武平峠、コクイ谷からお金明神、帰りは地獄谷
- GPS
- 09:11
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 953m
- 下り
- 950m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小峠からクラシ谷出合までかなり時間を要してしまった。最初は踏み跡を快調に進めたが、途中からルートが分かりづらく、踏み跡をたどって、不安定な土地の斜面を高巻いたり、下降したり、どこでも進めそうな広い灌木帯だったり、垂れた木々にも難儀した。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
武平トンネル西登山口6:49−沢谷峠7:20−クラ谷分岐7:28−コクイ谷出合8:53−上水晶谷出合左岸分岐9:04−
上水晶谷出合9:13−タケ沢出合9:34−クラシ谷出会9:52−オゾ谷出会10:03−大瀞10:17−お金谷出合10:37−
10:54お金明神11:16−お金谷出合11:26−大瀞11:44−オゾ谷出会12:11−クラシ谷出会12:20−タケ沢出合12:31−
上水晶谷出合12:57−上水晶谷出合左岸分岐13:06−上水晶谷出合13:08−地獄谷出合13:39−望湖台14:50−
14:55御在所山15:06−武平峠15:46−武平トンネル西登山口15:54
先週の下ノ廊下で頑張りすぎて、体のあちこちに痛みが・・・。固まっているのは良くないので、少し動かして回復を早めようと、山登り (^’^) 。
廃村茨川から藤原岳にしようかとも思ったが、今回は明神さん詣りに決定。一度もお詣りしてない、お金明神さん。
さて、どこから行くか。朝明からよく登られるようが、私は行き慣れた武平峠からピストンしようと思う。同じ道は面白くないので、沢谷からコクイ谷、上水晶谷、大瀞を経由して登り、帰りは上水晶谷から地獄谷を登って御在所岳から武平峠に降りる。お金明神からクラジャン、イブネ経由も魅力的だが、私には時間がかかり過ぎ、体力も持たない。上記のコースでも辛かったら途中でエスケープすることにして出発。今日は息子の早発ちのおかげでスタートが早い。6:30で駐車場は満員御礼。鈴鹿スカイラインの路肩にもすでに多数の駐車が見られた。今日は良い天気だし、みなさん、早いねえ。
沢谷峠、クラ谷分岐までは西にひたすらトラバース。荒れた個所は盍くが、字土壌は柔らかく、結構気を遣う。あまり好きじゃないな。ペースは快調で、「神崎川」の看板から右の沢谷に下る。前に居た若者の集団、途中で先に行かせていただいたベテランさん2名は雨乞岳に向かったようだ。沢谷を下降すると、左に立派な滝が見えたが、全貌は見えない。予定より早めのスタートで、ペースも悪くなかったので、クラ谷との合流点まで下降したところで、沢谷をヘツって遡上し、滝のふもとまで行った。立派な滝を下から眺めて気が済んだ。さら、元の合流点に戻って、コクイ谷を下降する。一応バリエーションで、迷ったり、トラブルが起きたりしているみたいなので気を付ける。
下ると、ルートの岩が濡れている。先行者がいらっしゃるみたい。しばらく行くと黒谷に、メットにハーネス、ロープ装着の男女の方が居られた。谷を何度も渡渉を繰り返す。途中から沢を離れた踏み跡にマークがあるが、それでは面白くないので、できるだけ沢を下る。途中に石垣があり、ビンや空き缶が散乱している。焚火の後もある。以前にこの辺で炭焼きされていた方の名残だろうか。単なるキャンパーのゴミだったら許せないな。滝まで道草したり、谷筋の遡行を楽しんだものだから、コクイ谷出合まで時間がかかってしまった。コクイ谷出合でも前方に3名の方を見かけたが、杉峠へ向かわれた。私は右折して上水晶谷を目指す。緩やかな登りで、向こうからトレランの男女3名が飛ばして降りてくる。日焼けした筋肉質の太い太もも(先頭の男性ダヨ)、はつらつとした女性2人が続く。あんなふうに走れたらきっと楽しいだろうなあ。私は結構、足首の筋を伸ばし気味になったりしやすい。筋は鍛えられないので、周りの筋肉をつけると少しは強くなるのかなあ、でも足首って、どうして鍛える?など、いろいろ考える。
そのうちに、小峠への分岐点となり、左折して緩やかに下る。地図では破線だが、踏み跡はしっかりしており、葉の落ちた広葉樹を見ながら進む。ちょっと、道迷いしながら、対岸に渡渉。ヌメッた岩に足を置いてしまってトボンしたが、幸い浸水は免れた。ここからクラシ谷出合までかなり時間を要してしまった。最初は踏み跡を快調に進めたが、途中からルートが分かりづらく、踏み跡をたどって、不安定な土地の斜面を高巻いたり、下降したり、どこでも進めそうな広い灌木帯だったり、垂れた木々にも難儀した。
