武奈ヶ岳
- GPS
- 11:55
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,509m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
12/25: 9:40八雲ヶ原-11:45武奈ヶ岳11:50-12:30コヤマノ岳-14:00金糞峠-15:20イン谷口
天候 | 12/24: 曇 12/25: 曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
麓付近を除いて積雪はあるが、スノーハイクにちょうど良い程度。 |
写真
感想
前回、坊村からリトル比良に掛けて歩いたときに、
武奈ヶ岳と長尾尾根を歩けなかったのが心残りだったので、今回はそこを通るルートを計画。
1日目
久しぶりの雪山ということで準備に時間が掛かり、日も高い9:25スタート。
初日に武奈ヶ岳から釣瓶岳を経て長尾尾根を下る予定だったが、とりあえず時間を見ながら適当に歩くことにする。
まずは、人が歩いていなさそうな堂満岳へ。
別荘地までは踏み跡があったが、その先は期待通りの未踏。
しかし、登山口から数十メートル先の倒木の処理をきっかけに、いきなりのルートロスト。
適当に藪漕いで復帰したものの、出鼻を挫かれて先が思いやられる。
さらに、久しぶりの山歩きと、喉元まで詰め込んできた朝食とで足取りが重く、
ノタノホリの手前でオジサンに追いつかれ、あっさり先頭を奪われる。
沢筋から離れる辺りから雪がしっかり付いてきたので、右手の尾根へ取り付く。久しぶりの雪山歩きはやはり楽しい。
早々にスノーシューにチェンジしてみるが、やはり膝上程度の積雪であればつぼ足の方が楽な気がする。
傾斜が急になる辺りで、沢筋を登ったと思われるオジサンのトレースと再び出合うが、
せっかくなのでルートが選べない場所を除いてマイルートを刻む。
頂上直下の藪っぽい道は大型ザックを背負っているとなかなかきついが、これを越えれば頂上に到着。
堂満岳から金糞峠へ向かって歩き始めるが、すぐに道が藪に消える。
しばらく探してみたが、元々いい道というわけでもないので、
早々に見切りをつけ、適当な沢を使って縦走路まで下りる。
縦走路は比較的平坦だが、雪で登山道が埋まりトラバース気味に歩く場所が多く結構疲れる。
途中の鋭角ターンを見逃して多少彷徨ったこともあり、金糞峠までは意外と長かった。
金糞峠からは、場所と時間を考え、最短ルートで八雲ヶ原へ向かう。ここからはトレース明瞭。
八雲ヶ原に着いても、心配していた天気は極めて平穏で、そよ風すら吹いていないような状況。
とりあえず、上空の雲の流れに合わせてテントを設営し、ザックをテントの中に入れようと雪を払っていたところ、
突然の突風が吹き、テントは一瞬耐えたものの、その次には一気に飛ばされる。
幸い、テントは数十メートル先で止まり、ペグが数本行方不明になっただけで本体は無傷。
その後は、今更ながらようやく埋めペグを使って設営し直し、テントを雪壁で取り囲む。
今回はテントが途中で止まったので助かったが、そうでなかったら相当に致命的。
風が吹かないものと完全に油断していたのが原因で、どんなときも基本に忠実であるべきという良い教訓。
結局、この無風と突風が繰り返される天候は朝まで続き、
テントの中にいると音が先に聞こえてくるので非常に不気味だった。
2日目
なぜか家よりもテントのほうが良く眠れるようで、今回も12時間超の大睡眠。
すっかり明るくなってから起床し、外に出てみると、なかなか良い天気。
天気次第ではそのまま下山するつもりだったが、これなら武奈ヶ岳には登れそう。
と言うか、そうと分かっていたらもっと早起きしたのに。
前夜に何度も撤収手順のシミュレーションをしたので、撤収はスムーズ。
武奈ヶ岳へ向かうルートは、いつのものだか分からないがはっきりしたトレースがあって歩きやすい。
スキー場から離れる辺りから結構な藪道になり、おそらく本当のルートは別にあるのではないかと思う。
コヤマノ岳への分岐の辺りから再び歩きやすいルートになり、そのまま頂上まで続いている。
