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Yamareco

記録ID: 161284
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
丹沢

東側から蛭ヶ岳へ(市原新道+白馬尾根)

2012年01月08日(日) [日帰り]
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メロンパン その他1人
GPS
07:20
距離
10.1km
登り
1,183m
下り
1,175m

コースタイム

8:15 旧丹沢観光センター → 8:22 魚止橋 → 9:25 雷平 → 9:46 雷滝 9:55 → 12:00 蛭ヶ岳(昼食休憩) 12:55 → 13:17 鬼ヶ岩 → 14:37 雷平 → 15:29 魚止橋 → 15:35 旧丹沢観光センター
天候 晴れときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
小田急の伊勢原駅で隊長と合流し、隊長の車で宮ヶ瀬湖の奥の旧丹沢観光センターへ。路肩に駐車した。
コース状況/
危険箇所等
■魚止橋〜雷平
・沢沿いの桟道のような細道を行く。腐ったような木道を渡る箇所が数回出てくる。ザレ気味の部分や渡渉もあるので注意が必要。

■雷平〜雷滝
・雷平で沢が早戸大滝方面と雷滝方面とに別れる。道標はないが、ピンク色のテープが目印になる。渡渉が数回ある。石の表面に飛び散った飛沫が薄氷となっていて滑りやすいので注意。

■雷滝〜蛭ヶ岳(市原新道)
・雷滝に向かって左側(右岸)の尾根から取り付く。
・目印のお皿があると聞いていたが、注意を払っていなかったせいもあり、見つけられなかった。
・鹿柵沿いの急登を過ぎれば美しい樹林帯になる。
・残雪の間に見られる踏み跡は明瞭だった。

■蛭ヶ岳〜鬼ヶ岩
・一般登山道なので基本的に安心・安全だが、鬼ヶ岩直下のガレ場では砂の間に氷が隠れているので、誤って滑らないように注意。下手をすると谷底まで落ちてしまう。

■鬼ヶ岩〜雷平(白馬尾根)
・鬼ヶ岩ノ頭から東側へ降りる尾根ルートを白馬尾根と呼ぶようだ。
・過去の記録を読んで、尾根の途中に気持ちの良い草原地帯があると知っていたので楽しみにしていたのだが、新設された鹿柵で草原が分断されていた。
・しかし、鹿柵がコースを塞いでいる箇所は(今のところは)ないので、鹿柵を超えずに歩ける。

