阿蘇山(仙酔峡より好天の高岳、中岳)+根子岳(東峰)
- GPS
- 06:57
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 1,497m
コースタイム
07:06 仙酔峡尾根登山口
07:45 中間点
08:39 高岳東分岐
08:52 高岳東峰
09:10 高岳山頂
09:23 砂千里ヶ浜分岐
09:30 稜線折り返し
09:38 中岳山頂
10:10 火口東駅
10:21 楢尾山頂
10:44 火口東駅
11:18 仙酔峡駐車場
(車移動)
12:09 根子岳大戸尾根登山口駐車場(牧野管理小屋)
12:15 根子岳地獄谷避難小屋(記帳所)
13:46 根子岳東峰山頂
14:44 根子岳地獄谷避難小屋
14:52 根子岳大戸尾根登山口駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
根子岳:仙酔峡駐車場-R265-大戸ノ口-根子岳大戸尾根登山口駐車場(牧野管理小屋12:05) 復路:大戸尾根登山口駐車場(15:00)-県道135号線-R57-竹田市(泊) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※仙酔峡登山口-中間点 黄色ペンキが沢山あり迷うことは無いと思いますが、明確な登山道ではなく岩稜の登りなので、降雪時やガスが濃いと慎重に登る必要があると思います。 角礫岩は歩きにくい。 ※中間点-高岳東分岐 溶岩壁の登りがこのルートの核心部。 ホールドは豊富にあるので慎重に登れば問題はない。 ロープも掛けられている。 ※高岳東峰-高岳-中岳 特に危険箇所は無い。 山頂の稜線は強風時には注意が必要。 ※中岳下降 火口方面は登山禁止になっています。(トレースはいくつかありました) 中岳山頂から沢に降るのは危険です。 中岳直下に逆スラブ状のバンドがあり、滑ればあの世行きです。 溶岩壁がいくつもあり、ルーファイを誤ると立ち往生でしょう。 沢を降るには十分雪が積もらないと難しいでしょう。 沢の途中にはアプザイレンが必要な箇所が2ヶ所ほどありそうです。 ※楢尾岳 山頂が広いので、ガス時には注意。 ※火口東駅-仙酔峡駐車場 遊歩道です。 ※大戸尾根-根子岳東峰 登りはひたすら登り、下りはひたすら下る、一本道のピストン。 黒土の登山道は、霜柱と雪が溶け、グチャグチャ・ツルツル。 登りは大幅なコースタイムオーバー。 下りはストックを出したが、ツルツルの下はガチガチの氷でストックが刺さらない。 |
写真
感想
正月は九州で過ごすことになったので、いくつか山を登ってみようと早い時期から計画を立てていた。
九州の山は登ったことがないので、全く状況が分からない。
登る山はメインで阿蘇山と九重連山、あとはローカルな山を2座程度と決めて、まずは飛行機の予約をした。
九州を回る手段として、福岡空港でレンタカーを1週間予約した。
雪の心配があったので、オプションでスタッドレタイヤを予約したが、トヨタレンタカーもニッサンレンタカーも福岡では設定がないということで断られた。
ニッポンレンタカーが佐賀から車を回してくれて、何とが足が確保できた。
登山用具は全てパッキングして宅急便で九州に送った。
パッキングの最中に九州からメールが入り、真っ白な写真が添付されていた。
結局、冬道具を全て詰め込み、何とか25kgギリギリの荷物を九州に送った。
12月29日、阿蘇山の登山口仙酔峡駐車場に着いたのは5時半頃。
駐車場には車は1台もいない。
駐車場の周りには雪があるが、駐車場は除雪されていた。
ビジネスセンターは閉まっていたが、右手に記帳用のファイルがあったので、ここで登山届け。
トイレはきれいで、温水で便座もヒータが入っていた。
ここで勘違いをしていた、東京と熊本では日の出が30分ほど遅い。
暫し仮眠をして明るくなるのを待った。
やがて、九重連山のシルエットが浮かび上がってきた。
7時、出発の準備をする。
登山道は花酔い橋を渡って登って行く。
花酔い橋右手の滝は完全凍結していた。
登山道の下部は殆ど雪がない。
しばらく登って行くと岩稜の登りとなり、角礫岩は歩きにくい。
黄色ペンキが随所にあり迷うことは無いと思うが、鷲ヶ峰側は切れ落ちているのでガス時には注意が必要だ。
ほどなく中間点と書かれた場所に来た。
目の前には溶岩壁が迫っているが、ガイドブックなどに書かれているほど大げさなものではないように思えた。
全体的に急な登りで、直登に近いため高度感はある。
