狗沢を遡行しました。奥の滝は水線右を直登しました。
こちらは下天狗沢。いつかまた機会があれば。
2018年08月11日 13:02撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 13:02
こちらは下天狗沢。いつかまた機会があれば。
滝を越すとナメが続きます。登山大系では下天狗沢より悪場が少ない様ですが。
2018年08月11日 13:29撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 13:29
滝を越すとナメが続きます。登山大系では下天狗沢より悪場が少ない様ですが。
以外と滝が出てきます。ただ直登出来る滝が多いです。
2018年08月11日 14:01撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 14:01
以外と滝が出てきます。ただ直登出来る滝が多いです。
これはさすがに巻きました。
2018年08月11日 14:06撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 14:06
これはさすがに巻きました。
これも巻きました。なんだ巻いてばかりでないかと言われそうですが、登れる滝の方が多かったです。
2018年08月11日 14:54撮影 by  M02 , FUJITSU
8/11 14:54
これも巻きました。なんだ巻いてばかりでないかと言われそうですが、登れる滝の方が多かったです。
詰めから猛烈な笹薮と格闘することしばし、頂上直下の草原地帯に出ました。
2018年08月11日 16:43撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 16:43
詰めから猛烈な笹薮と格闘することしばし、頂上直下の草原地帯に出ました。
やっと頂上に到着。夏瀬温泉から丁度12時間。少しでも先に行こうとしましたが、踏み跡が不明瞭なため、戻ってここで泊まりました。
2018年08月11日 16:52撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/11 16:52
やっと頂上に到着。夏瀬温泉から丁度12時間。少しでも先に行こうとしましたが、踏み跡が不明瞭なため、戻ってここで泊まりました。
翌朝、こんな感じで寝てました。残念ながら、今朝もガスの中で視界がありません。
2018年08月12日 05:48撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/12 5:48
翌朝、こんな感じで寝てました。残念ながら、今朝もガスの中で視界がありません。
ツエルトを張った直ぐ下に、朝日嶽と彫られた石碑がありました。昨日は気付きませんでした。余裕がなかったかな。
2018年08月12日 05:58撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/12 5:58
ツエルトを張った直ぐ下に、朝日嶽と彫られた石碑がありました。昨日は気付きませんでした。余裕がなかったかな。
部名垂沢の下降点です。なんとここまで頂上から2時間以上かかっています。目印は画面左上に色褪せたピンクテープがあるだけです。
2018年08月12日 08:09撮影 by  M02 , FUJITSU
8/12 8:09
部名垂沢の下降点です。なんとここまで頂上から2時間以上かかっています。目印は画面左上に色褪せたピンクテープがあるだけです。
そこから部名垂沢を望みます。ここから先は踏み跡が明瞭ですが、急坂で滑る滑る。何度尻餅着いたことだか。
2018年08月12日 08:13撮影 by  M02 , FUJITSU
8/12 8:13
そこから部名垂沢を望みます。ここから先は踏み跡が明瞭ですが、急坂で滑る滑る。何度尻餅着いたことだか。
途中で下に夏瀬ダム湖が見えてきました。
2018年08月12日 08:35撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/12 8:35
途中で下に夏瀬ダム湖が見えてきました。
部名垂沢の源頭です。ここから水が噴き出すように現れます。
2018年08月12日 08:35撮影 by  M02 , FUJITSU
8/12 8:35
部名垂沢の源頭です。ここから水が噴き出すように現れます。
幾つか滝が現れますが、固定ロープのある所が多いです。写真左上すみにロープが見えます。
2018年08月12日 09:18撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/12 9:18
幾つか滝が現れますが、固定ロープのある所が多いです。写真左上すみにロープが見えます。
降りてきて最初の二俣です。登ってきたら左に入ります。
2018年08月12日 09:29撮影 by  M02 , FUJITSU
8/12 9:29
降りてきて最初の二俣です。登ってきたら左に入ります。
長い長いゴーロ歩きで、ようやく最初の堰堤に出ました。ここまで下降点から3時間。林道まではさらに1時間。
2018年08月12日 11:20撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/12 11:20
長い長いゴーロ歩きで、ようやく最初の堰堤に出ました。ここまで下降点から3時間。林道まではさらに1時間。
2万5千図で林道が左岸から右岸に移るところで、林道に出ました。ここまで地形図上の林道は自然回帰しています。
2018年08月12日 12:20撮影 by  M02 , FUJITSU
8/12 12:20
2万5千図で林道が左岸から右岸に移るところで、林道に出ました。ここまで地形図上の林道は自然回帰しています。
しばらく行くと伐採しているため広い林道になります。
2018年08月12日 12:45撮影 by  M02 , FUJITSU
8/12 12:45
しばらく行くと伐採しているため広い林道になります。
夏瀬温泉との分岐の標識に警察の注意が貼っています。確かに生半可な経験、装備では遭難します。
2018年08月12日 12:54撮影 by  M02 , FUJITSU
8/12 12:54
夏瀬温泉との分岐の標識に警察の注意が貼っています。確かに生半可な経験、装備では遭難します。
あと3.9km! ここからひと登りあり、暑さ、アブ攻撃でチョット大変でした。
2018年08月12日 12:54撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/12 12:54
あと3.9km! ここからひと登りあり、暑さ、アブ攻撃でチョット大変でした。
ようやく夏瀬温泉の吊橋に戻って来ました。
2018年08月12日 14:12撮影 by  M02 , FUJITSU
1
8/12 14:12
ようやく夏瀬温泉の吊橋に戻って来ました。

感想

羽後朝日岳、国土地理院の二万五千図には道があることになっているが、実際には道が無く、尾根を藪漕ぎするか沢を登るしかない。
一般的には部名垂(へなたれ)沢が登られているようだが、堀内(ほりない)沢上流のマンダノ沢に、蛇体淵(じゃたいぶち)という神秘的な場所があるとのこと。天気図と自分の休みと日本登山大系の図を睨めっこしながら、ついに8月になってしまった。
そして、待望の蛇体淵に到着した時、おもわず固まってしまった。
なんという事だろう。無惨にも倒木で埋められているではないか。ここ数年続いた豪雨のせいだろう。嘆いても仕方がない。これが自然。
ようやく辿り着いた頂上はガスの中だった。明るいうちに、部名垂沢の下降点まで行こうと思い、少し行っただけで踏み跡が不明瞭。おまけにガスで地形も分からない。戻って頂上で泊まる事にした。これは正解。
雨ではなく霧で、沢や藪漕ぎでびしょ濡れであるが、それほど不快でなかったのは、気温があまり下がらなかったからだろう。夜中に外へ出た時は星空が広がり、遠く盛岡市や仙北市の夜景が見えたので、明日の晴天を信じていた。
朝目覚めたら、昨日と同じガスの中であった。気温が上がればガスも消えるだろうが、注意しながら降り始める。昨日と同じところで踏み跡が消える。間違った方向に進むと激しい藪漕ぎを強いられる。何度行きつ戻りつした事だろう。そして藪漕ぎによる体力の消耗。過去のブログでは頂上から30分、遅くとも1時間はあれば下降点に到達している。ようやく部名垂沢の下降点に着いたのは、頂上から2時間後であった。
部名垂沢の下降は惨めだった。体力を消耗し尽くし、何度転んだ事だろう。へなたれ沢ではなくヘタレ沢だと心の中で叫んでいた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1501人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら