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Yamareco

記録ID: 1573991
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

トムラウシ山

2018年08月31日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:59
距離
16.7km
登り
1,519m
下り
1,522m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:46
休憩
0:12
合計
7:58
5:11
13
スタート地点
5:24
5:25
44
6:09
6:09
72
7:21
7:21
37
7:58
8:05
45
8:50
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33
9:23
9:24
23
9:47
9:47
21
10:08
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26
10:34
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26
11:00
11:02
28
11:30
11:31
57
12:28
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28
12:56
12:56
13
13:09
トムラウシ短縮登山口駐車場に前乗りして、車中泊で朝を迎えました。一晩中の豪雨で、登山ルートの流水が心配でした。朝一では天気は曇りで雨は降っていなかったのですが、前トム平から山頂までは暴風雨の中の登山になりました。
天候 曇のち暴風雨
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
トムラウシ温泉短縮登山コース
コース状況/
危険箇所等
雨のトムラウシ山は、登山道が全体的に流水と、滑る石に悩まされます。特に、カムイ天上からコマドリ沢出合までの木道は、泥沼地獄です。登山靴の防水スプレーは全く意味がありません。また、コマドリ沢の渡渉は、増水時でも踏み石がしっかりしているので、問題ありませんでした。ルートで注意が必要なのは、前トム平から石の傾斜路を上り詰めた先にルートが不明瞭になるポイントがあります。視界が晴れていれば、眼下に下るルートが目視できるはずなのですが、ガスがかかっていると上り詰めた先の岩場でルートが途切れます。この岩場を上り詰めると行き止まりです。戻って、ルートを探すと踏み跡が下り始めます。このままトムラウシ公園に向かって、下るのが正解なのですが、ルートがトムラウシ山とは逆方向(正確にはトムラウシが北ですが、ルートは西)に向かっているので、慌てて、登り返してルートを確認してしまいました。地図のルートも沼の脇にルートが通っていますので、赤や黄色の矢印に従って、下り切るのが正解です。
山頂直下の岩場も濡れていると滑りやすいです。黄色の誘導に従えば迷うことは無いですが、山頂から下る際に、ガスで前方が不明瞭となり、黄色い誘導からかなり外れて肝を冷やしました。あと、コマドリ沢からカムイ天上までの登り返しは、結構きつく感じました。
その他周辺情報 下山後は、東大雪荘へ直行。温泉で濡れた体を温めました。入浴料500円。受付の女性の笑顔がものすごく感じ良かったです。
短縮登山口駐車場。前泊したのは、自分だけ。結構広く、トイレも綺麗です。
2018年08月31日 05:04撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 5:04
短縮登山口駐車場。前泊したのは、自分だけ。結構広く、トイレも綺麗です。
登山口。しばらく平坦な道が続きます。
2018年08月31日 05:05撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 5:05
登山口。しばらく平坦な道が続きます。
温泉コース分岐。少しガスがかかってましたが、雨は降っていません。この先晴れることを期待。
2018年08月31日 05:24撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 5:24
温泉コース分岐。少しガスがかかってましたが、雨は降っていません。この先晴れることを期待。
カムイ天上。ここまで約1時間。
2018年08月31日 06:02撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 6:02
カムイ天上。ここまで約1時間。
上空に青空が!これは、幻であったと後で思い知らされます。
2018年08月31日 06:09撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 6:09
上空に青空が!これは、幻であったと後で思い知らされます。
木道が続きます。木道を踏み外すと、靴が埋まります。
2018年08月31日 06:16撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 6:16
木道が続きます。木道を踏み外すと、靴が埋まります。
コマドリ沢出合へ下る手前で前トムラウシ山が。かすかな青空。青空の見納めとは思いもしなかった。
2018年08月31日 06:54撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 6:54
コマドリ沢出合へ下る手前で前トムラウシ山が。かすかな青空。青空の見納めとは思いもしなかった。
コマドリ沢出合。
2018年08月31日 07:20撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 7:20
コマドリ沢出合。
一晩中降り続いた雨の割には、流水は穏やか。
2018年08月31日 07:20撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 7:20
一晩中降り続いた雨の割には、流水は穏やか。
コマドリ沢沿いを上り詰めると、前トム平まで石の傾斜道が続きます。
2018年08月31日 07:39撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 7:39
コマドリ沢沿いを上り詰めると、前トム平まで石の傾斜道が続きます。
前トム平。横殴りの雨がいやな予感。
2018年08月31日 07:57撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 7:57
前トム平。横殴りの雨がいやな予感。
前トム平の先、石の傾斜道が続きます。これを登り詰めると、道が分かりずらくなります。
2018年08月31日 08:09撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 8:09
前トム平の先、石の傾斜道が続きます。これを登り詰めると、道が分かりずらくなります。
まさかの下りの先。沼の手前にしっかりした標識がありました。
2018年08月31日 08:46撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 8:46
まさかの下りの先。沼の手前にしっかりした標識がありました。
ガスと雨の中、どこが山頂やら全く分からない中、分岐の標識。山頂まで残り30分。
2018年08月31日 09:22撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 9:22
ガスと雨の中、どこが山頂やら全く分からない中、分岐の標識。山頂まで残り30分。
山頂!横殴りの雨。いや霰です。顔に当たると痛い。あまりの強風で山頂直下の岩場の写真が全く撮れませんでした。
2018年08月31日 09:48撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
4
8/31 9:48
山頂!横殴りの雨。いや霰です。顔に当たると痛い。あまりの強風で山頂直下の岩場の写真が全く撮れませんでした。
とにかく、一目散に下ります。あっという間にトムラウシ公園。ガスで見えなかった雪渓が。
2018年08月31日 10:37撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 10:37
とにかく、一目散に下ります。あっという間にトムラウシ公園。ガスで見えなかった雪渓が。
一瞬ガスが引いて、トムラウシ公園の全貌が!
2018年08月31日 10:37撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 10:37
一瞬ガスが引いて、トムラウシ公園の全貌が!
カムイ天上周辺の登山道は、完全に川下りでした。
2018年08月31日 12:35撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
8/31 12:35
カムイ天上周辺の登山道は、完全に川下りでした。

