四ッ岳(大滝川左俣から・まさかの初霜!)
- GPS
- 12:31
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,834m
- 下り
- 1,832m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夜間でも利用可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆平湯大滝〜姫ヶ原(沢登り) ・取付きは旧道を使った。 ・沢に降りる場所はよく吟味する必要あり。今回降りた箇所より良い場所もありそう。 ・途中で2段の大滝がある。今回は左岸から苦労して高巻いたが右岸からも行けるかも。(暗かったため不明) ・姫ヶ原は草丈も低くのんびりできる良い場所。上からの夏道もある。 ◆姫ヶ原〜四ッ岳(往復) ・激藪なので覚悟する。 ・ガレ場、ザレ場もあり、落石、滑落にも注意。 ◆硫黄岳〜平湯(下山) ・夏道を素直に下る。途中アップダウンあり。 ・水場の看板もあったが使えるかどうかは未確認。 |
写真
感想
今日はYSHR先生、大魔人さんと四ッ岳に向かう。
なにわ君も参戦予定だったがどうやら負傷して来られなくなったらしい、残念。
前日のうちにスタート地点となる平湯大滝の駐車場に向かい車中泊。
1時に起きると大魔人さんは既に到着、すぐにYSHR先生もやってきた。
いつものことながら全員気合入りまくりだ。
四ッ岳は今や山スキーのルートとしては知らない人はいないというくらいに有名になったが無雪期は全くといっていいほど登頂記録がない。
平湯スキー場から金山岩方面へ向かい硫黄岳を経由して四ッ岳の脇に出る夏道は一応付いているが四ッ岳の頂に向かうルートはない。
こんな事情によりYSHR先生から平湯大滝〜沢ルートで四ッ岳のピークを踏もう、という提案に繋がった。
もちろん3人とも初ルートなので途中何が出てくるか全く想像がつかない。
進退窮まることもあるかもしれない・・・だが誰も知らないルートを歩ける喜びは何物にも代えがたい。
しかし早速取付から難儀することになる。
事前に色々と調べたら以前平湯大滝から硫黄岳に向かう夏道ルートがあったらしい、という情報を得ていたため旧登山道を探すことに。
あった!平湯大滝の手前にうっすらと登山道らしき影が見える。
暗闇の中、一旦この夏道ルートを辿っていこう・・・とは言うものの、今回は沢登りなのでどこかで沢床に降りなければならない。
地形図を眺めながら降りられそうな場所を探す。
まずはYSHR先生を先頭に降下開始・・・しかし最後の詰めのところで崖にぶち当たって失敗。
気を取り直して大魔人さんを先頭に登り返しつつ高巻きルートを探す・・・おおっ何とか降りれそうだ!
いきなり難易度の高いルートファインディングを求められたが何とか沢床へ降り立った。
さあ楽しい沢登りの時間です。
しかし今日は寒い!寒すぎる!
吐く息は白いし水もめちゃくちゃ冷たい。
1週間前までなら猛暑の中気持ちよく遡行できたはずだが今日はまるで晩秋のようだ。
挙句の果てには初霜まで降りる始末・・・
まあでもこれも沢登り、行くしかない。
YSHR先生を先頭に進んでいくと今度は2段の大滝にぶち当たった。
これは直登できない…高巻くのも急斜面で厳しそうだ。
こんなときは岩名人の大魔人さんの出番です。
猿のようにスルスルと登ってロープを垂らしてもらい何とか高巻きに成功。
いやいや、マジ際どかった。結果的にココが今回の山旅の核心部だったと思う。
さて、そこからは割とルンルン気分で沢を詰めていく。水量は多いが寒いのであまりありがたくない。
太陽が恋しいが北面&谷間なので陽が差さない。
大魔人さんはとことん水を避けて登っていた。
姫ヶ原まで来てようやく日光を浴びることができた。
姫ヶ原はこじんまりとしているが背丈の低い草や池塘があってとても雰囲気が良い。
一応ここまでは夏道も来ているので興味のある方は是非。(バリルート扱いではあるが)
後は四ッ岳に登るだけ!と思っていたがやはり甘くはなかった。
今回四ッ岳を目指すルートとなる南東面は藪が濃くてなかなか前に進むことができない。
できるだけ歩きやすいガレ場を選んで歩こうとするがどうしても要所要所で藪を避けることができなかった。
そんな中でも大魔人さんはロケットスタート。この人、稜線とかピークを見るとじっとしていられない性分なんです(笑)
藪を漕いで岩をサクサクと登りピークに向かっていった。
YSHR先生と自分はマイペースで登って行く。
しかし暑い!さっきまでの寒さは一体何だったのか。
水が恋しいがもう沢水は枯れている。残念。
そして暑い中頑張って四ッ岳に登頂!
360度の展望に感動。
大魔人さんも眺望がある四ッ岳は初めてだと喜んでいた。(冬の地獄しか見たことがないって)
少し休憩したら下山開始。
下山は楽勝かと思っていたがやはり藪に阻まれて大苦戦。
しかしアドベンチャー感満載で楽しい。これが本当の登山なんだと思う。
・・・とその時カメラを落としたことに気付く。
多分ハイマツの藪を漕いでいた時だと思うがあの海の中から探すのは厳しいということで泣く泣く捜索断念。
買ったばかりだったのに手痛い出費となった。
藪を抜けたらあとは夏道で平湯に戻るだけ、消化試合です。
下山とはいえアップダウンもあり暑くて大変だったがバカ話をしながらの下山は楽しかった。
なぜかなにわ君がいないのになにわ君ネタで盛り上がったり・・・
ということで、色々と困難はあったが初ルートでの四ッ岳は大成功に終わった。
また冬に訪れたいと思う。
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