天気予報はそのまま信じてはいかん 赤岳
- GPS
- 08:33
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,290m
コースタイム
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:31
天候 | 麓は晴れ、山頂は雲の中、昼まで強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届箱: 未確認 鎖場、ハシゴあり。ところどころ倒木が登山道を塞いでます。またげない、迂回できないところなし。 県境尾根大天狗から沢間:沢道から登り口に登山道崩落箇所あり。崩落沢を崩落谷を登ると右側に登山道が現れると思います。道標は見落としました。 |
写真
装備
MYアイテム |
Pancho2
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
メッシュアンダーシャツ
保温アンダーシャツ
保温アンダーパンツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
トレッキングポール
ミドル保温ジャケット
ミドルダウンジャケット
雨具(上下)
靴
ザック
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯電話
時計
タオル
カメラ
帽子
チェーンアイゼン
水 1リットル
救急用品
着替え下着
|
感想
今回の山行で学んだこと。強風時の山中や尾根の様子と注意点と、もうしたくない体験。ヘッドランプ使用時は、足を置く場所だけでなく、周囲の地形にも注意を払うこと。ただし、高度感のあるところでは、逆に利点になりそう。
もともと紅葉の谷川岳馬蹄形に行きたいと思っていましたが。台風の余波が残り、日曜日、月曜日では天候が心配。それではと天気がよさげな気になっていた赤岳真教寺尾根、県境尾根の日帰りを決行。
天気予報が外れても基本的には回復傾向。昼には晴れて風も弱まると期待して朝2時に自宅出発。4時30分頃の出発地点到着時に空は真っ暗、星空に雲が点在。八ヶ岳は雲の中。
駐車場も見つかりません。登山口の道脇に邪魔にならないよう道脇に思い切り入れて駐車しましたが。
登山届箱はみつかりませんでした。私はyamareco.comのコンパス提出で完了しました。帰宅して確認すると、下山通知シロ〜〜とメールが来てました。早速、下山届け手続き完了。
真教寺尾根を登りながら足跡をみつけると一人分しか見つかりません。今日私の前に登ってる人は3人。最後に追い越した片に伺ったので間違いないでしょう。どうりで足跡が何人かゴチャゴチャ入り乱れたのがありました。
スタートは午前五時頃と東空が少し明るくなってきたときなので、ヘッドランプで道を確認しないと見えない状態。ヘッドランプ便りで凹凸の激しい道を歩いていました。帰りに同じ所を通ると、あまりの凹凸の激しさにびっくり。地図などには登山道が出ていませんが、沢から真教寺尾根に抜けるしっかりした道と道しるべ両方しっかり管理されてます。
尾根に出ると、林間にもかかわらず、強風が・・・・。今にも道脇の木が倒れたり、枝が飛んできそう。時々は、林間部にもかかわらず風が強く耐風体勢を取らないと体勢が危険なことも。じっとしていても、風に飛ばされた枯れ枝が飛んできたり、根こそぎ倒される木に押しつぶされるかも。赤岳付近の岩尾根に出て無事に歩けるんだろうか。尾根歩きをしてすぐに、ギブアップが頭をよぎる。
赤岳真教寺尾根は山頂直下までは歩きやすい傾斜が強くない尾根道が続きました。山頂直下になり、長い鎖場が現れおもったより長く続きます。これが、真教寺尾根の難易度が高い理由なんでしょうか。今回は強風が続く尾根歩き直後にしては、鎖場で強風がなく穏やかだったのは助かりました。尾根に出て西側が見える箇所に出ると再び強風。山頂直下の鎖場は地形が風に当たらなかっただけなのか。
ちなみに、県境尾根は真教寺尾根より鎖場や階段が長く続いているのに加え、手をかける、足を乗せる岩を見つけにくそう。こちらを帰りで使って良かった。また、今朝こちらの尾根を登って方からの話では、尾根歩きで風がなかったとか。下山に通った感じでは、最近の台風通過時に強風が当たったらしく、根こそぎ倒れている木がありました。
山頂では流れる雲の間から時々太陽が雲間からうっすら見えることがあったので、雲が厚くなさそう。しばらく山頂で待てば晴れるかもと、山頂脇山小屋でココアを飲みながら待つことにしました。強風の雲中にもかかわらず山頂で出会った人たちは、なんとなく来てしまったルンルン気分の人たちというより、山を登り慣れてる人が多かったような。それでけに晴れの天気予報に期待を膨らませてきていたわけで、お互いにガッカリ度を報告し合いました。
しばらく小屋でストレッチなどしてすごしながら時間を過ごすにもかかわらず、天候の回復する兆しもなく。携帯電話の電波が入るので麓のライブカメラをみると晴れています。曇っているのは山頂だけ。厨房にいる3人のスタッフはそれぞれ自分のスマホを凝視しています。ボーとしている人も、おしゃべりをしている人もいないのは少し寂しい。こういいながら、自分でもスマホをのぞいて天気などを見ていたわけですが。通勤電車内でも多くの人がスマホをのぞいているなど、社会全体でかわってゆくんですね。自分が年を取っているのを実感。
天候回復が順調ではないと思い、それならば早めに帰ろうと小屋をあとにする。県境尾根のスタートは小屋の野外トイレの案内看板と共にはじまりました。自分の下っているのはトイレだけに行く道かと不安になりながらも進むと、トイレは右に回るがもう一つの道が下に続いてました。よかった。
下山中にズボンのポケットの中に入れた山登り用スマホアプリ「geographica」から「高度2500m」という音声高度報告を高度1500mと1000m少なく聞き取ってしまい、かなり勘違いしたまま歩いてしまいました。途中で気づき音声音量をあげましたが、ポケット内からの報告では聞き取りにくい。
下山中、10人以上の登山者とすれ違う。午前中ならありなのだろうか。山頂の天気を見てから登り始めるとは偉い。たぶん山頂では晴れるでしょう。
小天狗からはじめに通った谷道に下りる。途中から山道が濁流で流されて消えていた。どのみち、道の行き先は濁流が押し流した後の方向だったので気にせず新しい谷を下りる。すると、かなり前に先行していた方が登ってきた。道を見失ったので確認しに来たとのこと。私はyamareco.comで前週通っていた方のGPSデータを入れていたので、濁流の向かった先が私の目的地方面だったので歩きやすい濁流の作ってくれた谷を下りてゆく。もちろん、私の自信に押されたのか、一緒に下りてきた。山歩きをいろいろされている方のようで、お勧め山を教えていただくことができた。うれしいことに、またまた行きたい山やコースが増えてしまった。
登山口付近に来ると、耐風による大雨で道が掘られ、河原の石をぴょんぴょん跳ねながら歩くような所。ヘッドランプのみだと、次に足をおくところのみに注意がゆくので、こんなに道が悪いとは感じてませんでした。その分、危険なんでしょうが。
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