西穂~ジャンダルム・奥穂 新穂高より縦走・周回



- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,504m
- 下り
- 2,535m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:30
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:30
8:30 安曇野穂高発 奈川渡ダム付近から沢渡まで渋滞
焼岳登山口付近から渋滞
14:30 第2ロープウェイ駅駐車場へ
<復路>
13:30 駐車場
16:00 自宅着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
救助ヘリが飛んでいた ということですべて慎重さが必要なコース |
その他周辺情報 | 新穂高温泉 |
写真
感想
2009年(平成21年)9月20日(日)~23日(火)シルバーウィーク中
西穂~ジャンダルム・奥穂 新穂高温泉より
「夢見た ジャンダルムの岩 今立つ」
天気に恵まれ
夢にまで見た最難関の西穂からジャンダルム
そして奥穂への稜線歩きが体現できた。
西穂高岳山荘を朝出発
朝焼けに焼岳、笠ヶ岳そしてこれから向かう穂高の峰峰が輝く。
西穂高だけから先、ドキドキしながら歩み始める。
どんな険しい岩場が待つのか不安がいっぱいだった。
不安をかき消すように次から次へと岩場が出現し
怖さなどを感じる暇もないぐらいだった。
垂直に登り、垂直に下る。
鎖のトラバース、岩を大きくまたぐ。
全く先が見えなく、恐る恐るすり足で岩に踏ん張り
進むルートを探り出す。
時間を考える余裕もなく次から次へと難関を越えていくしかなかった。
間ノ岳、間天のコルそして逆層スラブの岩壁が現れる。
気が抜けないが比較的なれてきて楽に登れるようになる。
しかしここで気を抜くことはできない。
天狗の頭に登り、そこからの下りが難関だ。
天狗のコルまでに進む間は人の渋滞も起き大変だ。
全員で50名ほどが行き交った。
この天狗のコル先
目の前にジャンダルムがその独特な盛り上がる岩山を見せる。
時間をかけジャンダルムへ登る。
雲の出始め、奥穂も雲の中に入ってしまった。
岐阜県側の雲に背後からの太陽の光が差し、
自分の影が虹に囲まれ雲に映った。
ブロッケン現象だ。
まさかジャンダルムで見られるとは思わなかった。
そしてこの夏ロバの耳付近の岩に接触墜落したヘリコプターの
残骸が谷底、岩壁にいくつか見られた。
個人的にはロバの耳を下る岩場がホールドを見つけ難く
眼下は思い切り下に谷底が見えているので緊張した。
最後は馬の背の登りになる
ここを乗り切れば後は奥穂の山頂に着くことができる。
下を見ないようにして、岩だけに集中して確実に登る。
切り立った岩が細く登っていく
両側は見られなかったがすっぱんと落ち込んでいる。
危険度としては一番のところだと思った。
奥穂山頂に到着する。
ほっとした気持ちが一番だった。
そして山頂の人の多いこと、稜線歩きではなかった賑やかさがある。
山頂から今日止まる穂高山荘までは渋滞だった。
最後の梯子場では20分ほどの待つ時間があった。
そして小屋の受付にも1時間30分かかるという超過密状態だった。
今日の泊まり客はなんと600名。テントもありとあらゆるところに張られ
身動きができない状態だった。
泊まる部屋は別館入り口付近で普段は使われていない部屋だった。
入り口付近で身動きできず小さくなって一晩を過ごした。
最終日は雨の中下山となった。
それでも目的達成の充実感で気持ちよい下山となった。
白出沢を下る。
ガレ場の急坂で沢を下りすぎてしまい滝上に出てしまった。
登りあげるという失態もしながら険しい岩切道を慎重に下る。
重太郎橋を過ぎ林道との出会いに着く。
槍・南岳方面からの下山者が多く賑やかになった。
新穂高のロープウェイ駅が見えた。
無事下山できた。
目的達成、満足感の大きいルートだ。
北アルプスの中でも一度は歩いてみたいと思っていた。
私にとってはとてもハードルの高いコースであったが、
実際動き始めると考えていたよりはしっかりとしたルートで
焦らず慎重にさえ進めば問題なく歩けるところだと感じた。
しかし地元に住んでいても気楽に行けるところではないのは確かだ。
ふるちゃん
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