子檀嶺(こまゆみ)岳 「国宝三重塔」もお薦め
- GPS
- 02:45
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 548m
- 下り
- 548m
コースタイム
11:55林道登山口12:00
12:45子檀嶺岳山頂13:05
13:35林道登山口
14:05駐車場
歩行時間2時間30分
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道143号線から青木村を目指す 「大法寺」の標識を右折し 「大法寺」へ右折せず道なりに「当郷」集落へ 狭い舗装道路を緩やかに上ると集落のはずれ右側に5台程の駐車場あり 道は更に延び登山口に達している。 積雪、凍結状況によってはこの駐車場に止めた方が無難 当日も登山口付近の林道には車の通行した形跡なし |
コース状況/ 危険箇所等 |
昨夜の降雪で林道付近から15センチ程の積雪 登山道は北斜面(稜線付近急坂)なので登山口でアイゼン(6本)装着 山頂は日当たりが良く、溶けて地面が見えるくらいでした やはり、例年に比べ雪が少なく、凍結の心配も少ないですが 北側急斜面、凍結箇所が雪に覆われ、見えないので アイゼンを付けた方が安心して歩けます |
写真
感想
冷蔵庫の中に油揚が三枚、これで何か作れないかと思いついたのは炊き込みご飯。
人参と鶏肉とジャガイモ(冷蔵庫の中にあったもの)とで炊きあげました。
なんて、主婦は出かける直前まであれこれ忙しいのですが
それでも、今日も手近な山頂を目指します。
自宅付近は北から張り出した雲が迫り、雪も舞っています。
晴れた山頂に立つにはやはり南へ向かうしかありません。
時間がもったいないので行きは高速を使います。
坂城ICを降りると千曲川沿いに雪はなく、陽光が眩しいほどです。
見えない天候の境目がこの辺にあるようです。
なぜこうも違うのか、もどかしくなるくらいです。
坂城ICからそのまま18号線を走ると渋滞に巻き込まれることがしばしば。
「ねずみ橋通り」交差点で右折、千曲川を渡ってすぐ左折します。
「岩鼻」の垂壁を貫通するトンネルは快適です。
国道18号線の渋滞を避ける為に頻繁に使っています。
最近、道の駅も新設され、ますます便利になりました。
道の駅を過ぎ、右折し4車線道路を走れば渋滞に遭うことなく143号に入れます
国道143号線からの眺めは素晴らしく、
正面右に夫神岳、左にきれいな円錐形に見える女神岳。
塩田平の山々が一望(運転注意!ですが)大好きな道です。
それに晴天率の高さは甲府盆地に匹敵するのではないでしょうか?
たとえ周辺地域で雨が降っていても塩田平上空が晴れている時が多いのです。
ことに冬は雪が少なく(寒さはありますが)登る山のない時期、助かります。
駐車場には誰も居ないと思いの外、先行車3台ありました。
出発するところへ単独男性が下山してきたので様子を聞くと
林道から上の登山道はアイゼンがあった方がよいとのこと。
スーパー長靴は手間が省けるので迷いましたが、皮靴で出発。
今日は今季初の6本アイゼンを登場させなくては、訓練になりません。
竹林を抜け急斜面にかかると立派な松の木が目につき始めます。
松茸の産地ですから11月終わり頃までは遠慮する山。
一昨年程ではなかったようですが、昨年も松茸が沢山採れ、
地元の小学校の給食に出されたというニュース、羨ましい話です。
雑木林の陽だまりに「強清水」の分岐の標識があります。
急斜面の沢に湧水があるのですが、時として水量が少ない時も。
今日は沢を下る水音がさわやかに聞こえていました。
そんな音を聞きながら、陽だまりの中でコーヒーブレイク!
