記録ID: 1555567
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山
大雪・十勝縦走
2018年08月11日(土) ~
2018年08月14日(火)
北海道
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 74:03
- 距離
- 63.1km
- 登り
- 4,245m
- 下り
- 4,824m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:52
距離 12.2km
登り 1,067m
下り 680m
2日目
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 11:08
距離 21.1km
登り 1,119m
下り 1,149m
3日目
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 11:12
距離 17.3km
登り 1,278m
下り 1,609m
天候 | 初日:ガスのち晴れ 二日目:ガスのち晴れ 三日目:晴れのちガス 四日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:吹上温泉白銀荘から上富良野町営バス一日3本 |
コース状況/ 危険箇所等 |
初日:旭岳〜白雲岳避難小屋まで 旭川のカラオケルームで一泊しバス、ロープウェイを乗り継いで姿見駅まで向かう 姿見駅でトイレに行く、同行者は携帯トイレを買っていた。 旭岳山頂までは登山者も多く、道もよく整備されている。 ずっとガスだったので何も見えなかったが迷うことはなかった。 旭岳山頂から白雲岳避難小屋までも同様の道であるが、登山者が少し減る。 白雲岳分岐の直下に残雪アリ 白雲岳避難小屋の残雪から雪渓水が豊富に取れた。 二日目:白雲岳避難小屋〜南沼野営指定地まで 五色岳までずっと森林限界の高原歩きの道である。道も整備されている。 高根が原は花がたくさん咲いていると思われる。今回は何も見えなかった。 五色岳の直下でわずかに急な坂がある。 五色岳から化雲岳は木道がよく整備されている。 化雲岳からトムラウシまでは木道やガレ場、ゴロタ場が多数 ゴロタ場のマーキングの間隔が広く、ガスだと注意が必要 トムラウシ山を経ず南沼に向かう巻き道は分岐看板が間違っていることと、踏み跡が多数ある為どの道を通っていいのかわからず、非常に困った。 南沼では水が大量入手できた。ただし、前日に雨が降ったからであり、雨が降っていなかった場合、南沼まで汲みに行くか、テン場付近をわずかに流れる南沼の沢水を取ることになる。 三日目:南沼野営指定地〜美瑛富士避難小屋まで 南沼野営指定地から三川台まではわりと整備されており、迷いにくく、ザレ場である。三川台はテン泊禁止だが、テントを張れそうな箇所があった。 三川台からオプタテシケ山の間は、本行程最大の難所である。 迷うことはないが笹狩りがされておらず、非常に歩きにくい、高い所では背丈以上の笹をかき分ける場面が多々あった。さらに笹藪の下は泥濘、木の根多数、石多数であり、通り抜けるのに非常に体力を使う。 くわえて、坂はほぼすべて急坂、かつ滑りやすい 道が崩壊しているところが一か所あり、枝きりされていないハイ松を漕ぐ場面があった。 双子沼では水が何とか汲めたが、雪渓は虫の息であり、8月終わりには汲めない可能性がある。 双子沼からオプタテシケへの登りの取り付きが分かりにくく、GPSを使用、オプタテシケへの登りは地図通り急である。 オプタテシケから美瑛富士避難小屋までは、歩く人もそこそこいるためマーキングが多数 ただし不安定なガレ場が主体の道であり、ベベツ岳への上り返しもある。南沼からここまで歩いて体力を使い切った人には見た目以上にキツイと感じられるであろう。 今回は夜に雨が降ったのでたまたま手に入ったが、8月の美瑛富士避難小屋では水は手に入らない。双子沼で汲んでおくべきである。 エスケープルートもなく、厳しい道のりであるが、他の山では見られない北海道深部の人類未踏の大自然が残っている。 四日目:美瑛富士避難小屋〜吹上温泉白銀荘まで 全体的にザレ場の整備された道である。マーキング多数 美瑛富士避難小屋から美瑛岳までの標高差は300mあり、坂はそれなりに急である。 美瑛岳から十勝岳までは、火山特有のザレ場をトラバースするのが主体の道である。 十勝岳から吹上温泉白銀荘までは百名山十勝岳の主要ルートであり、マーキングが多数、ただし坂はそれなりに急である。 吹上温泉分岐ルートには最後に渡渉が準備されている。 コメント 全ての水場で浄水器もしくは煮沸が必須である。 大雪山系では水は多数の箇所で汲むことができるが、十勝山系では一切汲むことができない。大雪山側から縦走する場合、双子沼の水場が最後になるであろう。キャンプ地間が長く(特にトムラウシから双子沼)計画的な水の確保が重要、すれ違う人との水場情報交換は必ずやった方がいい トイレは白雲岳避難小屋、忠別岳避難小屋、ヒサゴ沼避難小屋、カミホロ避難小屋の4か所しかなく、携帯トイレの使用は必須である。 避難小屋は予約不可かつ定員が少ないので、ハイシーズンは基本的に混んでいる。テントを持っていくことは必須である。 |
その他周辺情報 | 吹上温泉白銀荘で入浴 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
浄水器
|
---|---|
備考 | 食料が足りなくなったら困ると思ってアルファ米を10食持って行ったが5食余った。 予備食料は1日分で十分であろう |
感想
以前からやりたいと思っていた縦走、皆の予定が合うということで8月のお盆に実行されました。
当初われわれは十勝岳から富良野岳へ向かう予定でしたが、全員早く降りて旭川で焼肉を食べたいという意見で一致したため十勝岳で降りることにしました。
3泊4日の縦走は初めてで準備不足等を感じる部分もありましたが、辛いときあり楽しいときありの非常に思い出深い山行となりました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1611人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する