新穂高-双六-槍ヶ岳-上高地
- GPS
- 160:00
- 距離
- 76.2km
- 登り
- 5,195m
- 下り
- 4,316m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:27
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 8:45
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 7:53
- 山行
- 1:26
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 2:56
天候 | DAY1 - 曇り DAY2 - 晴れ DAY3 - 快晴 DAY4 - am晴れ→pm雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
毎日あるぺん号(新宿→新穂高温泉) 復路 バス(上高地→新島々) 電車(新島々→松本) 電車(松本→新宿) |
コース状況/ 危険箇所等 |
DAY1 - とくに危険箇所ナシ DAY2 - 槍ヶ岳山頂に向かう岩場は慎重に DAY3 - とくに危険箇所ナシ DAY4 - とくに危険箇所ナシ |
写真
感想
今回は飛騨側から西鎌尾根を槍に向かい上高地に下山するロングルート。初日から長丁場なので、とにかく体力を過剰消費しないようにゆっくりと。あとは悪天候にならないことを願うだけ。
DAY1
新宿から夜行バスで新穂高温泉へ。この日は上高地に寄ってから新穂高に向かう運行ルートだったので、到着が1時間遅い6:20着になる。朝の1時間は貴重で、それにより初日の双六小屋の到着も1時間遅くなるわけで少々焦る。身支度を整えて6:33スタート。登山道は歩きやすく、危険箇所はないが、なにしろ長い。わさび平小屋、イタドリヶ原、シシウドヶ原を過ぎ、やっと鏡平山荘に着く。あいにくガスが湧いて、楽しみにしていた鏡池に映る山々を見ることはできなかった。鏡平山荘で少し休んだら、弓折乗越に向けてすぐ出発。この1時間の登りは少々脚にくる。稜線に出てアップダウンを進めると、次第に遠くに双六小屋が見えてきてホッとする。小屋に到着する頃にはガスは濃くなり、小雨模様に。天気予報では翌日は晴れ。起床する頃には満天の星空になっているであろうことを祈って、早々に就寝。
DAY2
4:00起床。予報通りの星空で、東の空が明るくなり始めている。朝食をすませて4:45スタート。5:30の日出時刻に合わせて樅沢岳に向かう。樅沢岳山頂からは、常念岳の左から昇るご来光と赤く染まる北アルプスのパノラマを見ることができる。ご来光を拝んだら、西鎌尾根を伝い槍ヶ岳を目指す。この時点では、遥か遠くに見えている槍だが、歩くごとにその穂先が少しずつ徐々に大きく近づいてくるのが嬉しい。千丈乗越まで来ると槍ヶ岳山荘の屋根が肉眼で確認できるようになるが、見えていてまだまだ遠く、同時に脚が重くなってくる。あと何歩歩いたら着くのだろう...と考えてしまう。登山道をひたすら登ると山荘の左側に出る。まずは風が当たりにくい場所にQ宅を設営。ザックをテントにデポしたら空身で槍ヶ岳山頂へ。今朝は遠くで尖っていた槍が今はすぐ目のまえにに聳えている。このようなロケーションでノンビリお茶ができるなんて、なんて贅沢なのだろう...と毎回思う。真っ赤な夕陽を見たあと、テントに潜り就寝。明日からは下山。もう登りはない。ちょっと寂しい。
DAY3
昨夜は風が強く、テントがバタついてあまり眠れなかったが、今日は登りがないかと思うと気はラクだ。4:30、まだ暗いが遠くにヘッドランプの光がチラチラと。山の朝は早い。テントをたたんで身支度を整えご来光を待つ。放射冷却でキーンと寒い。指先と鼻が冷たくて痛い。長い霜柱も立っている。5:30、陽が昇り始めると一気に周りが赤くなる。太陽パワー!この瞬間は誰もが無口だ。陽が上がりきると、いよいよみんな次の目的地に向かって活発に動き出す。今日は快晴だ。朝食を済ませて6:42下山開始。名残惜しくて何度も何度も振り返っては「コレが見納めかぁ」と、ため息。樹林帯に入って景色が見えなくなったら、あとはひたすら下るのみ。今日は「氷壁」の舞台になった徳沢まで行く。「途中の槍沢ロッジでカレー食べよう」とか「徳沢着いたらなに食べよう?」とか考えながらの下山も楽しい。徳沢園はヨーロッパの山小屋のようにキレイで、テント泊しながら食事だけ徳沢園でいただくという贅沢キャンパーもいた。徳沢の芝の幕営地は快適で、昨晩眠れなかった分、気持ちよくしっかり熟睡。
DAY4
今日は午後から天気が崩れる予報。下山後、毎回恒例の嘉門次小屋(明神)のイワナを食べて帰るために、7時すぎに徳沢を出発。イワナの焼きあがりは8:55だという。時間まで穂高神社奥宮周辺を散歩。頭から尻尾までカリッカリに炭火で焼かれたイワナは中はフワッフワで美味!コレを食べないと山行は終わらない。お腹を満たしたら、あとは上高地バスターミナルからバスと電車で松本へ。バスに乗込んだ瞬間、ちょうど小雨がパラついてきた。なんというタイミング!
今回は長丁場ということで、荷物はできる限り軽量にしようと、テントのペグはアルミ製のものを持っていったが、土の下が岩盤になっている箇所で8本中4本のペグを折ってしまった。強風の幕営でペグが無いのは致命的なので、次回はちゃんとスチール製のを持って行こう。
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