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Yamareco

記録ID: 1660078
全員に公開
アルパインクライミング
御在所・鎌ヶ岳

御在所ヴィアフェラータから富士見尾根(まさかの積雪クライミング)

2018年11月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
ぽちにーさん その他1人
GPS
06:40
距離
7.9km
登り
866m
下り
865m

コースタイム

日帰り
山行
5:39
休憩
1:01
合計
6:40
距離 7.9km 登り 866m 下り 870m
9:33
9:35
153
12:08
24
12:32
13:30
44
14:24
28
14:52
14:53
21
15:14
26
15:40
御在所岳裏道国道入口
天候 晴れ後曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ヴィアフェラータ上部から積雪(中道七合目は積雪)
朝起きてみたら、まさかの雪が載ってるじゃない
2018年11月24日 06:52撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 6:52
朝起きてみたら、まさかの雪が載ってるじゃない
裏登山道入り口近くのPAより伊勢湾
2018年11月24日 07:13撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
1
11/24 7:13
裏登山道入り口近くのPAより伊勢湾
裏登山道から藤内小屋へ
2018年11月24日 08:59撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 8:59
裏登山道から藤内小屋へ
巨大な土石流防止の中をくぐっていく
2018年11月24日 09:07撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 9:07
巨大な土石流防止の中をくぐっていく
沢を2回、渡り返す
2018年11月24日 09:13撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 9:13
沢を2回、渡り返す
2018年11月24日 09:17撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 9:17
?年ぶりの藤内小屋
2018年11月24日 09:34撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 9:34
?年ぶりの藤内小屋
今日登るのは中央の尾根のはず
2018年11月24日 09:35撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 9:35
今日登るのは中央の尾根のはず
青空が気持ち良い
2018年11月24日 09:38撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 9:38
青空が気持ち良い
小屋から10分ほどで兎の耳
この岩を過ぎて間もなく、右岸から尾根に取り付く
2018年11月24日 09:46撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
1
11/24 9:46
小屋から10分ほどで兎の耳
この岩を過ぎて間もなく、右岸から尾根に取り付く
取り付きに少々迷ったものの、なんとかルートを発見
いきなり岩に鉄ステップが
必要あるの?
2018年11月24日 10:21撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:21
取り付きに少々迷ったものの、なんとかルートを発見
いきなり岩に鉄ステップが
必要あるの?
壁の基部をトラバースすると、
2018年11月24日 10:26撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
1
11/24 10:26
壁の基部をトラバースすると、
ステップが埋設された壁が出てくる
陽の射さない壁に設置された鉄製のステップは冷たくて辛い
2018年11月24日 10:27撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:27
ステップが埋設された壁が出てくる
陽の射さない壁に設置された鉄製のステップは冷たくて辛い
ステップが濡れていて滑りやすかったため、用心してワイヤーにセルフビレイを取って登っていく
2018年11月24日 10:27撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:27
ステップが濡れていて滑りやすかったため、用心してワイヤーにセルフビレイを取って登っていく
ステンレスワイヤーが設置された壁を登っていく
卦薜
2018年11月24日 10:35撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:35
ステンレスワイヤーが設置された壁を登っていく
卦薜
2018年11月24日 10:37撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
1
11/24 10:37
薄被りのスラブ岩塔にボルトが打たれていた
13以上ありそう、私には無理
2018年11月24日 10:40撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:40
薄被りのスラブ岩塔にボルトが打たれていた
13以上ありそう、私には無理
岩塔の間をすり抜けていく
2018年11月24日 10:40撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
1
11/24 10:40
岩塔の間をすり抜けていく
ちょっぴりボルダーチック
2018年11月24日 10:43撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
2
11/24 10:43
ちょっぴりボルダーチック
背後に視界が広がってきた
2018年11月24日 10:50撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:50
背後に視界が広がってきた
樹林帯に一旦入る
2018年11月24日 10:51撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:51
樹林帯に一旦入る
心配していた雪が出てきた
2018年11月24日 10:56撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:56
心配していた雪が出てきた
容易な岩場を越えていく
風化したザレが少々鬱陶しい
2018年11月24日 10:56撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 10:56
容易な岩場を越えていく
風化したザレが少々鬱陶しい
藤内壁側の眺め
2018年11月24日 10:58撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
2
11/24 10:58
藤内壁側の眺め
中道の七合目に出て、ヴィアフェラータ終了
実質40分くらい
若干雪が残っている
2018年11月24日 11:07撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 11:07
中道の七合目に出て、ヴィアフェラータ終了
実質40分くらい
若干雪が残っている
登ってきた尾根
2018年11月24日 11:10撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 11:10
登ってきた尾根
雪だるま有り
2018年11月24日 11:14撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 11:14
