燧ヶ岳(沼山峠〜尾瀬沼〜燧ケ岳〜御池)

2018年08月17日(金) ~ 2018年08月18日(土)

• GPS: 10:37
• 距離: 19.8km
• 登り: 900m
• 下り: 1,095m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:37
• 休憩: 0:26
• 合計: 4:03

距離 10.0km 登り 82m 下り 122m

6:33 沼山峠休憩所
7:11 小淵沢田代 分岐
7:41 8:05 尾瀬沼ビジターセンター
8:24 8:25 三平下(尾瀬沼山荘)
8:46 南岸分岐(冨士見峠方面分岐)
9:48 沼尻平
10:17 長英新道分岐
10:24 10:25 三本唐松
10:30 尾瀬沼ビジターセンター
10:36 長蔵小屋

2日目

• 山行: 6:03
• 休憩: 0:28
• 合計: 6:31

距離 9.7km 登り 830m 下り 987m

6:20 長蔵小屋
6:20 尾瀬沼ビジターセンター
6:26 6:27 三本唐松
6:34 長英新道分岐
8:46 8:49 ミノブチ岳
9:19 9:28 俎��
9:52 10:02 燧ヶ岳
10:17 10:18 俎��
11:17 11:18 熊沢田代
11:33 11:35 御池登山口 ５合目
11:52 11:53 広沢田代
12:50 御池登山口
12:51 ゴール地点

初日のスタートが流石に早すぎました。午後から歩き始めるくらいでよかった。

天候

1日目：曇り時々雨　2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

尾瀬御池駐車場に駐車（24時間利用可、1000円/1回、山小屋等の利用で無料）
→ 駐車場〜沼山峠シャトルバス（540円）

コース状況／危険箇所等

初日に雨が降ったせいかもですが、ぬかるみが多かったのでゲイターがあるといいと思います。危険という程ではないですが歩きにくかった部分は以下の通り。

■尾瀬沼南岸
北岸に比べて荒れ気味。濡れた木道は滑りやすいので注意。

■長英新道
前半はぬかるみが多く滑りやすい。つま先が埋まるほど沈む場所もあり。

■燧ケ岳〜尾瀬御池駐車場
ガレ場、ぬかるみ、劣化木道あり。

その他周辺情報

■補給・トイレ
・尾瀬御池駐車場（売店、食堂、トイレ）
・沼山峠休憩所（売店、トイレ）
・尾瀬沼ビジターセンター（トイレ、水場）
・長蔵小屋／別館／無料休憩所（売店、食堂：11〜13時、トイレ、水場、自販機）
・尾瀬沼休憩所（売店、食堂）　※公衆トイレは修理中で利用不可
・沼尻休憩所（売店、自販機、トイレ）
尾瀬沼周辺は充実しているが長英新道〜燧ケ岳〜御池駐車場の間は一切なし。
尾瀬沼周辺のトイレはチップ制。