クラシ谷出合くらいからは、テープも見つかり、正しいルートを進むことが出来たが、結構ルートが見にくかった。小谷を通過する際には、下の神崎川からかなり高度を上げての不安定な通過や、木の幹を掴んでの通過など、結構危険なところも数カ所あった。スケールは違えど、下ノ廊下みたいで、落下すれば大ケガしそうだ。
大瀞前後から表示が増えて、テープもしっかり見えてきた。お金谷出合から沢を登り始める。左から回り込んで、右に見えるはず。テープはしっかりついている。上から降りてくる数名のパーティーがいらしたので、お金明神へのルートを確認のために聞くと、右は危ないから、左から登り、白テープが二重に付けられているところから、右に登ってください、とのこと。情報通りだが、現場でのアドバイスはとてもありがたい。それにしたがって、軟らかい土の登りに気遣いながら、右に進路を取ると、明神さんらしき岩塊がみえてきた。写真で何度も見た明神さんには程遠いが特異な形の岩塊だ。たしか、上から眺めるらしいので、岩塊を左から回り込むように登る。登るにつれて姿が変わるのが面白い。上まで登ると、ようやくまみえた、明神様のお顔。大魔神(古い!)や鳥の姿の湯婆婆に近い(もっとうまい形容が出来ないものか)。誰が見ても神々しいたたずまい。御賽銭を置いて、お願いをして、ここでコンビニのおにぎり2個食べて小休止。この頃、赤飯おこわにハマっている。適度な塩味、しっかりした食感、良い腹持ち。クセになってしまった。
さて、ここが本日の目的地なのだが、上を見ると青空、稜線は近い。神崎川のルートが予想より印象悪かったので、そのまま登って、お金峠、クラジャン、イブネへ行くことを再び考える。でも、登れば降りてくるのに時間がかかることは間違いないし、最後に地獄谷の登りが待っている。このまま降りて、早めに右岸に渡渉して鈴鹿の上高地を行けば、行きほどの時間はかからないと考え、ここは登りたい気持ちを我慢して、後ろ髪(そんなのないゾ)をひかれながら下降する。お金谷出合から進むとルートがわかりやすい。紛らわしい個所も、先にしっかりテープが見える。はて、と思って180℃振り返ると、こちらからはルートがわかりにくい。テープも見えない。きっと、神崎川を南下(遡上)しながら目印を設置されたのではないか。そのため、北上するといくつも踏み跡がみえて混乱してしまうのではないか、そんな気がした。
途中で神崎川に出て、真っ白い巨岩の河原を楽しんだあと初老のご夫婦と少し話して、さらに南下して、根の平峠への分岐の先で渡渉して、鈴鹿の上高地へ。ここにはテントも張られていた。広葉樹は落ちているが良い雰囲気。あと2週間ほど前だったらよかったのかも。テン泊したらいいだろうなあ。
上水晶谷を登り返し、しばらく行くと、地獄谷の出合。いよいよ、地獄谷の登り。ここもバリエーション。でも、最初はしっかりテープがつけてある。途中、Hello Kittyのバルーンもある。これ、すごく目立っていてわかりやすい。気分も楽しくなる。どなたか知らないけど、ありがとう。
最初に大きめの滝があり、そのあとは滑滝。苔がついていて滑りやすいので注意して登る。ピンクテープは右岸の高巻きを示す個所もあるが、そこで滑り落ちるとかえって危険なので、できるだけ、谷の本流を遡る。事前調査の通り、水流が減り、大きな岩の左側を登る。再び現れた大きな岩には赤ペンキで○印。ここから一時、テープが見当たらないが、上方の岩場を目指して急斜面をハーハー言いながら登る。本日のまともな登りは、お金明神への登りとここだけなのだが、最後の登りが結構きつい。人の声がしてきて、岩場を左から巻き込むと、山頂の望湖台に飛び出した。ここでは、観光客がたくさん居るので、へばった格好は見せられない。さも、まったく疲れが無いかのようにシャキッと歩いた。・・・煩悩だなあ。
山頂でパンを食べて、武平峠に下降したが途中の岩場、案外、緊張した。
今回の目的は、山行で疲労した筋肉や関節を少し動かして回復を早めるはずだったが、貧乏性で手ごたえのあるコースを盛り沢山にしたために、かえって疲労と体の痛みを増長させる結果となった。 この一週間の仕事と家事がきつそうだ。 来週は休もうっと。(ほんとか?)
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