正に体の感覚全てを使って楽しんでいるような嬉しさを実感します。
午後から晴れる確率が高いとの予報通り
次第に青空の占める割合が広くなってきて、心が弾みます。
出会ったのは下山者三人いずれの方も単独男性でした。
中には、スーパー長靴着用の方がいて山慣れした地元の方とお見受けしました。
この時期、今日は大勢の登山者に出会ったと言えるかも。
山頂独占!いつもなら、山頂で数組の登山者と行き合うのですが。
いくら眺めても見飽きることのない足下の穏やかな塩田平の風景です。
この山に登るのも何回目でしょうか?
何回来ても良い山、気が向いたらすぐに来られる山。
見上げる山頂はなかなか人を寄せ付けないように見えるのですが…
高校生の時、憧れの山でした。
稜線の東峰との分岐まで下った地点で単独の男性に会いました。
先刻、集落の入り口付近を歩いていた方です。
青木村の道の駅に駐車し、あえて歩いてこられたとのこと、尊敬に値する方です。
きっと訓練なのでしょうか、日帰りにしては随分大きなザックを背負っておいででした。
時間を惜しむあまり、大切なことを忘れていた自分に気づかせていただきました。
いつか…(といってもそんなに先ではないと思います)専ら自分の足で山歩きをしたい、
そんな夢を抱かせていただいた方でした。
余談になりますが、子檀嶺岳に登った後
時間に余裕があり、寺院や仏像などに興味のある方は
是非、国宝「大法寺三重塔」、「十一面観音像」を訪ねられることをお勧めします。
緩やかな山際の陽だまりに建てられている、端正な美しい塔です。
一見の価値はあるかと思います。ひっそり静まりかえる境内、何回来ても心が癒されます。
石段の下から見上げる三重のひさしが美しく特に印象的。
歳月を経て、極彩色が剥がれ落ち、木の本来の色に戻った現在に惹かれます。
コメント
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この不況の折になんと贅沢な話
感想の前半、kyom4さんの地元ならではの抜け道案内の痛快さに笑ってしまいました
そういえば昔箱根 で車通勤でしたが、盆・正月も通勤時間の変わらない裏道がありましたよ
訓練と書かれましたが、五感で山を受け止めている様子が感じられてkym4さんの心の余裕 を見た思いです。
居心地のいい山なんですね
monsieurさん、こんばんわ、コメント有難うございます。フランス人とご一緒した記録、読ませていただいて、フランス語で話していたのかななんて本気で思っていました だってnameがmonsieurさんですからね
坊村からの武奈ケ岳もたった今読ませていただいたところです。小さな一歩、それが千里の道になるのですよね だから山は楽しくて止められない(多少自虐的かもしれないkyom4です )
武奈ケ岳、懐かしいですそれにしても積雪、凄いんですね、驚きました。高速4時間は辛かったけれど、本当に行って良かったなと思います。次の計画が頭の中でぐるぐる廻ってますが、今のところお財布と相談しています
そうそう、後でネットで見たのですが、花折峠に鯖寿司の結構有名なお店があるようですね
寄らなかったことが悔やまれてなりません(食いしん坊のkyom4でもあります)
子檀嶺(こまゆみ)岳、こちらではあまり馴染みのない山ですが、いい山ですね。
さて、この冬に新調したアイゼンは急登の登りと下りでは効果抜群でしたが、足跡のない雪道ではスパー長靴の方がいいのではないかと思いました。
養老では己の体力のなさを痛感すると共に、寒さに負けました。
今週は御在所でリベンジの予定です。(天気次第ですが・・・)
それにしても、松茸の給食とは贅沢ですね。羨ましい。
子檀嶺岳は「信州の鎌倉」と呼ばれる塩田平の北から里を見下ろす本当に魅力的な里山なんです
もし神社・仏閣にご興味があれば、他にも素晴らしい塔がありますので是非お越しください
また、別所温泉というとてもよい温泉もあります。
スーパー長靴は最近愛用しています。
蓼科山で「それ何?」と質問された時には、たじたじでしたが…
おっしゃるように足跡のない雪道では歩きやすいかと思います。
こちらでは、毎年松茸の収穫期には学校給食の話題がニュースで流れるんですよ
小学校に入りたいくらいです
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