トムラウシ山
- GPS
- 07:59
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,519m
- 下り
- 1,522m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 7:58
天候 | 曇のち暴風雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨のトムラウシ山は、登山道が全体的に流水と、滑る石に悩まされます。特に、カムイ天上からコマドリ沢出合までの木道は、泥沼地獄です。登山靴の防水スプレーは全く意味がありません。また、コマドリ沢の渡渉は、増水時でも踏み石がしっかりしているので、問題ありませんでした。ルートで注意が必要なのは、前トム平から石の傾斜路を上り詰めた先にルートが不明瞭になるポイントがあります。視界が晴れていれば、眼下に下るルートが目視できるはずなのですが、ガスがかかっていると上り詰めた先の岩場でルートが途切れます。この岩場を上り詰めると行き止まりです。戻って、ルートを探すと踏み跡が下り始めます。このままトムラウシ公園に向かって、下るのが正解なのですが、ルートがトムラウシ山とは逆方向(正確にはトムラウシが北ですが、ルートは西)に向かっているので、慌てて、登り返してルートを確認してしまいました。地図のルートも沼の脇にルートが通っていますので、赤や黄色の矢印に従って、下り切るのが正解です。 山頂直下の岩場も濡れていると滑りやすいです。黄色の誘導に従えば迷うことは無いですが、山頂から下る際に、ガスで前方が不明瞭となり、黄色い誘導からかなり外れて肝を冷やしました。あと、コマドリ沢からカムイ天上までの登り返しは、結構きつく感じました。 |
その他周辺情報 | 下山後は、東大雪荘へ直行。温泉で濡れた体を温めました。入浴料500円。受付の女性の笑顔がものすごく感じ良かったです。 |
写真
感想
日本百名山96座目。昨日の大雪山に続き、暴風雨の中の登山になってしまいました。朝、出発時には曇りで、この後の晴れ間を期待したものの、見事に期待を裏切られてしまいました。クマ避けの鈴を鳴らしながら、コマドリ沢出合までは全く問題の無い登山でした。昨晩の雨でコマドリ沢出合の渡渉が心配でしたが、踏み石がしっかりしていて、全く問題ありませんでした。天候が崩れ始めたのは、この渡渉の後からでした。コマドリ沢沿いの傾斜道を上り詰めると、風と共に雨が降り始め、前トム平では横殴りの雨に変わりました。前トム平から石の傾斜道がきつくなり、この傾斜道を上り詰めると岩場が行き詰まりました。ガスの中にうっすらとトレースが見えたので、それを辿ると、ルートは下り始めました。天候が晴れていれば、眼下のトムラウシ公園に伸びるトレースが目視できたのでしょうが、ガスの中。前方のトムラウシ山の山頂が見えない中でルートを下ることは不思議の他ありません。再び岩場に戻り、地図とコンパスでルートを確認。かすかに、ガスが引いて、眼下に沼が見えたのが幸いでした。地図のルートがトムラウシ公園の沼に接近している事を確認して、矢印の誘導の通り、思い切って下り続けました。下り切ると「トムラウシ山」への標識が現れ、ホッと一息。この後は、再びの登りで石の傾斜道が続きました。相変わらず、山頂がどの辺りなのか見当もつかないまま傾斜道を登り続けます。途中、分岐標識まで来ると残り30分の安堵。ただ、この先、霰交じりの暴風雨が待っていました。目の前の巨岩の急傾斜をひたすら登ります。唯一、黄色いペイントが命綱となって、山頂へ。横殴りの雨霰の中、記念のスナップを撮って即下山を開始しました。吹きつける雨を全身で浴びながら、一目散に下山。コマドリ沢出合を渡渉すると、登りが待っていました。この登りが結構きつく感じましたが、登りきると、雨も収まり、上空には一部青空も覗き始めました。ただ、向かいのトムラウシ山方面は相変わらず、真っ黒な雲で完全に隠れていました。カムイ天上までのルートは完全に泥沼で、足場を選ぶ余地はありませんでした。カムイ天上からの急な下り道は流水で凄いことになっていて、さながら沢歩きと化していました。下山し終えた時には、登山靴は中までグショグショでした。この日は、僕の他に八人の登山者とすれ違いました。二日続けての暴風雨。北海道百名山の山旅も残りあと一日、天気予報は晴れとの事。最後の十勝岳に期待しながら、下山後は東大雪荘の温泉で汗を流しました。受付の女性が笑顔で接してくれまして、ものすごく、感じが良かったのが印象的でした。
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