感想

日本百名山96座目。昨日の大雪山に続き、暴風雨の中の登山になってしまいました。朝、出発時には曇りで、この後の晴れ間を期待したものの、見事に期待を裏切られてしまいました。クマ避けの鈴を鳴らしながら、コマドリ沢出合までは全く問題の無い登山でした。昨晩の雨でコマドリ沢出合の渡渉が心配でしたが、踏み石がしっかりしていて、全く問題ありませんでした。天候が崩れ始めたのは、この渡渉の後からでした。コマドリ沢沿いの傾斜道を上り詰めると、風と共に雨が降り始め、前トム平では横殴りの雨に変わりました。前トム平から石の傾斜道がきつくなり、この傾斜道を上り詰めると岩場が行き詰まりました。ガスの中にうっすらとトレースが見えたので、それを辿ると、ルートは下り始めました。天候が晴れていれば、眼下のトムラウシ公園に伸びるトレースが目視できたのでしょうが、ガスの中。前方のトムラウシ山の山頂が見えない中でルートを下ることは不思議の他ありません。再び岩場に戻り、地図とコンパスでルートを確認。かすかに、ガスが引いて、眼下に沼が見えたのが幸いでした。地図のルートがトムラウシ公園の沼に接近している事を確認して、矢印の誘導の通り、思い切って下り続けました。下り切ると「トムラウシ山」への標識が現れ、ホッと一息。この後は、再びの登りで石の傾斜道が続きました。相変わらず、山頂がどの辺りなのか見当もつかないまま傾斜道を登り続けます。途中、分岐標識まで来ると残り30分の安堵。ただ、この先、霰交じりの暴風雨が待っていました。目の前の巨岩の急傾斜をひたすら登ります。唯一、黄色いペイントが命綱となって、山頂へ。横殴りの雨霰の中、記念のスナップを撮って即下山を開始しました。吹きつける雨を全身で浴びながら、一目散に下山。コマドリ沢出合を渡渉すると、登りが待っていました。この登りが結構きつく感じましたが、登りきると、雨も収まり、上空には一部青空も覗き始めました。ただ、向かいのトムラウシ山方面は相変わらず、真っ黒な雲で完全に隠れていました。カムイ天上までのルートは完全に泥沼で、足場を選ぶ余地はありませんでした。カムイ天上からの急な下り道は流水で凄いことになっていて、さながら沢歩きと化していました。下山し終えた時には、登山靴は中までグショグショでした。この日は、僕の他に八人の登山者とすれ違いました。二日続けての暴風雨。北海道百名山の山旅も残りあと一日、天気予報は晴れとの事。最後の十勝岳に期待しながら、下山後は東大雪荘の温泉で汗を流しました。受付の女性が笑顔で接してくれまして、ものすごく、感じが良かったのが印象的でした。

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