■登山ポスト
2008年のkamogさんの記録によると、旧丹沢観光センター前に登山計画書届出ポストが設置されていたらしいが、今回は確認しなかったため、現存しているかどうか不明。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3225.html
旧丹沢観光センター前から出発! ううぅ、寒い!
2012年01月10日 12:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
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旧丹沢観光センター前から出発! ううぅ、寒い!
魚止橋の堰堤。飛沫が凍っています。
2012年01月08日 08:22撮影 by  DSC-TX5, SONY
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魚止橋の堰堤。飛沫が凍っています。
トラバース道が終わって河原に下りました。ここからはピンクテープを頼りに進みます。
2012年01月08日 09:01撮影 by  DSC-TX5, SONY
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トラバース道が終わって河原に下りました。ここからはピンクテープを頼りに進みます。
ロープを頼りにして、落ちないように気をつけます。
2012年01月10日 12:53撮影 by  DSC-TX5, SONY
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ロープを頼りにして、落ちないように気をつけます。
櫛のように成長した氷柱
2012年01月08日 09:13撮影 by  DSC-TX5, SONY
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櫛のように成長した氷柱
橋が架けられているところもありますが、橋がない箇所もあります。その場合は渡れそうな場所を探さなければなりません。
2012年01月08日 09:16撮影 by  DSC-TX5, SONY
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橋が架けられているところもありますが、橋がない箇所もあります。その場合は渡れそうな場所を探さなければなりません。
雷滝に到着。中央は水が流れていますが、左右の壁面は凍っています。
2012年01月08日 09:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
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雷滝に到着。中央は水が流れていますが、左右の壁面は凍っています。
滝の見事な氷
2012年01月08日 09:49撮影 by  DSC-TX5, SONY
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滝の見事な氷
滝を上から見たところ
2012年01月08日 10:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
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滝を上から見たところ
綺麗な林になってきました。
2012年01月08日 10:30撮影 by  DSC-TX5, SONY
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綺麗な林になってきました。
P1352付近から、より明るくて美しい林になります。
2012年01月08日 11:04撮影 by  DSC-TX5, SONY
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P1352付近から、より明るくて美しい林になります。
大きなモミの木
2012年01月08日 11:07撮影 by  DSC-TX5, SONY
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大きなモミの木
踏み跡は明瞭です。丹沢は、どこにでも人の跡がありますね。
2012年01月10日 12:44撮影 by  DSC-TX5, SONY
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踏み跡は明瞭です。丹沢は、どこにでも人の跡がありますね。
モミの木が増えてきました。
2012年01月08日 11:29撮影 by  DSC-TX5, SONY
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モミの木が増えてきました。
やがて地面が背の低い笹で覆われ、ブナの大木が目立つようになりました。山頂が近いです。
2012年01月10日 12:49撮影 by  DSC-TX5, SONY
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やがて地面が背の低い笹で覆われ、ブナの大木が目立つようになりました。山頂が近いです。
山頂のすぐ下は見晴らしの良い場所になっています。八ヶ岳が見えました。
2012年01月08日 11:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
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山頂のすぐ下は見晴らしの良い場所になっています。八ヶ岳が見えました。
風巻ノ頭の向こうに見えるは雲取山です。
2012年01月08日 11:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
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風巻ノ頭の向こうに見えるは雲取山です。
蛭ヶ岳山荘が見えた!あと少しです。頑張ろう。
2012年01月08日 11:56撮影 by  DSC-TX5, SONY
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蛭ヶ岳山荘が見えた!あと少しです。頑張ろう。
新宿の高層ビル群です。写真ではわかりにくいですが、すこし右側にスカイツリーが写っています。肉眼でははっきり見えました。
2012年01月08日 11:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
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新宿の高層ビル群です。写真ではわかりにくいですが、すこし右側にスカイツリーが写っています。肉眼でははっきり見えました。
丹沢三峰と宮ケ瀬湖
2012年01月08日 12:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
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丹沢三峰と宮ケ瀬湖
ラッキー。富士山が見えた。
2012年01月08日 12:07撮影 by  DSC-TX5, SONY
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ラッキー。富士山が見えた。
富士山アップ。この後、すぐに雲におおわれてしまいました。
2012年01月08日 12:07撮影 by  DSC-TX5, SONY
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富士山アップ。この後、すぐに雲におおわれてしまいました。
今日の昼食は、煮干しやカツオの出汁が効いた醤油ラーメンです。キャベツ、餅、ソーセージ、わかめ入り。
2012年01月08日 12:27撮影 by  DSC-TX5, SONY
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今日の昼食は、煮干しやカツオの出汁が効いた醤油ラーメンです。キャベツ、餅、ソーセージ、わかめ入り。
帰りは鬼ヶ岩へ。斜面が凍っているので滑らないように慎重に歩きました。
2012年01月08日 13:09撮影 by  DSC-TX5, SONY
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帰りは鬼ヶ岩へ。斜面が凍っているので滑らないように慎重に歩きました。
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳を振り返っての定番写真。
2012年01月08日 13:17撮影 by  DSC-TX5, SONY
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1/8 13:17
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳を振り返っての定番写真。
白馬尾根に入りました。笹原の中に明瞭な踏み跡が続いています。
2012年01月08日 13:30撮影 by  DSC-TX5, SONY
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1/8 13:30
白馬尾根に入りました。笹原の中に明瞭な踏み跡が続いています。
つい最近まで草原地帯だった場所。今は鹿柵だらけ。
2012年01月08日 13:37撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/8 13:37
つい最近まで草原地帯だった場所。今は鹿柵だらけ。
ずんずん歩いて雷平まで降りてきました。
2012年01月10日 12:51撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/10 12:51
ずんずん歩いて雷平まで降りてきました。
伝道まで整備されていない道がまだ続きますので、最後まで慎重に。帰るまでが遠足です。
2012年01月10日 12:56撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/10 12:56
伝道まで整備されていない道がまだ続きますので、最後まで慎重に。帰るまでが遠足です。
撮影機器:

感想

アプローチが悪いためになかなか足を運べない早戸川方面。山仲間の隊長から「一緒に行かない?」との誘いを受けて、市原新道と白馬尾根の両方を一度に楽しめる美味しいコースを歩いて来ました。

