東側から蛭ヶ岳へ(市原新道+白馬尾根)
- GPS
- 07:20
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,183m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■魚止橋〜雷平 ・沢沿いの桟道のような細道を行く。腐ったような木道を渡る箇所が数回出てくる。ザレ気味の部分や渡渉もあるので注意が必要。 ■雷平〜雷滝 ・雷平で沢が早戸大滝方面と雷滝方面とに別れる。道標はないが、ピンク色のテープが目印になる。渡渉が数回ある。石の表面に飛び散った飛沫が薄氷となっていて滑りやすいので注意。 ■雷滝〜蛭ヶ岳(市原新道) ・雷滝に向かって左側(右岸)の尾根から取り付く。 ・目印のお皿があると聞いていたが、注意を払っていなかったせいもあり、見つけられなかった。 ・鹿柵沿いの急登を過ぎれば美しい樹林帯になる。 ・残雪の間に見られる踏み跡は明瞭だった。 ■蛭ヶ岳〜鬼ヶ岩 ・一般登山道なので基本的に安心・安全だが、鬼ヶ岩直下のガレ場では砂の間に氷が隠れているので、誤って滑らないように注意。下手をすると谷底まで落ちてしまう。 ■鬼ヶ岩〜雷平(白馬尾根) ・鬼ヶ岩ノ頭から東側へ降りる尾根ルートを白馬尾根と呼ぶようだ。 ・過去の記録を読んで、尾根の途中に気持ちの良い草原地帯があると知っていたので楽しみにしていたのだが、新設された鹿柵で草原が分断されていた。 ・しかし、鹿柵がコースを塞いでいる箇所は(今のところは)ないので、鹿柵を超えずに歩ける。 ■登山ポスト 2008年のkamogさんの記録によると、旧丹沢観光センター前に登山計画書届出ポストが設置されていたらしいが、今回は確認しなかったため、現存しているかどうか不明。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3225.html |
写真
感想
アプローチが悪いためになかなか足を運べない早戸川方面。山仲間の隊長から「一緒に行かない?」との誘いを受けて、市原新道と白馬尾根の両方を一度に楽しめる美味しいコースを歩いて来ました。
伝道の先は未知の道です。(ダジャレではありません ) 渡渉が何度か有り、道もわかりにくいので、一人で行かないで正解でした。こんな奥地の人の少ない未踏バリエーションルートを一人で歩くのは怖いな、というのが正直な感想です。かつては興味の方が勝ってバリエーションルートへ一人でずんずん踏み込んでいましたが、最近は慎重になりました。臆病とも言えますけど。
冬の凍った沢や滝を見るのは初めてでした。新鮮で楽しいですね。でも、沢の石が濡れて凍ってつるつる滑るので危険です。後からやってきた単独登山者は雷平付近でどぼーんと水に落ちていました。寒そう…。大丈夫だったのでしょうか。
雷平からの市原新道は、神奈川県最高峰への最短ルートですので、坂も急でしんどいです。隊長から「メロンパンって、こんなに歩くの遅かったっけ?」と言われてしまいました。うーむ、かつては私の方が(ちょっとだけ)先輩だったのに、今や隊長のほうが経験も体力も遥かに上です。ちょっと悔しいけど、こうやって信頼して一緒に山を歩けることが嬉しくもあります。
急登が一段落する辺りから綺麗な林になります。振り返れば丹沢三峰や関東平野が一望できます。素敵な場所でした。
そこから再び急登になり、モミの林を抜けていくと、やがて地面が笹で覆われ始め、蛭ヶ岳の山頂が近いことを教えてくれます。ブナの大木も目立つようになり、嬉しいです。かつてはブナがもっと濃く生い茂っていたそうなので、自然破壊が進んでどんどん枯れていくのは寂しく悲しいのですが、それでも笹原とブナ林の組みわせはとても美しいと思わされます。
蛭ヶ岳の山頂に着いたのはちょうど正午頃でした。本日の昼食は(またしても)餅入りラーメンです。寒い時には水分も摂取できるこの手の食事が嬉しいです。十分に休んで出発します。
帰りの白馬尾根は、鬼ヶ岩ノ頭の笹原を東へ降りるルートです。ここも隊長が歩いたことのあるルートなので安心ですが、勉強のため時々地形図を出して現在地を確認しながら歩きました。やがて面倒くさくなって隊長についていくだけになってしまいましたが。(^^;
写真のコメントで触れているように、この尾根の草原が鹿柵で分断されてしまいました。白馬尾根の草原については、かつてkoshibaさんの記録で知り、いつか歩くことを楽しみにしていたのです。鹿が増えてその被害から守るためだということはわかりますが、正直、残念です。
その先は急な坂を下りていきます。最後は単調な杉・桧林をずんずん降りるだけです。沢の音が聞こえてきます。やがて雷平に飛び出しました。
隊長、楽しく安全に案内してくれて、どうもありがとう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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初めまして。
このルートは今年の5月GWにと考えています。先輩方のレコを研究している最中です。見ているだけでドキドキします。
私も、伝道の先は未知の道です。確かに一人ですと怖いです。なので連れと行く予定です。最近は、岩場で落ちたら死ぬ、というコースよりも道迷いを起こす可能性の高いコースの方が恐怖感があります。と言いながら魅入られたように惹きつけられている今日この頃です。
コメントありがとうございます
早戸川周辺は夏には山ビルのメッカになりますので、
心置きなく楽しめるのはGWのちょっと先くらいまでではないかと思います。
一人のバリエーションルート、特に慣れていないルートは怖いですね。
怖いからこそ、達成した時の喜びも大きいわけで…。
とにかく、お互い安全に機を付けて、スリルを含めた山を楽しみましょう。
今年もよろしくなのですが、、、。
melonpanさんといい、navecatさんといい、丹沢バリルート中毒患者みたいですね。
私は、バリルートのレコを楽しまさせていただきます。
コメントありがとうございます
私の症状はまだ中毒まで進んでいません
今回同行した隊長は中毒患者と言えるでしょう。
翌日も表尾根散策に出かけたそうです
まだまだ知らないバリエーションルートが沢山あるので、
ぽつぽつと範囲を広げていこうと思っています
次は世附周辺を歩くつもりです。
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