御在所ヴィアフェラータから富士見尾根(まさかの積雪クライミング)
- GPS
- 06:40
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 866m
- 下り
- 865m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:40
天候 | 晴れ後曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヴィアフェラータ上部から積雪(中道七合目は積雪) |
写真
感想
御在所のヴィアフェラータと言う気色の変わったルートの存在を知ったのは去年のこと。どんなものだか興味本位で登りに行った。
尾根の取付きが少々わかりにくかったが、登るべき尾根は分かっているので適当に登ると踏み跡発見。すぐに鉄製のステップが始まる。ルートが日の当たらない面のため非常に寒い。ステップが濡れていて念のためステンレスワイヤーにセルフを取って登る。取り立てて難しい箇所は無く、上部は藪っぽい斜面の急登の方が多い感じ。あっという間に中道の七合目に合流する。
中道が尾根上の岩稜地帯を巻くようにルートがとられている個所から分かれて尾根を直登する。岩稜が続くのですぐ分かる。富士見尾根と呼ばれているようで、ちょっとしたバリエーション。今回、前日の降雪直後で一面に雪のカバー、夏靴のため一寸迷ったものの50mロープ持参で撤退も可能と判断し突っ込むことにした。
初っ端の凹角が核心部で、踏み跡頭上の凹角はクラック沿いに雪が残っており外傾していることもあってパス(乾いていれば多分問題ない、or?)。左隣の凹角へトラバースしてみると、最初が被っているものの何とかなりそう。雪を払いつつ被りの- or 犬魃曚─更に抜け口の被りを右から超える。雪の付いたクラックにジャミングして登る事になるとは思いもしなかった。。。もう冬壁からは足を洗ったつもりだったのに。。。
最初の核心を越えた後は雪の付いたスラブにスリップに気を付けて富士見岩の展望台へ抜け出る。この頃には天気が怪しく一面ガスで、前日の積雪と相まって白い世界。天気予報では午前中曇りマークがついていたが、ここまで悪くなるとは思いもせず。
時間もあるので御在所山頂で天気が回復するまで寒さに耐えて待ってみる。1時間ほどすると次第に晴れてきて伊勢湾を望めるようになった。望湖台からは琵琶湖も見える。頂上周辺をぶらぶら散策した後、雪の影響が少なそうな裏登山道から山を下りた。
思いがけない冬のクライミングとなってしまったが、昔を思い出せてよかったか。ヴィアフェラータと言うルートは岩の核心はごく短く、わざわざ遠方から登りに来るほどのルートでも無い気がする。今回は雪の富士見尾根直登とセットで良い思い出となった。
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