伝道の先は未知の道です。(ダジャレではありません ) 渡渉が何度か有り、道もわかりにくいので、一人で行かないで正解でした。こんな奥地の人の少ない未踏バリエーションルートを一人で歩くのは怖いな、というのが正直な感想です。かつては興味の方が勝ってバリエーションルートへ一人でずんずん踏み込んでいましたが、最近は慎重になりました。臆病とも言えますけど。

冬の凍った沢や滝を見るのは初めてでした。新鮮で楽しいですね。でも、沢の石が濡れて凍ってつるつる滑るので危険です。後からやってきた単独登山者は雷平付近でどぼーんと水に落ちていました。寒そう…。大丈夫だったのでしょうか。

雷平からの市原新道は、神奈川県最高峰への最短ルートですので、坂も急でしんどいです。隊長から「メロンパンって、こんなに歩くの遅かったっけ?」と言われてしまいました。うーむ、かつては私の方が(ちょっとだけ)先輩だったのに、今や隊長のほうが経験も体力も遥かに上です。ちょっと悔しいけど、こうやって信頼して一緒に山を歩けることが嬉しくもあります。

急登が一段落する辺りから綺麗な林になります。振り返れば丹沢三峰や関東平野が一望できます。素敵な場所でした。

そこから再び急登になり、モミの林を抜けていくと、やがて地面が笹で覆われ始め、蛭ヶ岳の山頂が近いことを教えてくれます。ブナの大木も目立つようになり、嬉しいです。かつてはブナがもっと濃く生い茂っていたそうなので、自然破壊が進んでどんどん枯れていくのは寂しく悲しいのですが、それでも笹原とブナ林の組みわせはとても美しいと思わされます。

蛭ヶ岳の山頂に着いたのはちょうど正午頃でした。本日の昼食は(またしても)餅入りラーメンです。寒い時には水分も摂取できるこの手の食事が嬉しいです。十分に休んで出発します。

帰りの白馬尾根は、鬼ヶ岩ノ頭の笹原を東へ降りるルートです。ここも隊長が歩いたことのあるルートなので安心ですが、勉強のため時々地形図を出して現在地を確認しながら歩きました。やがて面倒くさくなって隊長についていくだけになってしまいましたが。(^^;

写真のコメントで触れているように、この尾根の草原が鹿柵で分断されてしまいました。白馬尾根の草原については、かつてkoshibaさんの記録で知り、いつか歩くことを楽しみにしていたのです。鹿が増えてその被害から守るためだということはわかりますが、正直、残念です。

その先は急な坂を下りていきます。最後は単調な杉・桧林をずんずん降りるだけです。沢の音が聞こえてきます。やがて雷平に飛び出しました。

隊長、楽しく安全に案内してくれて、どうもありがとう。

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コメント

参考にさせていただきます。
初めまして。

このルートは今年の5月GWにと考えています。先輩方のレコを研究している最中です。見ているだけでドキドキします。

私も、伝道の先は未知の道です。確かに一人ですと怖いです。なので連れと行く予定です。最近は、岩場で落ちたら死ぬ、というコースよりも道迷いを起こす可能性の高いコースの方が恐怖感があります。と言いながら魅入られたように惹きつけられている今日この頃です。
2012/1/10 20:07
navecatさん、こんばんは。
コメントありがとうございます

早戸川周辺は夏には山ビルのメッカになりますので、
心置きなく楽しめるのはGWのちょっと先くらいまでではないかと思います。

一人のバリエーションルート、特に慣れていないルートは怖いですね。
怖いからこそ、達成した時の喜びも大きいわけで…。
とにかく、お互い安全に機を付けて、スリルを含めた山を楽しみましょう。
2012/1/11 0:27
melonpanさん、おはようございます。
今年もよろしくなのですが、、、。

melonpanさんといい、navecatさんといい、丹沢バリルート中毒患者みたいですね。

私は、バリルートのレコを楽しまさせていただきます。
2012/1/11 6:51
ricalojpさん、こんにちは。
コメントありがとうございます

私の症状はまだ中毒まで進んでいません
今回同行した隊長は中毒患者と言えるでしょう。
翌日も表尾根散策に出かけたそうです

まだまだ知らないバリエーションルートが沢山あるので、
ぽつぽつと範囲を広げていこうと思っていますheart01
次は世附周辺を歩くつもりです。
2012/1/11 12:49
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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