今年の〆は天城山 ‘初志貫徹’ (滑稽な思い出つき)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 715m
- 下り
- 716m
コースタイム
10:45 トイレ後、登山口出発
10:59 四辻
11:39 万二郎岳(昼食)
11:57 万二郎岳出発
12:12 馬の背
12:17 アセビのトンネル
12:27 石楠立(はなだて)
12:55 万三郎岳
14:30 登山口到着
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪なし、普通に歩行可能 |
写真
感想
師走に入る前から、最終登山は百名山で〆ようと心に決めていた。
予定していた日光方面の山は既に雪に覆われていて
装備の整っていない私にはもう無理。
どこにしようか考えあぐねていた矢先、師匠より
「鳥瞰図で楽しむ日本百名山」を借りることができた。
既刊の「日本百名山」は持っているがこれは初めて見る。
山の全容が判るのでルートが明確、ますます登りたくなってくる。
降ってないのは南関東だろうと察しがついたものの
ヤマレコのレポを読むと、12/10に軽く積雪があった様子。
どうしよう? せっかく伊豆まで行って登れないとショックだし。
無難な所で第二候補の奥多摩にしておこうかと検索しなおすと
なんだ、こちらももう雪山ハイクになってるわー。
今年最後なんだから、やっぱり天城山で!
ルート選択やら準備等でまた1:30を過ぎてしまうが、5時起床。
朝ごはん必須の体質なので、ちゃんと食べてから家を出る。
予め調べておいた路線案内通りに行くはずが
ターミナル駅まで来ると、目の前で乗換電車が動き出してしまう。
ああぁ、次の電車だと間に合わないっ!
ギャーーしかもデジカメを忘れてるのに気がついた。
行き先変更も含め、あと何駅かのうちに決めなければ。。。
どうしても天城山にしたいのなら…
画面メモの候補にあった新幹線を使うしかない。
予算オーバー&伊東駅に早く着いてしまい待つことになるけど。
シャトルバスも通常運行と記載されていたから、雪はきっと大丈夫。
少し大袈裟だけど、ある四字熟語が脳裏をよぎった。
‘初志貫徹’!! (笑)
新幹線とバスを乗り継いで登山口に着いたのは10:40頃。
心配だった数日前の雪は消えていた。思い切って来てよかった!
道迷いの心配もなく、なだらかなのでどんどん歩ける。
そういう意味では、単独女性にお奨めのコースかもしれない。
まもなく万二郎岳に到着。
腰掛けるのにちょうどいい岩があったのでそこで昼食。
でも頂上はやはり寒いので、早々に退散する。
万三郎岳に向かう途中、男性の歌声がずっと聞こえていた。
山唄というのか、明るい民謡みたいなおおらかな歌声。
こんな風に乾いた冬空の下を歩くのも悪くないなぁと思った。
山唄に導かれて万三郎岳到着。子供も入れると30名くらいか?
山頂で写真を撮ってもらったとたん、携帯の電池が急に切れた。
えええ、おかしいな。さきほどまで3/5はあったのに。
その後は何度やっても電源は入らず。
まずい…これで時間がわからなくなってしまった。
(冷静に考えればiPodがあったのにこの時点では気づかず)
携帯にもメモしておいたが、駅で時刻表をもらっておいたので
15:50のバスに間に合えばいいやとアバウトに考えていた。
万三郎岳から少し進んだところで涸沢分岐点の方へ下る。
今回のコースは最短で楽々。四辻まで来るともうすぐだ。
この階段を上がれば終了、という所まで来て嫌な予感。
もしかして、あれはディーゼルエンジン音?
目の前をバスが走り去って行く。一本前の14:30のバスだった。
あと3分、いや1分早ければ何とか乗り込むことはできたけど
トイレを我慢しながらの1時間乗車は無理なので
まぁ仕方ない、予定にしていた次のバスを待つしかない。
バス停近くに、ゴルフ場利用者の施設がありメニューが見える。
駄目モトで尋ねてみたけど当然ながら駄目と言われてしまった。
職場で貰ったどら焼き、残りのお湯でカフェオレを淹れる。
それにしても、屋外で1時間以上待つのはキツい。歯がガチガチ。
発車10分前になるとハイカー専用駐車場の入口にバスが現れた。
見通しが良いので、こちらからバスが見えるということは
運転手さんからも待っている乗客が見えているはずだけど…。
発車時刻ほぼピッタリに、やっとこちらへ向かってきた。
そこで、不思議に感じたことを素直に尋ねてみる。
「あの…ちょっといいですか?
そちらからも、この寒い中で待ってる私達が見えたと思いますが
1分でも2分でもいいから早く来て乗せてあげようという気持ち
というか、思いやりみたいなサービスはないんですか?」
そんなことは、マニュアルには載っていないだろうし
まだ若く経験が浅いのかもしれないけど。
バスの運転手だってサービス業なんだから
ただ運転しているだけではダメだと思う。
彼は全く気が廻らなかったと言い、色々と弁解を並べ立てる。
しかも、バスの中でいきなり土下座まで始めたので
こちらがビックリしてしまい、止めるようお願いする。
下手な芝居みたいで逆に真剣さが感じられず、可笑しくなってきた。
他の乗客の手前もあるし、発車時刻を過ぎているので
早く発車するように促すが、彼は運転中にもミラーを覗き込み
延々と弁解を続けている。もういいってば〜。
たぶん、この運転手さんはクレーム慣れしていて
いつもこんな調子なのかもしれない。
あー、、、せっかくの〆登山なのに
最後に何だか滑稽な思い出ができてしまった。。。
帰宅後は温かいお風呂に浸かって全てデトックス。
次回はぜひ、天城シャクナゲの時期に来て
峠のほうまで足を延ばせたらいいなと思った。
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