■温泉
燧の湯、他２軒（いずれも大人：500円）

写真

8/17 5:44

早朝の御池駐車場。売店は当然の営業時間外。人はまばらにいましたがバスの利用者は私だけでした。

8/17 5:54

バス待ちの間に案内板を確認。クマが結構出るみたいですね。。。

8/17 6:25

シャトルバスに揺られること20分ほどで沼山峠に到着。移動中シカの親子に会いました。（写真撮れず）

8/17 6:27

歩行開始！

8/17 6:45

木道があるのは湿原だけだと思っていました。歩きやすいです。

8/17 6:48

ノリウツギ

8/17 6:48

名称不明。まだつぼみ？

8/17 6:48

ミヤマアキノキリンソウ

8/17 6:49

ソバナ

8/17 6:55

オヤマリンドウ

8/17 7:05

大江湿原に出ました。湿原＆木道。THE 尾瀬。

8/17 7:08

名称不明。咲く前なのか散った後なのかもよくわからない。。。

8/17 7:09

アブラガヤ

8/17 7:11

分岐。この日は時間を持て余したので小渕沢に行ってみても良かったかもしれない。直進。

8/17 7:19

イワショウブ

8/17 7:21

またまた小さい分岐。ここは右手に寄り道。

8/17 7:22

ヤナギラン

8/17 7:22

名称不明

8/17 7:23

手前が植物学者の武田先生の碑、奥が長蔵小屋を開き、代々引き継がれた平野家のお墓。尾瀬の保護に大きく貢献された方々とのことです。

8/17 7:24

お墓のある場所はヤナギランの咲き乱れる小高い丘で、湿原や尾瀬沼、長蔵小屋も望めます。尾瀬に抱かれ安らかにお眠りください。

8/17 7:28

サラシナショウマ

8/17 7:31

燧ケ岳は右手ですが、今日は左手へ。

8/17 7:31

尾瀬の看板。もっと背景の映える場所に置けばいいのに。

8/17 7:34

ビジターセンター周辺に到着。なにやら工事中でした。そしていらすとやの浸食力凄いな。

8/17 7:34

ビジターセンタートイレ。

8/17 7:35

これまで見た山のトイレで一番きれいでした。

8/17 7:38

長蔵小屋売店。山小屋とは別になっています。

8/17 7:40

今晩お世話になる長蔵小屋、、、ですが流石にこの時間にチェックインするのは恥ずかしかったのでスルー。

8/17 7:40

ビジターセンター。後で散々見学しました。

8/17 7:48

長蔵小屋目の前の湧き水。美味しい。

8/17 7:50

尾瀬沼ヒュッテ。

8/17 7:52

長蔵小屋別館。ケーキが気になりましたが本日はお休み。残念。

8/17 7:58

代わりに売店でカスタードドッグ＆コーヒーセットを頼んで甘味を満たします。

8/17 8:10

一息ついたので尾瀬沼一周を開始。時計回りで行きます。こちらはヤマトリカブト。

8/17 8:15

南岸のルートは若干荒れ気味、かつ、実は展望もあまりないのでイマイチとのことですが、「一周」というのが大事なので歩きます。

8/17 8:19

尾瀬沼周辺図。わかりやすい。

8/17 8:19

燧ケ岳はあいにく雲の中。

8/17 8:21

タムラソウ？オゼヌマアザミ？見分けがつかない。。。

8/17 8:22

尾瀬沼休憩所＆尾瀬沼山荘

8/17 8:24

休憩所は営業時間外。食事ができるみたいですね。

8/17 8:25

南岸の注意書き。

8/17 8:27

東電の施設。

8/17 8:30

ちょっと晴れ間が見えてきましたが、、

8/17 8:36

道はさらに荒れていきます。木道がずるずる滑るので気が抜けません。

8/17 8:46

富士見峠への分岐。沼尻方面へ。

8/17 8:59

長蔵小屋の対岸辺り。

8/17 9:12

小沼。少し進むと、、、

8/17 9:18

沼尻休憩所が見えてきます。

8/17 9:20

元々の休憩所が火事で焼け落ちてしまい、つい最近立て直されたとのこと。中には売店もあります。

8/17 9:37

休憩所についた所でちょうど雨が降ってきたのでしばらく休憩。いいタイミング。

8/17 9:42

雲の分厚さが空の青さを引きだたせますね。夏です。

8/17 9:47

雨も上がったので出発。色んな人が立ち寄るいい休憩所でした。

8/17 10:08

北岸ルートは南と違って整備されていて歩きやすい。

8/17 10:12

朝湖湿原

8/17 10:16

この日、一番空が晴れた時間帯でした。イエーイ。

8/17 10:21

おなじみのシカ柵を抜けて、

8/17 10:23

早朝に通った大江湿原の分岐に合流します。

8/17 10:23

サワキキョウ

8/17 10:25

