釈迦ヶ岳〜大峰奥駈道〜七面山《追悼登山…Kさんありがとう》
- GPS
- 29:48
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,706m
- 下り
- 1,712m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:14
天候 | 10/13晴れ後雨 10/14雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10/13崖崩れ等で登山口600m前の路肩に駐車。 10/14道路等修復され登山口前の駐車可能。30台程度駐車可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《コース状況》 〈登山口〜釈迦ケ岳〉 立ち枯れの樹林と笹尾根の見通しの良い緩やかな尾根道は歩き易い。 〈釈迦ケ岳〜楊枝の宿・七面山分岐〉 大峰奥駈道の馬の背など岩稜尾根が続き孔雀岳まで難所が多い。孔雀岳、仏生ケ嶽はトラバースする。 〈七面山分岐〜楊枝の森〜七面山東峰、西峰〉 七面山への道は倒木が多く、登山者が少なく踏み跡は薄い。尾根コースを行けば比較的に安全だが、トラバースすると危険個所もある。道案内は殆どないので地図やGPSが必要。 |
その他周辺情報 | ・登山後の温泉ー大塔温泉ふれあいの湯/夢の湯 0747-36-0058 ・登山口-登山届ポストあり、トイレあり |
写真
感想
「わたしにとって大峰は、山のなかの山、いつ行っても納得して帰れる山、登後感のよい、口当たりの良い山である。」
七面山は三年前に挑戦して登ることのできなかった奥深い大峰の山の一つである。
前回と同じ計画を立てた直前の九月、不慮の事故で帰らぬ人になってしまった山友Kさんの言葉です。
リベンジの登山が追悼登山になりました。
大阪から三時間半をかけ、奈良県十津川村の峠の「太尾登山口」に立つ。
秋にしては暖かい日和、久し振りの青空の広がる緩やかな尾根道を登る。
標高を重ねると尾根は立ち枯れの樹林帯と緑の絨毯を敷き詰めたように短く刈り込まれたミヤコザサが拡がる。明るく見通しの良い尾根の前方には釈迦ケ岳、大日岳や深仙ノ宿まで見ることができる。
釈迦ケ岳の中間地点である「古田の森」、更に紅葉の樹木が織りなす錦の綴れ織りが見え隠れする「千丈平」を通過する。
そして最後の急坂を登ると「釈迦ケ岳」山頂だ。
山頂に鎮座する釈迦如来像に手を合わせ、友に祈りを捧げる。
「釈迦ケ岳」山頂から「大峯奥駆道」にあって最大の難所、「孔雀岳」に向かう。
岩稜尾根の鎖が掛かる岩をよじ登っていく。孔雀岳から「仏生ケ嶽」に続く道は大峰にあって屈指の展望の良いところ。至る所で紅葉が始まっている。ひたすら順峰して楊子ノ宿へ歩く。
「楊子ノ宿」の避難小屋は、ロゴハウスづくりで、とても綺麗で気持ちよい。
小屋を包む大峰の漆黒の夜は小雨が降り続き、霧が立ち込め、冷え込み肌寒い。
翌早朝に目覚めると外は涙雨のような小雨がまだ、降り続いている。
余分な荷物を小屋に残し、雨具を装着して七面山を目指す。
大峯奥駆道の分岐から楊枝ノ森に向かう。
「楊枝ノ森」の山頂周辺は深い霧に覆われ、幻想的だが視界が効かない。
ここから目指す七面山への登山道は倒木が多く、標識が殆どない。登山者が少なく踏み跡の不明瞭な山域となる。
尾根沿いを進むが、途中からガレ場や崩落地が続く。最後に急坂の笹藪を上り詰めると「七面山西峰」直下のコルに辿り着いた。
西峰から引き返し七面山本峰である東峰へ向かう。
狭い「七面山東峰」の山頂に立つ。
「やっと七面山の山頂に辿り着いたよ、山友の皆と」とKさんに報告することができました。
いつも笑顔のKさん、ありがとう。
貴方の分までこれからも山歩きを続けますので守ってください。
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