花見山(ふかふかの新雪で山スキー)
- GPS
- 06:11
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 400m
- 下り
- 403m
コースタイム
11:40リフト最高部-13:18花見山山頂13:30-16:30リフト最高部-17:30スキーセンター
天候 | 曇り時々雪 殆ど風はなく少しガスがある 気温-1℃、積雪1m40cm |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
花見山スキー場へ上がる道路は圧雪されており、ボーダーを乗せた乗用車が数台滑って上がれず立ち往生している。前輪にタイヤチェーンを巻いているのに止まると上がれなくなるようだ。どうもアクセルの踏み過ぎのようで、道路状況というよりは運転技術の問題のようだ。私たちの車は四駆なので、それを尻目にスイスイ上がっていく。しかし、四駆でも滑る場所があったので過信は禁物。 駐車場は既に一杯?なのか、係員の誘導で道路に縦列駐車となり、そこから装備を持ってスキーセンターまで200m位歩く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根になっている所をとにかく進んでいく。 樹木がアーチ状になっている下の雪が平らになっているので、ここが登山道だろうと想像できる。 1箇所、歩ける幅が狭く、雪庇が出来ている場所有り。 尾根なので片側がかなり急な場所有り。 |
写真
感想
装備
ザック重量8kg→直前に重過ぎるので中身を減らし6kg位にする。ああ、軽量化って難しい、、
服装 帽子:毛糸の帽子(スキー用)
手袋:ISUKA100%PUREWOORの手袋
上 :雨合羽 モンベル ストームクルーザー
中間着 パタゴニアのキャプリーン3
下 着 モンベル スーパーメリノウール アクションジップネック
下 :雨合羽 モンベル ストームクルーザー
ズボン TNH トレック カーゴ パンツ
タイツ ミズノ ブレスサーモ ライトウエイトタイツ
靴 下 メリノウール スパッツ:ISUKAゴア
スキー板、ビンディング、ブーツ :ゲレンデ用
山スキー用(借物):セキュラフィクス、シール(マジックマウンテン)
小物:ゴーグル、サングラス、finetrackのバラクラバを首に巻く
予備:モンベルのオーバー手袋、ウールの厚手手袋、インナー薄手手袋
防寒着:ユニクロウルトラライトダウン、ネックウォーマー
ゲレンデスキー歴長く、3ヶ月弱のシーズン中の週末に、10回以上滑りに行っていた。ここ何年はその情熱も冷め、年に1,2回北海道に行ったり、広島県内で滑ったりするくらいだ。
山スキーは初めてだ。レンタルスキーで滑る人もいたので、セキュラフィクスのセッティングにかなり手間取り、スキーセンターで2時間要した。
通常の雪山山行と山スキーでは準備での考え方に違いがあり、特に慣れていない人はザックを軽くしなければならない。「もしかしたら・・・」と思い、あれもこれも持ってきてしまうが、そのためにザックが重くなり下山が遅くなる事の方が重大で、とにかく身軽にして早く登って早く降りてくる事が第一なのだそうだ。もちろん、今回のように大ベテランの先輩がいてくれるから、安心してビバーク装備を削れるのであって、単独などでは危険だと思う。
リフト頂上まではセキュラフィクスとシールは使わず、ゲレンデスキーで上がる。
さて、何度もリフトに乗ってきたが、今回初のザックを背負っての乗車である。普通に乗ってはいけない。ザックの厚みでリフトから落ちてしまう。身体を斜めにして横を向いて座るようにする。スキーウエアで座った時はお尻が「冷たい」と感じたことは殆どなかったが、私のような雨合羽では直接冷たさが伝わってくる。何度も行く気なら服装も雪山仕様を考えなければ。
花見山スキー場はボーダーだらけだ。スキーヤーは殆どいない。
リフト終点で降りると、早速板にシールを貼りビンディングにセキュラフィクスをセットしてスキーを履く。さあ、出発だ。
初めのうちはゲレンデスキーの歩き方で、トップを持ち上げて山を上がろうとしていたが、シールを貼ってあるので板を滑らせるように前に出せば自然に斜面を上がっていくことが出来る。長年やってきた動作と違う動きをするので脳が混乱する。慣れてくると力を入れる必要も無く、非常に快適だった。斜度がきつくなれば踵を上げる金具を使用してブーツの角度が調整できる。下りはそのまま滑って下ればよい。
スノーシューはまだ履いたことがないが、ワカン・スノーシューとは比べ物にならない快適歩行だ。ストックに体重をかけて押すと、1m位入っていく。こけたら立ち上がるのに大変だ。
