折立-太郎平-薬師沢-雲ノ平-高天原-水晶岳-雲ノ平
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- GPS
- 78:32
- 距離
- 43.3km
- 登り
- 3,516m
- 下り
- 3,515m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:40
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:58
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 10:49
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:47
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
平成最後の夏 温泉に行ってきました の巻
平成30年(2018)8月17日
日付が変わった頃 自宅発
有峰林道の岐阜県側東谷入口に向かう
わざわざ富山県から入るより近いやろうと思ったが、辺ぴな所でかなり遠い。
0500頃 ゲート前に到着 仮眠しようと思ったが眠れない。
開通予定の0600前 係りの人が回ってきて 前日の大雨の影響で安全確認中なので
開通は1時間ほど遅れるとの話。
(折立-薬師沢)
余裕を見て0800登山開始予定だったので 慌てる事もない。
ほぼ予定通り折立出発。
樹林帯を登り アラレちゃんを過ぎ 開けてきても登り 長いわ〜
やっと太郎平小屋に到着 昼飯。
風が通って肌寒い。
まー けふの行程は半分過ぎてるし 後は下りやし。
食後 薬師沢に向かって出発。
調子よく下って行くが 帰りにこれを登らなアカンねんなぁ〜
木道を歩き 橋を渡り 気持ちが良い道中。
山道を下り 沢音が近づいてきたら もうすぐ薬師沢小屋。
受付をしてビールを飲みながらクールダウン。
沢登の人が多い様だ。
晩飯時に同じテーブルだった2人ほどが わしと同じく明日は高天原で泊まるらしい。
食後 ゆっくり飲んで やがて消灯
考えると 昨夜は寝てなかった・・・
さすがによく寝られた。
8月18日
0500前 起床
タバコを吸いに表に出るとデッキが白い 霜が降りていた。
0500朝飯食って けふは時間に余裕があるのだが
別にやる事もないので0600出発。
(薬師沢-雲ノ平)
小屋前の吊橋を渡り河原に下りたらすぐ 高天原と雲ノ平の分岐
急登を雲ノ平に向かう。
岩だらけ 木の根だらけの急登。
2時間ほど登れば勾配もゆるみ やがて木道。
登り勾配の木道と山道が続く これを登りきったらいきなりアラスカ庭園に出た。
余裕があるので 優雅にコーヒーを淹れる。
奥日本庭園など景色を眺めながら木道を進む
そして雲ノ平山荘へ 行動食か昼飯か知らんが薬師沢小屋の弁当を頂く。
明後日の宿泊予約をして高天原に向かって出発。
日曜日の夜になるので余裕かと思っていたが 割と予約者が多いらしい。
(雲ノ平-高天原)
一旦木道に下って斜面を登り 岩や木道を進んでいく
平坦な所は水たまりが多く渡渉さながらに岩の頭を飛び移って進む。
雲ノ平の勢力範囲は広い! 奥スイス庭園やら 結構歩いた先に雲ノ平森の道やらの道標がある。
そのうち急下り 長いSUS梯子もあった。
下りきったら高天原峠 あと1時間ほどで山荘 期待が高まる。
秘境感ハンパない道を進む。
思えば 雲ノ平を離れると急に人が減った 数組くらいしか出会ってない。
左前方に大きな湿原が出現! 湿原を過ぎると山荘が出現!
受付を済ませ 不要な荷物を置いて ビールを仕入れて 温泉へ!
歩くこと15分から20分 やっと温泉に到着
日が高いのもあるし 山奥というのもあるし 温泉とビール 最高!!!
先客数人と談笑しながら 温泉とビールを楽しむ。
昨日 小屋が一緒だったお父さんも居ました。 山口県から来られたらしい。
(山行2-3日前 山口県で2歳児が行方不明になりベテランボランティアの爺さんが見つけたとかいうニュースがあったが そこのすぐ近くらしい)
この山口県のお父さん 本心は水晶岳に登りたいらしいが 一人じゃ不安なんで引き返すつもりだったらしい
わしの明日の予定(水晶-雲ノ平)の話でルート説明や余裕をみた時程を話していると 登りたくなった様で 明日同行することになった。
晩飯時間が近づいてきたので風呂を出て 汗をかかない様にゆーっくり小屋に帰る。
8月19日
今朝も霜が降りていた。
まだ薄暗い0500前に表に出て歯磨きしていると 頭灯を点けて歩いてくる2人組がいた。
0300頃 雲ノ平を出て温泉に入りに来たらしい。
朝飯を頂いて 0600出発 約束通り山口県のお父さんと一緒です。
(高天原-温泉沢の頭)
温泉を通り越して沢の上流に向かう
何度か渡渉して 一旦本流を外れるので渡渉は終わりかと思ったらまた本流に戻る。
印スパンが長くて 一瞬不安になる所もあるが
沢終盤に 沢合流部を右手の枝沢に入る所さえ間違わなければ大丈夫!(ここにはしっかり印があります。)
やがてロープが張ってある所に行き当たる。 正面先には滝が見える。
ここの左手が尾根道の取付き。
いきなり急登! この先どうなるんや!?