橋の下を覗くと、、、

8/17 10:25

魚がいっぱいいました。秋には産卵で川を上る魚がたくさん見られるそうです。

8/17 10:25

やはり晴れてくると緑も水も映えますね。

8/17 10:30

しかし燧ケ岳の頭上にはいまだ厚い雲が、、、午後からは晴れるという予報でしたが、そんな気配はないですね。

8/17 10:32

長蔵小屋から沼畔の方に行くと「元」長蔵小屋と、

8/17 10:32

無料休憩小屋があります。奥の食堂は小屋の人手不足でたまにしか営業できないとのこと。現実に引き戻される世知辛い話。

8/17 10:43

ビジターセンターの掲示板。ちょうどスライドショーの日だったので夜に見に行きました。楽しかったです。

8/17 10:44

クマ情報。どうもなかなかのエンカウント率っぽいです。

8/17 11:13

11時になり長蔵小屋でお昼の営業が始まったのでお邪魔しました。もつ煮＆ビール。もう今日は歩行終了でっす。

8/17 11:10

小屋の玄関から中をのぞき見。

8/17 11:10

案内図。2階はグループ向けの個室のようです。私は24番の相部屋に案内されました。

8/17 12:11

12時まで時間をつぶしてチェックイン。本日の寝床。

8/17 12:11

そして小屋内を探索。洗面所＆お風呂入口。

8/17 12:16

売店。

8/17 12:22

談話室。

8/17 12:23

飲んだくれる、、、という感じの気温でもなかったので、持参したコーヒーを飲みながら漫画なぞ読みふけっていました。

8/17 17:15

夕方、あまりの寒さに薪ストーブが点火されました。今シーズン初使用とのこと。

8/17 17:35

晩御飯。この他に漬物もあります。ご飯とお味噌汁はお替り自由だったかな。美味しかったです。

8/17 17:49

食堂の風景。

8/17 17:50

食事後もすることはしばらくないので、、、

8/17 18:20

談話室で尾瀬沼ドリップコーヒーなどを頂いていました。コーヒー飲みすぎ？

8/17 18:50

そして日が沈んだら、、、

8/17 19:57

星景写真の時間です。昼間の雲も無事晴れてくれて良かった。

8/17 20:01

天の川？

8/17 20:05

月夜の尾瀬沼

8/17 20:09

燧ケ岳と北斗七星

8/17 20:19

正直こんなに見えるとは思っていませんでした。感激。

8/17 20:26

長蔵小屋を裏から。

8/17 20:33

後ろの雲も合わさり神々しい長蔵小屋。

8/17 20:36

星空の売店。

8/17 20:39

輝くトイレ。

8/17 20:43

ひとしきり撮影して満足したので終了です。長蔵小屋の玄関、温かみがあっていいですね。おやすみなさい。

8/18 5:36

翌朝、空は期待通り晴れてくれました。

8/18 5:42

逆さ燧もばっちり！

8/18 5:44

大江湿原。朝霧が凄かったです。

8/18 5:46

早朝の尾瀬沼。

8/18 5:48

今朝の気温は4℃と寒く、薪ストーブにも火が入っています。ただ昨日ほど寒く感じないのは天気のおかげかな？

8/18 6:03

朝ごはんを頂いたら、、、

8/18 6:19

いざ出発！昨日はほとんど拝めなかった太陽も出てきていい感じです。

8/18 6:19

お世話になりました。

8/18 6:22

すっきりと晴れた燧ケ岳。テンション↑↑

8/18 6:22

ただし木道は凍結していてツルッツルでした。

8/18 6:32

右手、長英新道へ。

8/18 6:37

最初は登りはほとんどなく、木道も整備されていて歩きやすいですが、

8/18 6:45

少し奥に入ると木道はなくなり、

8/18 6:57

道もかなりぬかるんできます。転ぶと悲惨なので要注意。

8/18 7:00

うっすらと燧ケ岳の文字を確認。

8/18 7:09

1合目。ひたすら森の中。

8/18 7:47

3合目。木々の隙間から山頂がちらりと見えました。

8/18 8:03

4合目を過ぎたあたり。尾瀬沼が見下ろせます。

8/18 8:07

この辺りからしばらく沢登り。道沿いはオヤマリンドウが群生していて綺麗でした。

8/18 8:10

階段を嵌めるところが丸いのは現地で水平出しをしやすくするための工夫らしいです。（VC知識）

8/18 8:21

コバイケイソウ？

8/18 8:26

6合目の先に開けたところがあったので小休止。

8/18 8:47

7合目を過ぎて少し行ったところ。空が開ける気配。

8/18 8:48

まだ山頂前ですが絶景ポイントでした。大清水から単独で歩いてきたという方に撮影をお願い。ありがとうございました。

