秋深まる白山、別山を市ノ瀬から周回
- GPS
- 18:06
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 2,620m
- 下り
- 2,624m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:18
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 10:36
天候 | 20日:曇り 21日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
現在、東海北陸自動車道が複車線化工事のため白鳥IC〜飛騨清見ICにおいて夜間通行止め(20時―6時)。土日除くとあるが、土曜の朝は金曜夜から通行止め 158号線の下道で白鳥まで走った 現在、別当出合Pまで車で新入可能 避難小屋: http://www.kagahakusan.jp/file/news.html 室堂白山荘→利用可、現在トイレ棟使用可。11月4日頃まで男子トイレを男女共用に開放。各アクセス道路が冬期閉鎖になる頃にトイレ棟も閉鎖される。水場は近くにあるらしいが、未確認。5分ほどの沢で汲んでいた人も 南竜休憩小屋→冬期避難小屋として利用化。雪が積もると2階の入り口から入るが、梯子はなかった(日光白根山の五色沼の小屋と同じ)。すぐ横に沢あり 殿ヶ池避難小屋→利用可。トイレ使用不可。水場なし。雪が積もったら入口は開かない チブリ避難小屋→利用可、トイレもOK。水場なし |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは市ノ瀬ビジターセンター前にある 市ノ瀬Pから六万山: 尾根まで結構な急登で鬱蒼とした森の中を進む。踏み跡は少ないが、道は明瞭で迷うことはない。段差の大きいところが数か所ある 六万山から別当坂分岐: 尾根伝いに進む。道は明瞭で危険個所はない。大岩の間を抜けていく箇所が数か所ある。登山道が濡れているときは、木の根、木道、木の階段が滑るので要注意 別当坂分岐から黒ボコ岩: 尾根をひたすら登る。分岐からは観光新道になり非常によく整備されている。殿ヶ池避難小屋までは、比較的緩やかに登り、そこから黒ボコ岩までは若干急登。なお、殿ヶ池小屋は現在トイレ使用禁止。市ノ瀬Pから黒ボコ岩までの道に水場はない 黒ボコ岩から室堂: 弥陀ヶ原の木道を進み、その後にハイマツ帯を登ると室堂に着く 室堂から御前峰: 神社の横を抜けてハイマツ帯を上がる。良く整備されている 室堂から南竜道分岐: もっともメジャーな砂防新道から上がってくる道を下る。十二曲りの石畳みが所々凍結しているので注意。延命水はものすごく細い。すぐ上の沢の水をがぶ飲みした方がはやい 南竜道分岐から南竜荘: 基本的にトラバース道。最後は緩やかに下る。分岐から入ってすぐに、1か所登り返しで幅の狭いところを通る 南竜荘から油坂の頭: キャンプ場手前を右に入るが、キャンプ場を抜けても先で合流する。しばらく水平に進んだ後に南谷へ下る。沢を渡渉したら油坂の急登。別山さらには猿壁登山口近くに下るまで水場はないので南谷の沢でしっかり調達すること 油坂の頭から別山: 数回大小のアップダウンを繰り返す。途中、白山から別山方向への場合は左側、別山から白山方面へは右側に登山道が崩落している個所が数か所あるので要注意 別山からチブリ避難小屋: 御舎利山から劇下りだが、登山道は良く整備されている。山と高原地図では1時間となっているが、普通に歩くとCT以上に時間を要する チブリ避難小屋から市ノ瀬P: 総じて歩きやすい登山道を下る。かなり長い下りなので、時間と体力に余裕を持たせておくこと |
その他周辺情報 | コンビニ: 岐阜県側から157号線でアクセスした場合、勝山の町にファミマが左右に2軒ある。これ以外にはない 日帰り温泉: 白山温泉 永井旅館:市ノ瀬にある。素朴で小さいが、きれいで趣がある。私はここを利用した。貸し切りだった。洗い場5つ。076−259−2339。11−20時頃、600円。今月末で冬期休業に入るとのこと http://www.hakusan-nagai.jp/nagai_ryokan 白峰温泉 総湯:市ノ瀬から20キロほど下る。大きな施設 076−259−2839。 10−21時、650円 http://www.shiramine-m.com/ |
写真
感想
そろそろあちらこちらで小屋じまい。避難小屋を利用して1泊で出かけたいなと考えていた。天気予報は日曜日が晴れで、土曜は曇り。何とか行けそうなので、室堂の避難小屋を利用して、別山から白山を周回することにした。朝3時に起きて身支度しているときに、今週は東海北陸自動車道の夜間通行止め工事が行われていることをふと思いだす。土曜朝だからいいかと思ったが、念のため調べると金曜夜8時から土曜朝6時までは平日扱いの通行止め
