日暮沢から大朝日を周回


- GPS
- 12:07
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,972m
- 下り
- 1,966m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 6:56
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:09
天候 | 2日間通して全体的に曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日暮沢までは歩いて20分ほどの地点。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ハナヌキから日暮沢は沢に下りて梯子で上る所があり注意。 |
その他周辺情報 | ■大井沢温泉ゆったり館で汗を流して帰りました。 |
写真
感想
この週は月曜日が休みになった。日曜月曜とせっかくの連休なので山に行くことにしたが天気は今一つパッとしない。行こうか行くまいか悩んだが、ザックにパッキングしているうちに何となくモチベーションが上がってきた。予定の時間には起きれなかったが、猫たちに餌をあげて自宅を出た。姫は北海道に出かけて不在だ。
日暮沢からの大朝日周回はこれまでも行こう行こうと思っていたのだが、林道が崩落して日暮沢まで行けないというのがネックで、今まで後回しになってきた。前はもっと手前で通行止めだった様だが、今回はかなり奥まで車で入ることができた。空いてるスペースに駐車して歩き始めると20分くらいで日暮沢に到着した。小屋には誰もいなかった。ここでトイレを済ませて登り始める。高度が上がるとガスに包まれ視界はない。時折ガスの切れ目から深い谷と色付いた山肌が見え思わず足を止める。これは晴れていれば素晴らしい景色が見れそうだ。ゴロビツの水場で休憩したくらいで、ほとんどノンストップで竜門まで上がると、どこまでも伸びる稜線が登山者を誘っていた。この日は竜門小屋に泊まるか大朝日まで行くか悩んだが、時間も早いので大朝日を目指す。竜門~西朝日~中岳と結構アップダウンがあって疲れた脚に堪える。この間誰にも会うことはなくガスの中を黙々と進む。金玉水で水を補給して小屋に入った。この日は20人ほどの登山者が宿泊した。夜は風音が強かった。
翌朝ザックを小屋前にデポして大朝日に登る。ガスに包まれ視界はなく山頂だけ踏んですぐに下山。銀玉水の手前で雁戸山付近から陽が登った。振り返ると山肌がモルゲンロートに染まっていた。小朝日に登ると山頂からは蔵王連峰~二口山塊の眺望が良い。月山、葉山も見えている。またこの景色を見に来ることを誓って古寺山へと下る。尾根を離れハナヌキとの鞍部に至りハナヌキ峰へ登り返す。この先はまだ歩いたことのないルートだ。人影はなく熊も怖し熊鈴を盛大に鳴らして、大声で”森のクマさん”を歌いながら下った。初めて歩く所は先がわからないだけに不安だが、水音が大きくなり沢が見えた時はホッとした。この先はほとんど水平移動だが、途中で沢に下りて梯子で上り返す箇所があった。やがて林道に出てほどなく日暮沢小屋に着いた。
今回の山行は天気が今一つだったが、朝日連峰の懐の深さを感じた。山形には飯豊もあるし、まだまだ未踏のピークもたくさんあって、まさに山天国だ。朝日連峰テント泊ができないのは残念なところだが、とりあえず来年こそは以東岳~大朝日の縦走を実現したいものだ。(TONO)
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