雪だるま有り
この岩峰を過ぎて中道登山道は右手にトラバースしていく
今回はこの尾根(富士見尾根と言うらしい)を直登する予定
2018年11月24日 11:28撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 11:28
この岩峰を過ぎて中道登山道は右手にトラバースしていく
今回はこの尾根(富士見尾根と言うらしい)を直登する予定
直登ルートらしきところに踏み入ると、遭難慰霊碑のプレート
この辺りから急に雪の世界となる
2018年11月24日 11:31撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
1
11/24 11:31
直登ルートらしきところに踏み入ると、遭難慰霊碑のプレート
この辺りから急に雪の世界となる
このクラックを登っていくらしいのだが、雪が付いて状態が悪い。-くらいに思われる。
あきらめて左隣の凹状を登ることにした
2018年11月24日 11:31撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 11:31
このクラックを登っていくらしいのだが、雪が付いて状態が悪い。-くらいに思われる。
あきらめて左隣の凹状を登ることにした
左のクラックルートも出だしが被っていて着雪もあり、少々悪い。
抜け口は写真左の雪のステップに移る箇所がやや悪く、全体としてグレードは個度か。
手袋で着雪したクラックにジャミング、アプローチシューズで登っているので、なかなかシビア。
2018年11月24日 11:41撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
1
11/24 11:41
左のクラックルートも出だしが被っていて着雪もあり、少々悪い。
抜け口は写真左の雪のステップに移る箇所がやや悪く、全体としてグレードは個度か。
手袋で着雪したクラックにジャミング、アプローチシューズで登っているので、なかなかシビア。
大きなハングに頭を押さえられて、雪のバンドをトラバースする。
ツルっと滑るとヤバい
2018年11月24日 11:52撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 11:52
大きなハングに頭を押さえられて、雪のバンドをトラバースする。
ツルっと滑るとヤバい
雪の付いたスラブがいやらしい
2018年11月24日 11:52撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 11:52
雪の付いたスラブがいやらしい
今登ってきた尾根
中央の岩頭から登ってきた
2018年11月24日 11:56撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 11:56
今登ってきた尾根
中央の岩頭から登ってきた
最後のスラブ壁
濡れていてとても登れないので、右手のブッシュと岩のコンタクトラインを登る。最後は右手に逃げた
2018年11月24日 12:05撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 12:05
最後のスラブ壁
濡れていてとても登れないので、右手のブッシュと岩のコンタクトラインを登る。最後は右手に逃げた
まさかの雪のクライミング、富士見岩の展望台に到着してようやく終わった。
中央に見えるヴィアフェラータの岩峰から左側に続く富士見尾根が見渡せた。
2018年11月24日 12:08撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 12:08
まさかの雪のクライミング、富士見岩の展望台に到着してようやく終わった。
中央に見えるヴィアフェラータの岩峰から左側に続く富士見尾根が見渡せた。
御在所スキー場、まだスキーができるほどではないけども
2018年11月24日 12:16撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 12:16
御在所スキー場、まだスキーができるほどではないけども
寒々しい御在所岳に到着
こんなに天気が悪くなるのだっけ?
2018年11月24日 12:33撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
1
11/24 12:33
寒々しい御在所岳に到着
こんなに天気が悪くなるのだっけ?
天気が回復してくることを信じて時間をつぶす
2018年11月24日 13:04撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
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11/24 13:04
天気が回復してくることを信じて時間をつぶす
少しずつガスが取れて
2018年11月24日 13:04撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 13:04
少しずつガスが取れて
待った甲斐あって、だいぶ晴れてきました
2018年11月24日 13:09撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 13:09
待った甲斐あって、だいぶ晴れてきました
御在所の頂上は観光地です
2018年11月24日 13:10撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 13:10
御在所の頂上は観光地です
山麓は日差しがありそう
2018年11月24日 13:15撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 13:15
山麓は日差しがありそう
ロープウェイ駅から御在所岳を振り返る
2018年11月24日 13:46撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 13:46
ロープウェイ駅から御在所岳を振り返る
ロープウェイ駅から伊勢湾
2018年11月24日 13:50撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
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11/24 13:50
ロープウェイ駅から伊勢湾
鈴鹿北部はまだ雲に覆われていた
2018年11月24日 13:53撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 13:53
鈴鹿北部はまだ雲に覆われていた
ロープウェイ駅から下山にかかる
2018年11月24日 14:12撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 14:12
ロープウェイ駅から下山にかかる
下りは裏登山道を選択
2018年11月24日 14:15撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 14:15
下りは裏登山道を選択
道は整備が行き届いている
2018年11月24日 14:46撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 14:46
道は整備が行き届いている
何年か前に登った藤内壁の出合いに到着
2018年11月24日 14:54撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 14:54
何年か前に登った藤内壁の出合いに到着
伊勢湾に向けて日の暮れた谷を下っていく
2018年11月24日 15:05撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 15:05
伊勢湾に向けて日の暮れた谷を下っていく
駐車地点からの1枚
斜光に尾根筋が美しかった
2018年11月24日 15:43撮影 by  DMC-LX100, Panasonic
11/24 15:43
駐車地点からの1枚
斜光に尾根筋が美しかった
撮影機器:

感想

 御在所のヴィアフェラータと言う気色の変わったルートの存在を知ったのは去年のこと。どんなものだか興味本位で登りに行った。

 尾根の取付きが少々わかりにくかったが、登るべき尾根は分かっているので適当に登ると踏み跡発見。すぐに鉄製のステップが始まる。ルートが日の当たらない面のため非常に寒い。ステップが濡れていて念のためステンレスワイヤーにセルフを取って登る。取り立てて難しい箇所は無く、上部は藪っぽい斜面の急登の方が多い感じ。あっという間に中道の七合目に合流する。

 中道が尾根上の岩稜地帯を巻くようにルートがとられている個所から分かれて尾根を直登する。岩稜が続くのですぐ分かる。富士見尾根と呼ばれているようで、ちょっとしたバリエーション。今回、前日の降雪直後で一面に雪のカバー、夏靴のため一寸迷ったものの50mロープ持参で撤退も可能と判断し突っ込むことにした。

 初っ端の凹角が核心部で、踏み跡頭上の凹角はクラック沿いに雪が残っており外傾していることもあってパス(乾いていれば多分問題ない、or?)。左隣の凹角へトラバースしてみると、最初が被っているものの何とかなりそう。雪を払いつつ被りの- or 犬魃曚─更に抜け口の被りを右から超える。雪の付いたクラックにジャミングして登る事になるとは思いもしなかった。。。もう冬壁からは足を洗ったつもりだったのに。。。

 最初の核心を越えた後は雪の付いたスラブにスリップに気を付けて富士見岩の展望台へ抜け出る。この頃には天気が怪しく一面ガスで、前日の積雪と相まって白い世界。天気予報では午前中曇りマークがついていたが、ここまで悪くなるとは思いもせず。

 時間もあるので御在所山頂で天気が回復するまで寒さに耐えて待ってみる。1時間ほどすると次第に晴れてきて伊勢湾を望めるようになった。望湖台からは琵琶湖も見える。頂上周辺をぶらぶら散策した後、雪の影響が少なそうな裏登山道から山を下りた。

 思いがけない冬のクライミングとなってしまったが、昔を思い出せてよかったか。ヴィアフェラータと言うルートは岩の核心はごく短く、わざわざ遠方から登りに来るほどのルートでも無い気がする。今回は雪の富士見尾根直登とセットで良い思い出となった。

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技術レベル
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体力レベル
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