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Yamareco

記録ID: 164909
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

赤牛岳・水晶岳・鷲羽岳(読売新道→小池新道)

2009年09月06日(日) ~ 2009年09月08日(火)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
45.4km
登り
2,930m
下り
3,417m

コースタイム

9月6日(日)
黒四ダム8:08-10:51平ノ小屋  12:10渡船12:20  平ノ渡し12:22-13:52奥黒部ヒュッテ
9月7日(月)
奥黒部ヒュッテ4:04-8:49赤牛岳9:26-12:20水晶岳13:05-13:38水晶小屋
9月8日(火)
水晶小屋5:59-6:53鷲羽岳7:02-7:35三俣山荘7:50-8:23三俣蓮華岳8:34-10:09双六小屋
双六小屋10:30-11:37鏡平山荘11:56-13:47わさび平小屋14:26-15:22新穂高温泉

天候 9月6日(日)  晴れ
9月7日(月)  晴れ
9月8日(火)  晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
9月5日(土) 信濃大町の旅館に前泊
     ※あずさ25号が約50分遅れ。
9月6日(日) 信濃大町6:15発のバスにて扇沢まで。
コース状況/
危険箇所等
◆読売新道
思ったより道がはっきりしていたので助かった。確かに、木の根っこなど大きいも
のもあったが特に気にならなかった。
奥黒部ヒュッテから1/8標識までがけっこう時間がかかった。(約50分)
5/8の標識を過ぎたところから展望が良くなってきた。それまでは樹林帯の歩行。
山頂近くになると岩場が出てくるが、視界のきかないときは厳しいかも。
赤牛岳までこの日は誰にも会わなかった。
◆平ノ小屋
ここで昼食を注文し食べたが、対応も良く、いずれ針ノ木古道を行く時、ここを
拠点にしようと思った。
◆奥黒部ヒュッテ
風呂付(石鹸、シャンプーあり) 食事、部屋も含めてとても良い小屋。
この日は、自分を含めて10人弱。
◆水晶小屋
この日は激込み。蒲団1枚に2人。台風が近づいていたので皆さん、日程を前倒しに
されたよう。
水のない小屋なので、進路別で量と値段が異なる。
水晶小屋から読売新道方面は1箸泙婆砧繊それ以外は1箸泙\100 
                          それ以上1\300
このころなので薄手のダウンジャケット、フリース等必要。
◆飲んだ水
黒部湖 → 奥黒部ヒュッテ = 1
奥黒部ヒュッテ → 赤牛岳 = 1,5
赤牛岳 → 水晶小屋    = 1,5
水晶小屋 → 新穂高温泉  = 1箸鬚發辰峠佝
         三俣山荘、双六小屋、わさび平小屋で無料で補給し1箸砲垢
◆平湯バスターミナルで乗り換えて松本まで。
 乗換のときにBTの温泉に入りました。\600で設備も十分でした。

黒部ダムから赤牛岳です。
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黒部ダムから赤牛岳です。
桟道です。
平ノ小屋です。
渡船です。
釣れました。
しっかりとした桟道です。
しっかりとした桟道です。
黒部湖の最奥部です。
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黒部湖の最奥部です。
奥黒部ヒュッテに着きました。
奥黒部ヒュッテに着きました。
風呂付の小屋です。
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風呂付の小屋です。
夕食です。
5/8標識まで来ました。
5/8標識まで来ました。
あれが山頂(?)です。
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あれが山頂(?)です。
山頂に着きました。
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山頂に着きました。
黒部湖と白馬三山です。
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黒部湖と白馬三山です。
黒部五郎岳です。
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黒部五郎岳です。
立山です。
水晶岳です。
雲ノ平と黒部五郎岳です。
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雲ノ平と黒部五郎岳です。
赤牛岳を振り返ります。
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赤牛岳を振り返ります。
薬師岳です。
水晶岳に着きました。
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水晶岳に着きました。
水晶小屋まで来ました。
水晶小屋まで来ました。
鷲羽岳と右手に小さく笠ヶ岳が見えます。
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鷲羽岳と右手に小さく笠ヶ岳が見えます。
鷲羽岳山頂です。
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鷲羽岳山頂です。
三俣山荘と三俣蓮華岳です。
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三俣山荘と三俣蓮華岳です。
三俣蓮華岳に着きました。
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三俣蓮華岳に着きました。
笠ヶ岳です。
雷鳥がいました。
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雷鳥がいました。
双六岳に着きました。
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双六岳に着きました。
感動の一本道!
水晶岳と鷲羽岳が連なっています。
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水晶岳と鷲羽岳が連なっています。
双六小屋に着きました。
双六小屋に着きました。
双六小屋を後に。
後ろには鷲羽岳がドーンと。
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双六小屋を後に。
後ろには鷲羽岳がドーンと。
穂高連峰です。
縦走路から鏡平山荘が見えます。
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縦走路から鏡平山荘が見えます。
ここから下降します。
槍ヶ岳がよく見えます。
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ここから下降します。
槍ヶ岳がよく見えます。
鏡平山荘に着きました。
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鏡平山荘に着きました。
鏡池から槍ヶ岳が綺麗に見えています。
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鏡池から槍ヶ岳が綺麗に見えています。
小池新道を下って新穂高温泉に。
小池新道を下って新穂高温泉に。
終了です。