高岳と東峰の分岐に出た。
天気が良いのでカルデラ全体が見渡せる。カルデラの中に町がある風景ははじめて。
さほど強い風は吹いていない。
阿蘇五岳と言われる、高岳、杵島岳、根子岳、中岳、烏帽子岳、すべてがガスがかからない状態で見えた。
高岳東峰から見た根子岳は非常に魅力的な山に見えた。
この時点で根子岳のピストンを決めた。
高岳東峰から高岳山頂へは、カルデラや外輪山などを見ながら稜線漫歩。
高岳からの杵島岳もきれいだった。
中岳に登る前に砂千里ヶ浜方面にチョット道草。
第3火口だろうか、すばらしい。
烏帽子岳も登ってみたい。
中岳山頂からは、第1火口の噴煙が西に流れているのが見え、登山道は安全そうに見えたが、登山禁止となっていたので、火口方面へのルートは諦め、中岳から吊尾根下部の沢へ降りることにした。
もちろん登山道ではないし、地図にもルートはないし、ペンキのマークもない。
中岳から注意して降ると山頂直下に逆スラブのバンドがあった。チョット緊張を強いられる。
浮き石も多そうなので、落とさないように注意して下る。
30分ほどで沢の最深部まで降りてきたが、雪が殆ど積もっていない。
雪で沢が埋まらないと下れそうもないので、対岸の登山道に上がることにした。
下手に沢底まで降りると、対岸に上がれないので、慎重に下りる場所と登る場所の見当を付けて沢を横切る。
這い上がった場所は、火口東駅の上にあるシェルターの前。
火口東駅を通りすぎて、楢尾岳に向かう。
こちらには獣のトレースのみで、登山者の足跡はなかった。
山頂が広すぎて下山路を一瞬迷った。
楢尾岳からは杵島岳の眺めが素晴らしい。
今回ここで初めての小休止。
行動食とスポーツ飲料を飲んで下山する。
仙酔峡駐車場までは遊歩道が続いている。
結局、山中誰にも会うことが無く、静かな山行となった。
これから車中で昼食を取りながら根子岳に向かう。
仙酔峡駐車場から根子岳大戸尾根登山口の駐車場(牧野管理小屋)まで40分ほど。
駐車場から目の前には根子岳天狗峰が見えている。
出発時12時を過ぎているので、14時をリミットとして折り返す。
駐車場から林道をしばらく歩くと、右手に避難小屋と登山ポストがあり、大戸尾根の登山口になっている。
放牧地をしばらく登ると、柵があり登山道に入る。
しばらくは樹林帯を登り展望はない。
コース中唯一のハシゴとロープを超えると、木々の間から根子岳が見えてくる。
この時点では根子岳東峰リミットの14時は簡単だと思っていた。
木々の間から見える根子岳天狗峰から西峰にも魅力的で是非行きたいと思った。
ところが黒土の登山道は、霜柱や雪が溶けグチャグチャになってきた。
ツルツル滑ってなかなか距離が稼げない。
コースタイムを遙かにオーバーして東峰の山頂に立った。リミットまで15分を切っていた。
登る途中で2名の登山者とすれ違った。
彼らはストックを持っておらず、登山道をツルツルにして下っていった。
帰りはストックを2本伸ばして下ったが、ツルツル登山道の下は凍っていてストックが刺さらない。
帰りもタイムオーバーで1時間チョットかかって駐車場まで戻ってきた。
ここから宿泊先の竹田市へ移動。
明日は九重連山をガッツリ歩きます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-160188.html
コメント
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おはようございます、hottenさん。
本年もよろしくお願い申し上げます!
お正月は九州で迎えられたのですね
阿蘇は私も2年前のお正月に登りました
まだ駆け出しの頃でユニクロのフリースで登って寒い思いをした記憶があります。
写真を拝見し懐かしく思います。
根子岳も登られておられるところは、流石ですね
九州は温泉もいいし、食べ物も美味しいですね
また訪れてみたいです
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
初めての九州の山でした。
酒ばっかり飲んでるわけにも行かないので、阿蘇と九重をメインに、佐賀の山も2座登ってきました。
雪は多くはありませんでしたが、2日は佐賀も真っ白になり、九州の高速道路はほとんど通行止めになりました。
温泉は気持ちいいですネ。
阿蘇の馬刺しも美味しかった!
ぜひ再訪して下さい。
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