頂上は多少の風は吹いているものの、時期と場所を考えれば十分穏やか。
天気も悪くないようで、時折琵琶湖も望める。しかし、長居をするほどではないので、そそくさと登ってきたルートへ戻る。
下山はコヤマノ岳、金糞峠、正面谷を経由する最短ルート。
コヤマノ岳へは道標もトレースも無いが、適当な場所からそれらしい方向に歩いて到着。
さらに進むと、よくマーキングされた金糞峠へのルートに出合う。この辺りからは時折トレースも現れる。
最後はなんとなくヨキトウゲ谷に下りてしまったが、金糞峠への最短ルートは尾根を歩き続けるのが正解。
正面谷を歩くのは初めてだったが、ジェットコースター的に高度を下げるツイスティーなルート。
積雪期に歩くのはなんとなく新鮮で面白いが、非積雪期には苦手なタイプに思えるので、特に下りに使いたくはない。
全体を通じて、長尾尾根のリベンジを果たせなかったのが一番の心残り。
気に入っているルートなので、雪がある間にぜひ再チャレンジしたい。
テン泊うらやましいです。
武奈もうらやましいです。
比良山系に行く機会を何時の間にか逃し、すでに年末。
仕事があるのはありがたいことですが、先を見越しても追われるばかり。
先行している忙しさなら、幾分気が楽なのですが。
来年もしばらくこの傾向が続くようで、かなり疲れ気味だったりします。
とにかく山に行きたい。
いまはそれだけ。
年末年始のささやかな休みで体の休養と山歩きと相反する事をどれだけ行えるのか。
あー、山でキャンプしたら良いのかな・・・
年末、天気晴れだと良いですね。
abeyさん こんばんは 武奈ヶ岳に行っておられたんですね 私も先日の御池岳撤退で不完全燃焼なので、本年登り納めか来年の初登山は武奈にしようかと・・・ でも、比良も雪多そうですね
久しぶりの登山ですし、今シーズン初めての本格冬山ということもあり、いつも以上に体力消耗したと思います。
突然の突風...怖いですね。
テントが飛ばされてたら時間的にもやばかったと思います。
雪山でのテント泊、憧れます。
それにしてもabeyさんにとって待ちに待ったのシーズンでは?
俺は残念ながら冬山は苦手なので南部の里山や街道歩きを楽しむことにします。
確かに愛知から比良はアクセスが悪いので、足が伸びない気持ちも分かります。
その代わりというわけではないですが、登山口への公共交通機関でのアクセスが良いので、単独でも縦走し易いです。
遠くまで出向いて日帰りだとちょっぴり不完全燃焼感が残ります(僕だけかも)が、比良なら心置きなく歩けます。
現在置かれている状況が分からないのであまり無責任なことも言えないですが、ほどほどに頑張って下さい。
でも、山に行きたいと思えるうちはまだまだ大丈夫で、その気持ちを仕事へ向かう糧にできると思います。
仕事が手に付かないほどになってしまうと困りますけどね
こちらは昨日今日とそれなりの降雪がありましたので、
伊吹山もようやく完全な雪山になったのではないかと思います。
どうやって登ろうかと考えていると、うずうずしてきます。
鈴鹿に比良にと、本当にユーザー名の通りですね。
比良は鈴鹿と比べて歩く人が多いので、雪が多くても十分なトレースが付きそうですが、
それも主要なルートだけのことでしょうかね。
今回はそのまま下山すれば事なきを得られたと思いますが、それができない場所だったと考えるとぞっとします。
テントを飛ばされないようにするのが第一ですが、万一の際に落ち着いて行動するためにも、
非常時のシミュレーションをしておくのが重要かもしれません。
テントの中にいると周囲の音に敏感になりますが、雪山だと一味違った感じに聞こえます。
また、布一枚にいつも以上の心強さを感じるのも雪山テントらしいところかもしれません。
雪山が特に好きというわけではないのですが、どこでも好きなところを歩けるようになるのはいいですね。
同じ地図を見ていてもルート選びの自由度が格段に増えるので、それだけで十分楽しめてしまいます。
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