行先を変えて同じアクセス時間で行ける妙高、高妻あたりにでかけ、戸隠キャンプ場で幕営しようかと頭を巡らせ、テン泊装備も車に詰め込む。でも上越の山は土曜は雪になりそうで天候の回復も遅い予報。結局、腹を括って高山から白鳥まで下道を走って市ノ瀬に向かうことにした
結果的には20分ほど余分にかかっただけで市ノ瀬Pに着くことができた(飛ばしすぎなのだが)。途中、勝山市街から157号線にて白山方面に入って数キロ先の人里でクマが道路を横切るのを見る。クマか・・・・
土曜は天候が悪いせいか、別当出合に進む車も多くはなかったが、手前の市ノ瀬Pに至ってはガラガラ。別当出合までマイカーで入れるこの時期に、ここに駐車する人は別山ピストンか釣り人くらいだもんな
別山から入って白山に周回する計画だったが、ただでさえ人の少ない別山にこのガスの中登るのは・・・。来る道すがらクマを見たせいかもしれない。人の多い白山から登って、晴れる日曜日に別山に周回する逆回りの計画に急きょ変更
本当は白山からの下りで一番奥の釈迦新道を下りるつもりだったが、これも前夜にふとネットで調べると、7月の豪雨で登山道がやられ通行禁止になっていることに気づく。やむなく一本手前の尾根、旧加賀禅定道を選択。登りで使うと、途中で観光新道に合流して登山者が増えるのだが、考えてみればそこまではほとんど登山者がいない道で、かえってクマに出会う危険は高かったかも・・
事実、観光新道との合流地点から少し先までは誰とも合わず、日帰り登山者が観光新道を下りてくる頃にやっとスライドするようになった。多くの登山者でにぎわう白山で、釈迦新道や禅定道は静かに山登りを楽しめる登山道だ
さて、禅定道は不思議な木が次々と現れ、木の精霊たちが棲む森の中のようだった。室堂に着くまで予報通り曇りだったが、雨に降られることなく登れたことで御の字。日帰りで下りてくる人たちが、口をそろえて上は雪で寒かったという。モンベルの#0のシュラフを持ってきてよかった(初めて使用したが、ものすごく暖かいと言うほどではなかった。年のせいかな)
白山荘は営業小屋で150名定員。10月16日から営業期間外となり、避難小屋として開放されている。多くの方が入口のある2階部分で梁に頭をぶつけながら寝床を作っていたが、私は立って歩ける1階部分にさっさと下りてスペース確保。後から何人か1階に下りてきた。出入り口へのアクセスに階段を上り下りしなければならないが、1階の中央部にはテーブルとイスがあり、食事もしやすい
この小屋に150名が本当に入れるのかと思うが、5人分位のスペースを一人で使う幸せ。その横の同じ広さにも誰も来ないので、裸になってボディペーパーで汗を拭いて着替えをするなど気楽に過ごすことができた
翌日の日曜日はこれまた天気予報通り素晴らしい天気で、日差しは強いながらも湿度は低く稜線はひんやりした風が吹き、素晴らしい眺めとともに快適な尾根歩きを楽しむことができた
別山からの下りは、嫌になるくらいの長い下りで、逆周りにして本当によかったと痛感した。ロング缶、焼酎、食材など、重い荷物を背負ってこの長い登りの後に別山への最後の急登をやっていたら、その日のうちに室堂まで周回することはできず、油坂を下りきって南竜荘まで登り返すのがやっとだったと思われる。虫の知らせというか、咄嗟に逆回りに変えて大正解だった
久しぶりに避難小屋泊装備の重いザックを背負って縦走した。昨年の谷川山系で主脈縦走から馬蹄形縦走をつないで歩いた時以来のような気がする。あの時は10月なのに東京が真夏日になった暑さのぶり返しで、惨憺たる縦走になってしまったが・・
その前はと言えば、3年前の10月に悪沢、赤石、聖と縦走した南プスかな?
いつまでこんな縦走を続けられるか・・・
それにしても、もう少し事前に下調べをして山に入らないとダメだな。室堂から南竜荘に下る方法は4通りあり、途中まで平瀬道を選択すれば、きれいな紅葉の道を楽しめたようだ。まぁ、最近あまりヤマレコにアクセスする時間がないので、情報収集不足は致し方ないのだが・・・
ベストのコース選択ではなかったかもしれないが、秋山を十分に楽しむことができたことに感謝感謝である
ピンさんこんにちは!
小屋締め直後の冬期開放は間違いなくオイシイとこですね。小屋営業時期には台風やら雨天やらほとんどマトモな週末もなかったので血眼になっていましたがようやく秋雨も少しは落ち着いてきたところでしょうか。おかげで秋がほとんど実感できないままに冬に突入しそうで困ったものです。
前衛峰から見る主峰がカッコよくないハズがないです。主峰はガスっても前衛峰の天気だけはアテておきたい。逆回し大成功ですね!遠回りもこれならお釣り来るってものです。白山行くときはぜひ平瀬から!と思っていたのですが、今年は通行不能でお流れでした。来シーズンの6月7月あたり、裏越後三山にするか白山にするか、また楽しい悩みが出来ました!白山すんごい混みそうですが。
永井旅館、これも間違いないヤツですね。木の浴槽がなんとも温まりそうです。後泊して大寝坊したいものです!
