谷川岳 東尾根 グレード以上に手応えたっぷりでした

2018年09月23日(日) [日帰り]

• GPS: 11:15
• 距離: 9.5km
• 登り: 1,440m
• 下り: 862m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:22
• 休憩: 2:50
• 合計: 11:12

距離 9.5km 登り 1,440m 下り 871m

4:36 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
4:39 4:42 西黒尾根登山口
5:00 5:04 巌剛新道登山口
7:28 9:08 シンセンのコル
12:21 12:42 谷川岳
12:59 谷川岳（トマノ耳）
13:04 13:44 谷川岳・肩の小屋
13:53 天神ザンゲ岩
14:14 天狗の留まり場
15:08 熊穴沢避難小屋
15:28 天神平・天神峠分岐点
15:36 15:38 天神尾根・田尻尾根分岐点
15:48 天神平
15:48 ゴール地点

天候

晴れのちガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

谷川岳ロープウェイベースプラザに駐車しました。

コース状況／危険箇所等

第2岩峰、P1、P2、第1岩峰のクライミングは濡れていればグレード以上に手強く感じますが、まだそれなりの印象でした。

シンセン沢右股からシンセンのコルまでの登りや、観倉台直下の草付き、第1岩峰クリア後の草付きなどの悪い草付きや藪の処理、濡れた岩の捉え方等の「だましだまし登る」系クライミングに慣れていないと、思った以上に全体的にグレードが上がるルートだと思います。

写真

9/23 5:02

厳剛新道登山口から入山。時間的マージンを稼ぐため、暗い内に一般ルートを通過するスケジュールです。

9/23 5:41

第一見晴らしからマチガ沢に降ります。

9/23 5:42

朝日に輝く谷川岳、右が東尾根です。

9/23 6:26

マチガ沢に降ってすぐに大滝、右から越えます。

9/23 6:30

大滝登り中。

9/23 6:41

さらにマチガ沢を詰めると四段の滝、右からシンセン沢が出合います。

9/23 6:41

シンセン沢の先に東尾根、シンセンのコルを目指します。

9/23 7:00

シンセン沢登り中。

9/23 7:07

シンセン沢の二俣に出ました。チョロチョロ流れているのが左俣で、ここからは右俣を詰めて行きます。

9/23 7:32

見上げるシンセンのコルを目指します。

9/23 7:38

右俣は悪い急斜面で、草を掴んでの登りになります。

9/23 7:38

シンセンのコルまでもう少し。

9/23 7:42

急峻な草付きはスリップすれば止まらない傾斜です。バイルやピック付きハンマーがあると心強いです。

9/23 7:59

シンセンのコルに着きました。

9/23 8:09

シンセンのコルから東尾根へ、振り返るシンセン岩峰。

9/23 8:15

シンセンのコルから登ってすぐ、第2岩峰が見えました。

9/23 8:20

第2岩峰はロープを出してリード。左に回りこみルンゼ状を登ります。

9/23 8:39

第2岩峰リード中、下はマチガ沢までスッパリ。

9/23 8:58

第2岩峰をクリアしました。

9/23 9:15

見上げる東尾根。

9/23 9:21

なんとなく踏み跡っぽい笹薮もあったり。

9/23 9:40

岩っぽい所は登れるところをお好みで。

9/23 9:54

これはP1、だったと思う。P1、P2はフリーで登りました。

9/23 10:05

嫁さんはP1、P2それぞれ上部でお助けアリで。

9/23 10:27

観倉台への登りも結構悪かったです。藪コギコギ。

9/23 10:51

ガスって来ました。右の一ノ倉沢ではクライマーの姿が見えました。

9/23 10:51

左の西黒尾根には登山者の列が見えました。

9/23 10:51

観倉台からガスの山頂部を見上げます。

9/23 10:56

観倉台を後にし、第1岩峰へ向かいます。

9/23 10:58

晴れていればオキノ耳が見えるはずですが、ガスガスなので残念。

9/23 11:01

手前の岩が第1岩峰。

9/23 11:19

第1岩峰もロープを出してリードしました。出だしが被っていて核心。

9/23 11:31

第1岩峰リード中、ガスで高度感なし。

9/23 12:08

第1岩峰をクリアし、ナイフリッジを通過します。

9/23 12:13

オキノ耳はもうすぐ。登山者の声が聞こえますが、ガスで姿は見えません。

9/23 12:16

ベチャベチャの草付きを登ります。

9/23 12:31

山頂近くも濡れていて滑り、なかなか悪かったです。

9/23 12:34

見下ろす東尾根もガス。オキノ耳に到着しましたが、山頂も写真撮影の大渋滞だったのでスルー。肩の小屋で装備を解き、大渋滞の天神尾根をのんびり降りました。

撮影機器：

COOLPIX W300 NIKON CORPORATION

感想

yamamossan

谷川岳の山頂で見た、東尾根から登ってくるクライマー達の姿。

その姿に憧れて、いつかやって見たいと思っていた東尾根に行ってきました。悪いという事前情報に覚悟して臨みましたが、本当に悪すぎる。アルパインというよりは沢登り的なルートでした。

2級の沢で出てくる様なスリップ即死レベルの高巻きを延々と続けている感覚で、たまに岩登りが混ざる感じ。草に笹に木の枝など掴める物は何でも掴んで、抜けない事を祈りながらの登りにメンタルがやられました。

乾いていればまだ良かったのかもですが、連日の雨の影響であちこち湿っていて、しかも上部ではガスにまかれてビショビショの藪。そらもうズルズルでした。

降りの天神尾根は大渋滞でしたが、生還できた嬉しさに渋滞も気ならない位、満足感を感じながらの下山でした。