長く伸びた樹氷やふかふかの新雪、飛び立つ鳥など雪山に来なければ味わえない事が一杯だ。殆ど無風だったのもラッキーだった。尾根を目指して道の無い真っ白な雪面を滑っていく。頂上が近づくにつれ木立の高さが低くなり、少し開けた場所に出た。花見山山頂だ。スキーで山頂まで来られたのは感激だ。全く景色は見られず白一色の世界だ。東屋も雪と氷柱に覆われれていた。
東屋に着いたら休む間もなくシールとセキュラフィクスをはずす。私はいつも段取りが悪く準備が手間取ってしまう。大先輩から自分の行動食は出さずに準備だけするように言われ、暖かい紅茶とコーヒー、手作りのサツマイモケーキを頂く。甘くしっとりして行動食には最高!で美味しかった。
10分くらいの休憩の後すぐ下山開始。雪山で一番気をつけなければならないのは時間のロス。写真も一杯撮りたかったがそんな暇は無い。
下山は通常のスキーで滑って降りる。シールを着けていた時と違い良く滑る。当たり前か。木の間を滑っていくのは少し怖い。なぜならボーゲンが苦手だからだ。狭い木と木の間を抜ける時や崖のそばを通る時は、スピードを落としながら行かないと激突したり崖から落ちかねない。『私をスキーに連れていって』のような木立の間を猛スピードで滑り降りるなんて無理〜!ただ、少し開けた場所では新雪を滑るのが面白かった。
長いのぼりはシールを貼り、下りが来たらはずすを2回行い、存分に山スキーを堪能してリフト頂上まで降りてきたら、そのままゲレンデを滑って降りた。あ〜スキーってやっぱり面白い!
今回、連れて行ってくれた皆様には本当に感謝です!
☆今回も自分の段取りの悪さや、ぽわ〜んとした行動に反省。それから、場面場面に応じた装備の違いも勉強になった。
☆服装についても、今回は吹雪かなかったから良かったが、少し薄過ぎだと教えてもらう。中間着もメリノウールの厚めにするか、パタゴニアのキャプリーン3をキャプリーン4くらいの厚さにした方が良い。ISUKA100%PUREWOORの手袋良かった。1枚でも全く寒くなかったし濡れなかった。
☆山スキーの道具はお借りしたが、同じく借りた別の同行者は板と合ってなくて、途中で何度もシールが剥がれたり、セキュラフィクスが外れたりと大変だった。私は1度もトラブルが無かったが、道具は自分に合った物であるという事が大切だと思った。
コメント
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こんばんは
tomuyanです。
スキーなんてもうずっとやってません。
若い頃は雪が降ると嬉しくてワクワクしていたのに
シールをつけて歩くって楽そうですね。
でも山スキーは怖くて私には無理だな〜
広島の方でもそんなに雪が降るとは驚きです(◎o◎)僕もゲレンデスキーヤーでしたがテレマーカーとは違うんですね…いつかテレマーク付けてみたいです…憧れです…色々為になりました(*^o^*)
♪猫はこたつで丸くなる〜
かと思いましたが、山スキーにも挑戦ですね
私は滑るのは下手なので、
スキーは登るための道具だったりします
ゲレスキーが得意なmantenmomoさんが羨ましいです。
プロフ写真がお正月バージョン
mantenmomoさんアクティブですね〜。板はディナスターですか?
ゲレンデスキーはちょくちょく行きますが、最近はバックカントリーをと考えています。雪の大山を弥山から滑る中高年を見て刺激されましたよ 。
tomuyanさん
ワカンよりスノーシューより断然歩きやすいです
一緒に行った方が、数十年ぶりのスキーだったんですが、
むかし滑れた人は何年たっても滑れるんですよ
tomuyanさんもチャンスがあったらいいですね。
でも、無理は禁物なのであまり強くは勧めません
teteteさん
お〜、teteteさんもゲレンデスキーしてたんですか
今回、私が滑ったのはテレマークスキーとは違う山スキーだそうです。
テレマークは滑り方が基本的に違うらしいので、ゲレンデスキーをしてきた人にとっては難しいそうです。
でも、teteteさんならやり遂げそう
雪山って奥が深いですね。
sakusakuさん
<スキーは登るための道具だったりします
って、かっこいいな〜
本当にあんなに簡単に深い雪の山を登れるとは思いませんでした
ももちゃんの写真を撮るのは大変です
何枚撮ってもいい写真が出来なくて
yamabiko1さん
そうです!DYNASTERです。ずいぶん以前に買いました。安かったです
大山の頂上から滑るんですか〜 すごい〜
豪円山行きましたー。懐かしい
ゲレンデ以外を滑るなんて全く考えたことが無かったですが、
登山を始めてどんどん世界が広がっていきます
yamabiko1さんも無理しない範囲で、山スキー体験できるといいですね。
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