台風一過後(?)の奧穂高岳(岳沢小屋泊)
- GPS
- 14:34
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,846m
- 下り
- 1,847m
コースタイム
- 山行
- 2:06
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 2:33
- 山行
- 10:17
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 12:02
天候 | 1日目: 曇 2日目: 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りの沢渡行きのバスは1時間待ち。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
台風などの影響は特になし (コース自体が難しいという話は別です) |
写真
感想
前日の唐松岳から帰ったあとは、計画的停滞で白馬村内のペンションで1泊。このあたりはスキー客向けの安宿が豊富にあるので、泊まる場所には苦労しません。深夜から明け方にかけて台風25号が通過して、外は風の音がややうるさかったものの雨はほとんど降らなかった模様。
翌日から本来の目的地である奥穂高へ。台風の影響がどこまであるかわからないので、今回はテント泊を避け布団1枚が保証される岳沢小屋泊としました。
DNSのayasaと別れ、yuzuafloと2人で白馬から上高地へ転進します。曇り空ですが風はありません。10時に沢渡に着くと駐車場はほぼ満車でしたが何とか停められました。こんな時間言ので上高地も観光客でいっぱい。ただ白馬とは違い、雨が降った形跡がありました。昼も近いのでまずは河童橋沿いの店でごはん(計画どおり)。
おなかを満たしたあとおもむろに出発します。岳沢小屋までは2時間あまり、私はGWにも岳沢小屋に泊まっているのでるんるん気分で歩きますが、記憶にない道も通ります。残雪期は別ルートになっていたようでした。岳沢小屋のすぐ上まで濃いガスが迫っていましたが、心配した風はほとんどなく、ほぼ予定どおりに岳沢小屋に到着しました。
重太郎新道の取り付きを確認する他は特に予定もなく、小屋に置いてあったコミック版の孤高の人を読んだりしながらのんびりとした時間を過ごしました。夕方になるとガスも消えて、テラスから山頂が見えるようになりました。
夜は小屋でしっかり食事と睡眠を取り、翌朝は2時半に元気に出発。満天の星空の下、重太郎新道をさくさくと登ります。
奥穂へ行くのは2人とも初めて。重太郎新道は特に難しくないですがルートミスするとやばそうな所が多く、梯子や鎖場もあるので深夜の山行にはそれなりのリスクがあります。しかし今回から新しいヘッドランプを投入して、少し遠くにあるようなペンキマークも見逃さずに登れました。
予定より少し早く5時前に紀美子平に到着。先行パーティが2組ほど休憩していて前穂へ向かおうとしましたが、我々はパスして吊尾根へ進みます。この先は暗いとルートがわかりにくい岩場のトラバースが続きますが、ほぼ迷うことなく歩けました。深夜山行ではヘッドランプは大事ですね。
最低コルに着く頃には空も明るくなってきて、足元の心配がなくなってきました。やがて前穂高の背後から太陽が姿を見せてきます。前日とはうって変わって雲一つない青空です。きわどい岩登りが続きますが大きな問題もなく通過して6:47に登頂。山頂は賑わっていました。紅葉が進む涸沢、岳沢、白出沢をはじめ、南北中央アルプスはもちろん、富士山から白山まで展望でき景色を堪能しました。
山頂でしばらく休憩してから穂高岳山荘へ降ります。慎重に行けば問題はありません。その後のザイテングラートも決して楽な道ではないですがさくさく降ります。涸沢まで降りると紅葉はピークを少し過ぎたかな? という感じ。ここから先は渋滞気味で、横尾まで紅く染まった木々を楽しみながらゆっくり下山します。
横尾からはまたペースを上げて(でもソフトクリームがある徳沢園に寄るのは忘れずに…)、無事上高地に下山できました。行動時間はちょうど12時間でしたがコンディションは最高と言ってよく、沢渡行きのバスに乗るのに1時間ほど待たされたのだけが想定外でした。
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