両神山ひとりテント泊
- GPS
- 05:45
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 2,208m
- 下り
- 2,172m
コースタイム
- 山行
- 2:27
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 3:11
- 山行
- 1:50
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 2:13
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖場、崖、沢渡りあり。 |
写真
装備
個人装備 |
調理用食材
調味料
飲料
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
テント
シェラフ
|
---|
感想
土日に両神山へ1人テント泊登山してきました。
両神山は100名山で埼玉県の小鹿野町、群馬に近いところです。とにかく遠かった。
4時半に家を出て南武線始発に乗り、武蔵野線、西武線、西武秩父から秩父鉄道、三峰口からバスに、
バスも途中で乗り換え、はるばる4時間半かけて両神山の登山口、日向大谷までやってきました。
9時に登山開始。登山口は標高600mほど。山頂は1723m。
テント泊の荷物がずっしり重い。40Lザックで約12キロほどあったと思う。
これだけの荷物を背負っての登山は初めて。バランスを崩さぬよう慎重に。
地図によるとテント場の清滝小屋まで2時間。そう考えると気持ちが楽だ。
でも両神山は滑落事故が頻発しており、気が抜けない。
とにかく慎重に。ひとり登山だし。
登山者は同じバスだった5−6名程度。少ない。
展望は望めないが、沢沿いのルートは気持ちがよい。
途中、5回くらい渡河する。雨で増水したら渡れなさそう。
予定より早く、1時間45分で清滝小屋に到着。
小屋は大きくきれいだが営業しておらず、無人の避難小屋という扱いだ。
テント場は無料、広さは10張程度でいっぱいか。
さっそくテント設営、木々の下で風の心配はないが、展望はない。
炊事場からは少し離れてる。
すぐにお昼の調理。スパゲティを作った。
小さいクッカーでスパゲティ茹でるのに苦労した。
野外でのアルコールバーナーの使用は初めて。火が消えたり、火力が安定せずに、永遠に沸騰しないんじゃないか、って思ってしまう。
もし火が使えないなら、何が食べられるだろう、トラブルでバーナー使えない時も少しは考えておく必要があると思った。
まぁ山小屋が営業してれば問題ないが、、
で、自分より後に来た登山者がラーメンを調理して食べ終わる頃にようやくスパゲティが完成。
お味はまずまず。時間をかけすぎて茹で過ぎというか、ふやけた感じ。
食後、山頂へ登る。途中、鎖場の急登というか崖もあり、なかなかなもんだ。
滑落が多いのも分かる気がする。
途中、神社が2つあり、愛嬌ある狛犬が出迎えてくれる。
45分ほどで登頂。1723m。快晴。
山頂は狭いが登山者は5人と少なかった。
360度とはいかないが、榛名山、浅間山、八ヶ岳、甲武信ヶ岳、金峰山、瑞垣山、その奥に南アルプス、
雲取山などが見える。どれがどの山かいまいち分からないが。
奥秩父の深い山々、幾重にも重なる山々に神秘を感じる。
残念ながら富士山は雲がかかっていた。
テント場に下りてきた。さっきはもう1つテントがあったはずなのに、
自分のテントだけになっていた。ぽつんと1つだけ。
小屋の周りで休憩している人達に声かける。
みんな今から下山だという。
避難小屋の中も無人。どうやら夜は完全にひとりっきりのようだ。
寂しいけど仕方がない。とりあえず夕食の準備。
まずはご飯を炊く。アルファ米じゃなく無洗米。
レトルトのカレーを温める。タイ風グリーンカレー。
追加で、野菜とウインナーを茹でてコーンポタージュの素を投入。
タイカレーとポタージュスープ、微妙な献立。
でも美味い。下界から持ち上げたビールも頂く。
ただ、鍋型のクッカー(コッヘル)1つでの調理は苦戦した。
ちゃんとした山用のクッカーが必要だ。
また、五徳が不安定、炎とクッカーの距離が近すぎることなど、
調理用装備の不足を実感した。
夕食後、暗くなり、外はもう肌寒い。
沢の音や獣の鳴き声など、物音にビクリとする。
恐いので寝ることにする。
熊が来たらどうしよう、人がテントに訪ねてきたらどうしよう、
山姥とかいるのかな?足音が近づいてきたらどうしよう、とか、
何か出るのでは?とか、いろいろ頭をよぎり、なかなか寝付けなかった。
12時に一度目が覚めた。その後は4時までぐっすり寝れた。
今から山頂行けば御来光が見れる、でも、暗い中ひとりっきりであの鎖場の崖を行くのはリスキーなので、まずは朝食にする。
山の定番、マルタイの棒ラーメン。
余った野菜も全投入。
今度は予備で持ってきた固形燃料で調理する。
食べてると夜も明けてきた。
食後に山頂へ。45分で登頂。山頂ひとりじめ。
富士山もくっきり。景色を堪能。
テント場に戻り、小腹が空いたので、
お湯で戻すだけのラーメンを食べる。
食後はコーヒー。
しばしくつろいでからテントをたたむ。
9時過ぎ下山開始。
昨日よりザックを軽く感じる。
でも最後まで気を抜かずに安全に気を付ける。
だけど走れるところは、つい走ってしまう。
重いザックに慣れない登山靴、注意しながらも走ってしまう。
1時間ちょいで無事に下山。
生きて帰って来れた。ほっと一息、安堵する。
10時過ぎのバスにも間に合う。
バスを途中下車して日帰り温泉、薬師の湯へ。
肌がぬるぬるして、いい温泉だった。
次のバスの時刻まで1時間あるので、食堂へ。
ビールとカツ丼。
出てきてびっくり!なんとまさかのソースカツ丼。
メニューにはカツ丼としか書いてなかった。
ソースカツ丼って信州のイメージだけど、、
埼玉の山奥、群馬の県境ではそうなのか??
でもこれはよかった。ソースの滲みたカツが2枚ものってる!
よく見りゃ切ってないけど。揚げたそのまんまのってる!切り忘れたのか!?
ソース味とビールの相性がよく、旨かった。
またバスに乗り、西武秩父へ。
特急のレッドアローも乗りたかったが、タイミング悪く、各駅や快速の乗り継ぎでも時間は大して変わらないので、特急に乗らずに西武、メトロ、東急と乗り継ぎ、2時間半で帰ってきた。
初のおひとりさまテント泊登山、大成功。
無事に登頂して、テントで泊まって、食事も昼、夜、朝、朝のトータル4回調理して全てミッションコンプリート。
でも課題も具体的に出てきた。足りない装備も明らかになった。
特に調理ではちゃんとしたクッカーが欲しい。
五徳ももっと安定したものが必要だ。
五徳も2つあればアルコールバーナーと固形燃料で同時に二品調理できる。
あと、シュラフももっと軽くてコンパクトなのが欲しい。
ザックも40L じゃ1泊でもパンパン。60L とか欲しい。
まだまだお金が掛かるな〜。
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