拙い独善的なレコに、いつも来訪いただき、かつ拍手、コメを頂戴して恐縮です
「やっぱり一つ隣」とは言い得て妙です。目指す山にひたすら直登してしまうと、山頂からの景色は見られても、その山の姿が見られませんものね。荒島岳の時も小荒島岳に寄り道して、はじめて荒島岳主峰の姿を眺めることが出来ました
谷川の主脈や馬蹄などもそんな楽しみ方ができるルートです
いろんな登山口からアプローチすることで、違った趣の山容を楽しみたいものです
季節を変え、ルートを変え、いろんな山に行きたいけれど、時間は限られ悩みが増えるというところでしょうか
あっという間に今年の秋山は終わってしまいそうで残念この上なしですね
小屋閉め後は本当に静かになりますね。
縦走、プランはいろいろ立てるのですが実行に移せるのは1/3くらいでしょうか、一期一会じゃありませんが山行ける時は行かないとプラン立てただけで終わってしまいますね。
下調べ、私も未踏の雪山じゃないとあまりしません。
白山のようにルート選べるような山天利行きませんから笑
11月は仕事にゆとり出来るので泊り山行二回充てたいと思います。
トムさん、コメありがとうございました
本当は白山の雪山にも行きたいのですが、登山口までのアクセス道路が閉鎖され、3−4時間は雪道の林道を歩くことになります。それでも行けないかと画策しており、今回の避難小屋の下調べを兼ねた山行になりました
残雪期の越後駒、最高でしょ?
シルバーラインが開通する4月上旬に出掛けるのがベストですね
日帰りピストンも駒の小屋での静かな小屋泊もやりましたが、どちらもいいですね
駒の小屋はバイオトイレのにおいが2階まで上がってきてちょっと気になりましたが、まぁ許容範囲でした。ぜひお出かけください
11月の泊り山行2回、天候が味方することを祈ってます
快晴の素晴らしい景色ですね。
最近の山登り不足の鬱憤を大いに晴らした感じでしょうか。
星空撮影ですが、F(絞り)が3.5と大きい値だったので、集められる光の量が少ないようです。
F値をもっと小さく設定するか、小さく設定できなければF値が小さいレンズを使う必要がありそうです。
F値を小さくできると、集められる光の量が増えて、きれいな星空撮影ができるのだそうです。
ところで、私はまだ避難小屋泊をしたことがないのですが、Pinballさんは夏山を含めて結構活用されてますよね。
今からの時期は閉まっている小屋も多く、避難小屋はいいのかもしれませんね。
結構暖かいと勝手に思っていたのですが、モンベルの#0でちょうどいいくらいだとすると、テント泊より少し暖かいくらいなんですかね。
初の避難小屋泊も検討したいと思います。
eurekapapaさん、いつも適切なアドバイスありがとうございます
横着して付けっぱなしの18mm-300mmズームで撮影しようとしてきましたので、F値は一番小さいのが3.5なのです。やはり星空撮影には広角単焦点レンズ(F2.8以下)を持つ必要がありそうです。純正レンズは高いので、SAMYANGの14mmを注文しようかと迷っています(これでも結構高い!)
小屋泊はテントの分だけ重さと容量を軽減できるので利用しています
構造物の中なので、テントよりは雨風や冷気への耐性が強いです
でも暑さ寒さに関しては、小屋にいる人数によるところが大きいです
大きな小屋に一人だけだと晩秋から春は結構寒いです
GWやSWなど混雑するときは、20人程度の避難小屋が一杯になり、人の熱で暑いくらいでシュラフのジッパー全開です(笑)
あとは鼾ですかね。おっさん率が高いと比例して鼾の数と音量が大きくなります
女性と二人だけの時もありましたが、お互いに妙に気を使い合い、微妙な空気感でした
気楽と言えばテントに勝るものはないですが、意外ときれいな小屋が多いので、ぜひ一度お試しください。特に上越地方や東北地方の避難小屋は快適ですね
裏岩手縦走路にある避難小屋や朝日連峰などの小屋は本当に快適です
また南プスの東海フォレストが運営する小屋もお勧めです
HPで拝見していましたが、遅れました。
小屋じまいのあとは静かそうです。その反面、熊は怖い…、登る前から見たとあればなおさら、気を付けるしかないのですが。
このところ休みに快晴が当たりません。
ジムニーさん、コメありがとうございました!
本当に天候の巡り合わせには悩まされますね
今週末も好天ならぬ荒天のところが多く、山に行けそうもないです
もっとも今週末は自治会の秋祭りに裏方で駆り出されるので、どのみち行けないのですが・・
冬山になってしまう前に1−2回は行きたいところです
お互いに天気の女神が微笑んでくれることを祈りましょう!
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