樹林帯で一旦落着きハイ松帯へ 急登には変わりなし。
ハイ松帯を抜けるとザレた岩場 前方の岩山を目標にするが登って行くと岩山は遠ざかって行く
急坂なんで前方のただの岩が重なって岩山に見えてるだけの様だ。
道中 下ってくる単独の女性とすれ違う 登山者らしからぬ軽装と衣装が印象に残った。
少し会話しただけだったが この後雲の平山荘でまた出くわした。(江戸から来られたらしい)
時間をかけて黙々と登ってようやく稜線が近づいてきた。
ここを越えると少し勾配が緩みそう などと何度も騙されながら登る。
何年か分のぬか喜びを味わった。
そんな思いをしながらもやっと温泉沢の頭に到着 景色が素晴らしい!
休憩ついでに行動食か昼飯か分からんが 高天原山荘の弁当を頂く。
この辺りはDocomoの電波が入った。
(温泉沢の頭-水晶岳)
軽い登り下りを繰返す。 岩場もある。
眼下には高天原山荘が小さく見える。
山頂近くのガレ場はややきつい CT1時間ほどだが 先ほどの登りで疲れているのかなかなか山頂に着かない。
やっと着いたと思いきや 手前側は双耳峰のニセ水晶! またぬか喜び一つ消費。
そして、ついに北アルプスの奥地 水晶岳に到着。
ここで山口県のお父さんは力尽きて 水晶小屋泊まりにすると言う。
この先は自分のペースで行ってくれとの事で 山頂を後にする。
(水晶岳-雲ノ平)
ややザレの道を下る。 道中後方からお父さんの声が聞こえた。
振り返ると かなり離れていたが ここまでのお礼を言ってくれた。
手を振って別れを告げ 先に進む。
水晶小屋で休憩 泊まりは結構混雑しているらしい。
給水して行動食を食うが お父さんはまだ下って来ず。
まーさっき別れのあいさつができたから良いか! と歩き出す。
水晶岳からも雲ノ平山荘は見えていたけどまだ遠い。
ワリモ北分岐・岩苔乗越を過ぎ祖父岳へ
巻道があれば山頂はパスしたかったが一本道なのだ。。。
ガレ場岩場を下り 雲ノ平のテン場に下りるのかと思いきや 大回りするのがルート
そしてようやく雲ノ平山荘到着。
予約が多いと聞いてはいたが 一人で布団一つでした。
晩飯は山小屋としては珍しく テーブルごとに大きな土鍋での鍋物 石狩鍋でした。
食後は北ア最深部に関するスライドショー 三俣山荘や雲ノ平山荘の歴史
そもそもは小屋主伊藤のオヤジさんの偲ぶ会用に作った物らしい。
その後は その場で顔をを合わせた者同士で飲み会w
神奈川から来られたという方に紫蘇酒を頂いたり
長野県の明るい女性に梅酒を頂いたり 温泉沢の先ですれ違った江戸からの女性も
皆、明日は下山という事で 名残惜しい感がありました。
8月20日
0430頃起床 今朝は暖かい。
0500の朝食 第一陣に間に合った。
けふは下山 やはり少し名残惜しい。
0600出発 早朝の雲ノ平も気持ちよい。
奥日本庭園辺りで日が差し込んできた。
正面には薬師岳 アラスカ庭園から急下り 薬師沢へ
道中 例の江戸からの女性を追い抜き下る。
雲の平山荘で念のため天水を汲んできたが 薬師沢の旨い水に入れ換えた。
休憩していると 昨夜山荘で一緒に飲んだ長野県の女性が下ってきた。
さて、太郎平に向けて出発
日が高くなってきて暑い! たまに木陰に避難しながら登りかえす。
そして太郎平小屋到着 休憩。
また、長野県の女性に出くわす。 昼飯食ってたらしい。
そろそろ出発するか~ と思っていると 江戸からの女性が太郎平到着。
顔を合わすのもここらで最後だろう 別れのあいさつをして折立へ
長野県の女性と一緒に 延々下る ベンチやら三角点を過ぎて そろそろアラレちゃんかと思うが なかなか現れない。
こんな所をよく登ってきたもんや!
ようやくアラレちゃん あと30-40分かな。 雲が湧いてきているにわか雨が来そう。
やっと登山口に到着! 自販機でコーラを買い求める。
一服して 長野県の方に別れの挨拶したとたん 雨が降り始めた。
充実の4日間でした。 まだ車の運転が数時間残ってる〜!
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