8/18 8:51

尾瀬沼の向こう、ひときわ高いのが白根山ですかね？左手の台形っぽいのが男体山？

8/18 8:50

そして遠くにはうっすらと富士山も見えました。ここからでも見えるもんなんですね。

8/18 8:51

まるで尾瀬の精神が形になったようだ。。。（友人Kに捧ぐ）

8/18 8:58

絶景を堪能したので山頂を獲りに行きます。

8/18 9:10

左手に柴安�堯覆靴个笋垢阿蕁砲函△修慮�こうに広がる尾瀬ヶ原が見えてきました。

8/18 9:18

山頂、俎板�堯覆泙覆い燭阿蕁砲謀�着！

8/18 9:19

山頂には石祠がありました。無事の登頂を感謝してお参り。

8/18 9:19

それにしても今日は本当にいい天気でした。山頂より尾瀬沼方面。

8/18 9:19

御池方面。こっちの方に会津駒ケ岳も見えていると思うのだけど、、、どれだかさっぱりわかりません。

8/18 9:21

先ほどのよりやや西側。森の中に小さな湿原が見えるけど、これから行くところか、、、それとも燧裏林道の方かな？

8/18 9:24

絶景を眺めながら長蔵小屋のおにぎり弁当を頂きます。

8/18 9:26

いわし角煮。いったん砕いたのをキューブ状に固めたのかな？濃厚な味でご飯が進みました。美味し。

8/18 9:29

北の方に湖発見。場所的に、、、奥只見湖かな。

8/18 9:41

お腹も膨れたのでもう1つのピーク、柴安�堯覆靴个笋垢阿蕁砲鯡椹悗靴泙后�

8/18 9:51

急な岩場を登ること10分、山頂に到着。2356m、ここが燧ケ岳の最高点です。

8/18 9:51

こちらは岩場の俎板�瑤醗曚覆蝓�土の多いの山頂でした。正面には尾瀬ヶ原が綺麗に見れます。

8/18 9:53

絵を描いている男性、絵になります。

8/18 9:59

それでは戻りますか。

8/18 10:17

名称不明

8/18 10:19

再び俎板�堯�ここから御池方面に下ります。

8/18 10:35

湿原と、、、さらに向こうには駐車場らしいのも見えますね。

8/18 10:59

こちらの道も開けた場所ばかりという訳でなく、大半は狭く、ぬかるみやガレ場で歩きにくい道でした。

8/18 11:09

熊沢田代の少し手前。

8/18 11:11

熊沢田代を見下ろす。この絶景に近づいていく感じがたまりません。

8/18 11:15

熊沢田代。御池下山ルートのオアシスその1。

8/18 11:17

中央より東側を。

8/18 11:17

中央より西側を。

8/18 11:19

通り過ぎたところから振り返って。うーん、天国。

8/18 11:50

先に進みます。朽ち果てた木道と、その下から流れ出す清水。

8/18 11:53

オアシスその2

8/18 11:55

広沢田代

8/18 11:57

尾瀬を歩いてずっと思っていたことですが、どこも水の透明度が凄いです。

8/18 11:59

モウセンゴケ

8/18 12:19

後は駐車場まで降りるだけ、、、なのですが、沢、岩場、ぬかるみと、地味に歩きにくい道が続きます。

8/18 12:36

これもノリウツギかな？

8/18 12:37

木道が増えてくるとゴールを期待、、、するも、もうちょっと歩かされるということの繰り返し。

8/18 12:48

T字路。ここまで来れば駐車場は目の前。

8/18 12:50

着いたー！行きと違って駐車場は9割近く埋まってました。さすが快晴の土曜日。

8/18 12:54

山の駅前まで歩いて歩行終了。お疲れさまでした。ぬかるみだらけだったので靴洗い場があるのはとても助かります。

8/18 13:33

帰りは檜枝岐村の燧の湯に寄りました、露天風呂が良かったです。

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

SOV33 Sony

感想

desmune

憧れの尾瀬歩きを最高の天気で堪能してきました。

初日は歩行中こそはパッとしない天気でしたが、一番の目的としていた夜の星空撮影はばっちりできたので大満足です。今回撮影していて実感したのですが、自分はどちらかというと「100％星空」より「被写体＋背景に星空」という組み合わせが好きなようです。

そして2日目は早朝の逆さ燧に始まり、山頂からの展望、湿原と文句のつけようのない山歩きになりました。皆さん、尾瀬はいいですよ。

ただ、今回は車で行ったのですが、まさか高速を降りてから100kmも下道を走るような場所とは思っていませんでした。「秘境 檜枝岐村」とはよく言ったものです。

とは言え、周辺には他にも田代山、帝釈山、会津駒ケ岳など魅力的な山々がたくさんありますので、ぜひまた休みの都合をつけて登りに来たいと思っています。