感想

この年(2009年)の7月に百名山を完登し、8月にはジャンダルム(奥穂→西穂)と裏剱(剣沢、
仙人池、雲切新道、水平歩道)と山行を重ね今回、読売新道を登り赤牛岳登頂を目指します。
降りる先は新穂高温泉です。

ある山小屋でご一緒させてもらったベテランの方が、北アルプス三大急登に対して
「新北アルプス三大急登」とも「北アルプス三大新道」とも言われていたのが、雲
切新道、笠新道、そしてこの読売新道でした。笠新道は昨年、日帰りピストンをやって
いるので読売新道を終わらせば「北アルプス三大新道」は完了です。

◆黒部ダム〜奥黒部ヒュッテ
黒部ダムからロッジくろよんまでは一般観光客も普通に入れる道です。
ロッジくろよんから平ノ小屋までは登山道になります。木製の桟橋がいくつも設置
してあります。雨だと滑る可能性がありますので要注意です。
平ノ小屋に着いて次の船の便まで約1時間20分待ちました。その間、小屋で昼食を
食べました。
当日朝の出発では、船に間に合わない危険性があったので、信濃大町に前泊しまし
たが、結果的には大丈夫でした。次に渡船を利用するとしたら、針ノ木古道から
船窪小屋に行く山行になると思います。

奥黒部ヒュッテは14時前に着きました。ここでは、読売新道を降りてこられた単独
の若い男性、同じく二人組のベテラン男女の計4人で小屋前のベンチで酒盛りを夕食
まで延々としました。登山に持っていく道具や食料の話しから、栂海新道の話し、
室堂山荘にいるという名物の常連さんの話しなど多岐に渡りました。栂海新道につ
いては、標高2,500mから降りて日本海にタッチ!が感動があるのでは、というアド
バイスをいただきました。

夕食でご一緒だった女性二人組は、黒部ダムから一緒でした。年配の方が明日、
赤牛岳を登れば三百名山完登ということでした。前祝いで盛り上がりました。

◆奥黒部ヒュッテ〜水晶小屋
読売新道は悪路という話しでしたが、道もはっきりしており特に恐怖に感じる箇所
もなく歩けましたが、山頂近くの岩場は目印も少なく悪天候のときは道を失いやす
いと思います。(6/8標識〜山頂)

赤牛岳に着いて余韻に浸っていると、二人組の女性が水晶小屋から軽荷で来ました。
ここまでは、誰とも会いませんでしたがここからはそれなりに登山者と会いました。
赤牛岳は水晶小屋からピストンし、読売新道は避けるのが通常パターンのようです。
赤牛岳から水晶小屋までの間は、北アルプスがグルッと見える大展望の縦走路で完
全に歩みがゆっくりとなりました。本当に素晴らしい景観でした。

水晶小屋に着くと、今日は激込みとのこと。台風が近づいているので皆さん、日程
を前倒しにさているようです。支配人の息子さん(約6ヶ月)がいました。大きな声で
泣いたりせずお利口さんにしているそうです。

何人かの人と話しをしましたが、読売新道を上がってきたのは私一人(三百名山の方
はピストン)で明日、降りる人は単独の3人(?)ぐらい。大多数が裏銀座縦走の方ば
かりでした。
「どこから来たの?」と聞かれ「読売新道です」と答えると「おーっ!」というこ
とで少し得意げになりました。

◆水晶小屋〜新穂高温泉
この年の7月にブナ立尾根→水晶岳→鷲羽岳→黒部五郎岳→薬師岳と百名山ラストの
山行をかけたとき、水晶、鷲羽は豪雨、黒部五郎は曇りと悲惨な状況でしたが、そ
の時とはうって変わっての快晴。特に悲惨な思いをした三俣蓮華岳では、360度の
大展望。あの時なにも見えなかったが見えるとこうなるのかと思うと涙がでてきそ
うでした。それほど素晴らしい景観でした。

新穂高温泉までは、三俣山荘・双六小屋・鏡平山荘・わさび平小屋と要所に小屋が
ありましたので、水も少なめ、食料なしで荷物を軽くして歩けました。

相変わらずの好天で、鏡平を目指して急ぎました。何と言っても鏡池越しに見る槍
ヶ岳。この絶景を見るには最大のチャンス。今は快晴でもこの後ガスが出てくる可
能性もあります。とにかく急ぎました。そして、無事にお目にかかることができま
した。翌年2010年8月に小池新道を登って西鎌尾根のルートをとったときは、ガスが
でていたので、この景色を見ることはできませんでした。

水晶小屋から新穂高温泉までは休憩込みで約9時間30分。疲れはしましたが、好天と
絶景に恵まれた山行で北アルプスの素晴らしさを堪能することができました。

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