塩見岳・間ノ岳トレッキング(鳥倉ゲートin/広河原out)
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- GPS
- 19:13
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 3,213m
- 下り
- 3,324m
コースタイム
- 山行
- 10:32
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 11:25
天候 | 9/1:雨のち曇り、9/2:雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
日の出後も小雨で薄暗い影響もあり、鳥倉登山口から入り、標識2/10辺りで道迷い。 塩見岳直下、三峰岳直下、間ノ岳直下、八本歯のコル手前は岩だらけのガレ場。今回は雨天での通過となったため、三点支持・二点支持により、細心の注意を払いました。 |
写真
感想
毎日あるぺん号&提携タクシーにより、東京から一路、塩見岳の登山口・鳥倉ゲートまで効果的に移動(タクシー代込で12,000円位)。
※ただし、バス乗車は4時間程度、タクシーは1時間程度で、睡眠がたいして取れず、登山史上初めて、軽い高山病の症状が出て、初日のラストはつらかったです・・・
雷が鳴り、雨が降り、モチベーション上がらない中、5時にスタート。3kmほど林道を歩き、登山道に入るも、日の出から大分時間が経つのに、林間は薄暗く、標識1/10を越えた後、道に迷ってしまいました。EPSON腕時計(MZ-500)のGPS機能を頼りに、何とか正規な登山道へ戻り、標識3/10を見つけた時は嬉しかった!
三伏峠小屋に着いても雨。小屋内でレインウェアの中にパーカーを着込み、渋々リスタート。本来は塩見岳が見えるらしい三伏山も眺望なし。黙々と進み、本谷山まで進む頃、ついに雨が止み、強風が雲を吹き飛ばしてくれたので、塩見岳が見え、モチベーションが初上昇!
その後も雨が降ったり止んだり、安定しない。塩見岳小屋でも小雨。気にせず進むと、塩見岳山頂直下で雨が止み、かつ周囲の南アAll Starsを取り巻く雲が強風で流され、山頂では富士山含め、奇跡的な絶景が見えました!
山頂から下ると、間ノ岳まで続く稜線がクッキリ見え、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳等の南ア北部All Starsがドーンと!!この2日間の山行で、最大の歓喜をあげたのは、ココでしたね♪。特に甲斐駒の白さは、印象的でしたね。
その後も、時折雨が降り、雲がかかり、眺望がなくなることもしばしば、逆に晴れ渡ることもあり、非常に目まぐるしい天候で、レインウェアを脱げない1日でしたね。初日は、北荒川岳あたりで、目元が痛み、自身の登山史上初めて、軽度の高山病の症状が出て、お腹がすいているのに食欲がない、だるい、的な状態が続き、かなりペースが落ちましたが、何とか予定(12時間)より早い11時間半で、熊ノ平小屋に到着。小屋が見えた時は、本当に嬉しかった!
小屋の女将に、「睡眠不足による高山病」と診断されました。dinnerをどうするか問われ、迷った挙句、予定通りのメニューでお願いしました。結論から言うと、おいしくて、ご飯は計2杯食べちゃいました!夜も小雨で眺望もないため、20時には早々に就寝。(1泊2日で9,000円)
2日目朝。やはり雨。止みそうにないので、覚悟を決めて6時に出発。
一路間ノ岳を目指しますが、まずは前衛・三峰岳(2,999m)へ。本当は3時に熊ノ平小屋を出て、三峰岳で間ノ岳バックのご来光を望むプランだったのですが・・・。が、雨の恵みか、三峰岳手前でライチョウが5,6羽まとまって見れました!
奥穂高岳と並び、日本第3位の間ノ岳(3,190m)へ小雨の中、到達するも、やはり何も見えず、かつ寒いので、滞在1分で出発。数分進むと「農鳥小屋」方面と書かれた標識が!?そうです、道間違い。すぐに気づいて間ノ岳山頂へ戻り、気を新たに北岳方面へ。中白根山(3,055m)も何も眺望なし。黙々と進むと北岳山荘。とりあえず、山荘に入り、暖を取り、1時間強待っていると、雨が止んだので、リスタート。
リスタート直後、ライチョウがテクテクと2羽歩いてました。wikiによると、北岳って、2007年にライチョウが絶滅したことがあるらしく、こうして再びライチョウに会えるのはステキなことですね♪
本当は北岳(昨年夏の日に登頂するも、ガスガスで眺望なし)も寄って下山予定でしたが、眺望ゼロなので、北岳は寄らず、一路八本歯のコルへ。八本歯のコル手前のガレ場で再び雨が降り出し、かなり慎重に下りました。コルを越えると、今度は木階段が多数出現。濡れているから一段一段とっても慎重に下りました。
大樺沢に下りてくると雨が止み、二股分岐のところで、この旅初めてレインウェアを脱ぎ、半袖に。でも、鳳凰三山も見えず、黙々と下るのみ。結局、2日目はどのポイントでも眺望なし。初登頂した間ノ岳が、単なるピークハントになってしまい、残念です。
北岳は去年眺望なし、間ノ岳は今年眺望なし。いずれも、いつか晴れの日を選んでリトライしてやる!と心に誓う山旅となりました。でも、初日の塩見岳界隈から見えた南ア北部・南部のAll Starsたちの光景、そしてライチョウが癒しをくれたので、楽しいこともあった山旅となりました。
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