蓼科山


- GPS
- 06:04
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 817m
- 下り
- 823m
コースタイム
天候 | 曇時々晴れ(山頂強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
20:30石川県河北郡内灘町発 - 21:00北陸道森本インター - 21:30能越道高岡インター(メンバーピックアップ) - 能越道〜東海北陸道飛騨清見〜中部縦貫道高山インター - 安房トンネル - 翌日1:00ルートイン松本着。(前泊) ■2月4日 6:00松本インター - 6:30諏訪湖SA - 7:45すずらん峠登山口着 14:00すずらん峠登山口発 - 14:30石遊の湯(いしやすのゆ)着(〜15:00) - ヴィーナスラインを通り、車山経由で霧ヶ峰へ - 諏訪市街地 - 16:30長野道岡谷IC - 16:50塩尻北IC - SS食堂(〜17:30) - 国道158号線 - 19:00安房トンネル - 20:00高山市街 - 中部縦断道 - 東海北陸道飛騨清見 - 21:15能越道高岡IC(メンバー降車) - 北陸道小矢部JCT - 21:50北陸道森本IC - 22:20石川県河北郡内灘町着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜山頂までずっと雪道でした。 ただし8:00の時点でかなりしっかりトレースがついていたため、道に迷う心配やラッセルを強いられるようなシチュエーションは一切ありませんでした。 山頂直前の森林限界手前までは林が防風林の役目を果たしてくれるためかなり快適に登れますが、山頂は森林限界を超えるため風を遮るものがなく、立っていることができないほどの強風でした。 気温も10:50の時点でマイナス15度と、かなり冷えており、強風が追い打ちをかけるため手袋をはずすと一瞬で感覚がなくなり危険です。 また山頂付近は雪道の下に空洞がある部分もあり、いきなり埋まるため要注意です。 あと、スマホの液晶が凍って見えなくなりました。 ゴアのレインウェアのポケットに入れておきましたが、体温が伝わるようなところかポーチ等、気温の影響をあまり受けないところに入れた方がよさそうです。 ちなみにペットボトルも凍りました・・・ |
写真
感想
今回は初の雪山挑戦ということで、期待半分、不安半分の山行になりました。
本来は西穂高独標に行く予定でしたが、思ったより天気が良くなさそうだったので急遽前日3日に行き先を蓼科山に変更。
この時期の八ヶ岳近辺は天気がいいのではないか!?という期待を持って向かいました。
出発は前日3日金曜日の仕事が終わってから。
一通りの準備を終えて石川県を出発したのが20:30頃。
メンバーを迎えにいくためにお隣富山県高岡市へ。
ルートは私が実家の山梨に帰るときに良く使う高山・安房トンネル経由で行くことにしました。
あまり計画を立てる時間もなかったのでとりあえず道中の松本インター近くのルートインを予約。何とか翌日1時には到着することができました。
軽く読書(といっても雑誌ですが・・・)してから2時には就寝。翌朝5:30に目覚ましをセットします。3時間半しか寝られませんが、当日石川を出発するよりは相当楽です。
予定通り5:30に起床、6:00にホテルを出発します。
途中中央道の諏訪湖SAに寄って御神渡りが見ようと眺めますが、発見できず。残念。あきらめてすずらん峠登山口に向かいます。
だいたい予定通りの7:40分ごろに登山口到着。用意をして8:00に出発します。
今回初めて購入したアイゼンとピッケルの出番が楽しみです。
当初はあまり勾配もなかったためアイゼンを付けずに歩きましたが、やはりだんだん厳しくなってきます。
途中で満を持してアイゼンを装着します。うまく歩けるのか不安でしたが、取り越し苦労でした。
なんと歩きやすいことか!
こんなことなら最初から付けておけばよかった。
雪を踏みしめる音もリズミカルに、もしかすると夏山より登りやすいかも知れません。
ついでにピッケルも取り出します。
格好だけはかなりいい感じです。(笑)
雪山って意外と楽なんじゃ??そんな勘違いをしながら山頂まで登って行きました。
と・こ・ろ・が・・・
山頂直前の森林限界を超えると、すさまじい強風が待ち構えていました。
立っているだけでも大変で、まさかいきなりピッケルの耐風姿勢をやることになるとは思いませんでした。
ビデオ見ておいてよかった・・・
それでも何とか山頂まで登って、三角点で写真を撮ることに。
まずは私がメンバーのYさんの写真を撮ります。
次に交代してYさんが私の写真を撮ることになったのですが、手袋だとシャッターを押せないということで、素手で撮ることになりました。
写真は無事とれましたが、気がつくとYさんの手袋がありません。
周りを探していると、一緒に山頂に来られていた方が手袋を見つけてくださいました。
難儀しつつも手袋を受け取りましたが、Yさんの手の感覚がなくなってしまい、手袋をすることができません。
仕方ないためYさんのザックの中にあるはずの軍手を取り出そうとしますが、Yさんは手が言うことをきかないため私が代わりに探すことになりました。
しかし、どこを探しても見つかりません。
仕方なく私の予備の軍手を二枚重ねて付けることにしました。
何とか軍手を付けて逃げ帰るように山頂を後にしました。
歩いているうちに手の感覚も戻ってきたため、大事に至らずにすみましたが、恐るべし雪山!
マイナス15度で20Mを超える風は凶器そのものです。
・・・とまあ苦い思いもしましたが、初回の雪山登山としてはいい経験もできたし、景色も良く、カップラーメンやコーンポタージュのありがたみを感じることもでき、大成功だと言っていいでしょう。
下山後の石遊の湯も最高でした。ほとんど行き方もわからないような秘境ですが。
最後に、山頂で手袋を拾っていただいた方(もしご覧になっていたら)、ありがとうございました。
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