羽後朝日岳、マンダノ沢から部名垂沢。無惨!蛇体淵
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,341m
- 下り
- 1,343m
コースタイム
天候 | 雨、曇り、晴れ、ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上と部名垂沢下降点の間は、踏み跡がかなり不明瞭で、ピンクテープも殆どありません。 |
写真
感想
羽後朝日岳、国土地理院の二万五千図には道があることになっているが、実際には道が無く、尾根を藪漕ぎするか沢を登るしかない。
一般的には部名垂(へなたれ)沢が登られているようだが、堀内(ほりない)沢上流のマンダノ沢に、蛇体淵(じゃたいぶち)という神秘的な場所があるとのこと。天気図と自分の休みと日本登山大系の図を睨めっこしながら、ついに8月になってしまった。
そして、待望の蛇体淵に到着した時、おもわず固まってしまった。
なんという事だろう。無惨にも倒木で埋められているではないか。ここ数年続いた豪雨のせいだろう。嘆いても仕方がない。これが自然。
ようやく辿り着いた頂上はガスの中だった。明るいうちに、部名垂沢の下降点まで行こうと思い、少し行っただけで踏み跡が不明瞭。おまけにガスで地形も分からない。戻って頂上で泊まる事にした。これは正解。
雨ではなく霧で、沢や藪漕ぎでびしょ濡れであるが、それほど不快でなかったのは、気温があまり下がらなかったからだろう。夜中に外へ出た時は星空が広がり、遠く盛岡市や仙北市の夜景が見えたので、明日の晴天を信じていた。
朝目覚めたら、昨日と同じガスの中であった。気温が上がればガスも消えるだろうが、注意しながら降り始める。昨日と同じところで踏み跡が消える。間違った方向に進むと激しい藪漕ぎを強いられる。何度行きつ戻りつした事だろう。そして藪漕ぎによる体力の消耗。過去のブログでは頂上から30分、遅くとも1時間はあれば下降点に到達している。ようやく部名垂沢の下降点に着いたのは、頂上から2時間後であった。
部名垂沢の下降は惨めだった。体力を消耗し尽くし、何度転んだ事だろう。へなたれ沢ではなくヘタレ沢だと心の中で叫んでいた。
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